「minna」の角田真祐子さんインタビュー(ほぼ日のアースボール) 「minna」の角田真祐子さんインタビュー(ほぼ日のアースボール)
2020年に新しくなった
「ほぼ日のアースボール」は、
まるで宇宙から見た地球そのものです。
専用のARアプリを使えば、
宇宙遊泳している気分で
「今の地球」を見ることだってできます。
そんな「ほぼ日のアースボール」から、
つくって、かぶって、宇宙飛行士になりきれる、
子ども用工作キットシリーズが登場しました。

このアイテムを考えてくださったのは、
「minna(ミンナ)」の角田真祐子さん。
どういう想いで発想されたものなのか。
彼女のご自宅兼事務所におじゃまして、
ほぼ日との出会いから制作秘話まで、
いろいろなお話をうかがってきました。
第3回 「つくる」より「あそぶ」が目的。
写真
──
今回の工作キットは、
どういう経緯で生まれたんですか?
角田
最初にアースボールの担当者から
「アースボールのあそび方が
もっと広がるようなものをつくりたい」
というお話をいただいたんです。
──
「アースボールといっしょに使えるもの」
ってことですね。
角田
そうですね。
それでアースボールをお借りして、
しばらく息子のようすを観察してみたり。
──
反応はどうでしたか。
角田
ものすごくハマったようで、
ずっとARアプリであそんでましたね。
ただ、子どもがスマホであそぶ姿って、
親からするとYouTubeを観てるのと
あんまり変わらないんですよね。
そこがちょっとモヤモヤしたというか。
──
あー、なるほど。
角田
見た目の話なんですけどね。
でも「子どものあそぶ姿」が、
もっとたのしそうに見えたら、
それこそ本人もまわりも
気分が上がるんじゃないかなって。
そうやって出したアイデアのひとつが、
この「宇宙飛行士のヘルメット」だったんです。
──
つまり、宇宙飛行士になりきってもらおうと。
写真
角田
宇宙服ってユニフォーム感もあるし、
子どもが見てもかっこいいものだと思うんです。
アースボールであそぶときも、
このヘルメットを最初にかぶったら、
きっとテンションも上がるんじゃないかなって。
──
宇宙にいる気分のまま
「いまから地球を見るぞ」って。
角田
そうです、そうです。
──
しかもこのヘルメット、
けっこう複雑に見えて、
組み立てがかんたんですよね。
角田
そこはけっこう意識したところです。
組み立てるときの手順も
細々したパーツからつくるんじゃなくて、
いちばん最初にドカッとかたちをつくる。
そこでまず子どもたちの
テンションを上げようという作戦です。
──
箱をあけたいきおいのまま
ヘルメットが組み上がると。
写真
写真
角田
ガガガッといきなり立体になる。
ふつうの工作キットだったら、
「つくる」という過程が大事ですけど、
このキットは「あそぶ」のが目的。
あまり複雑にしすぎると、
あそぶ前に子どもたちが疲れちゃうんです。
──
あー、なるほど。
目的はアースボールであそぶことだから。
角田
そうなんです。
工作で疲れちゃったり、
あまり時間をかけすぎちゃうと、
たぶんアースボールであそぶところまで
たどり着かないと思うんです。
そこは最初に考えたところだったので、
かんたんにパパッとつくれて、
完成したらすぐにあそべる。
そういう工作キットをめざしました。
──
このヘルメットのデザインは、
どこから考えていったんですか。
角田
まずはサイズ感ですね。
ターゲットに近い年齢の子たちが、
ずっとかぶっていられる
ちょうどよいサイズ感を考えました。
──
まずは大きさから。
角田
あとはどれだけ要素を落とせるか。
あんまり複雑な仕様を入れてしまうと、
組み立てが大変になってしまうので。
なるべく組み立てがかんたんで、
でもそれっぽく見える形状にしたいなって。
──
「それっぽく」ってのがポイントですね。
角田
簡略化はするんですけど、
子どもたちがよろこびそうなパーツは残す。
ホースとか、ライトとか。
宇宙飛行士っぽいもので
テンションが上がる要素は残しました。
そして最後はおうちにあるペットボトルで、
カスタマイズしてもらって完成。
写真
──
この工作キットは、
最後におうちにあるペットボトルを
仕上げに使うんですよね。
角田
最後に身近なもので
カスタマイズしてもらうことで、
じぶんらしさも出せますし、
愛着もわいてくれたらうれしいなって。
──
組み立てるときに道具は使いますか。
角田
ハサミものりも要らないです。
ダンボールを折ったり、
組み込むだけでつくれるようになっています。
──
子どもひとりでつくれそうですね。
角田
そんなに時間はかからないので、
飽きっぽい子でもできると思います。
かぶってあそぶのが目的なので、
親が協力してつくっても全然いいと思います。
──
子どものごっこあそびって、
リアルさはそこまで重要じゃないんですよね。
大人は本物っぽさを求めがちですけど。
角田
大人は「これはこうあるべき」っていう
先入観が強かったりしますけど、
子どもには見立てる力がありますからね。
──
大人以上にありますね。
角田
ただの箱でもすぐにおもちゃになる。
なのでこういう工作に関しても、
それらしい雰囲気がちゃんとあれば
子どもたちにとっては十分なんですよね。
リアルさをじっくり追求するより、
すぐにあそべるとか、テンションがあがるとか、
そっちのほうが大事なのかなって思います。
──
しかもこのキットは。
アースボールを使ってもらうのが目的なわけだし。
角田
目の前にはアースボールっていう、
すごいおもちゃがすでにあるわけで、
そこが他のキットとはちょっとちがうところですね。
写真
(つづきます)
2023-12-20-WED
ほぼ日のアースボール

工作キットシリーズ01

宇宙飛行士
3,080円(税込・配送手数料別)
写真
「ほぼ日のアースボール」と相性ばっちりの
ダンボール工作キットです。
のりもハサミも使わないので、
小さなお子さまでもつくることができます。
「生活のたのしみ展2023」での先行販売を経て、
ついに「ほぼ日ストア」に登場です。
つくって、かぶって、宇宙飛行士気分で、
地球の「いま」をのぞいてみませんか?