ゆとり世代について改めて考えてみました。
担当・マツモト
21歳の大学3年生のマツモトです。
1995年、阪神淡路大震災の年に生まれました。
生まれた時には既にバブルははじけていて、小学校に入学したときにゆとり教育が始まり、その後リーマンショックがやってきて中学を卒業する時に東日本大震災が起きました。
ゆとり教育という言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくはよく知らないという方も多いかと思います。ゆとり教育とは、諸説ありますが2002年度から改定され、完全週休2日制などを盛り込んだ教育指導要領に基づき実施された教育をさします。そしてこのゆとり教育を受けてきた1987年から1996年に生まれた人々を一括りとして「ゆとり世代」と呼ばれています。
私の生まれた1995年は本来高校に卒業するまですっぽりゆとり教育を受けた最後の世代なのですが、私は中学、高校と私立に通っていたためゆとり教育を受けず、自分がゆとり世代であるという自覚なく育ってきました。
しかし、大学に入り大人の方々と接する中で、捨て駒のようにゆとり世代が他の世代からネガティブな存在として見られている事実に直面し、ゆとり世代、ゆとり教育とは何なのかということに興味を持ち始めました。
そしてこのゆとり世代について書かれている書物を読む中でそれらの多くは、大人からの一方的な目線で私達ゆとり世代を他の世代と切り離すように論じるものが多いことに疑問を持ちました。
ゆとり世代の一員としてこの世代をどう捉えるべきなのか見つめてみたいと思ったことが、この記事を書こうと思った理由です。
前半の2回は、早稲田大学で実際にゆとり世代と向き合っている兵藤智佳先生に、ゆとり世代との付き合い方について聞いてきました。
後半3回は、大学生の友達3人にゆとり世代として括られることに対してどう考えているのか、この世代のリアルについて聞いてきました。
全5回です。少し長いですがお付き合いください。よろしくお願いします。