永田 |
あ、視聴率よかったんですね、去年のやつは。 |
西本 |
大健闘でした。 |
永田 |
おもしろいに決まってるもんなぁ。 |
糸井 |
でもね、おもしろいに決まってるけどね、
あれが大晦日の一般家庭でウケたというのは
ぼくはちょっと驚きましたよ。
つまり、オレは大好きだけど、
うちの親は観ないだろうな、というかさ。 |
永田 |
ああ、なるほど。 |
糸井 |
このへん、ふつうの人は痛いかもな、
っていう時間が山ほどあるじゃないですか。 |
西本 |
あります、あります。 |
糸井 |
それがまったく平気だったわけだからね。 |
西本 |
しかも、年またぎの番組といえば、
生放送でカウントダウン、
というのが定番のなか、
この番組は、いってみれば録画ですからね。 |
永田 |
でも、みんな、絶対おもしろいぞと思って
ふつうに観たわけですね。 |
糸井 |
今年の「病院」も、すでにおもしろいもんね。
出演者の顔ぶれや見出しを見るだけでも
十分、おもしろい(笑)。 |
西本 |
糸井さん、もう笑ってる(笑)。 |
永田 |
着いたところに
プロデューサーの看板とかが
あるんだろうなぁ(笑)。 |
西本 |
ああ、菅さんの(笑)。 |
永田 |
ダメだ、もうおもしろい(笑)。 |
糸井 |
あはははははは。 |
西本 |
うわ、もう見出しだけでひどいですよ。
「無免許医師・板尾創路が院内に出没」(笑)。 |
永田 |
あはははははは! |
糸井 |
あはははははは! |
永田 |
板東英二さんがどう出てくるのかなあ。 |
西本 |
諸星さんあたりは、
やっぱりローラースケートですかね。 |
糸井 |
「そこにおるのは誰や!」って言うと、
まったく笑わずに出てきたりね(笑)。 |
永田 |
あと、まったくウケない役として
出てくる人もいるじゃないですか。
車のウインドーが下がると森進一、とか。 |
糸井 |
あははははは、そうそう。 |
西本 |
あれは、おもしろくないのが
おもしろいという話ですからね。 |
糸井 |
だからさ、それを大晦日に
ものすごく大勢が楽しんだっていうのは
かなり痛快な話なわけでさ。 |
永田 |
お葬式の板尾さんの挨拶なんて
ときどき「浜やん」って言うだけですからね。 |
西本 |
わははははははは。 |
糸井 |
わははははははは。
「ライク・ア・バージン」思い出しちゃったよ。 |
永田 |
わははははははは。 |
糸井 |
松本人志さんが言ってたんですけどね、
あれはまずスタッフがすごいんだと。
たとえば、大物ゲストを、
「これこれこういう役で出てください」と
きちんと説得して出てもらってるわけだから。
番組の意図をわかってもらったうえで
野口五郎さんとかにまじめに演じてもらう、
スタッフがかなりすごいと。 |
西本 |
なるほど、なるほど。 |
永田 |
だって、あれ、出演者はほとんど
「仕掛けられる立場」だから、
ネタを考えているのは裏方の人たちだもんね。 |
糸井 |
そういうことだね。
たいしたもんだね。 |
西本 |
で、そのスタッフと出演者をつないで
全体を回しているのが
素人の藤原兄さんですよ。 |
永田 |
「松本さんの優しさは
ホンマ、天井知らずや」って言う人ね。 |
西本 |
ええ、そうです。
「浜田ー! アウトー!」の人です。
ぼくの吉本興業時代の先輩でもある藤原さんは、
あれ、台本をすべて覚えて
現場に入るらしいですよ。 |
糸井 |
ああ、そうか。
あの人は24時間出ずっぱりだもんね。
で、つぎはここへ行け、みたいなことは
ぜんぶ、あの人が伝えていくわけで。 |
永田 |
総合司会だ。 |
糸井 |
うんうん、総合司会者なんだね。じつは。 |
西本 |
そういうあたりのチームワークを
ときどき想像しながらげらげら笑うというのが
乙な楽しみ方かもしれません。 |