どの「ほぼ日ブックス」も自信作です。

「ほぼ日」では、11月21日(木)より
「冬のほぼ日ブックスフェア」という
ちいさな本のフェアをおこなうことにしました。

期間中、本を何冊もお求めくださるかたには、
素敵なおまけをプレゼント。
酒井駒子さんのイラスト入りマグカップです。
(3冊以上のお買い上げで、もれなく差し上げます。
 限定500個。無くなりしだい終了します)

この機会に、これまで刊行してきた
いろいろな「ほぼ日ブックス」の本についても
知ってもらえたらな、と思い、
本日より3日間、ほぼ日乗組員たちによる
おすすめコメントという形で
これまで刊行してきた書籍の数々を
ご紹介させていただくことにしました。
自分たちでつくった本を自分たちで推薦するのは
ちょっと照れますが、
かなり本気の熱いコメントが並びましたので
よろしければ読んでみてください。
気になる本を見つけたときは、
ぜひ実際に読んでいただけたら、うれしいです。

~「ほぼ日ブックス」乗組員のおすすめコメント①~

本日の書籍(11月18日)

  • 新装版 はたらきたい。
  • はじめての落語。─春風亭昇太ひとり会
  • ボールのようなことば
  • 谷川俊太郎質問箱
  • はなちゃんの夏休み
  • オトナ語の謎

新装版 ほぼ日の就職論
はたらきたい。

ほぼ日刊イトイ新聞 編

定価:1365円(税込・配送手数料別)

オビのことばより

5年や10年で変わらないような
仕事の本がつくりたかったのですが、
「就職のテクニック」は書いてありません。
でも、ちゃんと実用書として生き残っています。
「やわらかな覚悟」が、身に付く本です。
(糸井重里)

乗組員のおすすめコメント

矢沢永吉さん、しりあがり寿さん、
THE GREAT FREEのみなさん、みうらじゅんさん、
面接試験や就職のプロ、河野さんや金井さんなど
そうそうたる方々に「はたらく」を切り口に聞いた
お話をたっぷり収録している本です。
どのお話もおもしろくて、
「矢沢永吉さんの言葉がすごい」とか、
「みうらじゅんさんの話が、実はとても勉強になる」
といった声もよく聞きます。
また、この本には
「ほぼ日」の膨大なアーカイブのなかから選りすぐった
「はたらくこと」を考えるためのヒントになる
いろんな人による128個の言葉が載っていて、
それも、とてもいいんです。
たとえばひとつめは、こんな言葉です。

001
どんな道のりを歩んだって、
どこかにはたどりつく。
はじめに急ぐ者も、あとで走る者も、
ずっと歩いて行く者も、
どこかにはたどりつくもんだ。
(「セフティ・マッチの金の言葉」より)

リーマンショックの前に出た本ですが、
時代を超えて、学びをくれる一冊だと思います。
就職試験のための具体的なテクニックが
書いてあるわけではないけれど、
ちょっと勇気をもらえて、前向きになれる本。
あと、本の途中にはさまれている
石川直樹さんの写真がかっこいいことも、
あわせておすすめさせてください。
(奥野)

はじめての落語。
春風亭昇太ひとり会

出演・解説:春風亭昇太

解説:糸井重里

定価:2300円(税込・配送手数料別)

オビのことばより

富士山にも登山口がある。
落語は、ここから登ってください。
おもしろくて、あたたかいです。
(糸井重里)

乗組員のおすすめコメント

私はまさに人生で初めて聞いた落語が、
このCDブックに収録されている
春風亭昇太師匠の落語でした。
そのときに
「落語って、こんなにおなかがよじれるほど
 おかしいものなんだ!」
と感動して、
一気に落語のおもしろさに目覚めました。
糸井さんが、
「はじめて落語を聞くなら、
 志の輔さんか、昇太さんがいいぞ」
とオススメしていて、
わたしはまさに昇太師匠の落語から、
落語を知ることができたので
自分自身の実感とともに、
「この入り口は良かった!」と伝えたいです。

このCDブックでは、昇太師匠の
3つの噺を聞くことができるのですが、
「ほぼ日」で開催した落語会のものが2つ、
昇太師匠の独演会のネタが1つ入っています。
「ほぼ日」開催の落語会の2つは、
はじめて落語を聞く人が、
そのおもしろさに触れるのにぴったりの
昔ながらの古典落語と、昇太さんの新作落語が1つずつ。
独演会の落語は、
昇太師匠の新作のなかでも特に人気の高い
「愛犬チャッピー」という噺が入っています。
本にはすべての噺に昇太師匠の解説がついていて
それを読むのもおもしろいですし、
また、噺の内容がすべて文字に起こされているので
文を追いながら音声を聞くたのしさも味わえます。
あと「ほぼ日」の落語会と独演会とで
まったく違う雰囲気が味わえるのもおもしろいです。
落語の入り口としては、強くオススメしたい1冊です。
(トミタ)

ボールのようなことば

著者:糸井重里

定価:777円(税込・配送手数料別)

オビのことばより

糸井重里が書いた膨大な原稿のなかから、
行く道を明快に照らす、短いことばを厳選。
すべての成長する人に贈る、
詩的で、哲学的で、ユニークな、
わかりやすい道しるべ。

乗組員のおすすめコメント

初めて読んだときの印象は、
「若い頃にこの本に出会いたかったな」でした。
もし自分が10代のときにこの本を読んでいたら、
いろんなことが少しラクになっていたかも、
と思ったんです。
もともとこの本は、
「若い人に読んでほしい」という動機で
作られている本なんですね。
だから、価格も手頃で、
ポンとカバンに入れて持ち歩くのにも、
ちょうどいいサイズ。
松本大洋さんの絵もかわいいし、
いままさに10代の人とか、
ぜひ読んでみてもらえたらいいな、と思います。
それとか身近にいる若い人に
なにかプレゼントを、というときに
この本はすごくぴったりという気もします。

あと「若い人に読んでほしい」というコンセプトで
作られている本ではあるのですが、
同時に、読む人の年齢を問わない本でも
あると思っています。
ちょうど先日、ある書店で働いている
80歳くらいのおばあちゃんが
「この本を読んで、元気が出た。はげまされた」
って言ってくださったんです。
たとえば中学生の人たちから、
80歳くらいのおばあちゃんまで、みんなが元気づけられる。
そんな本ってあまりないと思うのですが、
自分が読んでいても、
この本はそんな本だよな、と思います。
みんなにおすすめしたい本です。
(キノシタ)

谷川俊太郎質問箱

著者:谷川俊太郎
(巻末に、糸井重里との対談つき)

定価:1500円(税込・配送手数料別)

オビのことばより

<しつもん>
どうして、
にんげんは死ぬの?
さえちゃんは、
死ぬのはいやだよ。
(こやまさえ 六歳)

<谷川さんのこたえ>
ぼくがさえちゃんのお母さんだったら、
「お母さんだって死ぬのいやだよ!」と言いながら
さえちゃんをぎゅーっと抱きしめて一緒に泣きます。
そのあとで一緒にお茶します。

乗組員のおすすめコメント

この本を姪っ子にあげようと思って
実家に置いていたところ、どうやら父が読みまして。
そして気に入ったみたいなんですね。
それで何を思ったか、
わたしの誕生日に、いきなり、
この本の一部をメールで送ってきたんです。
そのメールというのが、なぜか、
「色気はどうやったら出るのでしょうか」
という質問に対する谷川さんの答えで、
こんな文面だったんですけど。

さて、谷川俊太郎さんの書物より
「色気とか色香ってどうしたら出るのでしょう?」の答

色気とか色香ってなんかの結果なんです。
それ自身が独立してあるもんじゃない。
じゃあなんの結果かと言うと・・・
その人自身の存在のしかた、とでも言うしかない。
その人のこれまでの生きかた、
危機に際しての決断のしかた、
弱者に対する偽善的ではないやさしさ、
ゆとりあるユーモアのセンス、
知識に頼らないまっとうな知恵などなど、
多様な要素が渾然一体となって色気になる。

そうだと、父も思います。

三十代の娘の誕生日に
いきなり「色気の出し方」のメールなんて
「どうすればいいんだろう」とびっくりしましたが、
なかなか嫁にいかない娘に
父からの励ましなのか?と思いつつ、
いい生き方をしなさいということかなと受け取って
誕生日にあらためて、この本を読みなおしたのでした。
そしたら、やっぱりおもしろい本で、
読むたびに違う質問が心にのこるなって思います。
姪っ子にもわたしのお父さんにも響く本って
なかなかないので、
あらためて、すばらしい本だなって思いました。
(おーた)

はなちゃんの夏休み

著者:石田ゆり子

定価:1470円(税込・配送手数料別)

オビのことばより

まいにちまいにちなつやすみ。
冬になってもなつやすみ。
ところで、
なつやすみって、なに?
──はなちゃんから届いた、123通の手紙。

乗組員のおすすめコメント

この本で特に好きなのは「ばあや」のコラムです。
はなちゃんからの手紙と手紙のあいだに
「ばあやです。」
と、石田ゆり子さんの小さなコラムが入るんですけど、
これが、もう、絶妙なんですよ。
うちにも猫がいるんですけど、
「そう! 家族って、人間だけじゃないんだよ!」
とか、すごく共感できるんです。
イライラしてても、これを読むと
やさしい気持ちになれるんですよね。 
つらいこととかあっても、
たっぷり元気をもらえるというか。
犬好きの人でも、猫好きの人でも、
読むと動物が飼いたくなる本だと思います。
あとオマケのようにつけくわえれば、
この本、大きさもちょうどよくて、
重くないんですよ。ずしっとしてない。
だから、かばんにちょっと入れておいて
ふと時間があいたときに読むとか、
そんなふうに持ち歩くのも、オススメです。
(オトヤ)

オトナ語の謎
オレ的には、アグリーできかねるんだよね。

監修:糸井重里

定価:1300円(税込・配送手数料別)

商品紹介ページより

「なるはや」「午後イチ」といった略語系、
「コンセンサスをとる」
「セグメントする」といった外来語系、
「選手」「御大」「ジュニア」といった呼び名系、
「もしアレでしたら」
「そういった意味で」といった会話系までを
使用例を交えながらリズミカルかつコミカルに解説。
表向きの意味から、裏に込められた真意まで‥‥。
ほんとうに役立つウンチクも満載ですし、
大笑いできる読み物としても楽しめます。

乗組員のおすすめコメント

以前働いていた雑誌の「編集後記」で
この『オトナ語の謎』を
「おすすめの本」として紹介したことがあります。
たしか「お世話になっております」ではじまる
オトナ語をふんだんに取り入れた文章にして、
書くのもたのしかった記憶があります。

もともと、社会人になって3年目くらいだったかな、
ちょうどオトナ語にそまりつつあるときに読んで
衝撃を受けたんです。
クスクス笑いながら読んだんですけど、
同時に「この言葉、自分も使ってた!」みたいな、
恥ずかしさもけっこうあったりして、
その感覚も含めて、すごくおもしろかったんです。
あと、オトナ語を使ってる人を見つけて
「オトナ語だ!」と心の中でニヤニヤしたり、
ほかの業界のオトナ語に「へぇー!」と感心したり。
いろんな角度から愉しめる本、という気がします。
あとこの本って、友達の家の本棚にあったら
ずっと読んじゃうタイプの本ですよね。
純粋におもしろい本なので、おすすめです。
(オカムラ)

じつはぼく、最初に読んだ「ほぼ日」の本がこれなんです。
妹がこの本にハマりまして、
強くすすめられたのをきっかけに読みました。
そうしたら本の最初っから、もう、おもしろくて。
「うわ、すごい本!」と思って一気に読みました。
妹が父にも母にもすすめて、家族全員が読みました。
「ヒーローインタビューをオトナ語でやると?」とか、
「オトナの読みまつがい一覧表」とかが
あいだにはさまれていたりして、
本当にすみずみまで考えられている
名著だと思います。
(おかだ)

「冬のほぼ日ブックスフェア」対象書籍一覧

(以下のどの本でも、3冊お求めいただくと、
 もれなく酒井駒子さんのマグカップをプレゼントします)

くまお(11月21日発売!)/みんなのおやつ※/LIFE/LIFE2/LIFE3/
LIFE 副菜―おかず、おかわり!/はなちゃんの夏休み。/さよならペンギン/
谷川俊太郎質問箱/ブタフィーヌさん(1~6巻)/新装版はたらきたい。/
土屋耕一のことばの遊び場/オトナ語の謎。/黄昏/
ブイヨンの気持ち。/ブイヨンの日々。/ほぼ日刊イトイ新聞の謎。/
春風亭昇太ひとり会 はじめての落語。/三位一体モデル TRINITY/
小さいことばを歌う場所/思い出したら、思い出になった。/
ともだちがやって来た。/あたまのなかにある公園。/羊どろぼう。/
夜は、待っている。/ぽてんしゃる。/ボールのようなことば。/
吉本隆明が語る親鸞/吉本隆明の声と言葉。/吉本隆明 五十度の講演/
ベリーショーツ/Say Hello!/イトイの通販生活。/銀の言いまつがい/
TVウォッチャーの熱情/TVウォッチャーの逆襲/

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