もくじ
第1回プロゲーマーというワードだけが、世間を席巻。 2016-06-28-Tue
第2回ゲームは「フェア」で「都合がいいもの」。 2016-06-28-Tue
第3回大会のためならイラン、コスタリカにも。 2016-06-28-Tue
第4回格闘ゲームは「じじい」でも強い。 2016-06-28-Tue
第5回ゲーマーでも、年をとることは結構悪くない。 2016-06-28-Tue

ざきおと申します。
最近は水泳をやっています。背泳ぎ100mが専門です。

友達がプロゲーマーになっていたので
話をきいた。

担当・ざきお

第3回 大会のためならイラン、コスタリカにも。

板ザン
大会で世界のいろんなところ行ってるから、
どこの国に行っても、うち来なよってどこかしら
泊めてくれる友達がいるのは
良いところかな。
ーー
それで英語も上達してるもんね。
いろんなところといえば、イランとか行ってたよね。
板ザン
クウェート行ったよ。ゲーム盛り上がってた。
資産がある人はすごくあって、
富豪が、一台数百万の鉄拳7の筐体を
数十台まとめ買いしたりしていたな。
ーー
すごいなそれ!自宅で開放してるの?
板ザン
そんな感じそんな感じ。
うち遊びにきなよっていう感じで。
ゲーセンが必死になって1セット2セット買っている鉄拳を
10セットサクッと購入、とかね。
ーー
へええ。
板ザン
あとはコスタリカ行ったんだけど。
中米だけど、これはすごくよかった。
単純に女の子が可愛かった!
ーー
(笑)
イランやコスタリカでも、それなりに
ゲームハードが普及してるってことかな。
板ザン
そうだね。
ーー
そういうところ、日本より
海外のほうが賞金は高いよね。
板ザン
日本はやっぱり賞金を出すということにね、
法律もうるさかったりしてね。
例えば、参加費一人千円とって、
優勝者が総取りするというトーナメントが
仮にあった場合、
日本だと賭博にあたっちゃうんだって。
ーー
あー。そうなんだね。
板ザン
海外だとそれが普通だから大会も頻繁に行われてるかな。
ーー
最近の大会の様子をもう少し聞かせてもらえる?
板ザン
大会自体はやっぱり増えてるよね。
日本でもいろんな企業が興味を持ち出してて、
増加傾向にあるかな。
ただ、けっこうな額の賞金が出る大会はあるけど、
まだ盛り上げるノウハウがみんな
わかっていない状況なんだよね。
ーー
盛り上がった大会はあった?
板ザン
evoは毎年。
最近は万を超える人間が出入りしているから。
今回のスト5だけでエントリーが5000人超えてて、
史上最高人数達成みたいな状況なんだよね。
そんなかで勝ち抜いたやつはやっぱり英雄で。
ーー
evoには今年は何で出るの?
板ザン
それはまあスト5で。
毎年evoはすごいなって思ってるし、
今年はまた新しいドラマが生まれるんじゃないか
という期待がある。
あと去年はカプコンカップっていうのに出たんだけど、
それは32人しか出られなくて、
俺はもうギリギリ出られたんだけど。
それも優勝賞金が1500万だったから、
これまでにない規模だったというところで、
地元のテレビとかもバンバン入ってた。
ーー
プロゲーマーっていうと、
チーム組んでLOLやっているというのが
取り上げられることが多いよね。
板ザン
なんだかんだ言って一番お金動いてる
タイトルだからね。
プレイヤー8000万いるって言われてて。
賞金も億クラスの額が動いているし。
ーー
むちゃくちゃいるな。
板ザン
あれも面白いんだけど、
1試合1時間かかっちゃったりするから、
トライアンドエラーがなかなかできない。
ーー
格闘ゲームは、やっぱり日本中心に
盛り上がってるの?
板ザン
格ゲーは日本が中心かなー。
どっちが流行ってるかというとアメリカなんだけど。
ーー
でも、作ってるのは日本じゃない?
板ザン
スト5も、むしろ中身を作っているのは
アメリカって言っちゃっていいかもしれない。
ゲームとかの内部調整的なものは、
日本もやってたりするんだけど、
アメコミっぽい演出が施されたりしてるから。
その甲斐あってか、アメリカではすごく流行ってて。
ーー
アメリカにローカライズされた結果なんだね、あれ。
板ザン
それでも日本人が一番強いから、
そのまま話題性も引っ張ってこれてる感じ。
LOLも日本人が強ければもっと話題になると思う。
やっぱ勝てるかどうかというのは全然違うね、
という。

(つづきます)

第4回 格闘ゲームは「じじい」でも強い。