- 娘
- 占いってはずれることはあるの?
- 母
-
当たるのは8割、当たらないのは2割。
人生と同じで、絶対は占いにもない。
- 娘
- はずれたことでうらまれたりとか・・・
- 母
-
ないね~。
こっちも当てよう!と思って占うわけじゃないからね。
- 娘
- どんな気持ちで占うの?
- 母
-
いろんな選択肢があるよって思いながら占う。
たとえうまくいってなかったとしても、
本人の想いと、占いで少しでも可能性があるなら
できるだけ本人の想いが叶うようにしたい。
そして、結果を出したい。
- 娘
- だからお母さんは占い以外のオプションが多いんだ(笑)
- 母
-
でも占いも大事だよ。
昔、友だちの旦那さんの生命線をみて
当たってしまったことがあって、
それからは占いの力も信じるようになった。
- 娘
- そうだったんだね。
- 母
-
みえたものは伝えるのは難しいね。
すごくセンシティブなことだから言葉を選ぶ。
- 娘
- あなたの人生はこちらですって提示するのは怖いよね。
- 母
-
弱い線でもはっきり言うけど、
強い意志が本人にあれば占いの結果も変わると思う。
- 娘
- 実際に結婚した女性もいるしね。
- 母
-
プロポーズした彼女は
私のアドバイスが本当に迷惑だったらしいけど(笑)
最後に決めるのは占いでもなんでもなくて、自分だから。
- 娘
- お母さんはよく、自分次第と占いはセットって言うよね。
- 母
-
手相は変わるし、運命も変わる。
あとはその言葉を、本人がどう受け取るかどうかだね。
あと、結婚はゴールじゃないから
これからが大変だってことも言っておいた。
- 娘
- そこは、おせっかいおばちゃんの側面だね(笑)
- 娘
-
占いができるっていう理由だけで、
30年以上も占いをつづけられるものなの?
- 母
-
初めに占いができるようになった時にね、
いろんな選択肢があることを伝えられるかもって思ったの。
- 娘
- そう思いながら占ってるって、言ってたもんね。
- 母
-
私の時代は、女性は大学卒業してすぐ結婚が当たり前。
田舎だったから、結婚しない女性は売れ残りとまで言われたの。
でも私は仕事がしてみたかった。
自分の意志で仕事をするのに、それを認めてもらえないことが
苦しくてしょうがなかったの。
- 娘
- うん。
- 母
-
同じように苦しんでいる同年代の人に、
結婚だけが選択肢でないこと、
仕事や結婚、人生で悩む人に占いを通して
道しるべを示したい思いが強いんだと思う。
- 娘
- だからおせっかいにもなっちゃうんだ。
- 母
- 結果にもコミットします(笑)
- 娘
- (笑)
(つづきます)