もくじ
第1回 2016-06-02-Thu
第2回 2016-06-02-Thu
第3回 2016-06-02-Thu
第4回 2016-06-02-Thu

はじめまして。
蟹座の大学生です。
Twitterはこちらです。

大学生とらじおと

担当・蟹座の大学生

ほぼ日の塾、第2回のお題は
「じぶんの好きなもの」
僕が書くことにしたのはラジオについてでした。

正直、ラジオについて書くかどうか凄く
悩みました。
なぜなら、ラジオが好きな人の
ラジオに対する「好き」って本当に
熱量が高いものだし、聴く習慣がつくと
生活そのものに組み込まれていたり、
その歴史も長く、深く深く愛されているものだからです。
僕のラジオ歴はたったの3年。
長く聴かれているリスナーの方から見ると
トンチンカンな事を書くことになるかもしれない。
「お前はラジオの事を全然分かってない!」
とお叱りを受けるかもしれない。

それでも、主催者の永田さんの、
「そのあたりのラインにヒリヒリするのも
面白いところである。」との言葉を聞いて、
ここは思い切って書いてみようと決断しました。
それではどうかお手柔らかに、何卒。

第1回

ご挨拶。

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
皆さま色々なタイミングでこの文を
読んでくださっていると思われます。

さて、今すぐラジオの電源を入れて
みてもらってもよろしいでしょうか。
(ラジオなんかもってないやい!今は外出してるのよ…
という方はこのラジコというサービスを使うと、
パソコン、スマートフォンからラジオを聴けます。)

さぁ、今はどんな番組が放送されているでしょう。
朝には情報番組、昼にはバラエティ番組、FM局では流行の音楽
なんかが流れているかもしれませんね。
夜には野球中継が、そして深夜には
このエッセイを読むよりも確実に面白い番組が
放送されているでしょう。

各番組を聴いてみて面白いなぁと思った方、
是非ともラジオをじっくり聴いてみてください。
このページを閉じてしまっても構いませんよ。

読み進めてくださった方、ありがとうございます。
ラジオをまだつけていない方、ぜひ、この機会に
1回だけでもどうですか?(これで最後にします。)

さて、ラジオを聴きながら読んでくださっている方は
まさに今、体感していると思われるのですが、
ラジオって目を使わなくていいんですよね。
目を使わなくていいから、こうやって文章を読みながら、
料理なんかをしながら、車の運転をしながら、
電車で通学や通勤をしながら、
いろいろな環境で「ながら聴き」ができる。
ここが一番の素晴らしい点だと思います。

僕は受験勉強中、ずっとラジオを
聴きながら頑張ってきたのですが、
「ながら聴き」をしながら生活をすると
つまらない作業であってもそれが
つまらなくなくなるんです。
最終的には、勉強を捗らせたいから
ラジオを聴くのか、ラジオを聴くために勉強を
始めるのかよく分からなくなっていました。

つまらない時間を、
つまらなくなくしてくれるもの。
そして、最高のひまつぶしとして
すぐ近くにいてくれるもの。
僕にとって、ラジオとはそういうものです。
(このエッセイがつまらないものにならないことを祈る。)

ラジオとの出会い

将来、いつ、どこで、誰と運命的な出会いを
果たすのかなんて絶対にわからないし、
過去にあの出会いが無かったら今の自分は無い。
というような経験は誰にでもあるのではないだろうか。

僕がラジオと出会ったのは、
2012年の冬だったと記憶している。
(もっと正確に言えば小学生の時に祖母の家で
落語が流れて来るのを聴いていた覚えがあるが、
面白味を理解できなかった僕はすぐに消してしまった。)
そうして、ラジオを聴き始めてからこの夏で
約3年半が経とうとしている。

初めて自分から聴きに行ったのは、ファンである
ももいろクローバーZさんの
『ももクロくらぶxoxo』という番組であった。
やはりファンとしてライブやテレビでは知れない一面を
知れるのは嬉しかったし、ちょうど自分が
「ハマり出し」の時期ということもあって
とにかく知識を詰め込みたいから、深夜遅くまで
過去の放送を聴き返したり、
ツイッターのタイムラインでファン同士、
放送を共有して盛り上がっていたりしていた。

そこから半年間はこのももクロくらぶだけしか
聴いていなかったのだが、ある夏の日、
ふと『爆笑問題カーボーイ』を聴いてみて、
お笑い芸人さんのラジオと出会ってしまった。

お笑いラジオはとにかく面白いのである。
いや、お笑い芸人さんがやっているのだから
面白いのは当然のことなのかもしれないのだが、
それまではテレビでしか見ることのなかった芸人さんの、
漫才やコントではない話を聴ける事が新鮮であった。
「フリートーク」や、「ネタコーナー」といった
部分である。

ラジオというメディアの良さは、
そのパーソナリティーさんのラジオでしか知れない「面」
を知れることにあるのだと思う。
テレビだけでしか映らない「面」だけ見ていては
知れないことを知れる喜び。
そこかなぁ。

爆笑問題のお二人のラジオは
時事を絡ませたフリートークだったり、
メールの読み方などがこの上なく面白く、
すぐにのめりこんでいった。

ただ、ここから先が大変であった。
一度お笑いラジオの味を覚えてしまうと
抜け出すのは容易ではなく、
他の番組も聴いてみたいという欲求は
すぐに出てきてしまう。(お笑いラジオ中毒になった。)
お笑いラジオは爆笑問題さんの番組以外にも
沢山番組があり、毎日違う番組が各局で
放送されているのだ。
そしてこの高校2年の夏から連日夜更かしをし、
いろいろな番組を聴き漁る
ハードな日々が始まったのである。

そんな中、一際魅力的で、虜になってしまった
一つの番組がある。
『アルコ&ピースのオールナイトニッポン0』だ。

第2回