
「校正ガール」
担当・kumiko
私は出版社で仕事をしています。
そこで一人の校正さんに出会いました。
彼女はフリーランスの校正者。
校正歴は30年超。
月刊誌の校正を20年に渡って続け、
担当した単行本の校正は200冊にのぼるそうです。
その校正さんの校正後のゲラ(出版物を校正するための試し刷り)は、
誤りを修正する赤いペン入れはもちろん、
文章や内容に関する疑問や指摘のエンピツの文字で余白が真っ黒。
私は幾度となく、この校正さんの的確な指摘に助けてもらいました。
校正という仕事は、裏方の地味な仕事、
というイメージが一般的だと思います。
それでも、余白を真っ黒にするほどのその「指摘」の裏に
どんな労力や、どんな思いや、どんな熱意があるのか。
それを今回、聞きたいと思いました。
顔出しも、名前出しも、ちょっとNGですが、
地味にスゴい「校正さん」のお仕事話をお伝えします。