子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

ほろり&大笑いでいそがしい。

nagata
こんにちは。
sugano
こんにちはー。
nagata
ようやく秋らしくなってきたね。
運動会や学芸会のシーズンです。
sugano
ビデオが大活躍ですな。
nagata
お父さんたちも大活躍ですな。
sugano
何十分もちがう子を撮影していたり、
とか、ありますよね。
nagata
ある、ある。
家族で見返すとき
どんだけ気まずいか。
sugano
そういった投稿も、お待ちしています。
それでは、今日は、
ワタクシの大好きなこのコーナーから!

勝ち抜き、あほ自慢!

長男は、学校帰り
「ぽっぽっぽー、鳩ポッポー♪」
と歌いながら、ドブに落ちて、
前歯がかけました。
毎日、鳩ポッポーと歌うので
ご近所で有名になっていて、
すぐに連絡きましたが。
(今は立派に公務員)
nagata
自分がポッポーというぐあいに
どこかに飛んでいっていたんだねぇ。
sugano
近所の人、
常に心配していたからこその
通報だったにちがいない。
いとこの娘が小さい頃、
百貨店で迷い子になり、大慌てで探していたら、
前からニコニコして
デパガのお姉さんと歩いて来たので、
名前を呼んだら、ニヤリとしてお姉さんに、
「あ~~、似てるけど、
 チョット違うんですぅ~!」と
迷い子を続行しようとしたそうです。
(ムツ)
sugano
なにが似てるけど、や。
nagata
わははは。うきうきだったんですね。
息子(5歳)
「うなぎって2種類あるよね?
 ヘビみたいなやつと、食べるやつ」
私「ヘビみたいなやつを
  うなぎやさんが焼いて食べてるんだよ」
息子「!!!!!」
(あきねこ)
nagata
そりゃもう、衝撃だったでしょう。
sugano
ぼくたちは、ヘビみたいなやつじゃないほうを
食べてるから安心だと思ってたのに。
nagata
うなぎは1種類だなんて!
友人のおじいちゃんのお葬式での事。
いつもと違う大人たちの雰囲気に、
やや興奮気味の曾孫たちが数名。
にぎやかに見送られて、
おじいちゃんも喜んでらっしゃるかも‥‥。
なんて微笑ましく見ていると、
曾孫のひとり(5歳男子)が
おもむろに棺の横に寝転がり、
当時流行っていた
「ゆうたいりだつ~」を始めました。
場が場なだけに、ご両親は顔面蒼白。
お坊さんをはじめ参列者は爆笑。
その後は「こいつはイケる!」とふんだ
曾孫たちによる「ゆうたいりだつ祭り」となり、
忘れられないお葬式になりました。
(たっち)
nagata
あの「ザ・たっち」の。
sugano
ふたごのネタだね。
nagata
ほほえましいお葬式で。
sugano
おじいちゃんも笑ってくれていたでしょう。
今から十数年前、
私と妹が喧嘩をしていた時のこと。
お互い「ばーか」「あーほ」と
言い合っていましたが、
罵倒する言葉をあまり知らないため
すぐにネタ切れ。
でも怒りは収まらないので
「つみきー」「でんわー」「せんたくものー」と
何でもない単語を
悪口を言っている風に罵っていたそうです。
(泣き虫姉ちゃん)
sugano
かわいい。
nagata
まわりは笑いを噛み殺すのに苦労しそうだ。
sugano
なにせ喧嘩をしてるんだからね。
nagata
そう、じゃましちゃいけない。
ただいま育児休業中の私は、
普段では絶対見られない夕方の
ドラマ(再放送)を楽しみにしています。
懐かしのトレンディードラマの
胸キュンシーンは、たいてい5時頃。
そう、遊びに行っていた
小学生の息子が、帰ってくる時間。
キムタクのキスシーンとか、
キュンキュンしながら、みたいのに‥‥。
「公園の~ブランコを~ぐるぐる回して~
 それにつかまってごらんよ~
 超おもしろいよ~!」とかいう、
砂ザラザラ息子のおもしろ話に遮られます。
(グリン)
nagata
砂ザラザラで帰ってくるのか。
sugano
砂と、なにかわからない脂のようなもので
コテコテになって帰ってきます。
息子が2歳半くらいのときの話です。
私の実家でのご飯タイムのこと。
片手にウルトラマンのソフビ人形、
もう片手にアンパンマンのハンディ扇風機。
両手にオモチャを持った状態で席に着いた息子。
以下、私との会話です。
「そのままじゃご飯食べられへんやろ?
 ご飯の時はオモチャいらんから
 片付けておいで」
「このままご飯食べる!」
「‥‥食べられへんやん。
 誰も取らへんし、いったん片付けてき」
「いーやーや! このまま食ぁべぇるぅのっ!」
「両手にオモチャ持って、
 どうやってスプーンやフォーク持つん?
 食べられへんやろ?」
「‥‥‥‥」
「ほらー、だからオモチャは片付けて‥‥」
「‥‥おめめで持つのっ!!!」
「は!?」
「おめめ! おめめでスプーン持つの!!」
(あーしー)
nagata
‥‥見開いてるな。
sugano
完全にそうや。目を見開いて
スプーンを持とうとしてるわ。
今は小1の息子、
昔から「てんかす」が大好きです。
4歳のときには、
「母ちゃん、オレが死んだら、
 ミッフィーのぬいぐるみと
 てんかすと海苔を
 一緒に墓に入れてくれよなっ!」
とお願いされました。
ある日動物園に行き、色々見て、
かばのところまでやって来たところ、
母「うわ、見て! かばって、でっかーい!」
「ほんまや、てんかすよりでっけー!」と。
間違ってはないけど。
確かにかばは、てんかすより大きいけど!
先日は、てんかすを切らしてしまいました。
息子に絶対買ってきてやと頼まれてたのに、
すっかり忘れて帰宅してしまった夕方。
ごめんごめんと謝る母に、息子、
「もー、母ちゃんの息子、やめる!」
母はてんかす以下の存在かっ?!
翌日、今度は忘れずてんかす買ってきたところ、
許してもらえ、母役解雇の危機は免れました。
(tsuki)
nagata
将来、この子は
てんかすのことを忘れるときがくるのかな。
sugano
くるやろうな。
うちの息子はからあげだったよ。
毎回少量でもからあげがないとアカンねん。
夕飯時、からあげが食卓にない場合、
「おい、からあげは!」
と言われていたよ、3歳児に。
もういまは、忘れてる。
今はアラフォーの弟が、
幼稚園児だったころの話です。
あの時代、幼児が一人で外遊びに行くのは
普通のことだったので、
弟も毎日一人で公園へ行っていました。
ある日、近所の人が
「お宅のケンちゃんが砂場に倒れてる!
 呼んでも返事をしない!」
と血相をかえて母を呼びに来ました。
母があわてて駆けつけると、
砂場の人だかりの中に、
うつ伏せで倒れている弟の姿が‥‥。
母の必死の呼びかけにも応答がなく、
救急車を呼ぼうとすると、
弟が「うるさいなぁ」と、
むくりと起き上がりました。
唖然とする大人たちをよそに、
服の砂をパンパンと払い
「砂は、お返事できないのっ!」
と言ったそうです。
一人で砂場ごっこをしていた、
僕は「砂」の役だよ‥‥と。
がっくりと肩を落とし謝る母に、
近所の人達は「将来、大物になるよ」と
笑って許してくれました。
2歳年上の姉の私は「大物になるのかぁ」と、
しばらく弟を誇りに思っていましたが、
普通のおじさんになりました。
(カド)
sugano
普通のおじさんでよかった。
nagata
砂にならなくてよかったよ。
sugano
「大物になるよ」という言葉で
まわりの大人に許してもらったことって、
実は多い。
nagata
うん、わかる。
たとえ、とんでもないことしちゃった、
ってときでも
そう言ってもらえると救われる。
いい言葉だよなぁ。

こども名言集

7年くらい前の出来事です。
なんとなーく元気が出なくて、
上野動物園に一人ふらりと
出かけたことがありました。
雨の日でお客さんもまばらで。 
キリンの前でボーっとしていたら、
隣にいた5歳くらいの男の子が、
「キリンって美人だねぇ」と一言。
なるほど確かに確かに!
まつ毛もふさふさ、なんとなく色っぽい表情。
その一言が微笑ましくて、
元気をもらって帰りました。 
(まや)
sugano
ほんとだ。
nagata
キリンはたしかに美人だ。
娘が風邪をひいた時のおはなし。
薬を飲まそうとしたが、
飲みたくない娘が一言。
「風邪は薬で治すんじゃない。
 自分で治すんだ!」
夫婦で爆笑してしまい。
結局薬は飲ませられませんでした。
(娘は踊るをしらない)
sugano
わははは。
nagata
名言だ。
友人・A子の息子は幼い頃、
「ママ」でも「お母さん」でもなく
「A子」と名前で呼んでいました。
友人がトイレに行く、ほんの少しの間も
不安で待てないような、かなりのお母さん子。
彼が3歳くらいの事だったでしょうか、
いつものように友人どうしで集まって
おしゃべりしていたとき、
何をしたのかは覚えていませんが
叱られてぎゃんぎゃん泣いていました。
「こういうときは何て言うの?」と、
一言あやまればオッケーだな、
という空気が大人たちの間に漂ったとき、
小さな足で地団駄を踏みながら
泣き叫んだ彼の一言。
「A子、あいしてるっ!」
予想外の一言に一瞬の間があき、次の瞬間、
こらえきれずに全員で爆笑しました。
彼は驚いて、きょとんとしていましたっけ。
(A子の友)
nagata
クラっとくる?
sugano
くる。
私が4歳になった次の日のことです。
家族みんなでドライブに行き、
お昼にラーメンを食べることに。
父が「山菜ラーメン一つ」
母も、じゃあ私も山菜にするわと
みんな山菜ラーメンを頼むなか、
私はでっかい声で、
「あたしは、よんさいラーメンにする!」
お店のみんながシーンとなり、
続いて家族が大爆笑。
4歳になった事がとってもうれしかったんだねー
ってニコニコする、
みんなの笑顔を今でも覚えています。
(33歳ラーメン)
nagata_sugano
わははははは。
娘が3歳くらいのときのこと。
はじめて足がしびれる、
という体験をしたとき、困惑顔で
「ママ~!
 小っちゃい鬼さんが足にいる~」
子供の独創的な感覚にびっくりしました。
確かに足の中から
総攻撃を食らっているようなチクチク感‥‥。
(そんな子も今年は大学受験)
nagata
そら小っちゃい鬼さんやなー。
sugano
細かい金棒持ってるんやなー。
娘も10歳(二桁♪)になり、
毎朝なかなか起きてこない父を
起こす係をしてくれます。
が、父はなかなか起きないので、
「生きてるけど、起きてない」
と報告してくれます。
(ぼー)
nagata
お父さんって、自分も含めて
なかなか起きないものとして
家族に認識されてる気がする。
sugano
自覚してるのならばよし。
お次は人気のこちらのコーナー。
nagata
いでよ、おしゃま女子!

おしゃま女子

一人っ子ゆえに子供慣れしていない友人が
初めての妊娠をしたときの話です。
ちょうど私の姉の子が
4歳(姉)と1歳(弟)だったので
「子供ってどういうものか、ちょっと見せて」
ということで
姉の帰省に合わせて実家に遊びに来ました。
いつもは人見知りしがちの4歳(姉)が
なんだかずいぶん緊張しつつも
張り切ってニコニコ応対し、
お土産をもらったことに丁寧にお礼を言ったり
自分からお歌を披露したりと大サービスで、
友人も上機嫌で帰ってゆきました。
その夜、4歳(姉)満足げに曰く
「今日は、うちにお姫様が来たね」と。
友人はアパレル系に勤めていたおしゃれさんで、
ナチュラルながらも丁寧なメイクに
ゆるふわパーマのセミロング、
アクセサリーもキラキラと決まっておりました。
対する我が家は私も姉も化粧っけがなく、
Tシャツにジャージ下が標準装備で
お出かけするときもほぼスッピン。
済まない姪よ、我々が手を抜いているだけで、
彼女も私たちと同じ平民だよ‥‥
と、言えないまま七年ほど経過しております。
(はと)
nagata
おしゃまさんは
キラキラつきの女の人を
ハートの目で見るからね。
sugano
くるくるの髪の毛なんて
あこがれやもんね。
弟2歳を祖父母宅へ預けて、
6歳の娘と2人でお出かけしようとした時、
娘が祖父母に一言。
「あんまり甘やかさない程度に
 優しくしてやってね」
なんか極めてる。
(tsuki)
sugano
あー。おじいちゃんおばあちゃんの
キャラがわかってて。
nagata
弟のキャラもわかってる。
sugano
みんながいちばんしあわせに落ち着く方法を。
nagata
知っている、おしゃま女子。
イタリア在住です。5歳の娘。
教会で行われた結婚式に参列しました。
ひざをついて祈る新郎新婦を指差して
「あの人たちは何してるの?」と聞くので
「神様の前でお祈りをしているんだよ」と教えると
「あー良かった! 今日着けてるー」と一言。
おもむろに、手につけた
ビーズのブレスレットを数珠代わりに
「なんまんだ、なんまんだ‥‥」
日本に帰省した時に
日本のおじいちゃんとお仏壇の前で
毎日お祈りしてたもんね‥‥。
惜しい。ちょっと違うのよ。
(エセマンマ)
nagata
学んだことをいつも活かす。
sugano
それがとんでもない自己流であっても
これみよがしに知識を活かす。
nagata
それがおしゃま女子。
10年ほど前になりますが、あるデパートで
上層階でこれから
買い物があると思われるお母さんと、
その間どこか他の所へ行こうとしている
父娘とエレベーターで一緒になりました。
「じゃああとでねー」
とエレベーターのドアが閉まったとたん
けだるそうに壁に寄り掛かった
年長さんくらいのお嬢さん、いきなりお父さんに
「ねぇ、ママとあたしとどっちが好き?」
エレベーターの中には、その父娘とわたしだけ。
思わずお父さんと目が合ってしまい、
気まずい空気が‥‥。
「そんなこと言えないよ」と父。
そんな事には構わず
「ねぇ、はっきり言ってよ!」と娘。
「○○チャン、どっちって言ったら
 結局ママに言っちゃうでしょ」と父。
「いいからちゃんと言いなさいよ!」と娘。
あれから10年ほど経つけれど、
あのお嬢さんどんな成長を遂げたのか‥‥
今でも思い出しては気になります。
(しゅうのママ)
nagata
もしかして、こういうシーンを
ドラマか何かで見たのかな?
sugano
いやちがう、ふと思ったんだよ。
nagata
人前でせまられた父の心境を思うと‥‥。
sugano
それをうっすらわかって問い詰める。
nagata
それがおしゃま女子。
最近、ひらがなに興味を持ち始めた
4歳のムスメ。
自分の名前を書けるようになったので、
次は簡単な文字(い)とか(つ)などを
紙に書いては喜んでました。
そして、「じじにお手紙書く~」と、
かわいい便箋に、初めてデカデカと書いた
文字は、(し)(つ)(こ)(い)。
なんと、クレームの手紙に!
孫いのちのじじが、硬直してしまいました。
ごめん、悪気ゼロ~。
(ssyo)
nagata
かわいいからついつい、
おじいちゃんはやりすぎてしまう。
sugano
おしゃま女子は
ストレートパンチもいけるんやな。
nagata
では、お次は名物の。
sugano
言うことをきかないときの親のひと言、
でございます!

言うことをきかないときの親のひと言

私は今、アメリカのサンフランシスコの
会社に勤めています。
私自身はまだ子供がいないのですが、
同じ会社の先輩のお話です。
3人のやんちゃな子供たちに
手を焼いている先輩夫婦。
言うことを聞かなくて困っているときは、ずばり
「そんなに言うことを聞かない子は、
 アルカトラズ島に置いてくるよ!」
だそうです。
そう、アルカトラズ島とは
サンフランシスコ湾にうかぶ孤島‥‥。
かつて凶悪犯を収容する刑務所として使われ、
絶対に脱獄不可能と言われていた島です。
この一言を言うと3人のちびっこたちも
すんなりいうことを聞くんだとか‥‥。
(めろでぃ)
sugano
前にもあったけど、
カタカナの長い地名は
かっこよくて効果的やな。
nagata
スラスラいえるとこがかっこいいな。
私が子どもの頃は
「どてぽっぽが来るぞ!」と言われていました。
実体が何かはわからなかったけれど、
外から時々聞こえてくる不気味な声に
底知れぬ恐怖を抱いていました。
大人になってそれが「土鳩の鳴き声」だったと
知った時の脱力感と言ったら‥‥。
(SALLY)
sugano
どてぽっぽ!
nagata
語感がダイナミック!
わが家はカープファンのため、
試合観戦時に余ったジェット風船が
いくつか家にあるのですが、
娘(もうすぐ2歳)はこの風船が大嫌い。
言うことを聞かないときには
「フーするよ!」と言って
口元に風船をスタンバイすれば
「いやー!」と絶叫し、
かあさんの指示に従います。
が、まれに「いやー!」と叫びながらも
なかなか行動が伴わないことがあり、
そういうときには
空気満タンになった赤いジェット風船が、
わが家のリビングを舞い飛びます。
(ユリ)
nagata
ピュー。
sugano
七回裏、カープとお母さんの攻撃。
3歳の息子が最近Wiiの
『マリオカート』にはまっています。
毎日どんどん上達する腕前に関心しつつ、
放っておくといつまでもやっていそうなので
ある程度のところでやめさせます。
ところがやっぱり、素直にはいわかりましたー
とはいかないお年頃。
「あと一回」「クッパ乗ったら」
「やっぱりルイージ」などと、
何かと継続理由を挙げては
いつまでもやめない時に言ったひとこと。
「あんまりマリオばっかりやってると、
 お鼻が大きくなって、おヒゲが生えて、
 お洋服も赤くなって、マリオになって
 テレビから出られなくなっちゃうよ?」
なんとなく思いつきで軽く言ったこの一言が
息子には衝撃だったようで
その日はすぐにやめました。
それからは、すんなりやめない時は
息子の顔を覗き込んで
「あれ? お鼻がちょっと
 おっきくなってきたみたいよ?
 この1回で終わりにしたら?」とか
「あ、お髭も生えてきたんじゃない?」
というと素直にやめます。
ちなみに寝て起きたら元に戻るという設定なので
どうしよう、と本気でビビッているときには
「大丈夫、ねんねすれば治るよ、
 明日またやろうね」
と言ってあげると安心します。
マリオは大好きでも、
マリオになっちゃうのは勘弁のようです。
(ひまわりろぼっと)
nagata
あんまりマリオばっかりやってると、
お鼻が大きくなって、おヒゲが生えて、
キノコをとると大きくなって、
ファイアーフラワーをとると火が出て、
スターをとると一定時間無敵になって、
シリーズ中はたぬきになったり、
しっぽが生えたり、マントで滑空したり、
体がメタルになったり、
弟のほうが背が高くてジャンプ力があったり、
カート、テニス、RPGなど、
さまざまなジャンルで
活躍するようになっちゃうよ!
sugano
親、どんだけマリオに詳しいねん。
我が家の娘たちへの、定番脅し文句は
「‥‥くるよ‥‥」 でした。
誰が来る、とは言わずに
「くるよ」の一言で、
散らかっていたおもちゃをかたづけ、
寝床に直行。
幼稚園にあがった娘らが、おそるおそる
「‥‥何がくるの?」と聞いてきたときも、
黙って首をふり「くるのよ」と一言。
言わない分、
妄想たくましくしていたのかもしれません。
コツはあくまでも冷静に
ドヤ顔で「くるよ」ということです。
結構長いこと効き目がありました。
しかし、何がくると思ってたんだろう。
(三角牛乳)
nagata_sugano
ふははははは。

かわいいとしか言いようがない

うちの息子(4歳)は、
すべての物に個別の意思があると思ってます。
おもちゃや絵はもちろん、机やペン、
自分の髪や爪や臓器の一つ一つにまで話しかけて
コミュニケーションを取ろうとします。
おかげでママは腹話術が上手くなりました。
可愛いんですが、お風呂のお湯を抜く時、
お湯がなくなるまで裸んぼのまま
「ばいばーい! お湯さんばいばーい!」
と叫び続け、お湯がぬけきったあと
「お湯さんにもう会えない~!」
と号泣するのはなんとか対策したいです。
風邪引いちゃうので。
(毎回湯冷めママ)
sugano
かわいい‥‥。
nagata
ああ、今日も
かわいいとしか言いようのないコーナーが
はじまってしまいました。
sugano
かわいいので、連続でどうぞ。
私が3歳くらいの頃、
スイカを食べるのがあまりにも下手だったので
裸になって新聞紙を敷いて食べるのが
我が家のルールになっていました。
夏休みにおばあちゃん家に行った時、
「すいか食べようかー」と言いながら、
台所へ行ったおばあちゃん。
すいかを持って戻ってくると、
そこには裸で待ち構える孫の姿。
おばあちゃんア然。母、赤面。
(パブロフの犬)
娘が2歳のころです、
公園の貸し自転車に初めて乗って、
緊張と興奮の真ん中ぐらいの心もち。
丸く引かれたラインに沿ってちびっこ達が
ガラガラ(補助輪の音ですね)回ってます。
まだペダルは漕げなくて、
後ろから私が押していました。
だんだん雰囲気にも慣れてきて、
私も押していた手を離してみたり。
気がつかないぐらいのユルーい傾斜があり、
勝手にガラガラ進む娘と自転車。正面には壁。
まあ、でもスピードは出てないけれど、
私は、娘に「ハンドルきってー」と言いました。
娘は焦りながらも、ハンドルの上で
手開いて拝むように必死に上下させてます。
包丁で何かを切る動作でした。
可笑しくてでも彼女の必死さも可愛いくて。
(娘はサウスポー)
7歳の娘と3歳息子が
なにやらケンカしていたとき。
(というか姉に一方的にいじられていたとき)
心底腹を立てている息子が、
娘に向かって声のかぎり叫んでいた。
弟「もー、ねぇねなんか、イジワルやから、
  ご飯、食べたらダメッッ!!」
姉「おやつは?」
弟「おやつも食べた、ダメッッッ!!!」
姉「水は?」
弟「水‥‥水は、イイ」
‥‥そうか、水はいいのか。
(tsuki)
2歳半の息子は嬉しい時やビックリした時に、
言葉の始めを繰り返すのが最近お気に入りです。
私が「今日のお昼そうめんだよ」
と言うと、そうめん好きな息子は
「やったー! そ~、そ~、そ~、
 そ~、そ~、ソフトクリーム!」
と叫んだ。何回目の「そ~」で
取って代わられたのかは不明。
(男子母)
私の母の名前は、さちこ。
小さい時からサッチャンって呼んでました。
幼い頃、サッチャンの童謡を聞くたび
サッチャンが遠くに行ってしまったら
どうしようと泣いてました。
母になった今、娘もおばあちゃんではなくて
サッチャンって呼んでます。
そして、一緒に暮らしています。
娘が3歳のとき、
サッチャンは友人と温泉へ旅行へ。
サッチャンがいなくて
寂しい夜を過ごした次の日の朝のこと。
『おかあさんといっしょ』を見ていたら
その日に限ってサッチャンの歌が流れ、
号泣する娘。
親子でサッチャンの歌を聞いて泣くとは‥‥。
6歳になった今でも、
あの日以来、サッチャンの歌は
歌ってはいけない曲になっています。
(めい太)
息子が2歳の頃の出来事です。
駐車場では、危ないから
手をつなぐお約束ですが、
荷物で両手がふさがっていたので、
「お母さんの足をぎゅーってできるかな」
と言ったところ、
「ぎゅー」と言いながら、
お母さんの足を踏んでくれました。
(まにちゃん)
sugano
かわいい。
nagata
かわいいとしか言いようがない。
sugano
では、今日も最後に、
ほろっといっときましょう。
nagata
はい、こらえます。

ほろりとさせる話

もうとっくに成人している娘が
幼稚園のころの話です。
バス停で4つくらいの距離に
私の実家がありました。
娘はじじばばが大好きで、
よく遊びに行っていましたが
父(じじ)が家業を引退して、
家を売りマンションに越すことになり、
実家は取り壊され更地になりました。
新しいうちにも遊びに行っているので、
前のうちにはもう誰もいないことは
理解していたと思います。
その後、母(ばば)が娘を連れて、
お散歩がてら元実家の場所に行ったそうです。
「こどもにはちょっとショックかな?」
と母が思ったとおり、何もないその光景に、
一瞬びっくりして固まってしまったのですが、
おもむろに手を合わせて
「おうち、ありがとうございました」
と拝んでいたそうです。
母は、涙がでちゃったと言ってました。
(c_moon)
1歳5ヵ月の息子がいます。
まだおしゃべりはできないけど、
話が通じてるなあ、
と思う瞬間がちょこちょこあります。
8月におっぱいを卒業しました。
息子はおっぱい大好きで、ちょっと不安でしたが
2週間前から一緒にカレンダー見て
カウントダウンして、
いよいよ最後のおっぱいの時。
これでおっぱいとバイバイね、と言うと、
いつもよりながーく飲んでいました。
そしてパッと顔をあげて、
小さい両手をあわせ
「った!」(おごちそうさまの時に言う)
と言ってくれました。
最近は、「大好きだよー」と言うと、
私の頭を撫でてくれます。
一緒にお話できる日が楽しみです。
(まあくんママ)
夏休み、兄と二人、
岩手から母の実家がある青森まで、
特急で行きました。
ずっと私の手を離さなかった兄は、
小学校に入ったばかり。私は幼稚園児。
特急一本とはいえ、
小さな子供二人旅なんて大らかな時代でしたね。
無事に駅で伯母と合流し、
そこからさらに移動し、母の実家へ。
お土産のカルピスも渡してほっとしました。
昭和50年になるかならないかの田舎で
小さな子供もいなかった伯母は、
甥が頑張って持ってきたカルピスが
大好物なのだと思ったのでしょう。
たっぷりとグラスに注いで
持って来てくれました。
‥‥原液で。
にこにこと自分達を見る親戚たち。
目の前には原液のカルピス。
小声で「お兄ちゃん、飲めない」と
言いながら兄に助けを求めました。
兄は正座を崩さず、
グラスを見つめたまま「黙って飲め」。
そこで私の記憶は途切れています。
次に思い出す場面は、
「薄めるんだったのね」と謝る伯母と、
帰宅した祖母にしがみついて泣いている兄、
そして半分カラになったグラス。
この、カルピス原液事件を、
兄嫁に話したところ、
とても感激して惚れ直した! とのこと。
ずっと笑い話にしてたけど、
子供を持って初めて
当時の兄の行動のいじらしさに気付きました。
兄自身は覚えてないと言ってますが、
40歳すぎた私達兄妹、
今でもカルピスはちょっと苦手です。
(まにちゃん)
年中さんになって、男言葉を覚え始めた長男。
「あのね、ぼくね、」なんて話してたのに、
「おれがやってやるぜ!」と
威勢のいい言葉を使いはじめました。
夜になって、
眠そうな目をこすりながらやってきて、
「おれ、ねんねするぅ~。
 だっこしてくれよ~」と、
ぷくぷくの小さい手でしがみついてきました。
このギャップにやられました。
(マンゴスティン)
このところ毎日、このコーナーを読んで
ニヤニヤうるうるしていたせいか、
昨夜夢の中に、今は大学生の息子が
幼稚園児姿で出てきました。
大雨で早帰りとなり、お迎えに行ったようです。
帰宅してお風呂で色々なことを話すのですが、
何だかとんちんかんなやりとりばかり。
夢の中で、やっぱりこんなもんだったかなあ、
なんて分析している私‥‥。
いつも夢の内容はすぐ忘れてしまうけれど、
息子の笑顔を見た瞬間、
なんてかわいいんだろうと思って
泣きそうになった気持ちは
ものすごく鮮明に覚えています。
ほぼ日のおかげでうれしい朝になりました。
(♪すなっぷん)
「何歳だろうと、親から見て
 子どもだったら子どもでしょう」
の一言に背中を押されて、
息子が高校1年生のときのことを書きます。
おまけにホロリを通り越して少々重い話ですが、
私にとっては一番大切な思い出なので
書かせていただきます。
私の夫は、息子が高校1年の秋に
心筋梗塞で突然帰らぬ人となりました。
お棺が炉の扉の中に吸い込まれようとしたとき、
幸い夫の母と妹は少し後方におりましたので、
すべてを押し付けて突然逝ってしまった夫に、
私は「バカヤロウ!」と
言ってやろうと思いました。
その瞬間、私の隣にいた息子が
「お父さんありがとう!」と
大きな声で言ったのです。
夫は、息子のステキな一言に見送られて、
迷いなく空に昇っていけたと思います。
(イズモのママ)
sugano
‥‥‥‥。
nagata
スガノさん、大丈夫?
‥‥大丈夫じゃなさそうだな。
ま、ええか。
子どものまわりでは、
大笑いしたりほろりときたり
ほんとに毎日いそがしいです。
明日もおたのしみにー。

「こども ビームス」さんと、
母子手帳ケースとしてもつかえる、
あたらしいタイプのカバーをつくりました。
なまえは、「&こども」。
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欲しい柄があったらどうぞおはやめに。
この冬は、親子でしっかり、あたためよう!

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2012-10-11-THU