「ほぼ日」では、11月21日(木)より
「冬のほぼ日ブックスフェア」という
ちいさな本のフェアをおこなうことにしました。
期間中、本を何冊もお求めくださるかたには、
素敵なおまけをプレゼント。
酒井駒子さんのイラスト入りマグカップです。
(3冊以上のお買い上げで、差し上げます。
限定500個。無くなりしだい終了します)
この機会に、これまで刊行してきた
いろいろな「ほぼ日ブックス」の本についても
知ってもらえたらな、と思い、
本日より3日間、ほぼ日乗組員たちによる
おすすめコメントという形で
これまで刊行してきた書籍の数々を
ご紹介させていただくことにしました。
自分たちでつくった本を自分たちで推薦するのは
ちょっと照れますが、
かなり本気の熱いコメントが並びましたので
よろしければ読んでみてください。
気になる本を見つけたときは、
ぜひ実際に読んでいただけたら、うれしいです。
定価:1680円(税込・配送手数料別)
2013年11月9日
朝ドラ『ごちそうさん』を観てて、
あまりにもおいしそうな料理の数々に興味を持たれた方は、
番組の料理担当・飯島奈美さんの
『LIFE』シリーズを試されてはいかがでしょうか。
まずは、この一冊から。
(「LIFE1」へのリンク)
おすすめをどれか一品に決めるなら、
私も「生姜焼き」かもしれません。
初めて作ったときの
「作る順序を変えるだけで、こんなに味が変わるんだ!」
というインパクトがすごかったんです。
いろいろおいしいんですが、
たとえばポテトサラダも、すごくおいしい。
簡単なのに、ちょっとオトナっぽい雰囲気の
ポテトサラダなんですよ。
おうちで作るものとはちょっと違って、
なんだかうれしくなる味なんです。
(しぶや)
どれがいちばんかは決められないのですが、
これからの季節のテッパンは
クリスマスチキンだと思います。
おいしいですよー。
『LIFE』のレシピで料理を作っていると、
「生姜焼き」とか「焼きそば」とか、
自分のふだんの適当レシピで作る気が
まったくしなくなります。
そのくらい、おいしい。
「こんなの自分で適当に作れるよ」と
思っているものほど、作ってみるとびっくりします。
(こうの)
飯島さんのレシピはどれもおいしいんだけれども、
おすすめしたいけれど、おすすめしたくない、
というのが「おむすび」。
飯島さんのおむすび、
これ以上ない、ってくらいおいしいんですよ。
だから飯島さんのものにできる限り近づけるように
頑張ったのがこのレシピです。
この本の編集者であるぼく自身、
いちばん大事にしているレシピでもあります。
ぜひ作って、びっくりしてみてください。
(武井)
かんたんで、うんとおいしい
55品の副菜レシピをあつめました。
手持ちの食材が活用できるように、
「あっさりおかず」「ごはん・パン・めん」
「お酒のつまみ」「肉や魚のしっかりおかず」など、
章だてはシチュエーションごと。
巻末には、食材からひける索引もついています。
どんな家庭にも
「名前はないけれど、ものすごくおいしい定番」
というレシピがあると思いますが、
この『LIFE 副菜』は、
飯島さんの、そうしたレシピの集大成です。
『LIFE』はしっかり時間をかけて作るお料理ですが、
こちらはささっと作れる
とびきりおいしいものが集まっています。
メインを『LIFE』で作ったときのもう一皿とか、
お弁当のおかずに迷ったときのもう一品などに
大活躍してくれると思います。
ぼくが特に好きなのは「セロリと牛肉の煮物」。
簡単なのに、すばらしくおいしいです。
ちなみにこれは飯島さんが、村上春樹の
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
にヒントをもらって思いついた料理らしいんですが、
そういうのもなんだかいいですよね。
ちなみに、開きやすい「リング式」の造本で、
レシピが「見開き完結型」になっているなど、
キッチンで使いやすい工夫が随所に凝らされているのも、
この本の特長です。
(武井)
だって、犬には
包容力がありますからね。
(樋口可南子/人間のおかあさん)
この2冊は、もう、
ブイヨンの写真を思いっきりたくさん見られることが
なによりの魅力ではないでしょうか。
で、その写真が、ぜんぶいいんです。ほんとに!
犬の写真ってわりと単調になりがちなんだけど、
この本は、どうしてなんででしょうね‥‥
同じポーズでも、ぜんぶ表情が違うんです。
写真から、撮った人の目線がわかるというか、
たっぷりの愛情が伝わってきて、
見るたびに「ホコホコ」して、温かい気持ちになります。
わたしが犬好きということもあるのですが、
この本はとにかくもう、
ずーっと、いつまででも眺めていられます。
「こんなにも愛してて、
こんなにも表情豊かにとれるんだなあ」とか。
「犬にはこんなにいっぱい表情があるんだなあ」とか、
1ページ1ページ、感動して、感激して、
気づいたら、ずっと見ちゃってるんです。
そういう、素敵な本です。
犬好き、ブイヨン好きの方にはぜひ!と思います。
(りか)
鎌倉、日光、松島、花巻‥‥。
南伸坊さんと糸井重里が、小旅行。
旅のおともは、軽快なおしゃべり。
昔馴染みのふたりが交わす無駄話は、
ときに奥深く、おおむねくだらない。
ほぼ日刊イトイ新聞で人気の長期連載コンテンツが
厚くて軽い本になりました。
単行本にのみ、「東京編」を収録。
おじさん二人のくだらな合戦が読めるこの本は
どの話から読んでもおもしろい。
「タコの話をオレにくれ。」
「天狗、幼稚園に現る。」
「もしもオレが鎌倉だったら。」
「いい蚊とは。」
タイトルを並べるだけでもなにかおかしい。
寝る前になんとなく読む本としてもいいし、
旅行で読む気楽な本としてもいい。
軽い読書の時間をニヤニヤ笑いで包み込みます。
あ、そうそう、
この本、プレゼントにとても向いているようで、
「入院する友達にあげたらすごい喜ばれた。」
「ちょっと凹んでる友達にあげたらすごい喜ばれた。」
「辛いことがあった友達にあげたらすごい喜ばれた。」
などの感想をもらったことがあります。
つまり、こころがキューっとなってる人を
ゆるめる働きが、大きくあるようです。
(もぎ)
読む人をおもしろくする本。
(糸井重里)
誰でも真似がしたくなる。
(和田誠)
この本は、糸井が
「コピーライターとしていちばん尊敬する人」である
土屋耕一さんの仕事とことば遊びをまとめた本です。
2冊1セットになっており、ひとつは和田誠さん、
もう1冊は糸井が編者となってことばを選びました。
私はこの本の進行(全体編集は松家仁之さん)を担当し、
いま、土屋耕一さんBOTのTwitterを運営しています。
個人的な自分のアカウントからも
土屋さんBOTをフォローしているのですが、
(つまり、自分で予約送信しながら
受信側にもなっています)
たくさんのtweetにまじって
土屋さんのことばが流れてくると
もう内容は知っているくせに、びっくりするのです。
もちろん土屋さんは「Twitter」はご存じなかったですし、
タイムライン用に土屋さんご自身が
書いたことばではないのですが、
きりりとして、考えぬかれていて、
土屋さんらしいセンスが光っている。
みごとだな、と思います。
土屋さんのアイデア、土屋さんにそなわった目の力が
あふれんばかりに詰まっているのがこの2冊組。
ぜひ、お手にとってください。
(スガノ)
エッセイでもない、小説でもない、
よしもとばななの新境地。
装丁界の奇才・祖父江慎が渾身の力でおかしくて、
かわいい造本にしあげました。
横長文庫サイズ、本にまきつく長いしおり、
本の中の見えない場所に、あちこちひそむ生き物‥‥
内外ともに、奇妙な本のできあがりです。
『ベリーショーツ』は、わたしがよく、
子どものいるお母さんの友達にプレゼントする本です。
よしもとばななさんのお子さんが
ちいさかった頃に書かれたものなので、
その時期のお子さんのおもしろエピソードが多くって、
「もうちょっとしたら、こんなことがあるらしいよ」
なんて言葉と一緒にそえたりして、
「おもしろいよ」ってあげるんです。
エッセイと思いきや、そうでもない。
日記にちょっと近いけど、もっと落ちがある感じかなあ。
どこからでも気軽に読めるので、枕元に置いて、寝る前に
パラパラするのにも、向いてるかもしれないですね。
あと、祖父江慎さんの装丁で、
随所に仕掛けが詰まっているので
そういうのを見つけるのも、ものすごくたのしいです。
わたしでも、仕掛けを全部思い出せないかもしれません(笑)。
それくらい、色々つまっています。
子どもといっしょに
「わー、ここに○○いた!」なんて言いながら眺めるのも
たのしいんじゃないかな、と思います。
(ゆーないと)
(以下のどの本でも、3冊お求めいただくと、
酒井駒子さんのマグカップをプレゼントします)
くまお(11月21日発売!)/みんなのおやつ※/LIFE/LIFE2/LIFE3/
LIFE 副菜―おかず、おかわり!/はなちゃんの夏休み。/さよならペンギン/
谷川俊太郎質問箱/ブタフィーヌさん(1~6巻)/新装版はたらきたい。/
土屋耕一のことばの遊び場/オトナ語の謎。/黄昏/
ブイヨンの気持ち。/ブイヨンの日々。/ほぼ日刊イトイ新聞の謎。/
春風亭昇太ひとり会 はじめての落語。/三位一体モデル TRINITY/
小さいことばを歌う場所/思い出したら、思い出になった。/
ともだちがやって来た。/あたまのなかにある公園。/羊どろぼう。/
夜は、待っている。/ぽてんしゃる。/ボールのようなことば。/
吉本隆明が語る親鸞/吉本隆明の声と言葉。/吉本隆明 五十度の講演/
ベリーショーツ/Say Hello!/イトイの通販生活。/銀の言いまつがい/
TVウォッチャーの熱情/TVウォッチャーの逆襲/
※こちらの商品は、出荷時期が12月下旬となります。
その時にマグカップの在庫が無くなってしまっている場合には
お届けができません。予めご了承ください。
乗組員のおすすめコメント
飯島さんのレシピなので、
どれも間違いなくおいしいのですが、
よく作るのは「生姜焼き」です。
簡単な工程なのに、すごくおいしい。
「かもめ食堂」を観たときに
食べたいな~と思っていたものが、
目の前にできちゃうんです。
あとは、以前乗組員が作ってくれた
「豚汁」も最高でした。
具だくさんであったまるし、
仕上げに入れたごま油の香りがきいて、
おいしさがぐっと変わるんです。
ちいさなポイントで
大きく印象が変わるんだな~と感動しました。
(田中と)