- ーー
- 種目はスト5で出るっていうことだけど、
スト5は盛り上がってるの? - 板ザン
- そうだね。話題性もあって。
スト5も世界各地域で
いろんな大会が行われているんだけど、
合計5000万くらいが投資されているかな。 - ーー
- それくらい夢のある額だったらいいね。
- 板ザン
- ちょっと前までは0が一つ少ない額だったんだ。
evoっていうアメリカでの大きな
格闘ゲーム大会があるけど、
数千人の中を勝ち抜いて優勝しても
数年前だと40〜50万しかもらえなくて。
それもここ1、2年で変わってきた感じかな。 - ーー
- eスポーツの広がりは感じる?
いまはゲームをやらない人も、
けっこう動画を見ているよね。 - 板ザン
- さまざまだよね。
おっさん、といえる人が懐かしいなと思って見てたり、
動画を見ることが生活に根付いてる
小中学生が見てたり。 - ーー
- 地上波にも出てきているよね。
- 板ザン
- そうだね。テレビは結構ネタに飢えててね。
eスポーツネタも結構興味を持っていて、
結構数字もよかったりするんだって。取り扱うと。
だから結構、これから増えてくるんじゃないか、
みたいな話になってるね。 - ーー
- そういうテレビを見ている人たちにも伝えられる、
ゲームの面白さってなにかあるかな? - 板ザン
- なんだろうな。ゲームっていうと
やっぱり「都合がいいもの」だから。
例えば、本当の格闘をやるとしたら、
一から体を鍛えなきゃいけないけど、
格闘ゲームであれば、
中パンチを押せばそれが出るから、
体を鍛えるというようなその過程をすっ飛ばして
駆け引きを味わえるという。
eスポーツだったら誰でもどこからでも
入れるというのがあって。 - ーー
- うん。
- 板ザン
- 今後もし、例えばVRならではの
対戦ゲームができたというときに、
本当にフェアな状態で競技が始まったりすることに
なると思うんだよね。
新しいジャンルがパッと生まれたときにも、
誰でも挑戦ができたりするんじゃないかな。
そういうところがeスポーツのいいところかな。 - ーー
- ある意味参入障壁が低いともいえるのかもね。
(つづきます)