ようやく材料が整いました!
いよいよ、ゆず胡椒づくりをはじめます。
なんたって柚子と胡椒(唐辛子)と
塩しか出てきませんので、
そんなに難しいものではありません。
ただただ真面目にやるだけ。
特別な技もでてこないはずなのに、
なぜか同じ味を出すのが難しい。
そんなフミ子のゆず胡椒。
秘密は一体どこにあるんだろう‥‥。
きょうの予定は、ゆずの皮を剥いて細かく刻むまでです。
まずは柚子を軽く洗って‥‥
陰干しして乾かします。
この段階からすでにフぁ〜と柚子のいい香りがして
幸せな気分で作業スタート!
▲もちろんこんなポーズは要りません
皮剥き作業をいたしましょう。
なるべく白いところが入らないように、
薄ーく剥いていくのが「フミ子ポイント」。
白い部分が多いほうがきれいな緑色が出やすいし、
何より、量がたくさんとれるので
他で売ってるものは
白い部分や房まで使うところもあるとか。
でもやっぱりなるべく表面だけのほうが
苦みや雑味が少なくなって、香りも良いのができるんです。
あと、白い部分が少ない方が悪くなりにくいのだとか。
ちなみに、皮を剥いた柚子は、
もったいないので絞ってジュースにして‥‥
ゼリーをつくったり。
刻んだ柚子皮、唐辛子と
柚子果汁で酸っぱ辛いタレに仕上げて‥‥
唐揚げにかけたら、こらまた美味しかったなぁ。
さて、皮剥き。
こんなもんですかね? と見せると、
「そうね。ん、上等上等。そのくらいで十分よ」
フミコさんからOKいただきました。
そこからは各自黙々と作業。
白いシャワーキャップをかぶった家族の風景は、
まさに食品加工場か、工場コントのよう。
あまりに会話もないので、
私の愛聴ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」の
ポッドキャストをオンすると、
大人気のゆるキャラ「くまモン」の発音について、
熊本県内の放送局間で意見が割れて
大問題になっているという内容でした。
「くまモン(語尾上がり)?」
「くまモン(語尾下がり)」と、
みんなでブツブツつぶやきながら
せっせと作業を進めたのでありました。
剥き終わったものは、
塩をなじませて‥‥
ミキサーで粉々にしましょう。
ところが、ミキサーがすぐに悲鳴をあげます。
今回用に、アメリカ生まれの
マッチョなやつを導入したはずなんですが、
柚子皮の強靭なボディはそれ以上。
様子を見てはちょこっとずつ進めていきます。
空回りするミキサー。
でも、だからといって水を加えないこと!
うーーん‥‥
これはほんとにミキサーが壊れちゃいそう。
一般的にはおススメできないかも‥‥。
ご家庭でやってみる場合は、
フードプロセッサーの方がいいと思いました。
それでもすこしずつ、
柚子の皮はこまかくなっていきます。
気がつけば、外は真っ暗。
ヒヨのおもりをしてくれていたお父さんが
たまりかねて様子を見にきました。
弘敏 「ほぉう。1日であんだけの
柚子をしきったんね。
そらたいしたもんや。
そんで、ご飯はどうなってるんか? うん?」
フミ子 「あやぁ、もうそんな時間ね。
お父さん、ユキちゃん(犬)に
ご飯やってくれんね」
弘敏 「犬もいいけど、人間のほうはどうするとね」
トモ 「はいはい。もうちょっと待ってもらえんかね。
もう少しで終わったら用意するけん。
悪いけど、
先にヒヨをお風呂に入れてくれんかね」
その間に、ゆず胡椒づくりは最後のひと踏ん張り。
同時並行で、
台所ではフミ子さんがササっとご飯を作ります。
ヒヨ 「おかあさーーん!
ひよ、おふろでたよーー!」
ターバンマンの登場で、本日の作業は終了。
ぶじ粉々になった柚子の皮は、
色が変わらないように
袋に入れて冷蔵庫で保管します。
しかしまぁ、10kgの柚子からできた柚子皮は、
たったの1kg!
うーん、こりゃ贅沢だわ。
そりゃ美味しいものになるわけだ。
さてさて翌日は、
胡椒(唐辛子)を加工いたしまショウ!
(つづきまーす) |