ほぼ日カルチャん

古典×現代2020 時空を超える日本のアート

ミュージアム

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演奏みたいな展覧会。

スガノ

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新国立美術館の
「古典×現代2020」の内覧に行ってきました。
この美術館は新型コロナウイルスの影響で
当面のあいだ休館となっていて、
開催の見通しがたっていないようです。
すごくいい展覧会だったので、
一般公開されることを心より待ち望んでいます。
私たちが美術にふれられる機会が
無理なくすこしずつ、実現できるとよいですね。
※ 6月24日からの開幕が決定しました。
(2020.5.26 追記)

この展覧会は、その名のとおり、
古典作品と現代美術作品が
組み合わせで展示されています。
なかでも仏師の円空と
棚田康司さんの展示がすごかったです。
木彫で、1本の木から掘り出す技法は
共通しているのですが、
大胆さと繊細さの表現、彫刻の生むリズムがちがい、
組み合わせて見ることによって、
すごい「演奏」を聴いているような気分になりました。
涙がぽろりと落ちるほどの感動です。

かねてより私がファンであるしりあがり寿さん×北斎、
そして横尾忠則さん×蕭白の展示部屋も
さすがの見応えで、
じーっと何時間もそこに滞在しそうでした。
横尾さんの新作が見られるというだけでも、
来る価値があると思います。

横尾さんの蕭白オマージュ作品に、
ふすまのような取っ手がついていたのが、
とても気になりました。
こんど横尾さんにお会いしたら、
あの取っ手について訊いてみようと思います。

あまりにも円空と棚田さんの展示に感動したので、
ミュージアムショップでマスキングテープを購入しました。
そして、円空部分をまずほぼ日手帳に貼ってみました。
ちょっといいでしょ。

この展覧会、開催を待っています。
素晴らしい展示がいつか公開されますように!

基本情報

古典×現代2020 時空を超える日本のアート

会期:2020年6月24日〜8月24日(月)
*開幕が延期になっていましたが、
当初の会期を変更して、開催が決定しました。
今後も変更等が生じることがございますので、
最新の情報は、公式サイトのご案内をご確認ください。
(2020.5.26 追記)、

会場:国立新美術館 企画展示室2E

休館日:毎週火曜日

開館時間:10:00ー18:00
*入場は閉館の30分前まで
*当面の間、夜間開館はなし

公式サイトはこちら