子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

子どもからいろんなものをもらいます

nagata
最近、季節が進んでますねー。
sugano
風邪も流行っているようですよ。
nagata
風邪は流行に敏感な
子どもからもらうことも多いですからね、
気をつけましょう。
sugano
私の知り合いはお父さんが
手足口病に感染したと言っていました。
nagata
それはすごい。
sugano
子どもからは思い出だけでなく
いろんなものをもらいます。
季節の変わり目、みなさま
おからだにお気をつけておすごしください。
nagata
今日はこのコーナーからどうぞ。

子ども名言集

貧血でふらふらしていた私に、娘が
「お母さん大丈夫?
 にんにくみたいだよ」と、
声をかけてくれました。
にんにく色って‥‥。
(らいおんかあちゃん。)
nagata
それは、白?
sugano
クリーム色?
年長の息子の話です。
バスで動物園に遠足へ行ってきた日のこと。
バスの中で憧れの女の子に、
「結婚したい」と言われたと。
いざ、憧れの女の子に結婚を申し込まれると、
びっくりしたようです。
自分の将来が決まってしまったと、
少し悩んでいたようで、元気がなかった息子。
それでもいつものように、
お風呂に入り、歯磨きをし、
そろそろ布団に‥‥というころ、決然と、
「オレ、○○と結婚するから
 一人前の男になる」と。
すかさず、私が
「お前の言う『一人前の男』とは何か?」
とたずねたところ、胸を張って、
「会社員! パパと同じ一人前の男!」
満足げに布団へ向かいました。
(ナナナ)
sugano
決意したんだね。
nagata
その前に、いったんブルーになるのもリアル。
sugano
たとえ憧れの女の子の
気まぐれ発言だったとしても。
nagata
ま、そんなことは往々にしてある。
練習練習。
今週末で4歳になる息子が、
2歳になりたてくらいの頃に、
室内に干してある
私のストッキング(肌色)を見て
「あ! かあちゃんの‥‥かわ‥‥!」
と大変驚いて、私の脚が痛くないのか、
皮を脱いでいる今はどういう状態なのか、
体じゅう点検されました。
面白いので、今でもストッキングは
「母ちゃんのよそ行きの皮」
ということにしてあります。
(脱皮母)
sugano
かわ!
nagata
ストッキングというものは
皮に見えれば見えるほど
製品としては
すばらしいんじゃないんじゃないの?
sugano
そりゃそうだけど‥‥。
娘が3歳の頃です。
「あごにご飯粒ついてるよ」と言うと、
おでこを触っちゃうように、
あごとおでこを今一つ覚えていませんでした。
そこで、お風呂の中で娘とあてっこをしました。
わたしがおでこを指差しながら
「ここは?」と言うと娘は「あご!」
「残念! おでこ」
ついでに目を指差しながら「ここは?」
「めんめ!」「ここは?」「おくち!」‥‥。
お腹や背中、肩や肘や膝も教え、
だいぶネタ切れになってきたわたし。
まだ指が残ってた! と親指を突きだし
「ここは?」と聞くと、
満面の笑みを浮かべた娘が
「ぐっじょぶ!」
(あらいぐますけ)
nagata_sugano
わはははははは。
「足のしびれ&こども」シリーズです。
あるとき息子が必死の形相で
「ねえねえ! ボクの足さわってみて!
 なんかふるえてるから!」
最初、何を言ってるのかわかりませんでした。
生まれて初めて足がしびれたのね~。
でも、そこでホントにさわったら、
泣かせてたと思う‥‥。
(下り坂47)
nagata
子どもの頃の2大フシギは
ぐるぐる目がまわることと
足がしびれることだったなぁ。
sugano
そういうことはきっとずっと変わらないね。
古代の子どももそれで遊んだかな?
妹が4歳の時の話。
父と妹が二人で食堂に行ったとき。
壁にかかったメニューを見て
妹は「ラーメン!」と叫びました。
メニューを読んでやろうとしていた
父がびっくりして
「もう字が読めるんか」と言うと、
妹は首をふって
「まだ読まれへんけど、
 ラーメンだけは読めんねん」
と誇らしげに答えたそうです。
(きょうこ)
sugano
「ラーメン」の字を形で
覚えていたんでしょうね。
nagata
それに、いかにもラーメンがありそうな
お店って、わかるし。
自閉症児の母です。
自閉症のこどもは言葉が遅く、
言葉が出るようになっても、
会話にはなりません。
「ほぼ日&こども」に出てくるような、
珠玉のつぶやきを発することも
ありませんでした。
こどもが生まれたら、ほろりとさせられて、
でも元気百倍になるような
そんな宝物をもらえることを
楽しみにしていた母は、
わかってはいるけど、やっぱりさみしかった。
でも気がついたら、少しずつ、
本当に少しずつ、言葉を覚え、
「会話」が出来るようになっていました。
夏の夜、親子三人で夕飯を済ませ、
布団でゴロゴロしながら‥‥。
お母さんと陽介は、
ご飯も済ませて歯みがきもしたし、
あとは寝るだけだね。
こういうのを「一抜け」っていうんだよ。
陽介は一抜け。お母さんは二抜け。
まだ、歯みがきが済んでないお父さんは、
何だと思う? という母の問いかけに、
元気よく「間抜け!」と叫んだ息子。
小学5年生になっていました。
(スージー姫)
nagata
うまい!
sugano
お母さんと笑かそうと
しているところがいいぞ!
娘が2歳のころ。
「なぎちゃん、パパとけっこんするー」
と言うようになり、パパは
小躍りどころでないくらい喜んでいました。
ある日のこと。嫁さんの前で突然
「なぎちゃん、パパとけっこんするから、
 ママは、はとポッポと、こけこっこと、
 おにごっこしてて」と‥‥。
なぜ鳩と鶏が出てきた‥‥??
ちなみに3歳になった今は空気を読んだのか
「パパとママ、3人でけっこんするー」
と言ってます。
(パパは31歳)
sugano
自分がパパを取ったら
ママはひまになっちゃうから
心配で。
nagata
いちばん「きてる」遊びを
教えてくれたのでしょう。
大晦日のトイレ。
3歳の娘が、水流の奥へと消えてゆく
自分のウンチを眺めながら、
「よいお年を~!」と言った。
(江森)
nagata
ざあーー。
sugano
来年もよろしくーー。

勉強なんて、ラララ

小学2年生の娘。
国語のテストで
「自分の特徴を書きましょう」という問いに
「・なきむし
 ・こわがり
 ・足のうらがかたい」
と書いてました。
最後のやつは特徴??
(くみぞう)
sugano
気になっていたんだろうね。
nagata
気になっていたんでしょうね。
うちの17歳になる長男は、
数々の珍回答を世に送り出してきました。
秀逸なのは理科の電池の並列直列の勉強の時、
「この配線で豆電球はつくか?」
との問いに堂々と
「調子が良ければつくし、悪い時はつかない」と
自宅のトイレの電気のような答えをしました。
(おたかさん)
sugano
自分の実感だとそうである。
nagata
たまに叩けばついたりする。
先日、中2の姪の学校の
文化祭に行った時のことです。
書道の作品が展示してあるコーナーを
見学しました。どれもこれも力作ばかり。
その中でひときわ目を引いたのは
立派な楷書で書かれた
「職務質問」という作品。
力強い筆運びで書かれたその書は、
和歌や漢詩などの他の作品の中で
強烈に目立ってました。
ちなみに、キリスト教の女子校での話です。
(すなみん)
sugano
すごいなぁ。
nagata
女子中学生が涼しい顔で書いた「職務質問」。
sugano
おさげ髪で、自信満々。
nagata
ふだんのまじめな行いのため、
sugano
シスターたちも文句は言えない。
幼稚園の参観日、先生が
「お母さんの作ってくれるご飯で
 なにが好きですか?」と園児に質問しました。
みんな順番に、ハンバーグやカレーなど、
元気に答えています。
料理上手とは言えないけど、栄養バランスを考え
色々作っているつもりだった私は、
娘がなんと言ってくれるかワクワクしていました。
そして娘の番。彼女の答えは
「コーンフレーク」でした‥‥。
周りは爆笑、私はガックリ。
(トクメイキボー)
nagata
ほかのみんなが答えてないものを
挙げようとした、ということもありましょう。
sugano
先生も、そんな緊張する質問を
なぜ参観日に。
小学校1年生だった長男。
3学期に入りやっと学校にも
慣れてきたころにあった参観日。
クラス懇談会が始まる前に何気なーく
我が子の机の引き出しの中をチェック。
すると、でるわでるわ、
ハンカチ、ハンカチ。合計7枚。
一瞬マジシャンになったのか?!
と思いました。
他にも赤鉛筆3本。のり4本。
ポケットティッシュ2つ‥‥。
3年生になった今でも
参観日のガサ入れは欠かせません。
(かよどり)
sugano
わかる。
男子のお母さん方、みんなやってますね。
nagata
プリント類が
「ハリセンを多量に作ったのか?」
と思うくらいのきれいなプリーツになって
机の奥にぎゅーぎゅーに
押し込まれていたりね。
私が小学生の頃、
宿題をするのはいつも居間でした。
ただ、漢字ドリルだけは、
子供部屋の自分の学習机でやっていました。
理由はただ一つ。
同じ漢字を一行、ずらっと書くのが
つまらなすぎて、考えた挙句
鉛筆を2本、お箸のように持って、
2マス一度に書く荒業を使うため。
漢字ドリルの宿題だけはマッハで終了
大人になってから母に告げると
「え~! 知らなかった~!!」
シメシメ。
(U3)
nagata
すごい技だ。
sugano
友だちに
「テレビに出れるぞ」
と言われる級のすご技ですね。

勝ち抜き、アホ自慢!

4歳下の弟は幼稚園時代、
『西部警察』が大好きでした。
夏休み、毎朝一緒にラジオ体操に行くのですが、
そのいでたちは
黒いブレザー(七五三用)に黒いサングラス。
そう、大門ファッションです。
手にはおもちゃのピストルを持ち、
BGMを口ずさんだり、
撃ったり撃たれたりしながら付いてくるのです。
友達に笑われ、「ついてこないでっ!」と
懇願したことはいうまでもありません。
(なみひろ)
sugano
なりきり状態に陥っている場合、
何を話しかけてもムダですね。
nagata
特撮のヒーローものになりきっている男子、
その前を早足で歩く母、というペアにも
よくお会いします。
sugano
おめんかぶったりしてるからね。
nagata
ベルトがわりにタオル巻いてたりね。
小学生のころ、
「目をつぶって○○する」ということに
一時期ハマり、
目をつぶって歩くのに飽きた私は、
目をつぶってスキップに挑戦。
数秒後、見事に川に落ちました。
それを見ていたらしい
農作業中の近所のおばさんが
びっくりして助けてくれました。
突然スキップして川に落ちた私を
不思議に思ったようでしたが、
目をつぶっていたとは
恥ずかしくて言えませんでした。
それに懲りず、その数日後同じ場所で、
自転車に乗って目をつぶりました。
もちろん自転車ごと川に落ちました。
誰も助けてくれる人がおらず、
やっとの思いで自転車を引き上げました。
バカだったなと思います。
(こづ豆)
nagata
出ました、マイブーム。
sugano
マイブームは将来役に立つらしいですよ。
みうらじゅんさんによれば、
就職の面接のときとか、
役に立つようです。
nagata
でも、危ないのはやめてー。
息子が3歳になる直前の話です。
工事系のはたらくくるま
「重機」が大好きな息子。
ある日、近所の社宅取り壊しの現場で、
ミニサイズのグラップル
(ショベルカーの先が
 爪のようになっている重機)
を見つけました。
ミニサイズといっても重機ですし、
それなりの大きさがあるわけですが、
息子「おうちに持ってかえる!」と。
「大きいから、おうちには入らないよ」
と言っても
「たたみの部屋で一緒に遊ぶんだもん!」
「じゅんのすけのだもん! エンピツで、
 じゅ・ん・の・す・け
 って名前かいちゃうの!」
と妄想大暴走で大ゴネ・大泣き!
30分くらい現場に張り付いてました。
母が何を言っても効かないので、
現場の仕事おわりのオジチャンに
「あはは! 大きくなってからね!」
と一蹴してもらい、
大泣きしたところを抱っこして帰りました。
(川崎)
nagata
ミニサイズというところがグッと来たんだ。
sugano
「これならおれにも‥‥!」ぽわわわ~ん。
nagata
妄想は止められない。
父方の祖父宅は、語呂になりやすい電話番号で、
私たち孫は皆小さいときから
そらんじていました。
夏休み、母方の祖父宅に滞在していて
たまたま母に連れて行ってもらったデパートで
妹が迷子になりました。
妹は迷子センターに連れて行かれ、
オヤツで落ち着かせてもらい、
「おじいちゃんのお家の電話番号わかるかな?」
‥‥迷子センターのお姉さんからの
電話をとったのは、
新幹線で2時間はかかる父方の祖父。
「お迎えに来ていただけますか?」
と、迷いもなく告げられて返事に窮したと、
祖父は長らく笑っておりました。
(タナボタばんざい)
sugano
語呂あわせ、子どもは好きだよね。
nagata
「ほーーーー」と驚いて
いっしょうけんめい覚える。
sugano
自分でも考えるし。
nagata
おじいちゃん、すぐに
合点がいったにちがいない。
私が友達と旅行に行った夜。
家でお留守番の子供達と旦那さん。
どうしているかな? と夜に宿から電話。
旦那さん、長女、長男、末っ子に電話リレー。
最後に出た、当時保育園児の末っ子。
「晩ご飯は何食べた?」などの短い会話‥‥。
突然泣き出す末っ子。
内心(お母さんが恋しくなったのか? と)
「どうしたん?」と聞くと‥‥
えーん、えーん、しゃくりあげ、
「もうええか?
 ウルトラマンが終わる!!!」
(ウルトラマンにかんぱい!)
sugano
ほっとするね。
nagata
うん。お母さんの心配な気持ちを
マイペースな末っ子が救ったね。
私が小さいころ、
お母さんが料理をしているときに、
お鍋に入れる銀色の紙で包まれた
四角いやつ(コンソメ)が
とてもとても気になっていました。
キラキラしてまるでキャラメルみたいだし、
どんなにおいしい味なのだろう‥‥
と憧れていました。
その後、お留守番で
ひとりぼっちになる時をひそかに待ち、
冷蔵庫を開けて、
四角いやつを口に入れてみました。
「うぇ、おいしくない」
と想定外の味にびっくりして、
そーっと包みなおして
元の位置に戻しておきました。
絶対ばれないはずと思っていたのですが、
速攻ばれて、親が爆笑してたのを覚えています。
きれいに包んだのに、なんでばれたのかしら。
(有機酸)
nagata
あれ、包み直すのは至難の業ですよ。
sugano
しかもネトネトだったろうし。
「さ、スープ作ろう、うわ!!
 さては!!」
と、即効だったでしょう。
nagata
あそこまでキャラメルに似せなくても。
sugano
そういう問題じゃない。
母がよく語ってくれる話です。
私が3歳くらい、
3つ上の兄と昼ごはんを食べていた時のこと。
子ども二人を座らせ、
ごはんやおかずをセッティングし、
別の部屋で家事をしていた母は、
ふと食卓が静かすぎることに気がつきます。
ぎゃいぎゃい騒ぎながら食べるのが
常だった私たちの静けさに、
「お兄ちゃん、
 ○○(私)はちゃんと食べてる?」
と声をかけると、返事がない。
あわてて二人の様子を見に来た母が見たものは、
一心不乱に、みそ汁の具を耳に詰めている私と、
それをぽかんと見ている兄の姿でした。
「みそ汁って、そんな食べ方だったっけ、
 ってお兄ちゃんは思ってたみたいだった」
と母は言います。
そんな兄は3歳くらいの頃、
新聞紙を大量に食べたそうです。
(みんな元気)
nagata_sugano
わははははは。
現在もう成人している娘がまだ幼稚園のころ、
よく一緒に電車で高田馬場を通っていました。
その日もいつものように娘と電車に乗っていると
高田馬場を過ぎた所で急に娘が
「もーっ! なんで運転手さんは
 いつもいじわる言うのっ?!」
と大きな声で怒り始めたのです。
意味がわからず理由を聞くと、娘には高田馬場が
「高田のばばあ」に聞こえていたらしく、
たまたま近所に高田さんのお家があったので
そこの優しいおばあちゃんの事を、
車掌さんが毎回毎回
「高田のばばぁー、高田のばばぁー」
と悪口言ってると思ってたらしいのです。
「高田のおばあちゃんはやさしいもんっ!
 いつもニコニコしておかしくれるもんっ!
 ばばぁじゃないもんっ!」
と必死に訴える娘を見て、
この子は高田のおばあちゃんのために
一生懸命怒ったんだから、笑っちゃダメだ!
と必死でこらえました。
(まいママ)
sugano
高田のおばあちゃんかぁ。
nagata
そら、許せんな。
sugano
「会わずにいられない」という詞の入った歌を
むかし、布施明さんが歌っててね。
nagata
うん。
sugano
近所にあった「粟津(あわづ)」という
八百屋さんを
批判している歌だと思って
敵意を感じていました。
nagata
そら、許せんな。
私の友達と買い物していて
友達が店内で見あたらなくなったとき、
3歳の娘が大きな声で、
「ペチャパイの
 ○○××(フルネーム)さーん」と
何度も叫んで捜してくれたことがありました。
友達には聞こえていたけれど、
戻ることが出来なかったそうです‥‥
(ピロスケ)
nagata
出るに出られない。
sugano
「この人じゃありませんか?」
nagata
「あ、いた!」
sugano
悪気は全くないですからね。
探そうと必死ですからね。
nagata
「鼻がこんなんで、体重がこんなくらいで
 目がこんなんの、スガノさーん」
sugano
あかんあかん。
子どもが一所懸命な場合も、
妄想同様、止められませんね。
nagata
さ、さいごはほろりと行っとこう。
sugano
はい。今日も連続で、いくつかどうぞ。

ほろりとさせる話

3歳の娘に、
「○○ちゃんはお母さんの宝物だよ」
と話したら、
「ちがうよ、
 ○○ちゃんはお母さんのトモダチだよ」
と言われてしまいました。
こちらこそ、ずーっとトモダチでいてください。
なお、宝物とは大きな木の箱に
ガチャンと入っているものらしいです。
(きょうこ)
2歳違いの妹ができた長男、
もうすぐ3歳になります。
赤ちゃんがえりを繰り返しつつ、
少しずつお兄ちゃんになりつつあります。
でも以前は、どうにも泣き止むことが
できずにいることも、しばしばありました。
そんなときは、下の子をおんぶして、
長男を抱っこの日々。さすがに私も疲れ、
「重たいよ~」と呟いていました。
ある日、泣き止む予兆のない長男を、
いつものように、下の子をおんぶしてから、
抱っこしようとしました。すると、
「ちがう、ちがう」とますます泣きます‥‥。
どうしたもんかと、途方に暮れ、
しばらくすると下の子が寝たので
ベッドに寝かしました。
すると号泣長男が、
「お母さん、抱っこして」と言います。
「どうして今言うの?」と、聞くと、
「お母さんが、○ちゃんおんぶして、
 ボク抱っこすると重いから‥‥」と言います。
何気ない私の呟きで、
我慢させてしまったんだなあ、と反省しつつ、
長男の優しい気持ちに思わず涙、涙、でした。
(ゆきさき)
甥っ子が5歳だった頃の話です。
仕事が立て込んで余裕がなかく、
ある日逆ギレした上司から心無い一言を言われ
哀しい気持ちで家に帰りました。
家には偶然里帰り中の妹と甥っ子がいました。
夕食後、元気の無い私を心配した母と
仕事のことを話しながら
涙が止まらなくなってしまいましたが、
甥がいるため、ぐっと我慢をし
甥と遊んで過ごしました。
その夜、甥がどうしても私と一緒に寝る
といって聞かず、一緒に寝ることに。
普段一緒に寝る時は、
はしゃぎ過ぎてベッドで大暴れし
なかなか寝てくれない子なのですが、
その日に限ってとても大人しくしているのです。
おや? っと思って甥を見ると、
彼もこちらをじっと見ていました。
「どうしたの? 寝られないの?
 やっぱりママと寝る?」と聞くと
「あのね、しゅうね、
 今日はおぎょうぎよく寝るからね。
 足蹴ったりしないから、痛くないから、
 なかないでも平気だよ」
と、にこにこ笑って言うのです。
たぶん、普段泣いたりしない私が泣いたことが
甥には心配だったのでしょう。
小さな子が、優しい心で
なぐさめようとしてくれたことがいとおしくて、
寝かしつけながらまた泣きました。
翌朝、母や妹は「今日は仕事休んだら?」と
心配してくれましたが、甥が
「もう痛くない?
 しゅう、いいこだったでしょ?」と
にこにこの顔で言うので、
この小さな子を心配させてはいけないな、と思い
「うん、大丈夫。お仕事行ってくるね。
 帰りにケーキ買ってくるから」と
仕事に出掛けました。
今でもあの時と同じ仕事を続けています。
あの日、あの子がいたから、
続けてこられたんだなと思います。
今は小学2年生の生意気盛りで
私よりも私のスマホが大好きな悪ガキですが
あの日のことはきっと
一生忘れないなと思います。
(bird)
息子が5歳くらいの頃のことです
時々、すわっている私の膝の上に
当たり前のようにすうっと乗ってきて座るので
「もうお兄ちゃんになってきたのに
 いつもママのおひざに乗るなんて
 おかしいなー」って私が言うと、
「ママはね、りゅうちゃんがおひざに乗ると
 いつも、そっと、りゅうちゃんの
 あたまにチュするでしょ
 りゅうちゃんはママにそうさせてあげたくて
 おひざに乗るんだよ
 あたまにそっとチュするとき、
 ママはしあわせでしょ?
 りゅうちゃんはママを幸せにしてるの」
息子はそう言いました。
その時のきゅんとした愛しい思いは
10年経った今でも、
鮮やかに私の心の中に生きています。
心の支えみたいなものになって
私を力づけてくれています。
毎日、つらいことがあっても
苦しいことがあってもがんばれる。
反抗期のちょっと憎たらしい息子が
目の前にいても、わたしに
息子を愛おしく思える魔法がかかります。 
(トモコ)
今年の夏も暑かったですね。
うちは親子4人、和室で川の字で寝ていますが、
夜中大汗をかいた4歳の息子と2歳の娘が、
交互に「ぱぱ、おちゃ」と私を起こします。
そう言われると不思議と目が覚めるので
台所で麦茶を飲ませます。
飲み終わると「ねんね。」と言ってすぐ寝ます。
二人とも決してママを起こさずに、
必ず私を起こします。
その理不尽さと夜中に
二度も起こされる辛さに耐えていましたが、
最近涼しくなったせいか、
あまり起こされないのが、
嬉しいような寂しいような。
(やす)
幼稚園から帰り道、自転車をこぎながら
後ろにいる5歳の娘に、
前をむいたまま話していました。
私「今日のお弁当、ちゃんと食べたー?」
娘「食べたよ。」
私「何が一番おいしかった?」
娘「おひさまー!」
私「おひさま? お母さん
  おひさまお弁当に入れてないよ?」
娘「お弁当?
  お母さんなんて聞いたんだっけ?」
私「だから、何が一番おいしかった? って」
娘「ええと、たまごやき!」
私「なんて聞かれたと思ったの?」
娘「何が一番まぶしかった? かと思った!」
そりゃ、おひさまだね。
(まみむう)
sugano
おひさまがお弁当に入ってた気分になるよ。
nagata
たまごやきは存在がおひさまっぽいね。
sugano
ところで夜中にお茶を飲ませるパパ、
なんで飲ませ役がママじゃないかというとね。
nagata
うん。
sugano
ママは岩のように起きないからだと思う。
nagata
わはははは。
sugano
それでは、また明日!
nagata
投稿も、感想も、お待ちしていまーす。

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2012-10-17-WED