イタリアの「レッチェ」という町の南でつくられる、
やわらかな石を原料にしたやきものが好きです。
名前は「ピエトラ・レッチェーゼ(レッチェ石)」。
建物のファサードの彫刻もこの石なんですよ。
今では鳥や花の柄のものが多いのですが、
1900年代の初め頃は、無地のものがあるんです。
現地で使っている人はほとんど見ませんでしたが,
コレクションで飾っているお店もありました。
私が使っているのは、骨董屋さんやお土産屋さんで
たまたま見つけたもの。
こういう、本当に好きなうつわがあるので、
ほかに欲しいものがあまり出てこないし、要らない。
大切なものですが、うつわは割れても接げる。
そのことがわかってから、ふつうに使うようになりました。
和風の料理にも合うし、中華でも使えるんです。
(細川) |