ほぼ日のお仕事紹介
ほぼ日には、
具体的にどんなお仕事があるのでしょうか。
さまざまなチームで働いている乗組員(=社員)に
インタビューしました。
ほぼ日刊イトイ新聞
Q1
手帳チームのお仕事について
おしえてください

「ほぼ日手帳」は
現在販売中の2022年版で21年目をむかえる商品で、
世界で74万人の方にお使いいただいています。
手帳本体のラインナップがたくさんあって、
そこに組み合わせるカバーや
一緒に使うと楽しい周辺文具を自分たちで企画したり、
アーティストやブランドの方といっしょに作ったりして、
毎年9月の一番大きい発売に向けて動く、
というのが主な仕事内容です。

ほぼ日が運営している
Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の言葉が
手帳のページの下の「日々の言葉」に載っていたり、
コンテンツでできたご縁が
手帳カバーの企画に繋がったり、
「手で書く・書き残すことの魅力」を
読み物やSNS、イベントという形で発信したり‥‥
「ほぼ日だからつくれるコンテンツ」を目指して、
メンバー一同試行錯誤しながら
仕事をしています。

Q2
商品や企画はどのように
作られていますか?

毎年9月1日の発売日にむけて、
だいたい一年くらいの時間をかけて企画・開発をします。
発売日が終わったらすぐに
「次の年にどんなカバーを作ろう」
「手帳本体の見直しポイントはないか」
などの話し合いを始めて、
じりじりと企画を詰めていく感じです。
実際に自分たちも〝いちユーザー〟として
日々手帳を使いながら
見直しポイントや強みを見つけています。

手帳をメインの業務にしている社員はほぼ20人、
ほぼ日の中ではかなり大きめのチームです。
商品企画、編集、生産管理、販売物流、撮影担当など
役割もさまざまなので、
コミュニケーションや連携が何より大事。
テーマごとに分科会で話し合ったり、
週に一度チーム全員で集まって情報共有をしたりと、
とにかくミーティングがたくさんあります。

ほぼ日の手帳カバーにはあまり「定番」がなく、
ラインナップを毎年ほぼ入れ替えています。
どうやったらお客さまや自分たちにとって新鮮か、
喜んでもらえるかを考え、
何回もアイデアを出しては消え、出しては消え‥‥
というのを繰り返して
その年のラインナップを組み立てていきます。

手帳本体については、
もともとは「1日1ページ」という仕様が
一番の特徴だったのですが、
日付を気にせず使える月間ノート手帳タイプや
5年間の記録を残せるタイプなどを増やし、
ライフスタイルやニーズにあわせて
本体を選んでいただく楽しみを
ご提供できるようになりました。
最近では海外のお客さまも増えてきたので、
中国の方に向けて簡体字版を制作したり、
英訳コンテンツを徐々に増やしたりと、
言語対応にも力を入れ始めています。

ユーザーのみなさまのアイデアやご意見が
制作の大きなヒントになっているのも、
ほぼ日手帳の特徴かもしれません。
例えば、毎年春におこなう
「ほぼ日手帳アンケート」には
国内外のユーザーのみなさまのご協力をいただいていて、
そこに集まったご要望・改善点、
自分達では考えてもみなかった使い方などのアイデアを
商品やコンテンツの開発に活かしています。
「こんな楽しみ方ができるんだ!」と
お客さまに教わることもとても多いです。

Q3
思い出深いお仕事はありますか?

コロナがはじまってからは
できなくなってしまったのですが
「ほぼ日手帳ミーティングキャラバン」です。

これは、全国各地のほぼ日手帳ユーザーのみなさんに
ほぼ日手帳チームのメンバーが
会いに行かせていただくという企画で、
今までに博多や札幌、富山やフィリピン(!)など、
さまざまな場所に伺いました。

事前に参加メンバーを募集して
「手帳ミーティング」というのを行うのですが、
手帳ユーザーの方数名とひとつのテーブルを囲んで
実際に使っている手帳や
お気に入りの文房具を見せ合いながら
自分なりの使い方やエピソードなどを話す時間は、
毎回とても盛り上がり、発見や嬉しさがたっぷり。
新しい使い方のアイデアや
手帳に詰まっている大切な思い出に触れて、
毎回毎回「行けてよかったねえ」と
ジーンとしながら帰ってくるのでした。

手帳は、商品ができあがった段階ではまだ真っ白。
お客さまが使ってくださって、
はじめて完成品になります。
ほぼ日手帳を使ってくださるかたからも
いろんなお話を聞けました。
「殴り書きでも構わずどんどん書ける、
自分だけの大切な相棒です」
「こどもが描いた絵を貼り付けたり、
発言の記録や、育児中のうれしかったこと、
苦労したことを書いています。
将来一緒に読み返すのが楽しみです。」
「手帳にはまったく書き込みはせず、
貼る・挟む、専門。
うれしかったお手紙、おいしかったお菓子の包装紙、
日々の買い物のレシートでパンパンに膨らんだ手帳は
宝箱みたいです。」
そんな声を実際に聞かせてもらって、
使う人によって、「相棒」や「育児アルバム」
「宝箱」になった手帳を見せていただくと、
この商品に関われてよかったなあ‥‥と改めて思います。

早くまた、集まれる日がくるといいなあ。

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