子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

明日で最後だから大ボリューム!

nagata
さぁ、長らく続けてまいりましたが。
sugano
明日で、いちおう最終回。
nagata
ラス前、ということで、
今日は大ボリュームでまいりますよー。
sugano
もう、一回で読もうとせず、
何回かに分けて読んだほうがいいかもね。
nagata
それではこちらのコーナーから。
sugano
出でよ、あほ自慢の子どもたち!

勝ち抜き、あほ自慢!

子どもが静かな時は、
かなりの確率で何かやらかしてくれているもの。
上の子を幼稚園に送り出し、
家事を一通り終わらせて、
リビングでちょっと一息‥‥。
はっ!!
さっきまで足もとをハイハイで
動きまくっていた娘の気配がない!
急いでカウンターごしにキッチンを見ると‥‥。
「!!!!!」
開け放たれたレンジ下の扉、
転がるオイルポット、サラダ油の池のまん中で
油をゴキゲンに床にぬ〜りぬりする娘。
不覚。まさか、そこでこんな悲劇が起こるとは!
見上げた無邪気な笑顔に、
色んな意味で負けた母でした。
(加賀百万石)
sugano
わっちゃぁ‥‥。
いきなりきついエピソードからきたな。
nagata
はははは、これぞ「ザ・こども」という話やね。
sugano
ふだん家の片付けをしてないから
そうやって笑えるんや。
日常の家事をやってる人ほど、
「こりゃたいへん」と眉をしかめるはず。
nagata
しばらくはぬるぬるがとれないね、きっと。
sugano
とれへん、とれへん。けど、子どもに罪はない。
弟が5歳のころの話です。
押し入れで遊んでいた弟が、突如、
「おかあさん!
 うちってドロボウなの?!」と、
客用布団を包んでいた
唐草模様の大風呂敷を見つけ
泣きながら聞いてきました。
(KAE)
sugano
唐草模様はドロボウのしるし!
nagata
いいわー、これ。大好き。
小さい頃の私の大好物は
フレンチトーストでした。
甘くて柔らかくて、子供の頃の思い出は
これなしでは語れぬほど。
そんな私も母になり、
久々に思い出したフレンチトーストの味。
2歳の息子にもあの幸せを味わってもらおうと、
丁寧に一生懸命作りました。
お皿に盛られたおいしそうなそれを一口。
「こんなねちゃねちゃしたものは食べれない」
大してしゃべることもできなかった息子が
きっぱりと言い放ったのです。
私、凍りつきました。言葉にもならなかった。
それからふたりほど産みましたが、
この経験がトラウマになったのか
フレンチトーストは作っていません。
(おいしいのに‥‥)
sugano
おいしいのになぁ、フレンチトースト。
nagata
たしかに、
ふだんのカリカリトーストを知ってると
「なんかねちゃねちゃしてる!」
って思うのかも。
sugano
おいしいのになぁ、フレンチトースト。
新米かあちゃんの私が、年少さんだった頃。
大工だった祖父にベッタリの
おじいちゃん子でした。
祖父の大工道具の数々に目を輝かせる日々‥‥。
ある日、どうしても
「金槌で釘を打ちたい気持ち」を抑えられず、
祖父の道具箱から金槌と釘をこっそり持ち出し、
板に釘を打ち込みました。
もうそのスコーンッと釘の入っていく
気持ちよさといったらありません!
虜になった私はそこから味をしめ、
隠れては釘を打ち込む打ち込む‥‥‥‥。
さすがに数日のうちにバレてしまい、
こっぴどく叱られ、
金槌ライフはあえなく幕引けとなったのですが、
数日後の誕生日に贈られたプレゼントは何と‥‥
3メートル長の丸太と釘500本!!
これで思う存分やりなさいと、
祖父からの素敵な素敵な贈り物でした。
もちろん思う存分やらせてもらいました!
(かりんとう)
sugano
かっこええわー、おじいちゃん!
nagata
釘500本もさることながら、
3メートルの丸太が効いてます。
今日、車で近所の神社の近くを
通りかかったときのこと。
着物を着て歩いている女の子を見て、
息子が言いました。
「え? 今日、五七五の日?!」
‥‥惜しい!
(正解は七五三)
nagata
しちごさん だんしはいちど じょしはにど
sugano
五七五で詠んでる場合か。
むかし幼稚園に勤めていた頃の話です。
幼稚園には珍しく夏に
2泊3日の臨海学校がありました。
海でひとしきり遊び、さぁ、宿に帰りましょうと
集合をかけると一人足りません。
私のクラスのノリちゃんです。
子ども達を園長先生に見ていただくことにして
私達保育士が手分けして探しに行きました。
海岸は海水浴客でギュウギュウな感じで
「早く見つけなければ!」と気は焦るばかり。
しばらくして一人が
「いたっ!」とノリちゃん発見。
こんな人混みの中でよく見つけたなぁ〜と
指差す方向を見たら、
ノリちゃんが座っているパラソルの周りだけ、
なぜか人がほとんどいません。
なんでアソコだけ人がいないの?
とよぉ〜く目を凝らして見たら、
そのパラソルの影には、
見事な入れ墨の方々が‥‥!
「あんたが担任なんだから行かなきゃ」
「骨は拾ってやるよ」とか言われ、私が迎えに。
「すみませ〜ん。御迷惑をかけまして〜」
と平静を装いつつ
「ノリちゃん、さがしたんだよ〜。行こう」と
体育座りしているノリちゃんに声をかけると
「あ! せんせ〜♪ み〜て〜♪
 おじちゃんキレイね〜♪」って満面の笑み。
見てと言われちゃ仕方がない。
私もノリちゃんの隣に座り込んで
見せていただきました。
真ん中に親分さんらしき方が
頭を向こうに腹んばいに寝そべり、
両脇に若い衆が二人、座っている。
親分さんの背中に釘付けのノリちゃん。
「ノリちゃん、みんな心配してるから
 おじちゃんにさよならして行こうか?
 園長先生も待ってるよ」と声をかけると
「うん」と腰を上げてくれました。
ノリちゃんが
「おじちゃん、さようなら〜♪」と言うと
親分さんはそのままの体勢で
「おぅ!」と返してくださり、若い衆二人は
うつむき加減で笑いを堪えておられました。
ノリちゃんと手を繋いで歩きながら
ノリちゃんの顔を見るとニコニコとうれしそう。
私が「おじちゃん、キレイだったね」と言うと
「うんっ! すっごくキレイだったねぇ〜♪」
とゴキゲンでした。
園長先生と合流して経緯を報告すると園長先生は
大笑いしながらノリちゃんに言いました。
「おじちゃん、そんなにキレイだったんか?
 よかったなぁ〜。でもな、黙って一人で
 どこかに行っちゃイカンぞ。
 みんなに心配かけることはイカン。なっ!」
ノリちゃんは大満足な笑顔で「はぁ〜い♪」
もう30年近く経っていますが、
ことあるごとに鮮明に蘇る思い出です。
ノリちゃんもお母さんになってるのかなぁ?
(おひかえなすって)
sugano
こういう、マンガみたいな話が
実際に起こるから、子育てはおもしろいなー。
nagata
明るく叱ってる園長先生もえらいなぁ。
私が小学二年生女子の時の話です。
いつもは友達と一緒に帰るのですが、
たまたま一人で下校していた道中で
車から降りてきた知らないおじさんに
声をかけられました。
道を聞かれた後に
「わからないから一緒に行ってくれるかな?
 これあげるから‥‥」
と100円玉を差し出されました。
一瞬考えた後に私の取った行動は‥‥
「おじさんの急所を蹴っ飛ばし、
 100円を奪い、全速力で逃げる」でした。
もちろんこっぴどく怒られた上に
げんこつももらい、
次の日には学校でも怒られて散々でした。
あのおじさんが悪い人だったならまだしも、
純粋に道を聞いてきただけの人なら
本当に申し訳ないです‥‥。
20年たった今も家族や親戚の
話の種にされています。
娘たち(2歳&1ヵ月)には
知られたくない話です。
余談ですが、そんな感じでとてもおてんばな
私の噂を聞き付けた柔道教室の先生が、
わざわざ家まで勧誘にきました。
親は私の意思を尊重するとのことで、
先生は私に言いました。
「これあげるから柔道するか?」
その手には30円‥‥
私は喜んで「うん」と言ったそうです。
この話はまったく記憶にないのですが、
親と先生が何度も言っていたので
本当だと思います。
お金に釣られすぎてて情けないです‥‥。
(世の中金ですよ)
nagata
ひとり目のおじさんがほんとに
いい人だったかどうかが不明なのがスリリング。
sugano
どうでもええけど、
柔道家が金で釣ったらあかんやろ。
しかも「30円」て! 子どもだましや!
nagata
いや、でも、子どもだし‥‥。
おそば屋さんにて。
隣の席にいた小さな男の子と
若いおとうさん、おかあさん。
うどんを食べていた男の子がいきなり
「ねえ、うどんと電車、どっちが長い?」
なんじゃその質問。
笑うのをガマンしていたら
おかあさんが真顔で「電車」と。
おかあさんの普通の返答もおかしかった。
彼の妙な質問にも馴れているんでしょうね。
しかし、世の男の子はいつも
車か電車のことを考えているな。
(ボブテイル)
sugano
ふふふふふふ。ええな、おかあさん。クール。
nagata
ぼくもこういうクールな返答を
聞いたことがあります。
ちょっと長いけど、いいですか。
sugano
どうぞ、どうぞ。
nagata
小1の息子の授業参観に行ってね、
「帰りの会」の様子を見てたんです。
そのクラスはずっとカメを飼っててね、
ところがその日、そのカメが死んじゃった。
それを担任の女の先生が
みんなに報告するんだけど、
言いながら、ちょっと泣いちゃってね。
sugano
あらら。
nagata
「今日‥‥みなさんの大事にしてた‥‥
 カメが死んで‥‥しまいました‥‥」
ほろり、ほろり、という感じで。
そしたらね、悪ガキがひとり手をあげて、
「先生! オレ、
 なんでカメが死んだか知ってる!」と。
そしたら、ほかのアホ男子たちも、
なぜか対抗して、つぎつぎに
「オレも知ってる!」
「オレも、オレも!
 なんで死んだか、教えよっか!」と。
そしたら、その担任の先生、
泣きながらも超クールに、
「はい、あとで聞きます」
「あとで聞きます」
「わかりました、あとで聞きます」と。
sugano
わははははは。
小学生の頃、そろばん教室へ通っていました。
もともと親に強制的に通わさせられていたので、
いつもあまり乗り気ではありませんでした。
ある冬の日、どうしても行きたくなかったので、
部屋の電気を消し、道具袋を抱えて
机の下にもぐりこんで隠れていました。
弟も同じそろばん教室一緒に通っていて、
その日、私が行ってないことに気づき、
自分も行かないことにしたのですが、
普通に部屋にいた為、母に見つかり、
母「何で行ってないの!」
弟「お姉ちゃんも行ってないよ!」と。
母が部屋をのぞきに来ましたが、
私は偽装工作をしており、
机の下は死角だった為、
「いないじゃないの!
 ちゃんとお姉ちゃんは行ってるわよ!!」
と弟は叱られる羽目に。
私は机の下でほくそ笑んでいました。
さて、教室が終わる時間になり、
そろそろ帰ってこなければなりません。
母の目を盗んで、そーっと1階の玄関へ行き、
さも帰ってきたかように見せかければ大成功。
‥‥だったのですが、階段が見える場所に
ずっと母が座って何か作業をしているのです。
このままでは2階から降りられません。
母が動く気配もなく、時間は過ぎていきます。
あせった私は考えた挙句
「そうだ、ベランダから
 飛び降りちゃえばいいんだ!」
とエラい事を考えつきました。
学校なんかでも多少の高いところから
飛び降りて遊んでいたりしていたので、
2階くらいならいけるだろうと
踏んでいたのですが、さすがに2階は高い。
ベランダを乗り越えるときに
ちょっとビビリましたが、
とにかく降りなければならないという思いで、
柵にぶら下がり、後は飛び降りるだけ。
でもやっぱり怖い、どうしよう、
でも映画のように腕力で戻るのも
はっきりいって無理。
どっちも無理ー!! と思った瞬間、
腕の力がなくなり地面に着地。
幸い転ぶことはなく、冬だったうえ、
靴下だけの足での着地だったので
足がかなりジンジンしていたのですが、
とにかく降りられたことにホッとし、
玄関に向かい「ただいまー」と
何食わぬ顔で家に入りました。
こうして私の偽装工作は
大成功に終わったのですが、
しばらくの間、足の甲がかなり痛かったので、
ひょっとしたら、ひびでも
入っていたのではないか‥‥と思います。
しかし「痛い」と言えば、
どうしてこうなったかを
話さなければならないので、
ずっと黙って自然治癒させました。
(しょう)
nagata
はーー、読みながら、ドキドキした。
sugano
シガニーウィーバーさん主演で映画化すべきや。
小学生に入学した頃、4つ上の姉に突然私が、
「好きな食べ物なに?」と質問したそうです。
母は台所で聞き耳をたてながら、
どうせ娘2人が好きなものなんて、
ウィンナーとか卵焼き、せいぜい唐揚げだから
今日の夕飯に出してあげようと思っていたとか。
ところが私は姉の返事も聞かず、
「私はねえ! 塩と醤油!!」
と答えたそうです。
その話は覚えてないのですが、
確かに小学生の頃、塩と醤油が大好きでした。
当時、母が、アルミホイルに包んだ塩を
縁起担ぎでランドセルに入れていたのですが、
気が向くとそれを取り出して舐めていました。
足りなくなったら継ぎ足して、6年間ずっと。
平成の時代で、飢えてたわけじゃ
ないんだけどなあ‥‥。
(今は塩は酒のあて)
sugano
継ぎ足しながら6年間ずっと塩を‥‥。
nagata
江戸時代から続く老舗のうなぎ屋の
伝説のタレかと。
トイレトレーニングが苦手だった私は
2歳をすぎてもまだ夜は
紙おむつが必要だったそうな。
ある夜、1歳半下の妹がおむつを
替えられているのを見てひらめいたらしく、
おもむろに自分の紙おむつを広げ、
「こーやって、こーやって‥‥
 ほんでここにころんして‥‥」と。
どうやら自分でおむつを装着しようとした模様。
妹のおむつ替えの様子を観察しながら
いろいろ試行錯誤したものの
やはり無理があったらしく
「‥‥むじゅかしい」とのたまったそうな。
「自分でおむつ替えれるぐらいやったら
 トイレ行けー!!」と父。
当時はまだトレーニングパンツ的なものは
なかったらしく、
「あれがあったらあんたも
 苦労せんかったのになぁ〜」と
30を過ぎた今でも時々母から言われます‥‥。
(さっこ)
nagata
わははははは、たしかに!
sugano
父のつっこみ、最高やな。

おしゃま女子

2歳の姪っ子は、可愛い服に興味津々。
大人の服も、うっかり放っておくと
着ようとするんだそうです。
泊まりに行った私の荷物も、
よく勝手にあさられていますが、
好みの服でないらしく、
出すだけ出して放置してあります。
そんな彼女も含む姉一家と
海に行ったときのこと。帰りに彼女は、
行きとは別の服を着せてもらってご満悦。
一緒に着替えていた私が、
行きと同じTシャツを着た瞬間、
さも不満げに言い放ちました。
「またそれぇ〜?」
2歳にして、しっかりファッションチェック。
女の子ってすごいですね。
私はいったいどこで置いてきたのだろうか。
(きょ)
sugano
2歳でその発言はなかなかおしゃまやな。
nagata
うしの下の娘もこないだママに
「ママって、どうしていつも
 そういう系な服装なわけ?」って言ってた。
sugano
そういう言い回しは
あっという間に吸収するからなぁ。
長女3歳、胃腸風邪から軽い脱水症状になり
急きょ点滴入院することに。
初めてのわが子の入院にとまどう旦那やわたしに
抱っこされていた長女を、点滴するために
看護師さんが抱えて処置室の中へ。
そんな彼女が叫んだ言葉は
「誰か助けて〜〜〜〜〜!!!」
あのさ、そういう時は、
「パパ」とか「ママ」とか
もう少し具体的に言うもんじゃないのかい?
(かりんとう)
sugano
おしゃま女子はいつでもどこでも
自分の世界のヒロインやからな。
nagata
こんなんもありますよ。
従姉妹が3歳ぐらいの頃です。
叔母と車で買い物へ行き、
スーパーの駐車場に着いたものの
「絶対に車から降りない」と駄々をこねたので、
叔母も「買う物も少ないから」と根負けし、
車内の環境に気を配って
急いで買い物に向かったそうです。
しかし、叔母がほんの数分で買い物を終えて
駐車場に出て来ると、
自分の車の周りに数名の人だかり。
何事かと思って急いで車に戻ってみると、
車内から通りがかりの人達に
「助けてください! 誘拐です!
 助けてください!!」と
必死の形相で訴える我が子がいたそうです。
将来はオスカー女優かな。
(星の王子様)
sugano
入ってるな、これは。世界に。
nagata
迷惑です。
姉の娘2人は私にとってはほんとに可愛い姪達。
まだ姪達がちびっこだった頃、
私は毎週末姉宅にお邪魔し、
姪達と遊んでいました。
上の子がまだ赤ちゃんだった時は、
私が帰ると言うと
「帰らないで〜」と泣いて引き止めてくれて、
泣かせてしまって申し訳ないとは思うけど、
私を好きでいてくれているのだなと
内心うれしく思っていました。
下の子は正反対でした。
私の事は好きではいてくれていたと思いますが、
遊びに行った時はきゃっきゃと
喜んで遊んでいるのですが、
ひとしきり遊んだら飽きるのでしょうね。
夕方になると「はい、上着。はい、カバン」と
私の肩に上着やカバンをかけて、
「もう暗いよ。帰ったら?」
と帰るのを促してきました。
これは結構さびしくて悲しかったです。
でも、それはいいんです。私は毎週だから。
ある時、私もお邪魔していた日に、
義兄のお母様と妹さんが遊びに来られました。
皆で子供たちを囲んで笑っていたその時、
義理のお母様と妹さんにも例のアレが。
「もう暗いよ。帰ったら?」
姉は顔面蒼白。慌てて
「私もいつも言われるんですよ〜」って
フォローしてはみたのですが‥‥。
今思い出しても冷や汗が出そうな思い出です。
(Hirominnie)
sugano
サヨナラするのがつらいから、
わざと素っ気なくする子もいるよね。
nagata
あーー、なるほどー。
小学生の頃、ピーチツリーフィズという
お酒のCMをテレビで見ていて、
ピンク色でシュワシュワしてて、
おいしそうだなー、飲んでみたいなー、
と思っていました。
もちろんアルコール飲料であるということは
認識していました。
ある日、父と酒屋に買い物に行った時、
そのお酒が売っていたので、
「これ買って」とお願いしました。
父はそれがお酒だとはわかっておらず、
見た目もピンク色でかわいらしかったので、
すんなり買ってくれました。
しめしめ、と思い、家に戻って早速飲んだ私。
甘くてシュワシュワしてて、
ジュースの様だったので、
おいしくて全部飲み干しました。
もちろんお酒ですから、
みるみるうちに顔が真っ赤になります。
そんな私を見た父は「なに飲んでるんだ!!」
とびっくりして、慌てて缶を確認し、
「これお酒じゃないか!」
「うん、そう〜」とほろ酔いの私。
悪びれる様子のない私を見て、父も大笑い。
「でもこれはお酒だからダメだ」
とたしなめられました。
今じゃ甘いお酒には目もくれず、
実家に帰れば父と焼酎や日本酒を酌み交わす、
よき飲み相手です。
(しょう)
sugano
山瀬まみちゃんがCMやってなかった?
nagata
森高千里さんじゃなくて?
sugano
それは「ジンジンジンジン♪」や。
nagata
あーー、そうそう。
おもしろいからもうちょっと歌ってください。
sugano
「ジンジンジン、ジンジンジン♪
 コーラとジンでアメリカ人♪」
nagata
なつかしー!
ありがとうございます。
sugano
「ジンジンジン、ジンジンジン♪
 ジュースとジンでフランス人♪」
nagata
いや、もういいから‥‥。
sugano
「ジンジンジン、ジンジンジン♪
 紅茶とジンでイギリス人♪」
nagata
おーーーい、誰か止めてくれーー。
sugano
「ジンジンジン‥‥♪」
片付けをしていたら昔の手帳が出てきた。
今18の娘が小学1年のある夏の日。
「今日は大変な事が起こったらしい。
 プールの時間、
 パンツを履いたまま水着を着たらしい。
 学校のパンツを借りればいいのに
 どうしてもイヤだったんだって。
 ズボンなんだからノーパンでいいのに
 ‥‥濡れたまま上にズボンはいたって。
 可愛いヤツ」
しっかり者の落ち着いたお姉ちゃんのことを
小さい頃、今の妹のチビ子(1歳)ほど
可愛いと思っててやれたのかなぁ?
と思い出せずにいたけれど
可愛い可愛いと思って育ててた
思い出がいっぱい出てきた。よかった!
手紙もとっといてあった。
これって素敵すぎるよ。
(えがこ)
sugano
ほんと、書いといたほうがいい。
nagata
書いておいたほうがいいねぇ。
もう、それは、「ほぼ日手帳」じゃなくても。
sugano
せやな。なににでもええから、
書いて残しといたほうがいい。
ま、「ほぼ日手帳」がおすすめやけどな。
nagata
せやな。1日1ページやしな。
1年前の授業参観のことです。
3年生の長女の国語の授業を半分見てから
1年生の次女のクラスに行って、
それから授業後の懇談会に戻ってきたところ、
まわりのおかあさんから
「ね、S子ちゃんすごかったわよ!」
とくすくす。
娘が先生が板書した漢字の間違いを
指摘したらしいのですが、
先生が「よく気がついたねぇ」と
言ったのに対して、娘は
「いつものことですから」
とすまして切り返したそうです。
教室はわき、先生は苦笑い・・・。
あとから聞いても顔から火が出る思いでしたが、
とりあえずそのときその場にいなくて
よかったと心から思いました。
うちに帰ってから、口は災いの元、あまり正直に
なんでも口にしないよう言い聞かせましたが、
あかんぼの時からの
天然毒舌&実況中継型おしゃべりは
いまだ変わりません。
『赤毛のアン』を愛読していたわたしは、
今ではマリラの気持ちが
手にとるようにわかるようになりました。
いつかアンのようなすてきなレディに
変身することを祈りつつ‥‥。
(りす)
sugano
ああ、マリラの気持ちがわかる日が来るなんて!
nagata
そうさのぅ。

子ども名言集

2歳の娘。
お風呂でシャンプーが目に入ったようです。
目を押さえながら「おめめ、まぶしい」。
あ、確かにちょっと似た感じ?
(じゅん)
nagata
うまいこと言うわー。
sugano
かわいらしい子どもの名言集を
いくつか続けてどうぞー。
4歳の息子は、スーパーのパン屋さんで
「メロンパン、焼きたてでーす」の声と共に
大好きなメロンパンが運ばれて来たとき、
「お家に持って帰ったら、
 焼きたてじゃなくなるよね」とひと言。
店員さんは「まいった、座布団1枚!」
と返してくれました。
(さくらもち)
夕食準備中、外でカラーンと空き缶の音。
母「あっ! 空き缶、捨ててったな!」
小2息子「缶けりできるのにね〜」
(たんきはそんき)
動物園に行ったときのことです。
当時3才の娘が足元を見て
「あっ、あかちゃんせみさん!」
指さす方を見ると、ハエが一匹‥‥。
確かに、形がちょっと似てるなぁ。
(wipfel)
2歳の息子。最近だんだん赤ちゃんから
子供になりつつあります。
そこで本人に聞いてみました。
母「○○ちゃんは、赤ちゃん?」
子(ぶんぶん首を振りながら)「ヤダ」
母「じゃあ、おにいちゃん?」
子(またぶんぶん首を振りながら)「ヤダ」
母「じゃあ何?」
子「おとうさん!!」
‥‥お、おとうさん?
そりゃまた一足飛びに飛んだね。
(まだババアはイヤ)
娘語録、2歳の時です。
昼間に公園で、お友達にもらった
お花をポケットから出して、
それはそれは悲しそうに‥‥。
「おはな、ショボンじゃった」
なるほど‥‥。わかりやすい‥‥。
(jun)
5歳の甥っ子の話。
庭の池で飼っていたコイが
数匹いなくなっていたので
祖母が残念そうに
「ノラ猫かなー、とられちゃったねぇ〜」
と言うと、甥っ子が
「そっかー、ネコさん、
 バケツに入れて持ってったんだねえ」と。
ネコがバケツ持ってきたなら許せます。
(あやのすけ)
ピアノの生徒、5歳の女の子の話です。
ある日、楽譜の挿絵(永田萌さん)を見て、
女の子
「わあー! すっごく、絵がじょうずだねえ」
私「そうだねえ、上手だね」
女の子「ぜんぜんはみだしてないもんね」
私「(笑)」
女の子
「わたし、すぐはみだしちゃうんだよね‥‥」
(いーりゃ)
私が2歳ぐらいの冬、
石油ストーブは熱いからさわっちゃダメだよと
母は毎日私に話していました。
でも、それなのに前面の網のところを
握ってしまいました。
すぐに泣いたので母が気がついて冷やしたり
馬の脂とキャベツで冷やして治りました。
握った後、私はストーブを指差して
「あの人がー!」と大泣きしていたそうです。
(まつもちゃん)
「おかあさん、
 だいこんやま、いくんでしょ?
 わたしはにんじんやまにいくね!」
あなたがにんじん山に行くのは止めませんが、
母が行くのは代官山です。
娘2歳の時のお話。
(☆ぴぃ☆)
小2の息子は甘ったれで、
いまだに一人で寝られません。
なので寝入ったな、
というタイミングで
そーっと部屋を出ていくのですが、
時々ぱっと目を開け、
もう一度やり直しになります。
先日もまたぱっと起きたので、ふと
「寝たふりしてたな〜」とつぶやいたら、
「寝たふりしないと眠れないよぉ〜」
と言われました。確かに。
(ゆーまま)
nagata
ガーーーン!
「寝たふりしないと、眠れない」!
たしかに!
sugano
感銘を受けすぎや。
おつぎはママの話です。

つわものママ

私が小学4年生、弟が小学2年生の頃の話です。
ある日家に帰ると
弟の顔面がガーゼだらけでした。母に聞いたら
「坂道をスケボーで腹這いになって
 滑ってたらしいんだけど、バランス崩して
 顔面でブレーキかけたらしい」と。
そんな顔面血だらけの弟を
最初に見つけたのは同じ団地のお母様達。
「救急車を呼ばなきゃ!」
という声が飛び交う中、母は
「大したことなさそうですから、
 お気になさらずに」
と泣き叫ぶ弟を連れて帰宅。
またある日はアパートの裏手にある
こじんまりとした崖から弟が転げ落ちて
頭からかなりの出血をしたと
ご近所のお母様達が大騒ぎ。
傷を見て単に出血しているだけで
大したことないと判断した母はやはり同じく
「大したことないですから、お気になさらずに」
と弟を連れて帰宅。
その後、団地から引っ越しするまで
「○○さんのお母さんはまるで鬼のようだ」
とまことしやかにささやかれていたそうです。
母曰く
「血みどろの光景なんて、慣れたわよ」と。
‥‥そういえばその前年、小さい山から転げて
私が膝から足首まで血だらけにして
帰って来たことがあったような。
(かんなぎ)
nagata
ひー、つわもの!
sugano
好っきゃわぁ、このお母さん。
まだ私が実家にいた頃の昔の話です。
私の母は、のんびりおっとり。
その母の父親(私の祖父)は、
趣味で狩猟をしていました。
そして鴨を狩りで獲ると、
うちにもおすそわけで
持ってきてくれていました。
その鴨を食べるために、庭で鴨の毛をむしる母。
それを縁側で見ていたのですが、衝撃的でした。
そして、それを捌く母。
いつものおっとり母とは思えませんでした。
鴨がかわいそうって思いました。
でも鴨汁は油がのってて、
とっても美味しかったです。毎年の思い出です。
母よりできることも多いけど、やっぱり
母にはかなわないと思う2児のママです。
(鴨汁大好き)
nagata
のんびりおっとりのお母さんが、
ひょいと鴨の毛をむしってさばく。
sugano
びっくりしたやろなぁ。
主人は幼少の頃、控えめに言っても
非常にぶっ飛んだ子どもで、
真夏日のアスファルトで
目玉焼きが作れるかと生卵を投げてみたり、
はさみが使えようになったのがうれしくて
部屋のカーテンを切り抜いてみたり、
退屈しのぎに車内でマッチをすっていて
車を全焼させたり、追いかけっこの最中
タクシーのボンネットをトランポリンにしたり、
とにかく恐ろしい人だったそうです。
義母は毎日菓子折を持って
近所に謝りに行く日々で、
「全財産の半分は弁償と謝罪に消えた」
とは主人の弁。
初めて義母にお会いしたときにいきなり
「もし結婚して
 子どもが産まれるようなことがあって、
 それが息子に似て
 あんまり手に負えないようなら
 私が育ててあげる」と言われ、
あとから主人の奇行(?)の数々を聞いて
びっくりした次第です。
それなのに「一度育てて慣れてるから」と
言い切ってしまう義母のすごさ、これを
つわものといわずしてなんと言いましょう。
私は来年4人目の子どもが
産まれる予定なのですが、
とてもその境地には達せそうにありません。
(男子4兄弟予定)
nagata
うーん、なんたる包容力。
つわものママ。
sugano
そのつわものママを尊敬のまなざしで見るヨメが
のちに男子4人の母になるっていうのも
なかなかええな。
義母の料理がすごいことは、
旦那さんから何度となく聞いてました。
・焼きビーフングラタン
(前日に残ったビーフンを
 そのままグラタンに。まずい)
・キウイカレー
(鍋のフタをあけたら、黒い!
 キウイの種? で埋めつくされていた。
 味は、まずい‥‥)
・鮭カレー
(鮭が多すぎて、魚くさく塩辛いカレー。
 もちろん、まずい)
・お弁当の梅干がなかったため、
 ご飯にポテトチップス梅味が
 ふりかかっている‥‥などなど。
今まではネタとして、散々笑っていたのですが、
先日息子(3歳)もその洗礼に!
手足口病で2日間ほど何も食べられず、
やっと「ご飯、食べたい」と言い出したので、
ほっとして、その日、
預かっていただいておりました義母の家にて、
夕食を出してもらいました。
義母「ご飯やわらかくする?」
息子「うん」
義母「りんごもすりおろそうか?」
息子「うん、食べる」
が、その結果、出てきたのは、
「ふやかした赤飯と
 すりおろしりんごの混ざったもの」!
私、絶句。
息子「いらない」
私「少し食べてみる?」
息子「いらない」
私「まだ無理だったかな〜?
 (ムリだって!誰でもムリだって!)」
そのまま出してくれていいのに、
なぜ混ぜる‥‥。
しかもふやかした赤飯って‥‥。
脱力し、帰宅後速攻で
旦那さんに報告しましたとも。
結婚してから人生で初めて聞いた、旦那さんの
「安定した普通の食べ物であれば、
 何でも食べられる」の発言の意味を
シミジミ理解した日でした。
(はなより)
nagata
これはぼく、語るべきことがありますね。
sugano
はいはい、どうぞ。ご実家の話ですね。
nagata
うちの母もたいへんに
ユニークなセンスを持っており、
珍メニュー、謎料理、恥ずかし弁当を紹介すれば
枚挙にいとまがありません!
sugano
わかった、わかった。声がでかい。
nagata
しかし、そのエピソードを
ひとつひとつ紹介するよりも、
私は、今日、ここではっきりとした
結論を申し上げたい! よろしいか!
sugano
声がでかいっちゅーねん。
nagata
お母さんが料理が下手だと‥‥
ヨメの料理が超おいしい!
sugano
は、はー、なるほど。
nagata
つまりね、料理の下手な
お母さんの料理で慣れてると、
家で食べるものにあらかじめ
軽いあきらめがあるんですよ。
そこに、ふつうの料理が出てきてみなさい。
もうね、「え! なにこれ!」と。
「この料理って、こうだっけ?」と。
「焦げてないじゃん!」と。
「お店みたいな組み合わせじゃん!」と。
sugano
はははははは。
nagata
その意味では、
「うちの母ちゃん、料理うまいんだよなー」
という男子。将来、気をつけなさい。
ヨメに心ないひと言を
無意識に何度も言うことになるぞ。

パパの立場

3歳の娘と6歳の息子の会話。
娘が
「ママはゆずちゃんのママ。
 お兄ちゃんにはパパあげるね」
と上から目線で言うと、
お兄ちゃんすかさず
「いらない! ママがいい!」
もちろん、パパ号泣。
(辰のオトシゴロ)
nagata
うん、もう、だいぶ、慣れてきたぞ。
sugano
みなさーん、
こういう話を集めてるだけですからね。
「パパだいすき!」な子どもが
たくさんいるのもわかってます。
けど‥‥。
nagata
けど、こういう話、
たくさん来るんだよね、やっぱり。
私が2歳になる少し前、弟が産まれました。
私は母の出産前後は
祖父母の家に預けられていたそうです。
大のおばあちゃん子だった私は
とくに寂しい思いもせず、
楽しく過ごしていました。
そして母と弟が退院し、お迎えが来た時のこと。
祖父母宅の玄関で父と再会。
約2週間振りでしょうか。
父の顔を見るやいなや、
「‥‥おばあちゃーーん!」
と泣きながら祖母のところにダッシュ!
父を知らないおじさんと思って逃げたのです。
初めての子供(娘)である私を
たいそうかわいがっていた父。
「オムツ換えもご飯もやってたのに、情けない」
と嘆いたとか。
どうも父は今だに引きずっているらしく、
この話を母がする度にションボリ。
記憶に無いとはいえ、
父には悪いことしたなぁと思っています。
(ごめんよお父さん)
nagata
大丈夫、お父さんは強いからネ!
sugano
不憫やなぁ。
私の幼稚園の運動会。
父は「お父さん競争」に出場しました。
障害物をクリアし、最後は
段ボール箱の中で丸まっている我が子を
ピックアップしてゴールイン!
‥‥するはずが、父はよその家の娘さんを
抱えてゴールインしてしまいました。
その子が私と同じ、赤いチェックのリボンで
おさげにしていたから間違えたそうです。
お母さんなら絶対間違えないでしょうね。
(なつこ)
sugano
あーーー、これはあかん‥‥。
nagata
これはダメですねぇ。
もともとないメンツがさらにまるつぶれ。
もっとあかんの、行きましょか?
sugano
どんなんですか。
うちの夫は野球が好きで、
息子とキャッチボールをするのが
夢だったそうです。
息子が幼稚園の年長さんの頃だったか
「バットと軟球とグローブを買ってあげよう!」
と家族でホームセンターへ。
息子は「本物」の道具を
買ってもらってご機嫌です。
もちろん買ってあげた夫もご満悦。
家に帰るなり、息子に向かって
「キャッチボールをしようか」と‥‥。
息子はグローブをはめるのも初めて。
じつは私に似てあまり
運動神経はよろしくありません。
普段からゴムボールなどで
遊んでいるならともかく
いきなりキャッチボールはないだろう。
まずは転がしてゴロからかな〜と見ていると。
夫、いきなりアンダースローで
息子の顔の前へ投げた!
まるでスローモーションのように
立ちすくむ息子のおデコにぶつかるボール。
一瞬ナニが起きたのかわからず、
痛さに気づいて泣き出す息子。駆け寄る私。
「ボールが来たら受けなきゃ〜」って、
のんきなこと言ってる場合か夫!
子供には段階をふんで教えねばならないことが
なぜわからない?
私にガッチリしかられた夫は
「もうお前とは野球しない」と
息子に逆ギレしていました。
ちっとも悪くないのに痛いわ怒られるわ‥‥
気の毒な息子でした。
(いまでも野球は嫌い)
sugano
‥‥なにしてんねん。
nagata
あ、ほんまにちょっとイライラしてる。
sugano
逆ギレすんなー!
nagata
お前が落ち着け。
平日の我が家では、
専業主婦の妻よりも私が先に起床します。
その日も私が先に起きて、
朝食の支度をしていると、
4歳息子と2歳妹が起きてきました。
妻は岩のように寝ています。
私は子供たちを着替えさせ、朝食を食べさせ、
満点パパぶりに満足しながら出勤しました。
妻はまだ岩のように寝ています。
それから1時間後、通勤中のバスの中、
妻からメール。
曰わく、お兄ちゃんのズボンは表裏逆。
妹のズボンは前後逆。
バスの中で力が抜けました。パパ0点。
(やす)
nagata
あーーー、これ、すっごいわかる。
こういうこと、ある。
sugano
たしかにうれしいけど、
結果的に、あかんもんはあかん。
nagata
そうなんですよ、パパのみなさん。
子育てにおけるパパというのは、このように、
よかれと思っても裏目に出ることが
たいへん多いのです。
しかし、ここが重要ですよ、みなさん、
「よかれと思ったのに」と思ってはいけません!
sugano
せや。もひとつ手間がかかったらいっしょや。
nagata
むしろ、よかれと思っていろいろやったのに、
「どうやってもダメだったんだな」
というようなことが、しょっちゅう起こるのが
パパと子育ての関係です。
しかし、みなさん、いいですか?
どうやってもダメだからといって
どの選択でも同じかといったら、それは違う!
sugano
語りすぎちゃうか、今日。
nagata
その意味で、私は、パパの子育てとは、
「よりよい不正解を目指すもの」
だと思っております。
これは、老後にきちんと
まとめたいと考えております。
sugano
まとめるな、まとめるな。
パパのお話、切ないものが多いですが、
うちは真逆でした。
優しくて遊び上手な父のことが私は大好きで、
よく「お父さんじゃなきゃやだー!」とぐずり、
母をイラっとさせていたそうです。
そんな父は一人娘が生まれたのがうれしすぎて、
首も据わってない生後1週間の私を
ベビーカーに乗せ外出しては母に叱られ、
率先して沐浴させようとしたものの、
湯船に私を思いっきり水没させては
祖母に叱られ、もうやることなすこと
叱られっぱなしだったそうです。
それでも懲りずに
嬉々として育児に参加していた父は、
今でいう「イクメン」の走りだったのでしょう。
仕事人間で平日はほとんど会えませんでしたが、
休日はずっと一緒に
遊んでくれていた記憶があります。
強面で他のお子さんには
泣かれてしまう父ですが、
30年経った今でも大の仲良しです。
結婚するなら父みたいな人と決めています。
(未だに二人で悪さしては、
 妻&母に叱られる父娘)
sugano
ま、こういうのも混ぜといたろ。
nagata
ありがとうございます。

かわいいとしか言いようがない

私が園児だか小学校低学年の頃、
何が原因だったのか忘れましたが、
母と言い争いになりました。
だんだんヒートアップし、私が最後に
「もう、お母さんなんか‥‥
 お母さんなんか‥‥‥‥
 だーいすき!」
と言ったそうな。
「怒る気がなくなって笑っちゃったよ〜」
と、今でも母に言われます。
(おがP)
sugano
わー、かわいい。
nagata
かわいいとしか言いようがない
このコーナー。
かわいいとしか言いようがないので
いくつかまとめてどうぞ。
お手紙を書くのが大好きな4歳の娘。
ひらがながちょっと書けるようになって、
毎日のように保育園で書いては
持ってきてくれます。昨日は、
「おかあしゃんが
 髪の毛、ふたつにむすんで、
 おリボンつけたとこかいたの〜」とニッコリ。
お手紙を開いてみたら、
女の子の絵の脇に大きく
「まし」の文字。
「まし? ましってなに?」
「え〜! イイってこと!」
(マシでもうれしいもん)
長男の保育園の卒園文集のことです。
Q&Aコーナーで、
「宝物はなんですか」との問いに
「ひろむくん」(当時0歳の弟)と。
兄弟が欲しくて欲しくて仕方なかった長男。
やっと生まれた弟がやっぱり可愛いんだな〜と
ほっこりしながら読み進めると、
「まほうつかいに会ったら
 何をお願いしますか」の問いに
「おかねを9まんえんもらいたい」。
えらく現実的な額でした。
(ひかる)
今年9歳になる娘が3歳のときの話です。
七五三のお祝いに神社へ行きました。
生まれて初めて着物を着てのお出かけ。
「神社に行ってお祓いしてもらうんだよ」
と言っても、3歳の娘にはどういう事か
わかっていなかったんだと思います。
ただただ「しちごさん」というイベントを
楽しみにしているようでした。
そして神社について家族みんなで
写真などを撮っていたときでした。
「おかあさん、シチゴさん来た!」
振り返るとそこには神主さんがいました。
こういう勘違いが大きくなると少なくなって、
ちょっぴり残念です。
(ペンギン)
毎晩布団に入っても、眠りに落ちる寸前まで
何か歌ったりしゃべったりしている2歳の娘。
今日は、クッキングアイドルマインちゃんの
主題歌を、眠すぎて半目になりながらも熱唱し、
歌が途切れたな、と思ったら
あくびをひとつして、そのまま寝ました。
さすがに、びっくりしました。
(あやこ)
来年には成人式を迎えるひとり娘。
小学校にあがった頃だと思いますが
ギョウ虫検査のフィルムを
持って帰ってきました。
絶対に忘れてはイケナイと
幼心に思ったのでしょう。
その晩寝ている枕元にムスメ自筆のメモが。
「あさ おきたら おしり ぺたん」
初めてムスメが書いた「文章」でした。
あのメモ取っておけばよかった。
(cook-TAMA)
私が保育園児だったときの話です。
いつもお迎えは母だったのですが、
その日だけは何か用事があったらしく、
かわりにお隣のおばちゃんが来てくれました。
いつものように自転車の後ろの荷台に座り、
おばちゃんの腰に手を回して‥‥。
フカフカ! ぷよぷよ!
おばちゃんのお腹気持ちいい!
スリムな母とは違う感触に
私はきゃっきゃと喜びながら、
おばちゃんのお腹回りを
ムニムニしまくったそうです。
笑い話にしてくれたおばちゃん、ありがとう。
時は流れ、今や私もおばちゃんと
お腹回りも年齢も同じ位になりました‥‥。
息子が幼稚園に通うまでに、
シェイプアップ頑張ります。
(サンゴママ)
昨晩のことです。
日曜なのに昼寝をしなかったせいで
夜グズグズになってしまった年長妹。
だだをこねはじめ、
母もちょっと疲れていてやさしく対応できず、
いつになく大泣きに。
収束を図るため、寝る支度をさせ、
寝る前のトイレに行かせました。
しかし、なかなか布団に帰ってきません。
小2姉が心配して
「トイレ見に行かなくていいの?」
と言うので、耳を澄ますと、
「うぇーんひっくひっっくひっく、
 うぇーんひっくひっっくひっく、
 ん! んー! うぇーんひっく
 ひっっくひっく、ん!」
と泣き声の合間にというか、
泣きながらうなる声が聞こえてきて、
姉と思わず笑ってしまいました。
戻ってきた娘は
「固いのだった。大きいの」と言って布団に入り
あっという間に寝てしまいました。
(うりた)
息子が幼稚園の頃。
ベランダでいちごを1鉢育てていました。
そろそろ赤く色づいて、
翌日のお弁当に入れることに。
「とって、とって」と言う息子でしたが、
できるだけ新鮮なものを持たせたいと思った私は
「明日の朝にね」と収穫せずに就寝。
翌朝、張り切ってベランダに出た息子の
「なくなった〜!」の大声にあわてて見てみると
赤いいちごがありません。
犯人はカラスでした。
「だから〜きのうのうちにとっておけば〜」
と泣きじゃくる息子。
ごめんなさいの母でした。
23歳になった今でも、いちごの季節になると
必ず1回はこの話を持ち出し私を責めます。
(すぎまま)
nagata
あーー、これは悔しいなぁ。
sugano
ずっと憶えてるよね、こういうことって。
nagata
さぁ、最後はこのコーナーです。
sugano
エンディングまで、泣くんじゃない。
つづきはこちら
(※長すぎて1ページに収まりませんでした)

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おかあさんと子どもで、おそろいにもできますよ。
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2012-10-30-TUE