子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

今日も、たっぷりのんびりどうぞ

nagata
3連休も終わりまして。
sugano
子どもさんと過ごされた方も
多いんじゃないでしょうか。
nagata
旅行、運動会、学芸会‥‥
秋はいろんな催し事がありますね。
sugano
そして、イベントのたびに、
子ども関係のエピソードが生まれる、と。
nagata
それ、忘れないうちに、投稿してくださいね。
sugano
どうぞ、よろしくお願いします。
nagata
それでは今日もたっぷりお送りします。
sugano
笑ったり、ほろりとしたりの子ども話満載。
nagata
今日はこのへんから行ってみよう、
「パパの立場」!
sugano
だんだん、お父さんからの投稿も
増えてきたなぁ。

パパの立場

幼稚園の年長さんだった息子が、
ある日
「ねぇねぇ、パパって、ママの弟子?」
と聞きました。
普段は息子のおもしろい話を
よくパパに報告していたのですが、
この話だけはかわいそうで
パパ本人に言えませんでした。
(あんこ)
sugano
わはははははは。
nagata
弟子かぁ‥‥うーん‥‥。
sugano
ま、弟子みたいなもんかな。
nagata
ちゃうやろ。
sugano
ちゃうけど、弟子みたいなもんゆうたら
弟子みたいなもんやろ。
nagata
弟子みたいなもんゆうたら
弟子みたいなもんかもしれんなぁ。
ああ、なんかまるめこまれてるような。
sugano
そのへんが弟子っぽいよな、すでに。
長距離トラックの運転手で、
家をあけることの多かった父。
ある日、出勤する父を、
母と私(当時3歳くらい)で
見送りした時のこと。私は父に、
「また来てね〜♪」
と言ってしまったそうです‥‥。
まるで親戚のおじさんかの様な扱いに、
ショックを受けた父。
この事がきっかけとなり、
毎日帰宅できる仕事を探し、転職しました。
私が33歳になった今でもたまに
「あの時はショックだったなあ〜」
と言われます。ごめんね、お父さん。
(まる子)
sugano
この「また来てね」っていうのは、
ときどき聞く話やけど。
nagata
うん。うちも近い状況になったりしました。
しかし、実際にそのひと言がきっかけで
お父さんが転職したというのは
なかなかないかなと。
sugano
こういう路線の話を
さらに発展させていくとつぎのようになります。
私が小さい頃、父は仕事が忙しく、
あまり顔を合わせていませんでした。
ある日、知り合いか親戚かわかりませんが、
うちに何人かお客様がいらっしゃったとき、
2〜3歳くらいだった私は
何を思ったのか爆弾発言。
「うちって時々、
 知らない男の人が泊まりにくるよね!」
もちろんそんな人いません。
たまに早く帰ってこれた父のことです。
あの時は大変だった、
と母から聞かされた時の衝撃たるや‥‥。
(お父ちゃんホントにごめんね)
nagata
たいへん。
sugano
否定すればするほど言い訳のようになりますね。
nagata
それにしても「知らない人」って‥‥。
sugano
不憫やなぁ。
ま、でも元気だしや!
つぎは、母と子に慕われてる
人気者のお父ちゃんの話や。
nagata
ほんまかいな。
sugano
ええ仕事しとるでー、お父ちゃん。
もうすぐ3歳の長男は、鰹節が大好きです。
おひたしやお好み焼きにかけると、
鰹節だけを真っ先に、
「いただきます」の前に食べてしまう程です。
ある休日の朝、パパがシャツを
はだけて寝ていたので、
私が長男に「あれ何?」と聞くと、
長男はパパの胸毛を指差して
「かつぶしー!」と一言。
その後、私たちはパパの乳首を押して
「ピンポーン!」
「いらっしゃいませー」
「かつぶしくださーい」
と、かつぶし屋さんごっこをして遊びました。
それ以来、パパも交えてする
「かつぶし屋さんごっこ」は、
我が家の定番遊びです。
(マトコ)
nagata
‥‥‥‥。
sugano
お父ちゃん、役立ってるな!
nagata
‥‥乳首を押して「ぴんぽーん」て。
sugano
お父ちゃん、人気もんやな!
オーストラリア在住です。
下の娘が5歳のときのことです。
学校で「家族の紹介をする」
という授業がありました。
わたしのお父さんの仕事は○○です、とか
お母さんの好きな食べ物は○○です、
とかの当たり障りのない項目のあと、
「もし1000ドル(80万円くらい?)
 持っていたら、お父さん、お母さんに
 何を買ってあげたいですか?」
という質問がありました。
娘の回答は、お母さんには
「日本のお家」。うるうるきました。
そして、お父さんには
「ポテトチップス(小袋)」と‥‥。
夫もうるうるしてました。
(Amy)
nagata
ふはは、ははは‥‥。
sugano
おお、かわいた笑いを。
nagata
なんか、一周して、
がんばろ、思えてきたわ!
sugano
せ、せやな、がんばっていこ!
nagata
がんばっていこー!
ポテトチップス、ありがとう!
3歳になる娘は、たまに夜泣きをするのですが、
妻がそばに行くと、
すぐに泣き止んでまた眠ります。
僕が行くこともあるのですが、
娘は僕の顔を認識したとたんに、
「とうさんイヤ! かあさんがイイ!」と
より大きな声で泣きだしてしまいます。
先日、試しに後ろ向きで近づき、
顔を見せないように娘の側まで行ってみました。
すると娘は、妻が来たと思ったのか、
すぐに泣き止み、またすやすやと眠りました。
成功です!
これはいい! と調子に乗った僕は、
別の日にもその方法を試してみたところ、
今度は少し不審がって、
なかなか落ち着かない様子。
果たしてこの人は、
かあさんなのか、とうさんなのか。
娘は、寝ぼけながらも、
なんとか確認しようとしますが、
僕も必死で顔を隠します。
何回かそんな攻防が続いた後、
とうとう我慢できなくなった娘が
ありったけの大声で一言。
「どっちーーーっ!!」
思わず吹き出してバレちゃいました。
娘は、ショックのあまり、
そのままベッドから起きあがり、
「かあさんがイイのー!」と叫びながら
妻のいるリビングまで走っていきました‥‥。
あぁ、また別の方法を考えなきゃ‥‥。
(ゆうすけ)
nagata_sugano
わははははははは!

子ども名言集

私が幼稚園に通っていたころ、
運動会の徒競走で
みんなが「よーいドン!」で一斉にかけ出す中、
私は一人じーっと静止していて、少し経ってから
一人でニコニコとかけ始めゴールしたそうです。
後で、不思議に思った親が
「どうしてそうしたの?」と尋ねたところ、
「混んでいたから」と答えたそうです。
徒競走とは、足の速さやゴールの順番を
競うものだと理解していなかったのか、
自分でも不思議です。
(有機酸)
sugano
すばらしい答えや。
nagata
考えてみれば、「競う前提」っていうのが
大人の価値観なのかも。
娘(現在小学1年生)が幼稚園の年少だった頃。
遊びに夢中になるとトイレが間に合わず、
寒い冬は毎日のようにお漏らしをしていました。
その日も外で遊んでいて、
やらかしてしまったもよう。
「qちゃん、おしっこ出ちゃったの?」
とたずねる先生に、
「外でしちゃったのは、
 おしっこじゃなくて、お・も・ら・し」
と、なぜか先生を諭す娘。
「どこで出ちゃった?」という先生の質問には
「先生の知らない遠いところ‥‥」
と答えたそうです。
(qの母Q)
sugano
プライドがあるねんな。
nagata
幼稚園児なりにね。
sugano
「先生の知らない遠いところ‥‥」
詩的やな。
nagata
詩的や。
たくさん雪が降り続く夜、
3歳くらいだった娘が空を見上げて
「雪がプラプラ降ってくるねぇ」と。
そうだよね、雪がしんしん降ってくるなんて
言わないよねぇ。
子供の初めて感じた表現て
大切にしてやりたいなぁと感じた。
その気持ちも忘れてバタバタと過ぎ娘はもう18。
1歳1ヶ月になる妹ちゃんがしゃべりだしたら
今度こそ手帳に言葉を書きためようと思ってます。
(えがこ)
nagata
「雪がプラプラ」。
これも、ええなぁ。
sugano
ほんま、書いとかんと忘れるなぁ。
nagata
忘れる、忘れる。
さて、じゃあここからは
「子ども名言集」をいくつかまとめて。
sugano
どうぞお読みくださいませー。
おもしろ語録集の記録より
・春先のみぞれ雪を見て
「道路に大根おろしがたまってる!」
・クリスマスの風呂上がり、
 パジャマに着替えて
「襟のとこちゃんとしてる?
 サンタさんに失礼じゃない?」
・観光農場で羊の毛刈りショーを見て
「ヤギになった!」など多数。
(きいまはるまき)
私が4歳くらいの時のこと。
沈む夕日を眺めながら
「夕日さん、ひとりで寝るんだね、
 かわいそう」と言って泣きました。
今も、初めて見たドラマの最終回、
最後の10分で泣けるくらい涙もろいです。
(バツマル)
「あのおじさん、頭に穴が開いてるう」
娘の指差す方向を見ると、
そこには頭頂部のみ御髪がない方のお姿が‥‥。
(Kタロー)
先日、ウチの年中の娘が
保育園で社会見学に行きました。
市民文学会館。なにがあるところなのか、と思い
「今日は何を見てきたの?」ときいたところ
「目を開けたまま、死んでる大きなイヌ!」と。
え? イヌが車に轢かれたところに
居合わせたのかしら? とドキドキ。
翌日、保育園に行ったら、
社会見学の写真が貼ってありました。
大きなオオカミの剥製を見上げる子供たち。
なるほど、目を開けて死んでました。
(しゅわっちょ)
うちの母がいまでもいう話。
長男がイタズラを叱られてしまい、
泣きながら「ママ〜、ママ〜」と連呼。
まだご立腹の母が
「ママ、ママって言わないで!」と言ったら、
長男は小さな声で
「‥‥おかあさん」と言ったそうで、
一気に脱力したそうです。
もう30年前の話ですけど。
(長男は叱られて、出ていけっと言われて、
 4歳にして家出しそうにもなりました)
いやいや期の頃。
「いつになったら
 ママの言うことわかるかなぁ?」と聞いたら、
「おねーちゃんになったら聞いてあげる!」
と力強く宣言したむすめ。
「いつおねーちゃんになるの?」と聞くと
「4歳になったら!」ときっぱり。
(ふかふかパンダ)

言うことをきかないときの親のひと言

トロルの本場、ノルウェーで子育て中です。
もうすぐ二歳になる娘、寝かしつけの時、
眠たいのにふざけてばかりでなかなか寝ません。
半年程前にふと思いついて
「早く寝ないとトロルが来るよ!」
と臨場感あらわに言ってみた所、ビクッとし、
ささっと布団をかぶって寝たのです。
泣いたりぐずったりもせずに。
味を占めて毎晩トロル作戦をしたのですが、
効果は2週間程で消えてしまいました。
昨晩久しぶりにトロル作戦を試してみた所、
「NEI!!!!NEI!!!(いやいや)」と怒り、
ますます目が覚めてしまいましたとさ。
魔の二歳児に効く新しい作戦を見つけねば‥‥。
(トロルのママ)
nagata
言うても言うても聞かない子に告げる
親のとっておきのひと言。
こちらはノルウェーからの投稿。
sugano
トロルなんや!
なんか、妙にうれしいなぁ。
きちんと国柄が出てて。
nagata
トロルっていうと、あの絵本だよね。
sugano
『三びきのやぎのがらがらどん』!
nagata
名作。
sugano
名作。
お片付けしないときの一言。
それは「ルンバが来るよ!」です。
我が家の2歳児は、この一言で
「いやあああ!
 オモチャ食べたらダメぇぇぇ!」
と泣き叫びながら
オモチャをかき集めて逃げ惑います。
派生として
「歯みがきしない子は、寝ている間に
 ルンバがお顔を吸い込んじゃうからね!」
などもあります。
効果覿面なんですが、完全に
「ルンバは悪いことしたら来るもの」
になってしまったので、
普段の掃除に使えなくなってしまいました。
(さてらいと)
nagata
お掃除ロボット、ルンバが恐怖の対象に!
sugano
機械ならではの怖さってあるよね。
こう、なんにも考えてないというか。
nagata
さてちゃんちの子ももう2歳かー。
sugano
常連さんやったっけ?
nagata
甲子園企画のころから。
我が家には「ウンババ」がやってきます。
天狗さんと一緒に山に住んでいます。
良い子には何もしませんが、
悪い子をさらいに来ます。
ウンババは正体不明ですが低音で
「ウンババウンバー、
 ウンババウンバー」と言いながら
天狗さんと一緒に雲に乗って
風と共にやってきます。
フラダンスを習っている
いとこ(8歳女子、6歳女子)がいるのですが
そこの末っ子(4歳男子)が、
お姉ちゃんたちがおうちでフラの練習中に
かけていた曲の「ウンババウンバー」という
バックコーラス(男声)をひどく怖がり、
これは! と思ったママが
「ウンババ」を作ったのです。
それが我が家(娘3歳)にもやってくるのです。
「ウンババウンバー」と歌うと娘は
「ひーっ!」といって怖がりますが、
まだ7カ月の息子はうれしそうに笑っています。
(しおまま)
nagata
こちらはオリジナルの怖がらせキャラ。
sugano
なにが怖いのかいまいちわからんけど、
当人には怖いんやろうなー。
私、結婚してからは千葉に住んでいますが、
出身は広島です。
うちの子が言うことを聞かないとき、
「ねえ、さっき同じこと言ったんだけど、
 聞いてる?」と
最初は標準語で注意しますが、
それでも聞かないと、広島弁を出します。
「あんたら、ええかげんにせんと、
 どーなるかわかっとるんじゃろーね?」
子供らは、
「やばい! かーさんの広島弁が出たよ!」
と大わらわで動き始めます。
あえて大きな声を出さず、
静かに言うのがいいようです。
(マンゴスティン)
sugano
ああ、これは怖いかも。
「お母さんが変わる」っていうのは
なにしろ、怖い、怖い。
nagata
なんべん言やぁええんかいねぇ、
はぁもうわしゃ知らんけぇねぇ、
好きにしんさいや、勝手にしたらええわ。
sugano
あ、そうか、永田さんは
広島にも住んでたんだ。
nagata
あちこち転校してたので、
全国のいろんな方言がつかえます。
今度、子どもにつかってみよう。
私がこどもだったころ、悪いことをすると
「帽子のおいちゃん」が来る、
と言って脅されてました。
悪いことする子は
「帽子のおいちゃん」にさらわれます。
庭先に麦藁帽子を被ったおいちゃんが
出没することも。暗闇でよく見えなくて、
それがさらに怖さを増してました。
あれは麦藁帽子を被った父だったんだなあ。
このコーナーを読んでいて、
突然記憶が蘇りました。
(にこまる)
nagata
ああ、これは怖いわ。
sugano
謎のおじさんが悪い子をさらっていくという、
いわゆる「昭和系」やね。
nagata
しかも「帽子の」っていう身近さが怖い。
実際、あちこちにいるっていうのも、
恐怖をかきたてられる。
sugano
庭にいるお父さんとかも利用できるしなぁ。
怖い、怖い。
nagata
かと思うと、かわいいのもあるよ。
sugano
ん?
2歳半の息子は虫が大の苦手。
「カニが来るよ〜」と言うと
たいてい言うことを聞きます。
虫嫌いなのに、なぜにカニかというと、
家によくいる、全長2㎝ほどの蜘蛛を、
彼はカニだと思ってるんです。
カニなんてろくに見たことないのに
なんでそう思ったんだ?
ちなみに、カブトムシとクワガタは
ホタルと呼びます。
ホタルなんて見たことないのに
どこで覚えたんだ?
(くるりくら)
sugano
かわいーーー。たまらん。
「カニが来るよ」って。
nagata
ほらほら、お着替えしてー。
カニが来るよーー?
わたしが子どもだったころのお話。
海辺をお散歩していると、
当時3歳の弟がぐずりだしました。
ひらめいた母親、
「向こうにお船が見えるでしょ。
 あのお船は海賊船でね、
 言うこときかない悪い子は
 海賊に連れてかれちゃうんだよ!」と。
するとお姉ちゃん、
すかさずキュッと弟の手をつかんで、
連れていかれないようにと
真剣な表情のまま放しませんでした。
今ではめったに口もきかない
2歳違いのわたしたちですが、その頃は
立派な「おねえちゃん」だったんだなあ。
(ice)
sugano
一転して、これは、じーんと来るやないか。
nagata
子どもの話は、すべて、
「ほろり」がベースですから。
昔はあんなにかわいかったのに、
今じゃあ返事は
「おう」だの「無理」だのしかない
男子高校生になってしまった息子。
言うことを聞かせたいときには
「言うこと聞かんとチューするぞ!」
と言うと、そそくさと動きます。
(シロのかあちゃん)
nagata
そら動くわ。
sugano
そうなんやな。

おしゃま女子

友達宅へサプライズ訪問した時の話。
上がろうとすると玄関先で
なぜか号泣する友達の娘ちゃん(3歳)。
すると友達が
「ごめん、OKしてから
 もう一度入ってもらっていい?」と一言。
訳わからずとりあえず外で待つこと数分。
友達から「OK」の一言。
「お邪魔しまーす」と再度ドアを開けると、
着替えてネックレスをした娘ちゃんが
「ボンジュール」とお出迎え。
娘ちゃんはフランス人とのハーフちゃん。
待ってる間なにが行われてたのか尋ねると、
慌てて鏡台の前に行き、
お気に入りの服に着替え、
顔にパフをあて、ネックレスをして
お出迎え準備をしてたとのこと。
お出迎え準備をしないと
ずっとグズってしまうそう。
誰が教えたわけでもないのに、
3歳でもすでにマドモアゼル。
女なんですねー。ビックリ。
(憧れ天然カールまつげ)
nagata
おしゃま! しかもフランス人とのハーフ!
sugano
レベルの高い、おしゃまっ娘やなぁ。
今はもう成人した娘が3歳くらいのとき、
テレビにキムタクと
サッカーの川口能活が出るとうっとりして
「かっこい〜」と言っていました。
人生経験わずか3年、
大した数の男性を見たわけでもないのに、
いわゆるかっこいい人は
ちゃんとわかるんだ‥‥と、
人間(というか女?)の
本能というものに感動しました。
(下り坂47)
sugano
ふふふふふふ。
nagata
これは、木村拓哉さんもさることながら、
川口能活さんが効いてるよね。
sugano
効いてる、効いてる。
ちょっと前の全日本のゴールキーパーの人な。
たしかに、川口選手は男前や。
nagata
おしゃまな3歳児にもわかる男前、川口能活。
sugano
ふふふふふふ。
うちの夫は保育士です。
夫婦で駅を歩いているときに、
夫が担任をしているクラスの
Aちゃんと遭遇したことがありました。
遭遇から数ヶ月後、Aちゃんを含む女子3名が
「恋バナしよう〜!」と言いながら
職員室前の小さなベンチで
ひそひそ話を始めたそうです。
思わず夫が聞き耳をたてていると、
誰々は走るの早くて格好いいとか、
可愛らしい話題を順番に出していく女の子たち。
途中ネタが切れたのか、唐突にAちゃんが
「○○先生(夫)のお嫁さんに会ったよ!」と。
おおっ、覚えてたんだ! と夫が驚いていると、
それに対するおともだちの返事は
「ふ〜ん、人間だった?」‥‥。
Aちゃんも
「うーん、たぶん人間だった」と回答‥‥。
おしゃまなようで、
まだまだちょっとズレてる会話に、
職員室で声をひそめて爆笑したそうです。
(人間?の奥さん)
nagata
おしゃまだけど、まだまだ子ども。
sugano
おもしろいなぁ、女の子。
nagata
「あほ」と「おしゃま」の同居は、
女の子ならでは、かもね。
sugano
おたくの下の子にも同居してますか。
nagata
まえに、おしゃれな洋服屋さんに入ったとき、
すごく興奮して舞い上がって、
なんでか「カンチョー」したくなったみたいで
安くなった子ども服を吟味してるパパのお尻に
「カンチョー! カンチョー!」してました。
sugano
わははははは。
娘が3歳の頃。夜お風呂に入るのに、
そろって服を脱いでいたら娘が突然
「○○がおっきくなって、
 おむねもおしりもおっきくなったら
 おかあさんよりもっともっとかわいい
 ぱんつとぶら、かうんだから!!」
唐突に宣言されました。
至ってフツーの地味〜なものしか
身に付けていない母は呆気にとられて
「‥‥好きにおし」と答えるのが精一杯。
この日から母は、娘からの一方的なライバル視に
困惑することとなりましたとさ。
あの日、娘の女子力回路が
無事開通したんだろうなぁ。
ホントに急に、でした。
(co)
sugano
誰に聞いたんかなぁ。
nagata
びっくりするなぁ、こんなこと言われたら。
いま12歳の長女が4歳の頃。
私の弟が結婚式を挙げる、というので
お洋服やらバッグやら‥‥と
いそいそと準備をしていたとき。
突然、彼女が
「あっ! うわ! ごめん、ママ。
 本当にゴメン。」といきなりの謝罪。
何事かと思って「どうして?」と聞くと
「あ〜、何で忘れてたかなぁ」
「ねぇ、いつだったん?」と
後悔したり、質問したりと支離滅裂の彼女。 
私はなんのことかわからずに
「ねぇどうしたの?」と更に聞くと、
「あーちゃん(←自分)、
 パパとママの結婚式に出るの忘れてた〜。
 本当にゴメンね。」とのこと。
「なるほど」と感心いたしました。
しかし、パパとママは順序良く結婚した為、
あなたはまだ影も形もなかったものですから、
出席できません。その旨伝えると
「えぇ!? 最初からはあーちゃんは
 おうちにいなかったの?」と
これまた衝撃の事実発覚のようで。 
第2子の次女とも1歳8ヶ月違いですから、
「この家族はずっとこの4人から始まった」
と思っていたのですね。今では可愛いお話です。
(むんめる)
nagata
かわいいなー。
そうそう、こういう謝り方するんだよね。
「うわ、ほんと、ごめん!」みたいな。
sugano
これはあれやな、セレモニー好きな
女の子ならではの感覚かもしれんな。
「パパとママも結婚式に
 自分が出なかったなんてありえない!」
みたいな感じ。
nagata
ああ、そうかも。

勉強なんて、ラララ

小4の娘の作文から。
地元の働く人の調べ学習で
パンジーの栽培をしている方の畑に行き、
その感想文にて。
「わたしは○○さんのべん強をして、
 いろいろなことがわかりました。
 3時間もかけて花に水やりをする○○さんは
 いいどきょうだな〜と思いました。」
いいどきょう、か‥‥な‥‥?
○○さん、すいません。
(いい度胸な娘を持った母)
nagata
勉強、宿題、テストなどの、
おもしろ子どもエピソードを集めてみました。
sugano
「うちだけじゃないんだ!」と
勇気づけられること、うけあいですよ。
我が家の次男が小学生の頃、
宿題の漢字ドリルの
書き取りをしていた時のこと。
ふと見ると、
「フランス人形、フランス人形、
 フランス人形‥‥」
と何行も書いてある列の横に
「ふらんすじんかたち、ふらんすじんかたち、
 ふらんすじんかたち‥‥」と
一生懸命かなをふっていました。
(ジロママ)
nagata
「フランス人」で、
まず切ってしまったんでしょうね。
sugano
で、残り一文字やし、そのまま「かたち」と。
従って「ふらんすじんかたち」。
私もテストで「食いしんぼうの人間」を
「くいしんぼうのひとあいだ」と書いて
おおきなバツをもらったことある。
nagata
わははは。
sugano
気持はよくわかります。
nagata
ま、でも、漢字ドリルをやってるだけ
優秀なんではないかと。
sugano
いえてます。
私が小学校1年生の頃の話だったと思います。
国語のテストで
「○のなかに、『お』か『を』をいれなさい」
という問題が出たのです。
見てみると、短い文章の
あちらこちらに○があります。
「『お』か『を』かぁ‥‥おかを‥‥
 わかった! お顔だ!」
そう、丸を利用して
顔を書く問題だと思ったのです。
大丈夫、お絵かきなら自信がある。
お兄ちゃんのお顔、
仲良しのひろみちゃんのお顔、
飼っているうさぎのシロ‥‥○を使って
上手にいろんな顔で埋めつくしたのです。
返された答案は、赤ペンで大きくバッテン。
自分の絵がことごとく否定されたのだと思って
いたく傷ついたのを今でもよく覚えています。
(gyu)
sugano
小学校1年生の先生って、
たいへんやろうけど、たのしいやろな。
nagata
テストなんか、もう、毎回毎回、
ちょっとしたエンターテインメントでしょう?
sugano
けど‥‥たいへんやろな。
nagata
たいへんだよ、そりゃ。
息子が、小学校の特別授業で
生まれて初めて外国人の先生と会話をした。
きっと外人さんを見たのも初めて。
その夜‥‥
「ナイスチューミーチュー! イエス!」
寝言が英語でした。
本人は、まったく覚えてませんでした。
当時小学3年生。
刺激が大きかったのでしょうね。
(ぶんママ)
nagata
はじめてのナマの英会話の興奮が
伝わってくるようです。
sugano
ちなみに、続く文面には
「それがよかったかどうか、
 息子は大学卒業まで英語(のみ)超得意。
 今はビジネス英語にちょいと苦戦中」
とありました。こういう経験はやっぱり、
ちゃんと役立つのかも?
大学4年になる我が家のアホ太郎が
大学入学する頃のエピソードです。
福岡の方言なので、
皆様に伝わるかどうか心配なのですが‥‥。
ある博物館に行った際に
ロダンの「考える人」の像があったんです。
彼が堂々と言い放ったヒトコトです。
「あれ、知っとーよ!
 ロダンの『考えよる人』やろ?」
脱力しました。
間違いではないのですが‥‥。
(タロウのハハ みってぃ)
sugano
「考えよる人」! おかしい。
nagata
こりゃもう、子どもネタというより、
ふつうのおもしろエピソードですね。
sugano
大学生。けっこう大人な、子どもネタ。
nagata
何歳だろうと、
親から見て子どもだったら子どもでしょう。
sugano
大きくなってからのエピソードも
ぜひ、お送りくださいね。
nagata
さて、最後はいつものこちらです。
sugano
さぁ、今日も、がまん、がまん。
nagata
いくつか、続けてお読みくださいー。

ほろりとさせる話

姉が下の子を出産したばかりの頃、
2歳の甥っ子を、母親がいる母実家から
父実家へと私が送り届けたときの話です。
新幹線で1時間の旅でしたが、
お昼ごはんのおにぎりを通路にぶちまけるわ、
延々と歌を歌い続けるわで、
子供の相手に慣れない
おばちゃん(私)はヘロヘロでした。
あと10分で降りる駅、というところで
疲れた私はついウトウト。
するとすかさず、
「眠ってもいいよ、起こしてあげるから」。
これだけでもジーンとしていたら、
目をつむった私を確認して、
「まーちゃん、送ってくれてありがとうね」
うっかり新幹線で泣いてしまいました。
(キクイモ)
うちの小6のむすめは、
思春期に差し掛かかり
甘えたりしなくなりました。
でも疲れた時とか眠い時に
たまーに甘えてくる時があります。 
つい先日、塾に行く前、急に
「ママ〜、ギュッして〜」って言われたものの
早く行かせたかった私は
「何言ってんの! 早く塾行き!!」と。
すると「反抗期になったら甘えへんねんから、
今は甘えさしてよ!!」
と逆ギレされ抱きつかれました。 
大笑いしながら、久しぶりのギュッしました。
ホント大きくなったなぁ〜。
(うららら)
今年で中学生になった私の息子が、
まだ3歳くらいのときの話です。
息子は、言葉が遅い子供でした。
そのうえ、あまり泣いたりわめいたり
暴れたりするタイプでもなく、
どことなく、ぽやーんとした子どもでした。
ふたりでスーパーに行った時のことです。
息子が、あまりにジーッと
ヨーグルトを見ていたので、
私は、ほしいのかなと思って、
買い物かごに、そのヨーグルトを入れました。
そうしたら、目をキラキラさせて、
驚いているのです。
うれしかったんだね、
と思いながら、私が歩き出したら、
息子が、私の服を
ちょいちょいと引っ張って引き止めました。
なに? と振り返ったら、息子が、
私に向かってぺこりとお辞儀をしたのです。
ヨーグルトひとつで、
こんなに感謝されるなんて!
一人で育てていたこともあり、欲しいものを
なかなか買ってあげられなかったから、
息子にとっては、
夢のような出来事だったんでしょう。
今思い出しても、きゅんとする名場面です。
(おたーさん)
私の結婚式の時の話です。
当時幼稚園の年長さんだった甥っ子は
その日一日、結婚式の間も、
その後の披露パーティも
そのさらに後の親族食事会でも
とってもおとなしく、お行儀よく
双方の親族から「なんてよい子なのかしら」と
賛辞をいただけるようなよい子っぷりでした。
そんな彼が、最後のあたりで
さすがに眠そうに目をこすりはじめたので
「どうしたの、眠くなっちゃったの?」
と何の気なしに聞いたところ、
「うん、ぼく、ずっと
 いっしょうけんめいおとなしくしてて、
 つかれちゃったんだよ」
その、ほとほと疲れた、といった口調に
周囲の大人は大笑いと同時に大納得。
きっと彼は、うんと緊張しながら
気を使ってくれたのです。
「そうだよね、がんばったよね、
 来てくれてありがとうね」と
うんとお礼を言いました。
式当日の、忘れられない一言のうちの一つです。
(はやま)
娘にとっての最初の車はミニクーパーでした。
幼稚園の送迎やお稽古事にも買い物にも
大活躍してくれるカワイイ車でしたが
その頃のミニはエアコンも無く燃費も‥‥。
諸事情により買い替えが決まり
中古車屋さんに引き取られて行きました。
カワイイミニに愛着はあったものの
心はすでに新車に移っていたわたしに
娘はひと言いいました。
「ミニに会いたい」
娘と中古車屋さんに走り
まだ売れていなかったミニと記念写真をとって
涙なみだのお別れのごあいさつをしてきました。
今、運転免許を取得した娘は
おとうさんにミニクーパーを買ってもらおうと
いろいろ画策しています。
(我が家は現在エコカーしか買いませ〜ん)
うちの子たちは、すっかり成人して
もう、そばにおりません。
小学校くらいまでは、共働きだったので
自分が生活することに精一杯で、
どんな毎日だったか、もう思い出せないくらい。
子どもとの思い出作りしたいなあ
と思った時には子どもは、
親よりも友だちのほうが良くなってて、
部活やら友だちとのカラオケとか
何をしているのか定かではありませんが、
私との時間よりも
大切な時間を過ごしていました。
日々、子どもとの時間まっただ中の方々の
お話を読んでいると、
自分もその時間を過ごしたはずなのに、
とってもうらやましいんです。
そして、娘や息子に電話しては、
「小学校のとき、放課後何してた?」
なんて聞いて、
「おぼえていない」とうざがられています。
みなさん、子どもはすぐ大きくなり、
世界が広がります。
今、今、すりすり寄ってくる
やわらかい彼らの身体を愛してください。
私は、「孫が欲しい」と言って、
さらにいやがられています。
(micci)
sugano
「子どもはすぐ大きくなり、世界が広がります。
 今、今、すりすり寄ってくる
 やわらかい彼らの身体を愛してください。」
あかん、これがいちばん泣けるかも。
nagata
子どもといる時間は終わっちゃうんですよ、
という先輩お母さんからのメッセージ。
ありがとうございました。
それでは、今日は、このへんで。
sugano
どうも、ありがとうございましたー。
nagata
ありがとうございました。

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2012-10-09-TUE