こんにちは、カッパとウサギの頭にお皿がない方です。 今回カッパとウサギが訪れているのは 「おめでとうございます! おめでとうございます!」 うれしさいっぱいで、 ここです!!
「アンカーコーヒーマザーポート店」!
新店舗の前で、何度でも言います。 「おめでとうございます! おめでとうございます!」 いちばん右にいらっしゃるのが、 |
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やっちさん、おめでとうございます! |
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おめでとうございます! |
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いやぁ、ありがとうございます。 |
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ついに、完成しましたね。 |
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時間はかかりましたが、 みなさんのご協力のおかげで。 |
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マザーポート店。いい名前です。 |
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マザーポートという英語はないみたいなんですが、 やっぱり港って母のような存在だと思いまして。 みんなが気軽にやってきて ゆっくりと休んでいただけるような、 そんな場所にしたくてこの名前にしました。 |
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マザーポート店、入店していいですか(うずうず)。 |
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いいですか(うずうず)。 |
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どうぞ、どうぞ。 |
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おじゃまします(入店)。 |
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入店しまーす(入店)。 |
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‥‥‥‥(見渡す)‥‥はああぁー。 |
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‥‥(見渡す)‥‥なんてすてきな‥‥。 |
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広々としていて、窓も大きくて。 |
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ランチが食べられるんですね。 週替りのセットに、カレーのランチ、 サンドイッチもあります。 |
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家族で来ても、ひとりできてもきっとたのしい‥‥。 いいなぁ、いいお店だなぁ。 |
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山下さん、あれを。 |
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なんですか? ああ! |
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はい(笑)。 |
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ついに、これが‥‥。 |
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近くでご覧になりますか? |
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ふたり | もちろん! |
ご案内します、どうぞ(移動)。 |
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すごーい、すごいぞぉ!(ついていく) |
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ついに、ついにー!(ついていく) |
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‥‥‥‥こちらが、 アンカーコーヒーの焙煎機です。 |
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おおーーー! |
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アンカーマークがまぶしいです。 |
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ありがとうございます。 |
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これで、自家焙煎ができるようになったんですね。 |
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‥‥はい、できるようになりました。 |
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そうですか‥‥。 やっちさんに、 はじめて会ったときのことを思い出します。 |
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やっちさん、仮店舗の前で言ってました。 「焙煎機が流されてしまって いまは自分で豆をローストできないけれど、 いつか焙煎機のあるお店をつくります」 |
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で、ぼくらは言いました。 「そのお店ができたら必ず遊びに行きます」 |
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そうでしたね‥‥。 |
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その約束を、きょうが果たす日なんですね。 |
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3年以上かかってしまいましたけど(笑)。 |
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なんだか‥‥胸がいっぱいです。 勝手に自分のことのようにうれしいです。 |
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ありがとうございます。 |
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あ‥‥ 福田さんが描いたパッケージのブレンドが‥‥。 |
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このお店で、うまれてる‥‥。 うれしいなぁ。 |
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‥‥コーヒー、召し上がりますか? |
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ふたり | もちろん! (みんなでお店の席へ移動) |
ふたり | かんぱーーーーい。 |
(飲む)‥‥おいしい。 |
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(飲む)うん、沁み入るようにおいしい。 |
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あ、マグカップの底にアンカーマークが。 |
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え? ‥‥ほんとだ、おっしゃれー。 |
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かっこいいー。 |
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さあさあ、ランチができましたよー。 (注文していたランチがやってくる) |
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きた! ぼくは週替りランチを注文しました。 |
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ぼくはカレーを注文しました。 |
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ふたり | いただきまーーす。 |
‥‥おーいしーーー。 |
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うまい! 山下さん、そっちのランチも ちょっと食べていいですか? |
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いいですよ。 ぼくもカレーを食べたいです。 じゃあお互いに、 相手が手を付けていない部分を食べましょう。 間接キッスにならないように。 |
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間接キッスにならないように。 (ふたり、はしゃぎながら完食) |
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ふたり | ごちそうさまでしたー。 |
ご満足いただけたでしょうか。 |
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お腹も心もたっぷりです。 |
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こんなお店が近くにほしいです。 |
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あー、よかったぁー。 |
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‥‥福田さん(目配せ)、ぼちぼちあれの準備を。 |
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あ、わかりました。 |
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ん? なんですか? |
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やっちさんは、ちょっと目をつむっててください。 |
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え? 目を? |
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いいから、つむってつむって。 |
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こうですか? |
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そのままにしててくださいよー。 (がさごそと荷物を取り出す) |
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どうぞって言うまで、見ちゃだめですよ。 |
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(がさごそ)よし、準備OK。 どうぞ、目をあけてください! |
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‥‥‥‥。 |
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‥‥これは‥‥? |
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福田さんから、開店お祝いのプレゼントです。 |
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これ、もしかして‥‥ 「マザーポートブレンド」の? |
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はい。 アンカーコーヒーに昔からある、 「マザーポートブレンド」の新パッケージ用にと 福田さんが描き下ろしてくれました。 つまり、デザインのプレゼントです! |
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うっわーーー。 |
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それこそ勝手なことをすみません。 「ブレンドのパッケージをリニューアルしたい」 というのをチラっとうかがっていたので‥‥。 |
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すっごいです! ありがとうございます! |
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今回のイラストもね、 マスキングテープだけで描かれているんですよ。 |
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すごいなぁ、うれしいなぁ。 ‥‥でもこれ、デザインが2種類あるのは? |
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そうなんです。 福田さん、何パターンか描いてくだって、 案をしぼったのですが、 どうしても決められなくて。 最後までこの2パターンが候補に残りました。 |
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▲羽ばたく鳥と母なる港。自家焙煎の象徴・エントツもポイントです。 ▲Aの鳥がないパターン。「母」のイメージはこちらの方が強いかも。 |
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鳥がついているのと、いないのと。 |
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自分では選べなくなっちゃって。 |
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たしかに‥‥ うーーーん‥‥これ、どっちもいいですねぇ。 華やかなAと、シンプルでやさしいB‥‥。 ‥‥決められない。 |
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そこで、 「そうだ、お店で投票をしよう!」 ということになりました。 |
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投票? |
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そう! だからほら、投票箱を作って持ってきました! |
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おっもしろーーーい(笑)。 |
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みんなに投票してもらいましょうね。 「A」「B」というシールを貼って‥‥。 |
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まずは自分たちから投票しましょう。 |
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そうですね。 では、紙に書いてくださーーい。 ええと‥‥どうしようかなぁー‥‥。 |
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(自分たちの投票を済ませたぼくらは、 お店にいる人たちに投票をしていただきます) |
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▲通りががったお店のスタッフさんが投票。 |
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▲ご家族連れのお客様が投票。 |
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▲ちっちゃなお子様連れのご家族も投票。 |
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▲気がつけばランチタイムでお店は満員に。 |
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▲厨房のスタッフさんは‥‥てんてこまい。 投票をお願いできる雰囲気ではありません! |
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▲お店の外で出会った知り合いにも、投票プリーズ。 |
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▲事務室ではたらくみなさんも、それぞれ清き一票。 (投票箱を抱え、3人は建物の2階へ移動します) |
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いやー、ちょうどお昼時で。 |
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お忙しそうで、 みなさんにお声掛けができませんでしたね。 |
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それでも24票が集まりましたよ。 上々ではないでしょうか。 |
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うーーん、どっちだろう? どっちになるんだろう、どきどきするなぁ。 |
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では、この場所で開票いたします。 |
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はい‥‥。 |
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いきますよ‥‥(ボックスから投票用紙を取り出す) まず、「B」に一票。 |
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「B」に一票(メモする)。 |
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「A」に一票。 |
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「A」に一票。 |
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(24票を山下が次々と読み上げ、 やっちさんが次々とメモをしました。 開票、終了です) |
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‥‥それではやっちさん、 開票の結果を、見せてください。 |
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はい。 ‥‥こうなりました。 |
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A! 鳥! |
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15対9で、A! |
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ぱちぱちぱちぱちぱちぱち(拍手)。 |
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ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃ(拍手)。 |
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いやー、Bもいいんですけどねー。 |
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そうですね。 でもやっぱりこう、羽ばたく鳥の 明るいイメージが多くの票を集めたようですね。 |
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ぼくとしては、どっちでもうれしいです。 |
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ちなみに、この店のすぐ近くの川に 白鳥がくるんですよ。 |
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え、白鳥?! |
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そう、白鳥。スワン。 だからみんな、そのことも思って Aを選んだのかもしれませんよね。 |
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福田さん、知ってたんですか? 白鳥がくること。 |
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知らなかったです、白鳥がくること。 |
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へええーー。 じゃあ、もう、ぴったりじゃないですか。 |
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はい。 ‥‥福田さん、 このデザイン、大切に使わせていただきます。 |
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あ、いや、そんな、かえってすみません。 |
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すごいなぁ、イラストのちからは‥‥。 では、「マザーポートブレンド」の 新しいパッケージデザイン決定記念に、 3人で写真を撮りましょう! |
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撮りましょう! |
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これに、決定ーーー! いえーーーい。 |
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ほっほほーーい。 |
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やっちさん、ありがとうございました! |
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こちらこそです。ありがとうございました。 |
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「カッパとウサギのコーヒー屋さん」も、 引き続きよろしくお願いします。 |
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はい。 おいしいコーヒー、どんどん焙煎します! |
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▲アンカーコーヒーマザーポート店の住所は 宮城県 気仙沼市 館山 1-127-1 気仙沼にお越しの際には、ぜひお立ち寄りを。 自家焙煎ブレンドはネットでも購入できます。 こうしてマザーポート店を堪能したぼくらは、 車で海へ向かいました。 「海を見に行きましょうか」 山下が福田さんを誘いました。 ちょっとね、 福田さんにだいじな話があるのです。 それを言うのは、やっぱりきょうだなーと思ったのです。 (後編に、つづきます) |