子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

おもしろさ、無尽蔵? 今日もたっぷり!

nagata
たくさんのみなさんに
アクセスいただいてます。
sugano
なんか、びっくりするほど広がったね。
nagata
そう、なんというか、人から人へ。
sugano
ありがとうございます!
nagata
ありがとうございますー。
sugano
そして投稿もたくさん届いてます。
nagata
今日もできるだけたくさんお送りしましょう。
sugano
四の五の言わずにはじめるべきやな。
nagata
じゃ、人気のこの企画から行きましょう、
「言うことをきかないときの親のひと言」!
sugano
言うても言うてもきかない子どもに
親が告げる、とっておきのひと言とは?

言うことをきかないときの親のひと言

私は産後、
お尻の割れ目の上の骨が飛び出してきた。
まるで尻尾のように。
ある日、4歳の長男がいつものように
私の言うことを聞かなかった。
私は長男の手を取り、
私のお尻の骨を触らせて言った。
「君が言うことを聞かないから
 ママは尻尾がはえてきたよ‥‥。
 ママはサルになってお山に帰ります。
 さようなら」
「わ〜! ママ〜!
 お山に帰らないで〜!」号泣。
想定外の泣きっぷりにビックリしたが、
この話は一生ネタにしてやろうと決意した。
(ぷちこ)
nagata
初っぱなから、キレてますね。
sugano
尾てい骨を触らせるという
「現実」が効いてんねんな。
nagata
そうそう、そういう演出が大事。
sugano
ただ「どこかに行く」じゃなくて
「サルになってお山に帰る」やもんなぁ。
nagata
なんか、こう、
「取りかえしがつかない」感があるよね。
sugano
あるある。スケール感が
大小まじって、子ども的にリアル。
こりゃ悲しくなるわさ。
わたしたち夫婦には子供がいませんが、
バツイチの夫が前の結婚のとき、
子どもたちに言うことをきかせるための
必殺技をおしえてくれました。
それは、すごく恐ろしげに
「サラリーマンが来るぞぉ」というのです。
一男一女はなぜか「サラリーマン」が
すごく怖いものだと信じきっていて、
それですぐにいい子になったそうです。
今は子どもたちはもう社会人で
そのことを覚えてないようですが、
わたしはそのエピソードが大好きです。
(どっかでわたしもやってみたい)
nagata
コーヒー、吹きだしちゃったよ。
sugano
なんで「サラリーマン」やねん。
どこにでもおるっちゅうねん。
駅前、サラリーマンだらけやっちゅうねん。
nagata
ていうか、多くのパパはサラリーマン。
sugano
ほんまやなぁ。
けど、たしかに怖い感じするわ。
nagata
「ナマハゲ」と同じで
現実に存在するからかもね。
子どもがときどき耳にするけど、
なんだかはよくわかってないので
「来るぞぉ」って言われると怖い。
sugano
なるほどなぁ。
私もサラリーマンだからね。
ある意味、いちばん怖いぞ
サラリーマンは。
毎日がんばってるからな。
6歳ともうすぐ4歳の息子がいます。
私の、言うことを聞かない時の黄金パターンは
基本「脅す」です。
長男は長いこと「鬼」でいきました。
鬼が効かなくなってきた所で、
バージョンアップして「ナマハゲ」。
近所の空き家に棲む
「おばけ兄弟」(という設定)。
「ねずみばあさん」(おしいれのぼうけん)。
とにかく使えるものはなんでも使います。
重要なのは、リアリティです。
東村アキコさんの漫画
「ママはテンパリスト」を読んで
ものすごっく共感したのですが、
「○○のいる世界観」を
日常から徹底して演出していきます。
強風の翌日に公園に落ちている木の枝を見たら
「あ、昨日の夜、鬼、
 山からここまで来とったみたいやわ!
 この近くに悪い子いたんやなあ‥‥」とか。
そして演技は真剣に。
ちなみに今の次男には「河童」を使ってます。
「ピチャ、ピチャ」とか言っただけで
結構ビビってぱっぱと行動します。
『はなかっぱ』普通に見てるくせに。
あと、長男はけっこう長いこと、
旦那は夜家に来る「鬼」と
毎晩戦ってると信じてました‥‥。
飲み会の時は、「今日は外で戦う日」
ってことになってました。
(やま)
sugano
周到や。周到に工夫してはる。
nagata
しかも、効かなくなってきたら、
メジャーリーグ球団のシビアなGMよろしく
あっさりとキャストを交代。
sugano
「鬼」から「ナマハゲ」へ、
「おばけ兄弟」から「ねずみばあさん」へ。
いまは「河童」をつかってますって‥‥。
nagata
洗顔料を変えるみたいに‥‥。
うちの末っ子(5歳)は
「ダメ!」に弱くて弱くて
「ダメ!」と叱られたら間髪入れずに大泣き、
それでそのうち、
「だめって言うよ」
という予告でも泣くようになり、
ついには「言うよ」だけで泣き顔に。
「ダメ」は隠語で「ダの字」と
言われるようになっております。
(りす)
sugano
これ、おもしろいわー。
「言うよ」だけって。
nagata
「ダの字」って。
もう、ヴォルデモート卿が
「例のあの人」と呼ばれる域。
言うことをきかないときの母の一言。
食いしん坊な上に甘いものが大好きで、
始終甘いものを食べたがる長男(当時3歳)。
仙台でとあるイベントに行ったときも、
途中で「おやつ食べたい〜」
と騒ぎ出しました。
「もー!」と思っていたら、タイミングよく
ナマハゲが数人いるのを見かけたので、
「ほらごらんっ!
 甘いものばかり欲しがってるから
 ナマハゲ来たよっ! 連れていかれるよ!」
と脅かしていたら、そのナマハゲが来て、
ナマハゲの顔入りの
金太郎飴をくれました‥‥。
連れていかれるどころか、
甘いものをくれたナマハゲ‥‥。
母の立場がありませんでした。
(あやまま)
nagata
わははははは! 失敗談やな、これは。
sugano
あかんやん、ナマハゲ!
nagata
アメあげちゃダメだよなぁ、
仮にもナマハゲなんだから。
sugano
ナマハゲの風上にもおけん。
しかし、このコーナー、
ナマハゲの登場回数が異常に多いな。
ちょっと、テーマとは違うんですけれども‥‥
姪っ子(3歳)が
「エンマに電話して!」って、
おもちゃのプリキュア携帯電話を
渡してくるんです。
エンマというのは、地獄の閻魔大王の事。
良い子にしてた、って事を
閻魔さまに伝えて欲しいというのです。 
きっかけは、地獄の絵本を
読んだ事からだと思いますが
全力で地獄に行きたくない彼女は、
保育園で良い子に過ごしたこと、
3歳児にしては結構な距離の
保育園→自宅までを抱っこを要求せず
1人で歩ききった事などを主張し、
エンマに評価してもらおうとしているのです。
エンマへの電話取り次ぎを依頼された私は、
女優魂を奮い立たせてエンマへ電話します。
「(トゥルルルー)あ、エンマ?
 私です。‥‥ええ、○○ちゃん
 良い子にしてました。ええ、あ、そう。
 了解! じゃ(ガチャッ)」
「エンマさん、分かったって」と言うと、
姪っ子は満足そうにニッコリ。 
良い子にしてもらうのに、閻魔さま活用、
なかなか効果的です。
(punchline6969)
nagata
これもちょっと変化球。
sugano
つまり、子どもをなにかの存在で脅す場合は、
それが「ほんまにおるぞ」という
いろんな工夫が必要になるわけやな。
nagata
閻魔様を「エンマ」と呼び捨てなのが
ちょっと気になるな。
sugano
ほんまやな。ちょっとフランクすぎるな。
nagata
「あ、エンマ?」て。
sugano
同級生感覚や。
わが家は年子の姉妹で、
姉はのんびりやさしく、妹はきかんぼう。
ケンカしても叱られるのは
いつも妹のわたしの方でした。
言うこときかない時に母によく言われたのは
「南洋の花嫁募集に応募するよ!」でした。
どうやら当時の新聞に、南洋の小さな島で、
お嫁さんに来てくれる花嫁を
募集してるという記事が載ってたそうで、
まあつまりは私を遠いところへやっちゃうよ、
ということなのですが、
これが嫌で泣いて謝っていました。
ただ、だんだん慣れて来ると、
そんなの嘘だと思うようになり、
効き目も薄れてしまったのですが、
母だけは、今度は第二次募集だ、第三次だ、
と飽きずに言ってましたね。
(長津姉妹・妹)
sugano
な、「南洋の花嫁」‥‥。
nagata
なんともトロピカルな脅しやな‥‥。
sugano
なんか、南洋の花嫁になるのも
ちょっとええ気がするけどな。
nagata
それは大人目線でしょう。
sugano
せやな。
nagata
そして、この投稿のハンドルネーム。
なにか覚えがありませんか?
sugano
「長津姉妹・妹」?
‥‥あ! ひょっとして?
nagata
たぶん、妹さんはお菓子作りがめっちゃ上手
sugano
そして、お姉さんは編み物の達人やな。
nagata
あの天才姉妹も子どものころは
「南洋の花嫁募集に応募するよ!」と
脅されるくらい、
言うこときかん子やったんやな。

おしゃま女子

嵐のなかでは
「さくらいしょうくんが好き」
と言っていた5歳娘。
しかし、翔くんの顔が
識別できない様子だったので、
嵐のテレビをみながら
メンバーの顔と名前を復習してたんです。
だんだんわかってきて、話していた頃、
二宮くんを見て言いました。
娘「これはノニでしょ!」
母「え‥‥ちょっと違うみたい」
娘「じゃあ‥‥ニヌ? えっと、ヌニ!」
本人は真面目で自信満々だから
よけいおかしくて。
そして好きなメンバーも、
「しょうくんくんより
 まちゅじゅんがすき」と変化。
あれ? 翔くんが好きって言ってたよね?
と娘に聞くと
「だってさ〜、まちゅじゅんのほうが
 オトコっぽいっていうかさ〜、
 かっこいいんだもん」だって!
思い出すたびに笑ってしまう母でした。
(canaまま)
sugano
はははは、かわいい!
「まちゅじゅん」がええなぁ。
nagata
うちの下の子もマツジュンが好きでね、
「まつじゅん、だいすき」とか
よく落書きしてるんだけど、
よく見ると「まつずん」って書いてあって。
sugano
わははははは。
娘が幼稚園のとき
夜ねる前に、何かお話をしているのですが、
娘から「こいのおはなしして〜」と言われ、
(こ、恋?はやいな〜)と思いつつ、
「じゃあ、シンデレラとか白雪姫かな〜?」
ときいたら、
「それって、手をたたくとくるやつ
 出てくる?」と、娘。
「へっ? も、もしかして鯉のこと?」
というわけで、女の子が公園で
鯉と出会うお話をしてあげました。
(ももよん)
nagata
「手をたたくとくるやつ」
っていう表現がたまらない。
sugano
最終的にちゃんと「鯉の話」を
してあげてるお母さんがえらいな。
我が家の娘は4歳。
日頃はおてんばで、
女の子とはいえない暴れっぷりですが、
ママがマニキュアをつけてたら‥‥
「わたしも!」と足を出してきました。
ダメだと言っても聞かない娘。
ママは考えました。
薄く、「水のり」をつけてあげました。
ちょっとキラキラ。
娘は大喜びで、かけていきました。
お風呂に入ったら落ちたけど、そのころには
マニキュア塗りたいと思ったことも
忘れていたので、問題なしでした。
(コロボックル)
nagata
あ、なるほど!
「マニキュア塗って!」攻撃には
こうやって対処すればいいのか。
sugano
おたくの下の子も?
nagata
うん。塗りたい塗りたい言ってて、
ほっといたら、両手の爪にマジックで着色。
油性。マッキーで真っ赤っか。
sugano
わははははは。つぎもお化粧ネタ。
こないだ、バスの中で聞いた女の子の話。
女の子はたぶん幼稚園の下のほうのクラス。
お母さんとわたしの後ろに座ったな、
と思ったら、おしゃべりをはじめました。
こども特有のよくわかんない
脈絡もへったくれもないひとり語りの合間に、
ふと言ったんです。
「ねえ、ママ。
 ママのまつげ、どこからきたの?」
(ママ、無言)
「ママのまつげ、くっつけたの?」
(ママ、無言)
「ねえ、ママのまつげ、
 眉毛とってくっつけたの?」
(ママ、無言。わたし、前の席で悶絶)
たぶん、ママ、つけまなんですよ。
つけまつげ。それかエクステ。
ママね、ずっと無言だった。
恐ろしいくらいに無言だった。
そのママのお顔は見れずじまいだったんだけど
「女の子ってどんなに小さくても
 よく見てるんだなあ!」
と思って、感動しちゃいました。
(連絡係☆)
nagata
あきらかに、ある日突然、増えたんやろな。
sugano
これ、あたしやったら
絶対、笑てまうと思うわ。
nagata
地味に、三段落ちみたいになってるしな。
「眉毛とってくっつけたの?」て。
いとこの「すみちゃん」。
幼稚園での出来事を
何一つ家で話さないすみちゃん。
ある日、すみちゃんの母は見てしまいました。
お隣の飼い犬に、
その日幼稚園であった出来事を
何から何まで話しているすみちゃんを。
犬の前で歌い、お遊戯をし、
なんとかちゃんとなんとかちゃんの話をし、
牛乳が嫌いと犬に相談し‥‥。
お母さんは
「おうちでも幼稚園のこと話してね」
とお願いしたそうです。
すみちゃんは只今33歳になりました。
ちゃんと人間とも、お話しできてます。
(さと@宇都宮)
nagata
犬におしゃべり、家族に無言。
たまらん、すみちゃん!
sugano
かわいすぎて、ちょっと泣けてくるわー。
女子はええなぁ。
nagata
バランスをとるために
あほな子どものコーナー、行ってみよう。
sugano
よっ、待ってました!

勝ち抜き、アホ自慢!

私の年の離れた弟が年長さんの頃の話です。
給食をあまりにも早く食べ終わり、
ヒマを持て余した彼が時間をつぶすため、
デザートだったさくらんぼの種を
鼻の穴に入れたり出したり。
入れたり出したり。入れたり出したり‥‥。
案の定、鼻の奥につまり、
呼び出しをうけ病院にかけつけた母と私。
皆の心配をよそに
取り出してもらった種を自慢気に見せる弟。
穴があったら入りたい‥‥。
私以上に母は思っていたことでしょう。
当時の保育園の先生方、
大変ご迷惑をおかけしました‥‥。トホホ。
(じゅんじゅん)
nagata
あ、これは詰まるな、と思いながら
みなさん、読んでたでしょうね。
sugano
案の定でしたね。さすがです。
nagata
どんどん行きましょう。
小学校の教師をしていた頃の話。
昼休みにトイレの前を通りかかると、
5年生の男子2名が
胸ぐらをつかみ合っています。
小学生とはいえ、なかなかの迫力。
ただならぬ様子に、
すぐに止めに入り事情をきいたところ‥‥
「だって、こいつが揚げパンの粉を
 半分くれるって約束したのに
 くれなかったから!」
と、さめざめと泣き始めました。
するともう一方も、
「だって! うまかったんだもん!」
と泣き始め、もうグダグダ。
私は「そっかー。粉が食べたかったんだね」
としか言えませんでした。
(その後仲良くドッヂボール)
sugano
ひーー、ほんまにもう、男子は!
nagata
もいっちょ、行ってみよう。
現大学1年の息子が
小学校3年か4年だったころ‥‥。
息せききって帰宅した彼は
「今日、ローマ字習った!
 これからお母さんと
 ローマ字で交換日記したいから
 英語のノート買ってきて」
と言い残し、サッカーの練習に。
バカ親の母は夕方の忙しい時間にもかかわらず
ノートを買いに走ります。
(まさか息子と交換日記なんてね〜)
ローマ字での交換日記は思ったより
頭がゴチャゴチャになり面倒だったのですが、
順調に続いておりました。 
10日ほどたって、帰宅後彼は
「もうローマ字は完璧だ!
 これでいつでもローマに行けるっ!」
ときっぱり言い切ったのでした。 
当時中田英寿選手に憧れ、生活すべてが
サッカーに直結していた彼にとって
「ローマ字=イタリア語」だったのです。
「僕がイタリアに移籍するときは
 移籍金でお家を買ってあげるね」
と言っていた彼は
「ローマ字=イタリア語」
ではないことを知ると
「なんだよ〜〜〜
 まぎらわしいことするなよ〜〜〜〜っ」
と猛烈に怒り、交換日記はあえなく終了。
移籍の話は夢のままですが、
いまだにボールを蹴り続けてる彼と時々
この話で笑える時が幸せです。
(コスモス)
nagata
わははははは!
「ローマ=イタリア」という連想は
ええ線いってたんやけどな。
sugano
その練習法がおかんとの交換日記いうのも
またええ味出してるなー。
nagata
あと、すぐ気づくんじゃなくて、
10日間続けてるところがいいよね。
sugano
この親子、なかよしやんな、全体に。
nagata
そうそうそう。
自分の体験談です。
当時はよくわからなかったけれど、
今思い出すと赤面です。
幼稚園。カンチョーが流行りました。
両手を合わせ指を組み、
両人差し指を立てればカンチョーの完成。
誰かのおしりが見えたらすかさずカンチョー。
友達、母さん、
誰かれ構わずおしりにカンチョーです。
当然、幼稚園の先生も格好の標的。
みんなで取り囲んでおしりにカンチョーです。
みんなで同時に先生に
カンチョーしようとするものだから、
おしあいへしあい、
カンチョーポジションの取り合いです。
内気で恥ずかしがり屋だった私は、
人を押しのけてまで
先生にカンチョーすることが
なかなかできずにいました。
その時もカンチョーしようとして、
先生を中心に押しくらまんじゅうみたいに
なっているところへ突撃するも、
あえなく押し出され、
先生の正面側にきてしまいました。
しかたがないので私は
「前カンチョー!」と言いながら、
先生(女性)の股間へ
カンチョーを突き入れました。
すると、これまで聞いたことのない
「ひぃっ!」という声を上げたかとおもうと、
先生が烈火のごとく怒りだしました。
カンチョーは「やめなさーい」なんて
怒ってるんだけど
本気で怒ってないふうなのに、
「前カンチョー」は、すんごい勢いで
怒られたのが私には理解できませんでした。
今ならわかります。
先生、ごめんなさい。
(ヘンリー)
nagata
「前カンチョー」はあかんな。
sugano
あかん。
あと、この人、投稿がうまいな。
nagata
上手です。
前半の「内気で恥ずかしがり屋」あたりが
隠し味になってる。
sugano
「しかたがないので」あたりもいい。
nagata
「カンチョーポジション」て。
sugano
「なかなかできずにいました」て。
朝、目を覚ますと、
3歳の息子が隣におらず、
あれっと思っていたら、
隣室より何かシュパシュパと音がする。
慌てて見にいくと、
ベビーローション(300ml)を
パンツ一丁で身体に塗りたくってました。
足なんて太ももから全部、真っ白ヌルヌル。
保湿し過ぎたよ、息子。
よく見たら、皮のソファまで保湿済みでした。
(猫はな)
nagata
ふははははは。
sugano
3歳くらいは、ぜんぶ行くからな。
空っぽになるまで。
nagata
ティッシュとか、マヨネーズとか。
sugano
トイレットペーパーとか、毛糸玉とか。
nagata
目を離したほうが負けです。
sugano
けど、ショックでかいで。
2歳の娘がいます。
いま、同年代の子どもに興味津々、
仲良くなりたい盛りです。
スーパーに買い物に連れて行ったとき、
ちょうど同じ年頃のイケメン男子に
興味を持った娘は、
イケメン君の目の前まで歩いていき、
眼を見つめながら仁王立ち。
イケメン君も立ち止まって、
娘をじっと見詰めました。
イケメン君のご両親も私も、
どうなる? どうなる? とどきどきしながら
その行方を見守っていたのですが、
突然娘はイケメン君を見つめたまま、
上着を首までたくし上げ、
おへそからオッパイまで
ためらうことなく見せてしまいました。
イケメン君も、動じることなく
同じようにオッパイまで
服をたくし上げ、仁王立ち。
裸で無言の二人。
ざわついた店内で、妙な緊張感。
音のない二人の世界。誰も入れない空気。
はっと気づいた親同士、苦笑いしながら
別々の方向へ連れ去りましたが‥‥。
その後も娘の仁王立ち作戦は続いています。
(きぃこ)
nagata
ダメだ、これ、おもしろすぎる。
sugano
想像できて、おなかいたいー。
ウチの息子(5歳)。
旭川動物園見学に、ツアーで参加したので
時間が限られているのに、
入園して速攻、クジャクの前でうずくまり、
動かない。
「ペンギンさん、見に行こうよ!」
「シロクマさんもいるんだよ!」
と話しかけても、動かない。
「羽が、バーーーってなるまでイヤ」
と言い、2時間経過。
何にも、ホントに何にも
見られませんでした。
(4500円のクジャク)
nagata
クジャクの前で2時間‥‥。
sugano
意志の強い子やな‥‥。
ムスメが3、4歳の頃の話。
夜中にふと目が覚めると、
ムスメがおねしょで胸から足までびしょびしょ。
「あんた、おねしょしてるよ!」
と言う私に対して、
薄い笑みを浮かべたムスメ。
「だいじょうぶだよ」
全然大丈夫じゃないねーん!
ムスメがおねしょしたのは
後にも先にもこの時のみ。
(あま)
sugano
だいじょうぶやあらへん。
nagata
けど、「だいじょうぶだよ」。
sugano
ちょっとかっこええな。
nagata
さて、つぎは、パパの話を集めてみました。
sugano
独特の味わいがありますよー。

パパの立場

1歳になって、
「ママ」と言えるようになった息子。
二番目に言えるようになったのは‥‥
「アンパンマン」。
パパのほうがカンタンだよ。
(いまはパパって言えます)
sugano
ま、しゃあないな。
nagata
そう、子育てにおいて、まずは「ママ」。
それは、しゃあない。
でも、パパの立場もよろしくね。
sugano
永田家でも、「パパ」って
呼んでくれへんかったんやなかった?
nagata
はい。下の子は、しばらく、
ママのこともパパのことも
「ママ」って言ってました。
sugano
わははははは。
nagata
あ、もう1個思い出した。言っていい?
sugano
言うたらええがな。
nagata
下の子が3歳のときね、
食卓でごはんを食べてたら、
急に、オレの顔をじっと見てね、
オレを指さして、こう言ったのよ。
「‥‥なまえ、なんていうんだっけ?」
sugano
わははははは!
nagata
下級生をナンパするイケメン先輩かと。
ていうか、パパの名前、覚えて!
「父さんの立場」にひとつ投稿します。
3歳になる次女は
いまだおっぱいが止められず。
暑かった今年の夏のある晩、
川の字になって寝てると、
ぼくの背中をグイグイひっぱり、
無理やり寝返させられると、
シャツをたくしあげて胸をサワサワ。
しばらく、つまんでみたり
たたいてみたりしたあと、
パチッと目を開け一言。
「モー!」
速攻で母さんのおっぱいに
飛びついていきました。
いったい、父さんは
どうすればいいのでしょうか?
(ガダワスキー)
nagata
‥‥がんばろう、お父さん。
sugano
ま、そんなもんやろな。
nagata
出た、ママの上から目線。
sugano
しゃあないやろ。
nagata
しゃあないけどさ。
お風呂に入る時間なのに、
いくら呼んでも来ない息子と娘。
最後に、
「あとでパパと入ってね!」と言うと、
ダダダっとかけて、
お風呂場まで集まって来ます。
(猫はな)
nagata
もう、このくらいはふつうだね。
sugano
せやな。
スーパーでお菓子を買ってと
駄々をこねる娘を抱きかかえた時、
「助けて〜!」って泣き叫ばれて
焦ったよと夫に話したら、
「俺なんて、『パパじゃないー!』って
 泣き叫ばれて、びっくりしたよ」と。
(猫はな)
nagata
ぐっ‥‥がんばれパパ‥‥。
sugano
いっこ前の投稿とおんなじ人が
書いてくれたんやな。
パパ、ふだん、子どもと
遊んでへんのとちゃうか?
nagata
くぅ‥‥がんばれパパ!
うちの息子の「悪行」を、
見せしめのために投稿いたします。
息子が3歳の頃、
悪いことをした際に注意すると、
「とうちゃん、
 毒のおにぎり食べて死んで!」と‥‥。
(まるたま)
nagata
コラー! パパをなんだと思ってるんだ!
sugano
わははー。
nagata
そういえばうちの上の子もね、
自分の未来について話しているとき、
「ぼくが大人になって結婚するときにね‥‥
 ‥‥あ、パパ、そのとき死んでるか!」と。
sugano
ははははは。けろりと言うね!
我が家の長男3歳は
ただいまイヤイヤ期真っ盛り。
何か注意するたび、
「いやっ! ママきらい!」と言うので、
「そんなこという子はママも嫌いです」
と言って部屋を出て行くようにしました。
すると最近は
「いやっ! パパきらーい! ママ好き!」
と言うように。
「ママも大好きだよ」と言って
ハグして仲直りができ、私としては大満足。
しかし関係ないのに毎回
「きらい!」といわれる旦那は
「ひどい‥‥」とへこんでおります。
(パパのおかげで母子関係良好)
nagata
ガーーーーン!
パパ、関係あれへん!
sugano
「おかげで」って認識できてるし
ええやんか。
パパさんからの投稿、
パパの立場に思いをはせたママさんの投稿、
まだまだお待ちしていますー。

子ども名言集

一人娘が小2だったころ、親戚のおばさんに
「ママの手料理で何が一番すき?」と聞かれて
「納豆」と答えて、私の立場を危うくし、
「どんなところが?」とつっこまれて
「タレのかけ方がうまい」と
フォローにならないフォローを
してくれていました。
(れこにゃ)
sugano
ふふふふふふ。
nagata
子どもたちの、見事なひと言を
集めてみました。
sugano
ちょっとしたひと言がすごくいいんです。
nagata
じっくりどうぞー。
4歳の息子は、私たち両親が
仲良く話していたりするのを見ると、
名案が浮かんだふうに
「そうだ。お父さんとお母さん、
 結婚すればいいじゃん!」
って話してくれます。
「ウフフ。もう結婚してるけどね!」
とうれしくなっちゃう母です。
(ゲンタオ)
nagata
「いい考え!」って思ったんだろうね。
sugano
ええ子やなー。
長女が幼稚園の年中さんだった頃、
「今日は幼稚園で何したの?」
と何気なく聞きました。
長女の返事は、
「今日はね〜、心の中で、
 ロックンロールをうたっていたの!」
おままごとかな、積み木かな〜?
という私の予想をはるかに越えていました。
また一緒にライブに行こう!
(七里)
nagata
かっこいい!
sugano
読んでるこっちもうれしくなるなぁ。
娘が4歳のころ。
生まれる前に娘の名前を考えたときのことを
夫と思い出して話していたら‥‥。
「ええっ!? 名前‥‥つけたの!?
 ○○は最初から○○だったんだよ‥‥」
最後の方でちょっと声がちいさくなった、
あの衝撃の表情が忘れられません。
それにしても、「最初から」って、
一体いつのことヨ!
(名付け親)
sugano
このあたりの、
自分が生まれる前、みたいなことは
子どもにとってはすごく不思議なんだよね。
nagata
ああ、そういうので、いいのが来てたよ。
ちょっと長いけど、どうぞ。
自分の子どものことではありません。
小学校の3年か4年のときの同級生、
あやこちゃんの名言です。
学校の帰りに親のことを、
あやこちゃんに愚痴っていました。
私はムーミンを書いたトーベ・ヤンソンさんと
その物語に強く影響を受けていて
大きくなったらヤンソンさんのように
フィンランドの孤島で一人暮らしをしよう、
と思っているような子どもでした。
勉強、ピアノ、お習字、と追い立てられて、
楽しくないと毎日思っていました。
だから、よその子だったらよかったのに、
みたいなことを言ってたんだと思います。
そんな私に、あやこちゃんは、
ふわふわんとした口調で、
「でも、よーこちゃんの
 おとうさんとおかあさんじゃなかったら、
 生まれてくるのは、
 よーこちゃんじゃない子だよ」
と言いました。
私は一瞬ガーンと真っ白になって、
ほんとうに驚いて、
しばらくぼーっとしてしまったのを
覚えています。
どこかのお風呂の残り湯が、
かたわらの側溝の中を、
ものすごいきみどり色で
流れていくのを見ながら、
あー、ほんとだねー、そうなんだねーと、
ゆっくり納得していきました。
この午後のことは、
きっと一生忘れないなーと思って、
息子が4年生になった今も、
やっぱり忘れてません。
もっのすごい名言だと、
いろんなことにあてはまると、
ずっと思ってきました。
転校が多くて小学校を4つも変わったし、
それぞれの学校での一番のなかよしとは、
まだ年賀状のやり取りがあるけれど、
残念ながら、あやこちゃんとは
御縁がなくなってしまいました。
(35年前のよーこちゃん)
sugano
うーーーん、いいなぁ。
nagata
つぎは、短い「子どもの名言」を
続けてたくさんどうぞー。
息子が3歳の頃、
高速道路の長いトンネルに入った時、
オレンジ色のライトが続くのを見て、
「あーっ、夕焼けのトンネルだぁー」
と叫んだのは、
何年経っても忘れられないです。
(どどみん)
長男が3歳の頃、美しく輝く満月を見て、
「あ、お月さんに電気がついたよ」
(アラレちゃん)
うちの下の娘(4歳)の名言です。
足がしびれた時、あまりにびっくりしたのか
「あしがぴかぴかする〜!」
それ以来、我が家では足がしびれた時には
「足がぴかぴかする〜」が標準語です。
上の娘(11歳)もお気に入りで使ってます。
(すみねこ)
現在26歳になった長女が6歳当時言った言葉。
大好きなおじいちゃんのお葬式で正座してて、
「お母さん、足がキラキラしてきた」
しびれる、って言葉を知らない、
可愛らしい比喩でした。
(あずりん)
ダンナのシャツにアイロン掛けてたら、
4才の息子が
「しわしわが吸い込まれていく!」と大興奮。
(たじみ@うながっぱ)
8歳の兄はいたずら好きで、
でも叱ってもなかなか
「ごめんなさい」が言えない子。
ある日、兄が2歳下の妹に
また何かやらかしました。
怒った妹はつかつかと兄に向かっていき、
「うち、いつもはにーちゃんのこと
 だーいすきだけど、
 今のにーちゃんは好きじゃない!」
ときっぱり。
思わず兄も「‥‥ごめんね」と。
う〜ん。すごいぞ、娘。
(マンゴスティン)
sugano
ああ、どれも、すばらしい。
nagata
さて、最後はこのコーナーでおしまいです。

ほろりとさせる話

現在小6の息子がまだ7〜8歳だったころ、
東京は豊洲にある
「キッザニア」に連れていきました。
子供が職業を体験できる施設です。 
半年も前から予約をして、
当日は何時間も早く着いて入場待ちの列に並び
ようやく入場出来た時点で
親(私)はヘトヘトでした。
あの施設は親は参加できないので、
ひたすら本を読んだりケータイを
いじったりしながら
何時間も時間を潰していました。 
そして閉館の時間も近づき、
帰りの電車の時刻も迫っているというのに
息子は「お買い物をしていく」
と言い出しました。
もちろん、その日に自分が稼いだ
「給料」で買うというのです。 
やはり親が入れない「子供デパート」の中を
のんびり物色する息子。
私は時間が気になったのと
疲れがピークだったのとで、外から
「なんでもいいから早くしな!」
とイライラしながら叫んでました。 
そして息子が買い物を終えて出てくると、
「はい、これママにあげる」と
私に小さな包みをくれました。
中には可愛い木製のコースターが一枚。
1
おそらくその日、自分がもらった「給料」の
ほとんどを使ってしまった事でしょう。
でも、まさか最後に
こんなサプライズがあるとは思わず、
イライラしながら息子を
せかしていた自分が恥ずかしくなりました。
よく、社会人になった子供が
初任給で親に何かをプレゼントなんて
話も聞きますが、おそらく私にとっては
この小さいプレゼントが
ずっと大切な宝物になると思います。
今やすっかり反抗的で生意気な息子よ、
おかーさんはあの時本当にうれしかったよ!
といつか改めて伝えたいです。
(すなみん)
nagata
うわぁ‥‥。
sugano
子どもからなんかもらうのって
ほんと、うれしいよね。
娘が幼稚園児だったころのこと。
ある日、私が箪笥の整理をしていたところ、
まったく使ったことのない真珠の指輪を発見。
娘が「○○ちゃんにちょうーだい」と言うので
「いいよ。でもまだ大きすぎるから、
 大人になったらあげるからね」
と約束しました。
それから2か月ほどが過ぎ、
何気なく指輪のケースを開けてみると、
小さく折りたたんだ紙切れに、
「○○ちゃんが おねいさんに
 なったらの ゆびは」と、
娘のたどたどしい字で書かれていました。
そんなに母を信じられなかったのか、
とおかしくもあり、
仮名遣いの間違いもかわいいので、
20年近くたった今も大切に保管してあります。
(くくりん母)
sugano
かわいいなぁ‥‥泣けるわー。
nagata
ぶゎっとくるね。がまん、がまん。
真夏の、陽射しの強い午後のことです。
2歳の娘を抱っこして外を歩いていると、
娘が僕のおでこのあたりに
ずっと手を置いています。 
「何してるの?」と聞くと、
「パパのぼうし」と。
娘だけ帽子をかぶっていたので、
小さな手でパパ用の帽子を
作ってくれていたのです。
もう暑さもふっとぶくらい
胸がキュンとしました。
(のぼ)
nagata
‥‥‥‥いかん、いかん。
sugano
あ、泣いてる。
nagata
泣いてませんっ!
sugano
いや、どう見ても‥‥。
nagata
さ、さぁ、そんなわけで、
今日も長くなりましたが、
このへんで!
sugano
みなさんからの投稿、
まだまだお待ちしていますー!

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2012-10-04-THU