その1 必然というかたち。 | 2015-03-20-FRI | |
その2 小さな木も大きな木も。 | 2015-03-23-MON | |
その3 雑貨のような漆。 | 2015-03-25-WED | |
その4 和にも洋にも。 | 2015-03-27-FRI | |
その5 「脇役」をつくる。 | 2015-03-30-MON |
ああでもないこうでもないをくりかえし、
時間をかけてゆっくりと
「ほんとうに必要だから生まれた」
暮しの道具を作ってこられた山本さん。
山本さんの白漆の器は、
ご本人もおっしゃるように、
たしかにどこか雑貨のような雰囲気があります。
なんだかかわいらしくて、
手に取りやすい。
私の食器棚の中でも、
漆器や和の器の棚ではなくて、
フランスのヴィンテージの白いお皿や
ピッチャーなんかが並んでいる棚に
ぽんと置いてあるのでした。
白漆の器は、
目立つ存在ではないけれども、
ひとつ置いてあると、
テーブルの上がなんだかほっと温かくなる。
あるとないのとでは大違いなのです。
あ、これが山本さんのおっしゃる
「しずかにがんばる」ってことなのかもしれないなぁ。
そんな風に思ったのでした。
伊藤まさこ
2015-03-30-MON
写真:有賀傑 |
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