歌とダンスのクオリティが高い
曲と歌詞のすばらしさについてお話ししたが、
やはりその素晴らしさを最大限に感じられるのは
実際コンサート会場に足を運んで生を見ることだと思う。

私もなかなかコンサートに行く勇気が
出なかったクチですが、今となっては
もっと早く来ておけばよかったという感想しかない。

曲と歌詞の魅力を最大限に引き出すメンバーの
歌とダンスのクオリティの高さ。
激しいダンスをしながら生歌で歌っていますし、
数十分ノンストップのメドレーを
歌いっぱなし踊りっぱなしの時もある。
「これが人間に可能なのか？」
と思うことすらある。

メンバーは汗だくになりながらも音を外したりはしない。
細い身体のどこにそんなエネルギーが詰まっているのか
わからないと思いながら見ている。
それくらい、全身全霊という言葉が似合うパフォーマンス。

日本のアイドル全般が好きで他のアイドルのコンサートに行くこともある。
それぞれ違う良さがあるし個人の見解だけれど、
歌やダンスのレベルという意味では
モーニング娘。を見ていると他はちょっと物足りなく
感じてしまうかもしれない。

目が足りない
メインのパートを張っている子はもちろんかっこいい。
でもソロパートがあまりない曲で
全力で楽しそうにダンスしている子にも惹かれる。
入ったばかりでも絶対キメどころを逃すまいとギラギラしている子もいる。
どのポイントが自分にとっての好きにつながるかわからない。
10人以上メンバーがいて目が2つでは足りない。

成長が見られる
コンサートのいいところはメンバーの成長が見られるところ。
以前のツアーでやった曲を前よりうまく歌えていたり、
ほとんど目立たなかった子の目立つパートが増えていたり。
特にパートが多かったメンバーが卒業した後のツアーでは、
「この子こんなに歌えたのか」とか
「すごく頼もしくなったな」という感動が増えたりする。

1ツアー1公演でも行っておくとこういう楽しみが増えるのでおすすめ。

急場の対応力がすごい
コンサートにハプニングはつきもの。
突然体調不良でメンバーが出られなくなったりする。
そういう時も穴をばっちり埋めるのがモーニング娘。だ。

道重さゆみさんの卒業コンサートで、
足をくじいて動けなくなった道重さんに気づいて
道重さんのいるステージまで現リーダーの
譜久村聖（ふくむらみずき）さんが走っていって
他のメンバーもそれに続いた
通称「フクムラダッシュ」。

実質ソロのメイン曲を歌う田中れいなさんが
体調不良になってしまい、
バックダンサーとラップを担当していた
まだ経験の少なかった後輩の石田亜佑美さんが
笑顔で歌い切った話とか
（後日わかったが、ステージでは堂々としてたけど裏では
テンパっていた、そしてそれを見守って
勇気づけていたのは同期工藤遥さん。
歌ってる間中ずっと見守ってた。泣ける）

3人センターの曲で他の2人
（譜久村聖さんと小田さくらさん）が
インフルエンザにかかってしまい、
1人3役、しかもそれぞれの声色や
歌い方を似せて歌い切った工藤遥さんとか
（工藤さんも翌日インフルエンザで
ダウンしたので、多分体調が悪かった）

もっとちょっとしたことでも、
靴ひもがひっかかったのを体幹で片足立ちで乗り切ったり、
マイクを落とした人に自然に自分のマイクを貸したり、
転んだ子をダンスの一部のようにさりげなく
起こしたり、冷静でスマートな対応が多くて
たまたま目撃しちゃった暁には
惚れてまうやろ‥‥となる、
本当にかっこいい。