なんというお久しぶりでしょう。 このコンテンツを更新するたんびに
そんな、超お久しぶりの今回、
ご覧ください。 |
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もちろん、福田利之さんのイラストです。 コーヒーのパッケージのために描きおろされた、 「マスキングテープだけ」で描かれた絵なんです。 ということは‥‥ と、熱心な読者さんは思ってくださるかもしれません。 そう、「気仙沼アンカーコーヒー」から、 またもや新しいブレンドがうまれました! (福田さんは過去に4種、アンカーコーヒーのために マスキングテープのイラストを描いているのです) その名も、「ツリーハウスブレンド」! 100のツリーハウスプロジェクトをイメージして、 「アンカーコーヒー」と「東北ツリーハウス観光協会」、 「ほぼ日」がいっしょにつくったブレンドです。 売り上げの一部が、 このプロジェクトの運営に役立てられるんですよ。 コーヒーを飲むとツリーハウスが育つって、いいでしょ? |
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「ツリーハウスブレンド」は、 自然の中でも香り豊かにたのしめるコーヒーです。 それならば‥‥ カッパとウサギは思いました。 「気仙沼のツリーハウスでこれを飲みたい!」 5月の中旬のよく晴れた月曜日。 カッパとウサギは、 気仙沼「アンカーコーヒー田中前店」の前にいます。 |
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「ごめんくださーい」と入店するわれわれを 出迎えてくださったのは、 おなじみ、「やっちさん」こと、 アンカーコーヒーの小野寺靖忠さんです。 完成したパッケージといっしょに、ぱちり。 |
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やっちさん、 今回のブレンドはどうでした? 豆の配分とか、むずかしかったでしょうか。 |
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そうですね。 いつもそうなんですが、簡単ではないです(笑)。 |
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ブレンドをするって微妙なお仕事ですからね。 |
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今回、やっちさんに依頼したのは、 「ツリーハウスブレンドなので 外で飲むさわやかなイメージを。 でも、その場所の香りに負けないような しっかりとした香りがほしい。 さらに、室内で飲んだときにも、 ふわっとすてきな雰囲気に変わるような‥‥ そんなブレンドをお願いします」 という内容でした。 |
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‥‥簡単ではなかったです(笑)。 |
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でも、できました。 |
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試飲したのですが、すばらしかったです。 ベースがマンデリンという豆なんですよね。 |
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ええ。マンデリンって香りが独特ですよね。 |
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ちょっと草原のような、青い香りがする気がします。 |
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マンデリンだったら、 たとえば山の香りに負けないで、 自然の中で調和しながら際立つんじゃないかと。 |
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なるほど‥‥。 そしてそこにコロンビアを加えてますね。 |
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マンデリンの重厚な味わいに対して、 コロンビアはまろやかな酸味が特徴です。 このふたつを合わせました。 コロンビアはよく飲まれている豆ですし、 ぜんたいに安定感を与えてくれるんです。 |
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まさしく、 「ツリーハウスブレンド」だと思いました。 そしてそのイメージを さらに強くしてくれているのが、 パッケージのイラストです。 |
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ねぇ。すごいです、相変わらず。 |
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すみません。ありがとうございます。 |
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大きなツリーハウスが、ドンと描かれてて。 |
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「UP」とか「RIAS」とか、 いままでのはわりと抽象的だったんですが、 今回は素直にツリーハウスを描こうと思いました。 |
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木が、豊かですよね。 もっこりしてます。 |
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もっこり?! |
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もっこり?! |
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まちがえた(笑)。 木が、こんもりしてます。 |
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‥‥いまの失言は 編集のときカットしないで載せてください。 |
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なんでですか。 | |
いっつもぼくばっかり変なこと言ってるように 書かれてるから、 山下さんの失敗もちゃんと載せてほしい。 |
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‥‥わかりました。 ところで、道有(みちあり)さん。 |
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あ、はい。 なんでしょう。 |
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急に話しかけてごめんなさい。 あらためてご紹介します。 福田さん、こちらは 「東北ツリーハウス観光協会」の企画委員、 斉藤道有(みちあり)さんです。 |
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こんにちは、福田です。 |
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すてきな絵をありがとうございました。 |
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寒い中でつくっている様子をずっと見ていました。 いま、現地はどうでしょう? |
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いいですよ、とてもいいです。 新緑で。 ツリーハウスもほぼできあがっています。 |
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ほぼ日の16周年企画、 「マジカル気仙沼ツアー」では、 みんなでそこで遊べるんですよね。 |
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もちろんです。 |
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その場所で、ひとあし先にわしらがコーヒーを。 |
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行きましょう! そこで淹れて、飲みましょう! |
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お湯は、どうします? |
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ねこのポットを持ってきました。 |
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へえー、おもしろいポットですね(笑)。 |
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東京から持ってきました。 |
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あと、1号のツリーハウスには ちいさな看板をかけられるんですが、 なにかそこに飾りますか? |
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それは、わしが書きます。 |
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おおー。 では、この紙にお願いします。 |
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「ツリーハウスブレンドあります」 と書きます(書きはじめる)。 |
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福田さんのサービス精神はほんとにすごいです。 ‥‥‥‥ん? それは‥‥。 |
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‥‥なにか? |
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ちょっといいですか、貸してください。 ‥‥フリーハウスって! |
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‥‥‥‥わざとボケました。 |
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嘘だ! |
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ふぉふぉふぉふぉふぉ(←笑い声) |
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素でまちがえた。 |
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ふぉふぉふぉふぉふぉ(赤面) |
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この失敗は編集でカットしないで載せます。 |
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なんでーーーーーー! |
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わあわあ言っておりますが、 やがて福田さんの書いた看板は、ちゃんと完成。 さすがです。 |
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ねこのポットにお湯を入れ、 豆と器具をこわきにかかえ、 ぼくらはツリーハウスがある場所、 「徳仙丈」へと車で向かうのでありました。 |
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舗装道路はいつしか砂利道に。 でこぼこと進んでいくと、ほどなく徳仙丈の駐車場に到着。 車をおりたら、こんな案内板がありました。 |
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「TYPE1」とは、ツリーハウス1号という意味。 「THIS WAY」は「この道を進む」という意味。 わくわくしてきます。 ひとまず記念写真を撮ってから‥‥ |
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案内板の通りに進みました。 |
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小さな橋がありました。 |
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有名な「吊り橋効果」で友情をぐーっと深めながら、 5分ほど歩いたでしょうか。 ぱっと視界がひらける場所に出て‥‥ |
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わあ‥‥あった‥‥ ありました。 あれが、ツリーハウス1号です。 |
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(つづきます!) |