子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

ああ、子どもは、おもしろい。

nagata
粒ぞろい、とはまさにこのことかと。
sugano
届いておりますね、鉄板の子どもネタが続々と。
nagata
当たり前のことを言いますけどね。
sugano
なんですか、なんですか。
nagata
子どもって、おもしろいなぁ。
sugano
おもしろいですなぁ。
nagata
今日もさっそく堪能していただきましょう。
sugano
はいはい、お願いします。

子ども名言集

夫、実母、義母と一緒に
次女の出産に立ちあってくれた
長女(4歳)は、
次女が産まれた時、わんわん泣きながら
「ニモより感動したー!」
と言っていました。
(☆にも☆)
sugano
あははははは、かわいー。
nagata
これはもう、今年の流行語大賞に。
sugano
選ばれてもええな。
流行してへんけどな。
nagata
このお姉ちゃんにとっての
「感動最上級」なことばなんやね。
sugano
「ニモより感動したー!」
基準が『ニモ』やと。
当時3歳だった娘の話です。
お風呂上がりにふと見ると、
着替え途中の娘が、
「えいっ」と言いながら
何度もジャンプしていました。
その後も何度かジャンプして
「やっぱり、空、とべないか‥‥」
そうつぶやき、着替えを再開していました。
(たんちゃん)
nagata
いいなぁ、これも、いいなぁ。
sugano
たまらんなぁ。
nagata
この、「薄々感づいてる感」が。
sugano
そうそうそう、そこがポイント。
nagata
ん? とべるのかな? とべないよな?
でも、意外にとべるのかも?
こうして? ジャンプしてれば? あれ?
sugano
「やっぱり、空、とべないか‥‥」
nagata
いいわー。
娘が4歳のお誕生日の朝のことです。
起きた瞬間に洗面所へダッシュして、
鏡を見るなり、
「おおきくなってない〜〜〜!!」と激怒。
そら、目に見えてはわからんよ。
(そめや)
sugano
最高やな、これ。
nagata
「激怒」がいいよね。
彼女なりの筋道でもって、
その朝をそうとう待ってたんだろうなぁ。
sugano
鏡のなかにすてきな「おねえさん」が
現れる思たんやろね。
nagata
なんせ、「4歳」だからね。
sugano
そしたら、そこに映ってるのは、
ぼさぼさ寝ぐせの女の子。
nagata
「おおきくなってない〜〜〜!!」
sugano
最高。
nagata
最高です。この話、
2014年の「ほぼ日手帳」に掲載したい。
sugano
ああ、ええな。載せよう、載せよう。
今日のことです。
5歳の娘はしょっちゅう、
「ねえ、○○だったらどうする?」
と聞いてきます。
(夫とは、どうするシリーズと呼んでいます)
例えば、
「私が急に飛んでいっちゃったらどうする?」
のような、困ったなという返事に
なってしまうことだらけなのですが、
今日は、使い始めたばかりの
たまごっちを持ちながら、
「ねぇ、もし私がたまごっちの中に
 入っちゃったらどうする?」
と聞いてきました。
うーん‥‥と考えていたら娘が
「お母さん、育ててね!」と言ってきました。
私「いやいや、お母さんはもう、
  あなたを育てているから!」
娘「えっ、そうなの?!」
私「たまごっちと同じで、
  お母さんもあなたにごはんもお風呂も
  お出かけもしているでしょう?」
娘「ほんとだ‥‥本当だね。
  わたし、育てられてた!」
いまさら気づいたようです。
(まみむう)
sugano
あかんあかん、
ちょっとほろりとさせられるやんか。
「ほろりとさせられる話」は後半やろ。
nagata
というかね、すべての子どもネタは
基本的にほろりとさせられるベースなんですよ。
sugano
ああ、それ、いえてるわ。いかんな。
どんだけおかしくても、ちょっと泣ける。
nagata
そうそうそう、
おかしいゆえに、ちょっとほろり、とかね。
息子(6歳)は優しい。
姉が母に叱られていると、間に入ってかばう。
(いつも姉にいじめられているくせに)
保育園でも、泣いてる子がいたら
すぐティッシュを持って慰めに行くらしい。
もちろん、母への優しさは格別である。
息子「母ちゃん、あんな、オレな‥‥
   焦げた餃子、好きになってきた!!」
‥‥‥‥優しさがイタイ。
(tsuki)
sugano
男の子はやさしいんですよ。
nagata
女の子もやさしいけどな。
sugano
どっちがどっちいう話でもないですけどね。
けど、やさしいときの男の子はやさしい。
私の妹が産まれ、
父と姉といっしょに病院に駆けつけた時の話。
母の病室で父がビデオをまわし、姉に質問。
父「お姉ちゃんになった感想は?」
姉「2人のお姉ちゃんになれて嬉しいです!」
そして
父「じゃあ、ちいちゃん(私)は?」
私「はい! ちいちゃんは、
  こいのぼりが大好きです!」
‥‥以来、とんちんかんなことをいうと
「この、こいのぼり!」と笑われます。
(踊る炭水化物)
nagata
わははははは。
sugano
うふふふふふ。
nagata
こんなの、誰もかなわないよ。
お笑いの人とか、頭かかえちゃうだろな。
sugano
最強やもんな。
現在3歳のムスメ。
幼稚園から帰ると疲れて機嫌が悪く、
イライラしてママに八つ当たりします。
「おちゃがないでしょー!」
「まぶしいー! カーテンしめてよー!」
大人気ないと思いつつも、
こちらもイラっとしてつい
「あんた、ママに向かって
 何様のつもりなのっ?」
と怒鳴ったら
「‥‥‥‥たんぽぽぐみ」と。
この場面で笑ったらいけないと思ったので
背を向けて、台所でひとしきり笑いました。
(ときちゃんママ)
nagata_sugano
わははははははは!
sugano
あかん、おもしろすぎるー。
nagata
これもう、胸を張って、
おともだちに知らせてください。
「ここにおもしろい話がたくさんあるぞ」と。
sugano
ほんまやなぁ。
足がしびれた時の表現で思い出しました!
もう45歳になる私の兄がまだ幼かりし頃、
「足が、ぉわんぉわんする〜!!」
と母に訴えたそうです。
母の口ぶりを忠実に再現すると
「ぉわんぉわん」なカンジです。
(向日葵)
nagata
うちの妻がちいさいころ、
キャベツを包丁で切る音を
「じゅわっしゅ、じゅわっしゅ」と
表現したそうですよ。
sugano
ああ、なるほどなぁ。
すなおな、ええ表現やなぁ。
nagata
いや、ノロケてすいませんでした。
sugano
いっこもノロケてへんがな!
甥っ子が幼稚園の頃。
7歳年上のおねえちゃんには
なにをやってもかなわない。
その日も喧嘩してべそかいて言ったひとこと。
「大きくなったら、
 ねえちゃんより年上になってやる!」
(しゅんまお)
nagata
ムリ、ムリ。
sugano
かっこいい捨て台詞やけどな。
nagata
さぁ、そんなわけでたくさん届いてる
「子ども名言集」を‥‥。
sugano
まとめていくつかお読みくださいー。
友達の子ども(4歳女の子)と一緒に
花火大会にいったときのことです。
その日は綺麗な三日月がでていました。
花火大会がはじまると、
花火ではなく月をじっと見て、
「お月さまー! やけどするよ! にげて!」
と叫ぶ叫ぶ。そして雲で月が隠れると、
「よかったあ、これでお月様熱くないね」
とほっとした様子。
子どもの感性ってすごーいと
感動した出来事でした。
(ハイジ)
珍しくラブリーなパジャマを着た私に、
4歳の息子が、
「ママ、可愛いねー」と褒めてくれました。
調子にのって、「世界一?」って聞いたら、
笑いながら「そりゃないよー」と。
はいはい、そりゃそうですよね。
(猫はな)
小4の息子です。
ゆびおり数えていた誕生日。
プレゼントは拝み倒して
ひと月前にDSソフトを入手済み。
なのに、意外と誕生日を楽しみにしていた彼に
「何歳になるんだっけ?」と聞いてみたら
はにかみながら「ふたけた」って。
うれしいんだ〜二桁〜〜。
(よっしぃ)
今日37歳になりました。
娘が「お母さん、もうすぐ四十になるね〜」って、
にこにこ笑顔で言ってくれました。
きりのいい数字って
カッコいいという感覚らしいです。
ぴったり四十になるのを
今から心待ちにしてるようなんです。
笑顔で可愛く言ってくれるので、
四十も五十も楽しみになります。
(優しい雨)
「お母さん、年取ったら
 アンデスに行きたいわ」と言うと、
「アンデスって、年齢制限あるの?」
と、子どもが真顔で。
違うでしょ。今行きたいけど、
あんたたちの世話があって行けないんでしょ!
(コンドル子)
今年の夏、
5歳の息子を連れてキャンプに行きました。 
初めてのテントに初めての寝袋
眠いのにウキウキして、
なかなか寝つけない息子。
次第に眠気に勝てなくなってきた頃
「ぼく、寝ながら
 明日をむかえにいくんだよ。おやすみ」
と言ったので
「おやすみ。いってらっしゃい」
と送り出しました。 
息子が寝ながら迎えに行ってくれたので
次の日、ちゃんと朝がきてくれました。
(ななな)
我が家は、長女10歳、長男8歳、次男6歳の
三人姉弟弟です。 
年長男子、ふと言いました。
「ごいっしゃーっす! ごいっしゃーす!
 ってゆってるね。」
小2男子
「違うよ。おいしやーす! だよ」
私
(え? 何?!
 何のことを言っているのだ‥‥)
小4女子
「‥‥つくつくぼうしでしょ!」
理解力のある姉に、脱帽。
ある、夏の終わりのひとときでした。
(SK)
今21歳の息子が年中さんだったころ
帰り道に見つけたテントウムシを
飼いたいと言いだし、
「えさはどうするの?」と聞きました。
息子の答えです。
「そんなの簡単だよ、ママ。
 テントくん(見つけたテントウムシの名前)を
 散歩させるときに後ろをついていけば、
 ちゃんとおいしいエサの所に行くから
 すぐわかるでしょ?」
それはその通り! と深く納得しました。
テントウムシを散歩をさせるという概念も
とても新しいと思いました。
ぎゅ〜〜ってして、
頭をもしゃもしゃしたのを思い出します。
(とろける母)
柴犬のリキがうちに来て、1ヶ月半。
小4の息子が
「なんで犬と人間がずっと仲良しなのか、
 わかったよ」と言う。
「なんで?」と聞くと
「言葉を話さないからね」とのこと。
もし犬がご飯を待っている時の声が
『早くしろー! もう待ちきれないよ!』と
聞こえてきたら、こっちもイライラするだろう。
でも、犬は何も言わない。
ただただしっぽをふり、こちらを見つめている。
だからけんかにもならない。
‥‥というのが、息子の言い分。
なるほどねえ。
すると、人同士も言葉に気をつければ
かなり争いは減るのかもしれないね。
犬を飼い始めてから、色んな発見があります。
(いずみん)
テレビを見ていたうちの4歳の長男の言葉。
「『この番組はご覧のスポンサーが提供しました』
 だと、もうおしまい。
 『提供します』だと、これから始まるんだよ」
なかなかいい発見だと思います。親バカかな?
(静岡県庁西館10階)
息子が3歳になりたての頃、
オムツがなかなか取れず
失敗続きで落胆していた私に、
息子がリビングの窓を指差しながら言った。
「ママちゃん、ほーら、見てごらん。
 もうすぐオムツが
 取れる日がやってくるよー」
私には何も見えなかったけど、
信じてみようと思った。
しかし、その日は
しばらーく経っても訪れなかったのでした。
(北海道きらりん)
sugano
続いては、こちらのコーナーです。
女の子らしさ、大爆発!
nagata
出でよ、おしゃま女子ー!

おしゃま女子

幼い頃よりプリンセスには、
まったく興味がなかった娘。
小学校低学年のある日、
かの名作アニメ『白雪姫』を見終わって一言、
「だから、お姫様ってキライ。
 あんなマヌケな王子さまに
 ついて行っちゃってさ」
(yukuriT)
sugano
さすがやなぁ、女子は。
nagata
もう、大切なことを見抜いてるというか。
sugano
せや。おとぎ話のなかの王子様は、
しばしば、たいへん薄っぺらい。
nagata
「王子様」という記号だからね。
sugano
じつは、おもしろみ、あれへん。
nagata
もともと、あなたは、「ただのイケメン」に
たいへん評価が厳しいですよね。
sugano
おもんないんじゃ。
かっこいいだけではあかん。
nagata
眠れるスガノが
「かっこいいだけの王子様」のキスで
目を覚ましたら、なんて言いますか?
sugano
「このたびはありがとうございました」
言うて、タクシー拾って駅まで行きます。
5歳の娘は、去年、美容室デビューしました。
普段ならどこに行っても騒がしく、
じっとしていられないはずなのに、
髪の毛を切ってもらっている間
ずっと鏡に映った自分の姿に
うっとりしていました。
女の子って、ちっちゃいうちから、
女なんだなぁと思いました。
お金を払って、帰ろうとしていると、
自分の髪の毛を切ってくれた
美容師さんの前へテクテク歩いて行き、
「かわいくしてくれて、ありがとー」
と言って、ペコリ。
女って、怖いと思いました。可愛い過ぎる。
(親バカ)
nagata
一方、こっちは、心からの「ありがとう」や。
sugano
せや!
自分をかわいくしてくれるものには
心からの感謝を。
nagata
うちの下の子もそういうとこ、あるわー。
娘「お母ちゃん、もし好きな人に
  『かわいいね』て言われたらどうする?」
母「『ありがとう』、て、ゆう。」
娘「あたしはぁ〜
  『あらぁっ、あなたこそ素敵よ、
  デートしましょ』て言う!」
娘「お母ちゃん、もし好きな人に
  『好きだよ』て言われたらどうする?」
母「‥‥‥‥(考えても思いつかない)
  『ありがとう』、て、ゆう。」
娘「あたしはぁ〜
  『まあっ、うれしい、
  結婚しましょ』て言う!」
当時6歳の娘に母完敗です。
(tsuki)
nagata
おしゃますぎる!
sugano
♪おーしゃましゃましゃま〜。
4歳になるわが娘が通う幼稚園に、
お父さんが外国人の女の子がいます。
その子が父親の事を
「ダディー」って呼ぶんだよって言うので、
「かっこいいねー」と話したその日、
一緒に出かけた書店でひとり本を読んでいると、
「ダディー! ダディー!
 どこにいるの?」と大声で叫ぶ娘の声が‥‥。
一斉に周りのお客さんの注目を浴びる
我が子の前に出るに出られず、
恥ずかしい思いをした父でした。
(ダディーではなくおとうさん)
nagata
こ、これは恥ずかしい‥‥。
sugano
女の子は誰でも自分のドラマの主人公やねん。
私はテレビはよく見ますが、
あまり見ないのがドラマ。
たまーに見るドラマは、
ほとんどサスペンスもの。
(『相棒』とか
 『鍵のかかった部屋』とか‥‥)
おかげで‥‥つけっぱなしのテレビで
ドラマがはじまり、
ムスメ(4歳)が出ていた女性を指差し
「で、このひとが死ぬの?」と。
(高砂屋)
nagata
4歳にして、このクールさ。
sugano
見抜いてるな、この子も。
nagata
女の子のおとなっぽさにくらくらしたあとは、
こちらの人気コーナーをお読みください。
sugano
言うても言うても聞かない子どもに
親はなんと言うのか?

言うことをきかないときの親のひと言

うちの場合は「虚無僧がくるよ」でした。
虚無僧がカゴしょってやってきて
悪い子を引き取っていくと聞かされました。
勝手に連れていくんじゃなくて親が
「こんな子いりません」って引き渡すのです。
夜風に尺八の音が混じっていそうな日は
特に恐ろしく
すぐさまいうことをききました。
四十を過ぎた今でも時代劇で虚無僧を見ると
ちょっと「うっ」となります。
(toyomi)
sugano
「虚無僧」ね!
いやぁ、いろんな「怖いもの」が
日本にはあるねんなぁ。
nagata
ナマハゲを筆頭に鬼、閻魔様、
天狗、河童、そして虚無僧。
だいぶ出そろってきた感がありますね。
いや、それをそろえる
コーナーじゃないですけど。
ウチの場合は「カミナリ様」でした。
小さい頃の弟はカミナリ大嫌い。
鳴る前から察知して動きが鈍りだし、
いざゴロゴロいいはじめると全停止。
部屋の隅でタオルや毛布を頭からかぶり、
何をすすめても飲まず食わずで
ひたすら時が過ぎるのを待っていました。
なので、言うことを聞かないときの
必殺フレーズは
「カミナリ様に電話してきてもらう」でした。
小学校低学年になり知恵がついた彼が
「番号知らんくせに!」と抵抗すると父は
「そうかぁ、今から電話したるわ」と
おもむろに受話器をとり
「565656‥‥‥‥」(←ゴロゴロゴロ‥‥)。
当時は黒電話。だいたいは、
じーこじーこダイヤルをまわしている間に
降参していましたが
一度「電話を代われ」と言って
アヤしんだことがありました。
焦らず騒がず代わってやる父。
「ツーツーいうてるやん!」
「そうや、あちこちから
 来てくれ言われて話し中や。
 ‥‥おまえの番、何番目やろな?」
勝負ありでした。
(ともん)
nagata
こちらは「カミナリ様」に
ご登場いただきました。
sugano
電話番号のところ、最高。
これがほんまの語呂合わせやね。
これがほんまの語呂合わせやね。
nagata
なにも2回くり返さなくても。
私が小さい頃、夕方遅くまで外で遊んでいると、
「ことりのおじさん」がやってきて
子どもを連れて行く言われていました。
しかし私の中で「ことり」とは「小鳥」で
小鳥の格好をしたおじさんか、
小鳥をつれているおじさんかで、とても謎でした。
しかし、そんなことは母には言えず‥‥。
数十年後、大人になり親となってはじめて
「ことりのおじさん」が
「子取りのおじさん」
であることに気がつきました。
(めがねッ子家族)
nagata
「5円のおじさん」につづいて
「ことりのおじさん」登場。
sugano
これ、けっこう怖いなぁ。
nagata
「おじさん」シリーズは、
昭和のにおいがするよね。
sugano
あーー、そうかもね。
いまの日本の町には
こういう「おじさん」はいないかも。
nagata
古いタイプの脅しものとしては、
こういう投稿もきてます。
私が子供の頃、
言うことをきかないときの親のひと言は‥‥
「蔵に入れるよ!」でした。
今現在でも土間のある築170年の田舎の我が家は
小学校の頃、すでに国語の教科書に載っていた
「昔の家」そのままでした。
土蔵は二つありました。
ガラガラと重い木の戸を開けると、そこは土蔵。
暗闇とほこり臭さの漂う異空間は
子供心にもこの世のものとは思えぬ怖さでした。 
ましてや、蔵には「白い蛇が住み着いている」
と親戚のオバサンが言っていた。
また、この蔵の奥には
「福助」の人形が鎮座されてました。
福々しいお顔のあの人形が
なぜにあれほど怖かったのかは
今でも定かではありませんが
幼少の頃の私には、えん魔さまより、鬼より、
ナマハゲよりもっと恐ろしかった。
「もうしませんからー。許してくださいー」と
声の限りを張り上げて泣いたものです。
今のお子様には「蔵に入れる」は
通じないんでしょうねぇ‥‥。 
(みゆきまる)
sugano
はーー。リアルに「蔵」が!
nagata
築170年の旧家ならではのエピソードです。
きかん坊で腕白な息子が
2〜3歳くらいの頃の最終兵器がこれ。
「悪い子してるとコウカイさんが来るよ!」
コウカイさんとは
私が創りあげた架空の生き物で‥‥
「こ」わ〜い
た「か」〜い
「い」た〜い
くら〜「い」
という息子の苦手とするもの
すべての集合体です。
「コウカイさんが来ると、
 ものすごく怖くて高くて痛くて暗くなるから
 後悔するぞ〜!」
と言うと、本気でびびっていましたね。
姿のない「コウカイさん」の存在は
漠然とした怖さがあって、
息子には「鬼」とか「○○怪獣」という
具体的なものより効きました。
大声で怒鳴るのではなく、
耳元でそっと「コウカイさんが来るよ〜」と
囁くのがポイントです。
一発で良い子になりました。
(猫まんま)
nagata
「怖くて高くて痛くて暗くなる」、
その名も「コウカイさん」。
sugano
おうちで考えた、
オリジナルの怖がらせキャラですね。
nagata
ネーミングがおもしろいですね。
「こ」わ〜い、た「か」〜い、
「い」た〜い、くら〜「い」、
というところから「コウカイさん」。
‥‥‥‥ん? んん?
sugano
どないした。
nagata
それやったら「コカイイさん」ちゃう?
「こ」わ〜い、た「か」〜い、
「い」た〜い、くら〜「い」、
ほら、「う」がないじゃないですか。
sugano
細かいことを言うな。
「後悔するぞ」ということで
「コウカイさん」や。
nagata
‥‥‥‥「う」がない。
sugano
細かいことを言うな!
カウントダウン方式、
私が小さい時もありました!
私自身が言われた記憶は
(都合よく)ないんだけど、
5歳下の弟には、
私がよくカウントしてたな‥‥。
この間だんなが雑誌をなかなか片づけないので
思わず弟に言っていたように
「5‥‥4‥‥3‥‥」とカウントすると、
旦那が突然シャキーンと
動き出して片づけ出した!
(しゅんまお)
sugano
おお、ダンナにまで効きますか、
カウントダウン方式。
nagata
このあたりからは、
まっとうな怖がらせネタではない、
変化球のエピソードを
いくつか拾っていきましょう。
小学校低学年のクリスマス前、
やんちゃばかりする息子に
「いい子にしていないと、
 サンタさんプレゼントくれないよ」
と言ったら、
「ボク、サンタさんはもういいや。
 1年間いい子にしてプレゼント1個だもん。
 お誕生日はみんながくれるから。
 ボク、サンタさんあきらめる」
(りろりろりん)
sugano
サンタさん、見限られるの巻。
nagata
サンタさんまわりの話も
たくさんありそうですねー。
クリスマス前に特集できるかも。
sugano
あ、ええな、それも。
うちは、二人姉妹です。
私が高校生、妹が中学生くらいで、
夜、寝る前に、二段ベッドの上下で、
わいわい話をして
盛り上がっていたときのことです。
母が「早く寝なさい」と何度言っても、
全く聞かない私たちに、
ついに父がやってきて言いました。
「いつまでもそうしてたら‥‥
 そうしてたら‥‥‥‥
 救急車呼ぶぞっ!!」
救急車呼ばれるから、というよりも、
お父さんを困らせてはいけない、と思って、
私たちはおとなしくしたのでした。
なつかしい思い出です。
(なほ)
nagata
お父さん、支離滅裂!
sugano
あかん、これ、おかしいー。
nagata
決めてなかったんやね、
「言うこと聞かなかったらどうなるか」を。
sugano
救急車はあかんわ。意味が通れへん。
あと、そんなことで呼んだら迷惑。
nagata
「お父さんを困らせてはいけない」
っていう理由でおとなしくする姉妹が
なかなかのおしゃまです。
さぁ、最後は、ちょっと長いですが、
なかなかの名作をお届けします。
題して、「おトイレさん」。
sugano
ほう、ほう。
我が家の息子は今4歳。
もの心つくころから、
彼を支配するのは「おトイレさん」です。
私の実家のトイレは自動開閉で、
トイレを覚えたばかりの息子はそれを見て、
「トイレは生きている」と信じていました。
おトイレさんは神様ともおばけともお友達。
どこにでもあって、どこからでも見ていて、
あの穴でみんなつながってるから
なんでもお見通し。
もちろん、トイレトレーニングは
おトイレさんまかせ。
おトイレさんは用を足さないと
誰か来たことに気づかないと設定したお陰で、
息子は2歳を前になんの苦労もなく
オムツがとれました。
ありがとう、おトイレさん。
そのほか、なんでもかんでも
「‥‥っておトイレさんが言ってるよ」
で解決してきた母。
いつしか息子はおやつをもらうにも
おトイレさんに許可をもらいに行くように。
当然、母の怒ったときの決め台詞は
「おトイレさんに言うよ!」だったのですが、
息子も成長し、おトイレさん効果が
日に日に薄れていると実感し始めた頃、
事件は起こりました。
ホームセンターで母の言うことを聞かず
「もうおトイレさんに言う!」
と怒られた息子。
そんな母の言葉は大して気にもかけず、
一緒にいた主人に助けを求め、
私から逃れるように主人と二人トイレへ。
プリプリしながら待っていたら、
主人から大変なことになったと電話が。
行ってみれば、
びしょ濡れになって号泣する息子。
聞けば「おトイレさんに怒られた」と!!
ただただ「おトイレさん、ごめんなさい」を
繰り返す息子‥‥おトイレさん完全復活。
目撃した主人いわく、
急にウォシュレットが作動したんだとか。
恐らく息子が知らずに
ボタンを押したんでしょうが、
以来、幼稚園に通うようになった今でも、
息子はおトイレさんに挨拶したり、
近況報告しながら用を足しています。
(ちびくんの母)
sugano
ぱちぱちぱちぱち! すばらしい!
nagata
すばらしいエピソードを、
ありがとうございます!

ふたご物語

我が家のふたごはよく同じ夢を見るようです。
朝「おはよう」と起きてきて、
時間差で同じことを言ったり質問したり
たいてい同じ夢を見たときです。
今はおとなに近づいて来たので
だんだんおもしろみがなくなって残念ですが
小さい頃は楽しいことがたくさんありました。
小学1年のとき
『千と千尋の神隠し』を映画館で観たその夜、
ひとりがうわごとのように
「ぶたがぶたが」と言いながら泣き始め、
よしよししておさまったと思いきや、
直後、もうひとりも、
「ぶたになっちゃった〜」と大泣きし
おさまったはずがふたりで
夜中の大合唱になってしまいました。
落ち着かせて聞いてみれば
かっかちゃんがどんどん食べて
ほんとのぶたになっちゃったとのことでした。
おもしろくてかわいくて、
かっかはぶたにならなくてここにいるでしょと
ぎゅっと抱きしめました。
(かしましのかっか)
sugano
ふたごならではの、エピソードも
いくつかいただいてますー。
nagata
自分が親になるまえは、
「ふたごが生まれたら?」って
軽く考えたりもするもんですけど、
いざ親になると、まずは、
「たいへんだろうなー!」って感じますよね。
sugano
倍やもんなぁ、なにかと、いろいろ。
nagata
神秘的な話、たいへんな話、
いろいろあると思いますが、
たとえばこんな話も。
うち、ふたごなんです。
男+女の二卵性双生児です。
今は、もう大学を卒業するような年に
なってしまいました。
この子たちが小学2年生の時のこと。
学校から
「しょうゆのペットボトル
(1.5リットル)を持ってくるように」
と先生からの指示がありました。
フウセンカズラをプランターで育て始めるので、
水やりに必要らしいんですね。
母「『しょうゆ』じゃないとダメなの?」
子「『しょうゆ』じゃないとダメ!」
なぜ「しょうゆのペットボトル」なのか?
注ぎ口が楕円形になっているんです。
そのために給水の加減がしやすいのでは、
と勝手に解釈しました。
実はこのとき我が家のしょうゆボトルは
新規購入した直後。
空いたボトルはゴミに出してしまったんです。
子らを前にキッチンでガックリする母。
ただでさえ減りの早いとはいえない
しょうゆ3リットルの中身を鍋に空け、
オタマですくい取るという不便を
しばらくの間耐え忍びました。
「しょうゆのボトル2本はかんべんしてくれ!」
と私はいまも感じています。
ところが、この後しばらくして
「ラップの芯を持ってくるように」
との指令が‥‥。
(kohara)
sugano
なるほどなーー。
nagata
準備するものも、倍ですもんね。
sugano
あの、小学校に入る前って、
いろんなものに名前書かされるやんか。
それこそ、おはじきの一個一個まで‥‥。
nagata
それもふたり分です。
sugano
たいへんー。
2歳のふたごです。
生まれた時から常にライバルが側にいる状態で、
日々とりあいしています。
お気に入りのミニカー、絵本、おやつ‥‥
同じものを2つ用意しているというのに、
微妙な違いを見つけ出しては
取り合いを始めます。
奪い、走り去り、奪い返し‥‥。
最後にはどちらかが手にすることになるのですが、
最近の最終決着方法は
「声の大きい方が勝ち」のようです。
A「ぐぅわぁーーーー!」
B「ゔぎゅっキィッーー!」
A「ぐっぐぎゅぅぎぃーーー!」
威嚇するような叫び声を
次第に声を大きくしながら交互に繰り出し
先に泣いちゃった方が負け。
非常に動物的な解決方法だなぁと思いつつ、
短期決戦で勝負がつき、怪我もしないので、
いい方法だと思って見守っています。
(サル山のボス)
sugano
日々とりあいかー。そやろなー。
nagata
たいへんなことも多いんでしょうけど、
それでもやっぱり、ふたごって、
ちょっとした憧れがあるんですよね。
sugano
うん、あるあるある。
かわいいもんなー。
名前も、ペアになってたりして。
nagata
ふたごならではのエピソードも
募集していますー。
sugano
大人数の兄弟ネタなんかもどうぞー。

たどたどしいおしゃべり

うちの4歳の娘が、2歳の弟に、
さもしったふうに教えていた言葉です。
「あれはね、
 トミトミヒレヨシっていうんだよ、
 いってごらん」
小学生向けの歴史番組が
豊臣秀吉を放送していました。
その後、大真面目でふたりで、
トミトミヒレヨシ、
トミトミヒレヨシと発音練習していました。
なにかに変身しそうです。
面白かったので、
母は訂正してあげませんでした。
(zok)
sugano
ああ、かわいいなぁ(遠い目)。
nagata
一瞬で過ぎてしまう、
「たどたどしいおしゃべり」の時期。
いくつか、ご紹介しましょう。
2歳半娘の母です。最近言葉を覚え出して、
日々弾丸のように喋っています。
いま、彼女のボキャブラリーの中で
一番かっこいい言葉は
なぜか「めたぼりっく」です。
いまハマっている『崖の上のポニョ』を真似て
「○○ちゃん、めたぼりっく、すきー!」
と叫んだりします。
どうやら楽しくなってくると
「めたぼりっく」のようで、この間は公園で
「ママ、めたぼりっくだね!」と。
その瞬間、近くにいたなかなか立派な体型の
おじさまが振り返りました。
違うんです! あなたのことではないんです!
(さやかえる)
nagata
たしかに、語感だけでいえば、
かっこいいかもしれない、「めたぼりっく」。
sugano
あと、大人の反応がいいのがわかるんやな。
うちはクリスチャン一家で、
食事の前にはお祈りをします。
1歳3ヶ月の娘が、最近自分で手を合わせて
私のお祈りに合わせて
「アーメン!」と言うようになり、
なんてかわいい! なんてかしこい!
と思っていたのですが‥‥ 
昨日、まだ食事の準備できていないのに、
勝手に自分でいすによじ登ると手を合わせて
「アーメン! アーメン!」と叫ぶ‥‥。
それ言ったら、食べ物もらえるって思ってる?
(ハンナ)
nagata
あの、手帳の宣伝を
するわけじゃありませんけど、
こういうのって、ほんと、忘れちゃうよね。
sugano
忘れてしまうなー。
nagata
書いといたほうがいいですよ。
「ほぼ日手帳」じゃなくてもいいから、
なんかに書いとかないと、忘れます。
なぜなら、こういう話ばっかりだから。
sugano
ツイッターとかフェイスブックでもいいな。
記録しといたほうがいいよー。
息子が言葉をおぼえ始めた頃の話です。
夜泣きをあやしながら、窓の外を眺めていると
突然「トバック!」と窓の外を指さしました。
見ると、まさにトラックが
通りすぎようとしていました。
「トラック?」と聞き返すと、息子は
私の方を振り返り、にんまり笑いました。
初めて会話ができた瞬間でした。 
そうやって、わけのわからないことを
口にする息子が、何を言いたいのかを
解読することが楽しみになりました。 
しばらく経ってから、
お風呂に一緒に入ってると、突然背中に回って
「きーこいれ、きーこいれ」と叫びながら、
両手で私の背中を叩き始めました。
とっても楽しそうなのですが、
何をしているのかは全くわかりません。
「きーこいれって何?」と聞いても、
「きーこいれ!」とオウム返しをするだけで、
一向に要領を得ません。 
その「きーこいれ&背中叩き」は
一回で終わってしまい、
大きくなっていく息子に幾度か聞いてみても、
本人自身が覚えておらず、
いったいあれは何だったんだろうと
長く悩むことになりました。 
それから十数年経ったある日、
自転車の空気を入れていて
「あっ!」と声をあげました。 
両手で勢いよく何度も押しつける動作、
ポンプ、空気入れ‥‥‥‥‥。
つたない言葉で伝えようとしていたことが、
やっとわかった瞬間でした。
すっかり大人になった息子に言ってみても、
「知らねえよ」とニヤニヤ笑うだけです。 
(ウジャウクドージョは今夜は焼肉どうぞ)
nagata
十数年後に、「きーこいれ」の謎が氷解!
sugano
気になってたんやろうなぁ、お母さん。
ちょっと感動的。
nagata
つぎもなかなかいいですよ。
娘が2歳だった頃、自分でトイレに行って
流す事が出来るようになり始めでした。
しゃべれるようになり始めでもありました。
「たくさんでたー」とか「3個でたー」とか
報告に来るのにも慣れて、
見に行って確認しないで、
遠くで褒めていたところ、
なかなかトイレから
戻って来ない事がありました。
他の用をしてて、彼女が戻らない事に
気づかなかったのですが、階下から電話があり、
水が漏れているので、確認してください、と。
あわててトイレに行きましたら、
満面の笑みを浮かべた彼女が、
トイレットペーパーを
いくつも便器に詰まらせて、
ジャージャーと水を溢れさせておりました。
廊下まで水浸し。 
階下は仕事場で、よそ様に迷惑を
かけたわけではありませんでした。
スタッフはびっくりしたようでしたが、
理由を聞いて笑ってくれました。
娘があんまりうれしそうな顔を
していたものですから、
「楽しいんだねー」と抱きしめてから、
ありったけのバスタオルで拭いていたら、
手伝ってくれました。
「お母さん、いいねー」「楽しいねー」
と言いながら。
「楽しーねー」「ちゃんとできたね」
「上手だね」「おかあさんはかわいいね」って
保育所で先生たちに言ってもらってる通りに、
彼女が言うのを聞いて、ちょっと泣きました。
余裕の無い子育てをしていたのに、
子どものことばは宝物でした。 
思い出させてくださってありがとう。
もう娘も22歳、ロンドンで芸術工学の勉強中。
親元へ戻ることはもうきっとないけれど、
今まで愛して育てて来させてもらったことに
感謝します。命は素敵です。
(まるご)
sugano
「子どものことばは宝物」。
ええなぁ。そのとおりやなぁ。
nagata
ほろりとさせられたところで、
最後は、このコーナーでお別れです。
どうぞ、続けてお読みくださいませ。

ほろりとさせる話

体調が悪く、横になっていたら
2歳の息子がおもちゃのトラックに
おままごとの野菜をのせ枕元へ
「おやつです〜」と並べてくれるので
「ありがとね」と起きようとしたら
突然真顔で
「ゆっくりね」
私がキョトンとしてると
手のひらをこちらに向けつつもう一度、
「ゆっくりねっ」
ありがとう、ママ早く元気になるよ。
(natsuko)
小学校に入って間もなく、
毎日初めての場所で頑張ってるなーと
思っていた頃、息子が登校前に一言。
「ぼくね、給食でマスクすると、
 お母さんのにおいがするから
 思い出してるんだー」
だから、登校前にも毎日私の服に
顔を押し付けてたのかー。
いいにおいがするように、今日も洗濯洗濯!
(さがっ子)
私には2歳の娘がいます。
先日、実家のことで色々あって、
我慢できず旦那の前で
泣き出してしまったことがありました。
当然近くに娘もいたわけで‥‥。
母親が本気で泣きじゃくる姿を始めてみた娘は、
とても驚いたのかすぐに駆け寄ってきました。
旦那に泣きながら話している最中、
突然娘が私の頭をなでて
「ゆいとパパとママと3人いるのに、
 なんで泣いてるの?」と。
「家族3人一緒にいるのになんで悲しいの?」
という意味だったのか、その言葉に続いて
「だいじょうぶだよ、みんないるよ」と、
なんとも2歳らしからぬ発言が。
思わず、パパと二人で吹き出してしまって‥‥。
それまで呼吸もままならないくらい
泣いていた私でしたが、自然と笑顔に。
まだまだ赤ちゃんだと思っていたのに、
もう大人を慰めることができる
技術を持っているんだとびっくり。
(うさ)
まだ3.11は想像もしなかった頃。
大地震のときの対処を
家族で決めておきましょう
とテレビで誰かが言っていると、
当時小学校6年だった長女が言いました。
「最初は家族みんなで逃げるけど、
 すぐにお父さんがついて来られなくなる。
(夫は足が悪いのです)
『お父さんはいいからお前達で逃げろ』
 と言うから三人で逃げる。
 危ないとこがあるとお母さんが
『あんた達が先に行きなさい』って言うから、
 私がA子(1年生でした)の手を引っ張って
 A子が泣こうがわめこうが
 引っ張って逃げ延びる」
子供は真実を見ているものですね。
夫も私も感心しました。
(やまみー)
長男が小1の頃の事です。
主人の転勤で北関東に引っ越して半年。
それまで関西にいたため、
なかなか周囲に馴染めず、
息子はちょっと反抗期。
4つ下の弟がうっとうしくて、すぐにケンカ。
私も慣れない土地で、
毎日しんどい思いをしていました。
ある日、夕飯時に調味料がない事に気付き、
すぐそこのスーパーへ行こうと思い、
「お兄ちゃん、○○ちゃん寝てるから見ててや!
 すぐに帰ってくるから」
長男はゲームに夢中で返事もなし。
で、スーパーへ。
その時、地震が! 震度4〜5でした。
スーパーの棚のものが落ちてきて、夢中で外へ。
「あ! 子供たちが!」慌てて家に!
すると家のドアの前に、二人の姿が。
長男は、寝ていた弟に
自分の上着を着せて抱きかかえていました。
「ありがとう! 怖かったやろ!」
二人を抱きしめました。
「ぼく、兄ちゃんやもん」とボソッと長男が。
そのあと、涙がポロポロ‥‥。
引っ越す直前に大きな地震を経験したので、
地震が来たら外に出るよう言ってあったのです。
お兄ちゃんは、偉かった。
二人だけにして、本当にゴメン!
‥‥阪神淡路大震災に遭ったその年の事でした。
(ぶんママ)
休日、庭で遊んでいたら、
たんぽぽの綿毛が
どこからともなく飛んできました。
それを見た4歳の娘が、
「あっ! シアワセだ〜!
 シアワセ、待て〜っ!」と言って
うれしそうに追いかけていきました。
見ていたこっちがシアワセになりました。
(かなもみまま)
nagata
みなさまからの投稿、
まだまだお待ちしていますーー。
sugano
それでは、また明日!

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2012-10-08-MON