- 博士
- ここからが本題。
漢字の仲間たちを紹介していくぞい。 - キカイ
- お願いします。
- 博士
- まずは、群れで暮らす漢字たちじゃ。
- キカイ
- 群れ‥‥?
個体がたくさん集まった集団のことですよね?
漢字にもあるんですか? - 博士
- うむ。
同じ漢字がいくつか集まってできた漢字のことじゃ。
- キカイ
- ああ、そういう‥‥。
- 博士
- 3つ集まった漢字が一番よく見かけるかもしれん。
4つ集まった漢字はとっても珍しく
滅多に見かけないんじゃ。
以下に、ワシの研究レポートをまとめたぞ。
・群集科三体属(ぐんしゅうかさんたいぞく)
同じ漢字が3つ集まった漢字じゃ。
3つ集まれば意味も3倍!?
元の意味をより強めたり
大きくした役割になることが多いぞ。
・群集科ニ体属(ぐんしゅうかにたいぞく)
同じ漢字が2つ集まった漢字じゃ。
横に並んでいたり、縦に並んでいたりするぞ。
- キカイ
- ‥‥この「なんたら科なんちゃら属」っていうのは?
- 博士
- ワシが決めたんじゃ。
こうやって分類されるとわかりやすいじゃろ? - キカイ
- そ、そうですね。
(余計にややこしいような‥‥)
- 博士
- 漢字は動物と似ておる!と言ったので、
動物でのはなしも補足してみようかの。 - キカイ
- 助かります。
- 博士
- 動物にとって群れで暮らすことは、
生きていく上の戦略の1つじゃ。
群れを作って敵から身を守ったり、
繁殖を有利にしたりしておる。
中には数千という数で群れる動物もおるぞ。 - キカイ
- 同じ漢字が何千も集まってできた漢字があったら‥‥、
たぶん読めないですね。