チベット出身で大阪在住の声楽家、
バイマーヤンジンさん。
すばらしい声で、
心ふるえるような歌を歌います。
なかでもチベット民謡が、すばらしい。
チベットの言葉ですから
何を言っているかわからないんですが、
なぜか心に、沁みこんできます。
ふるさとや両親、遠い日のなつかしさ。
そういう感情が、こみあげてきます。
「バイマーヤンジン」とは
「蓮の花に乗った音楽の神さま」の意味。
日本人のご主人のことが大好きで
日本で教育の大切さを痛感し、
チベットに10もの学校を建てました。
ふるさとのこと、恩師のこと、歌のこと、
チベットと日本の両親のこと。
「ほぼ日」奥野が、うかがいました。
大阪弁まじりの、
ユニークな語り口でお楽しみください。
チベット出身。声楽家・講演講師・社会教育家。
「バイマーヤンジン」の名前は、
チベット語で「ハスの花に乗った音楽の神様」を意。
中国国立四川音楽大学声楽学部を卒業後、
同校専任講師として5年間教壇に立ち、1994年に来日。
チベットの音楽や文化を紹介するため
日本全国のみならず、アメリカやヨーロッパなどでも
コンサート活動を行う。
また、ユーモアたっぷりの語り口で
日本とチベットの文化の違いや家族のありかたなど
講演活動も多くこなす。
1997年からは、チベットの子どもたちに対する
教育支援、学校建設活動も開始。
すでに、小学校9校・中学校1校が開校しており、
3000人以上の子どもたちが学んでいる。
バイマーヤンジンさんの本が出ました。
ふるさとチベットのこと、
ご両親のこと、歌のこと、
子どもたちや学生を支援していること。
今回のインタビューの話題を
さらに、くわしく語った内容です。
進学するヤンジンさんのために
学校には行かず、
はたらいてくれたお兄さんのこと。
はじめてあったとき、
60歳に近いのに「金髪」だったという
義理のお母さんとの
(こう言ってはなんですが)
まるで漫才みたいなやりとり。
外国人のことが「きらい」だった
義理の祖母と、時間をかけて
少しずつ仲良くなっていくくだり‥‥など
ヤンジンさんの素顔や人柄が伝わる本です。
ご興味持たれましたら、ぜひ。