もくじ
第1回始まりは、「なんとなく気になる」 2016-11-08-Tue
第2回「好き」に素直になってみた 2016-11-08-Tue
第3回パートナーになってほしい 2016-11-08-Tue

関西在住の大学院生。
研究分野:文学(平安、近代)
Webマガジンの編集アルバイト、出版社でのインターンを経験。
好きなこと:音楽・映画鑑賞、読書、水泳など

「好き」だと気がついた</br>ハンカチのお話

「好き」だと気がついた
ハンカチのお話

担当・あき

第3回 パートナーになってほしい

ハンカチ、と一口にいっても、種類はたくさんある。

キャラクターの魅力にこだわったものから、
豊富なバリエーションが売りのもの、
吸水性や速乾性をとことん追求したものなど、
向かっていく方向は、ハンカチそれぞれによって違う。

今回素直になってみようと思ったハンカチは、
すべて「タオルハンカチ」である。

「タオルハンカチ」と「タオル」の違いは何だろうか。

タオルをチョキチョキ20センチ四方に切ったら、
ハンカチと同じだろうか。

私はそこには足りないものがあるような気がする。

ハンカチは、持ち運ぶものだ。

運動するときもしていないときも、
温泉に行くときも行かないときも、
ハンカチは持って出かける。

この「ともに行動する存在である」という感覚は、
だいじなように思うのだ。

服も靴も鞄も、ネクタイもアクセサリーも、
みんな身につけて持ち歩く。

心地よいものを選び、その日の気分で変え、
それだけでワクワクしたりする。

ハンカチも同じ分類に入るのだと思う。

だから、使いやすいと助かるし、
できるだけ長持ちしてくれると嬉しい。

そして服や靴や鞄、ネクタイやアクセサリーとは
少し違う点に、あまり他の人の目には触れない
ということがある。

使うときに取り出して、さっとしまう。

遊び心を程よく取り入れるには絶好の隙間だ。

こっそり自分だけで楽しんだり、
こっそり友人とワクワクを分け合ったりできる。

だから、私は機能性を重視したハンカチも、
遊びのあるキャラクター柄のハンカチも、大好きだ。

生活で必要だから持つ、それだけでは味気ない。

日常をワクワクさせてくれる、
発見や発想をくれるところが好きなのだ。