子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

 さあドキドキ

nagata
今日は祝日、
天皇誕生日ですね。
sugano
そうです。
でも、うちの子はさきほど
今日がイヴでしょ、
と言っていました。
nagata
おたくのお子さん‥‥中学2年生ですよね?
sugano
男の子というのはどうしてこう
なにもかもをあいまいにするのでしょう。
nagata
あ、男の子論に逃げた。
sugano
おととしあたりに
「菅野続子さんへ」というお手紙を
いただきましたし。
nagata
あなたの名前は「菅野綾子」。
sugano
そんな誰もにやってくる、明日の夜。
nagata
本日もお届けする
ほぼ日&こどもの「クリスマス特集」。
sugano
サンタクロースがやってくるおうちの
子どもたちは、
このページは読まないでくださいね。
そのまま、明日のサンタを
かしこく待っててください。
nagata
そうそう、サンタクロースを
家に呼びたいならば。
sugano
大人限定特別オマケ
「サンタクロースからの告白」も
ページの下のほうにございます。
nagata
該当する大人たち、ぜひご活用ください。
sugano
そいじゃ、はじめますー。
メリークリスマスー。

 明日にそなえて

一人娘の困ったお願い事は「蔵をください」。
農家さんのお友達のところに遊びに行ったら、
古くて大きな蔵があり、あれは何かと尋ねたら
「大事なモノをしまっておくところ」
と教えられたのだとか。
「みんなの役に立つよねっ!」と、
満面の笑みで語る娘に、
「蔵は煙突から入らないなぁ‥‥
 サンタさん困るねぇ‥‥」
と、お茶を濁す私‥‥。
結局、レゴに
『これで蔵の見本を作ってみてね』と
手紙を添えてプレゼントにしました。
翌年は、もう蔵から興味が逸れていて
一安心でした。
子供って、なんで
変なモノ欲しがるんでしょうね。
(シエン姉さん)
nagata
蔵かぁ。
sugano
レゴとかプラモデルには
助けられることがけっこう多いでしょうね。
我が家の年少男児、
とうとうクリスマスのシステムを
知ってしまいました。
ケーキ食べて、
プレゼントもらうそうです。
頑張って、やりますよ。
うち、寺ですけど。
(まにちゃん)
nagata
システムを。
sugano
知ってしまいましたか。
nagata
寺だけど。
sugano
あああ。
我が家では11月頃から、
言うことを聞かなかったり、
兄妹げんかをしたりすると、
「サンタさん来てくれないよ!」
とパパの決めゼリフが出てきます。
先日、ママから怒られた2歳の娘。
例のセリフは使わなかったのですが、
すねた娘が捨てゼリフ
「そんなに怒るとサンタさん来てくれないよ!」
ママには痛くもかゆくもありませんが、
娘のとがらせた口のかわいいこと!
(すけぽん)
nagata
ママもたのしみにしてると思ってる。
sugano
かわいぃぃ。
この話をするとダンナにドン引きされるので
一応黙っているのですが、
サンタクロースからという名目でのプレゼントは
大学生になってもありました。 
さすがに枕元にではなかったのですが、
朝起きて台所へ行くと食卓の上に
6人分(祖父母・父・私と妹弟)の
プレゼントが置いてあり、
朝食を作っている母がしれっと
「あ、それサンタさんからのプレゼントねー」
みたいな。
中身は服が多かったです。 
いつの間にか自然にそうなっていったので、
正体とかなんとかを全く気にすることなく
成人して嫁になってしまいました。 
(男子四兄弟の母予定)
sugano
わー。いいなぁ、このパターン。
nagata
「告白」なしで、こういう手もあるぞ。
でも‥‥「告白」の手紙、出すんでしょ?
sugano
このメール読んで、
ちょっと迷ってきちゃったよ。
わたしがこどもの頃の話です。
毎年クリスマスは、
弟と念密な準備をしていました。
おもちゃ屋さんの新聞折り込み広告を集め、
その中から欲しいおもちゃを吟味し切り抜き。
模造紙に「欲しいものランキング」として
切り抜き広告を貼りつけ、
派手にデコレーションしていました。
本物の靴下ではプレゼントが入らないので、
燃えないゴミ用の大きい黒いゴミ袋を
靴下の形に工作。
それぞれを部屋の出入り口
すぐ見えるところの壁に貼り付けていました。
もらったプレゼントよりも、
壁に貼りつけた「欲の結晶」を
弟とシメシメと見上げてる姿が
今でも記憶に残ってます。
(欲深姉弟)
nagata
クリスマスのちょっと前に配られる
新聞にはさまったオモチャ屋のチラシ、
大好きだったなぁ。
sugano
ためつすがめつ。眺めたよねぇ。
サンタクロースが
プレゼントしてくれるのだからと
小5のわが娘は自分用のパソコンをお願いした。
だけど、高価なものなので
「サンタクロース基金」で説得しました。
それは、基金で運営しているので、
あまり高価なものを頼むと、
この先基金の底がつきて
来年以降は、ヤバイことになる! と、説明。
まんまと納得してくれたので、
高価なものを要求したら
「サンタクロース基金」、つかってみて下さい。
(サンタクロース基金財務部)

nagata
おお、ナイスアイデア!
sugano
つかわせてもらいます。
nagata
おい、手紙は?
sugano
おお、そうだった。
サンタテクを継続してしまうところだった。
私が幼稚園の時に、
「校長先生」と呼ばれるサンタが
やってきました。
「サンタ=校長先生」は誰? と謎でした。
園長先生は女のひとだから、サンタではない、
とまでは幼い頭で考えらたのですが、
「校長」って? 誰?
あ、園長先生がサンタに頭下げてる!
園長先生とはどういう関係? どっちが偉いの?
園児たちは、プチパニック。
プレゼントをもらうため列に並びながも、
その正体を探るべく、じーっと観察。
結局正体は、その時はわかりませんでした。
大学付属の幼稚園だったため、
校長先生は大学長だ、とわかったのは
随分大きくなってからでした。
校長先生は、えらいノリノリで
プレゼントを配っていましたが、
園児たちから、冷静に観察されていたとは
気付いていないと思います。
殺気は感じとっていたかしら?
(ニッカネン)
nagata
園児をあなどってはいけませんな。
sugano
そのへんものすごく、必死に観察してますので。
念願のマイホームを建て、引越しの初日。
家を見た長男(当時年少さん)が
大泣きしました。
「えんとつが無い〜! えんとつが無い〜!
 えんとつが無いと、
 サンタさんがおうちに入れない〜!」
急遽引っ越しのダンボールで煙突を作り、
窓に貼り付けることになりました。
まだ8月でしたが、もうサンタさんの心配?
と新鮮な驚きを覚えつつ、
この感性をいつまでも持って欲しいと
夫婦で話し合いました。
それからと言うもの、毎年いろんな演出を実施。
基本は起きて油断してる時に
サンタが家を訪れた、と言うもの。
子ども達がお風呂に入ってる時に
プレゼントをベッドに置いて、
玄関のドアを開けて
「今誰かが家から出て行った!
 もしかしてサンタじゃないか?」とか。
ご飯を食べてる時にトイレに行くふりをして
こっそり子ども部屋へ行き、プレゼントを隠し
「誰だ!」
と叫んで窓を開け、驚いて部屋に来た子どもに
「今誰かが居たぞ!」
と伝えてプレゼント探させたりとか。
あるいは、子ども達が起きる寸前に
子ども部屋の窓をちょっと開けておいて、
起こすときに
「あれ? なんで窓が開いてるの?
 もしかして‥‥」とか。
そして、毎年25日の朝には
玄関前に木の枝で二本の線を引き
「サンタさんのソリの跡だ!
 ココから空を飛んだから跡が消えてるんだ!」
ちょっとやりすぎたのか、長男は少なくとも
中学を卒業するまで信じきってました。
受験で荒れた年も、
サンタへの手紙は欠かさず‥‥。
次男は中2ですが、まだまだ信じてます。
いつバレるのか、気になりつつ
夫婦の楽しみはまだ終わりません。
(けいじ)

nagata
ほらほら、先輩がいるぞ。
sugano
わー。
nagata
たしか君んちは、
「きのうスーパーの駐車場にサンタさんがいた」
と言ったんだよね。
sugano
そう。まだ本番前だから
黒いセーター着てたよ、と。
nagata
しかも、糸井重里にそう言え、言われて‥‥。
sugano
そう‥‥。
その話で更にうちの息子は信じていました。
息子が小学生低学年のころ
血相変えて、家に帰ってきました。
友達のタイキ君が
サンタさんからのプレゼントの
「レシート」を家で発見したとのこと!!
あれはサンタさんからじゃなくって
親からのプレゼントだったんだ!!
と息子に話をしてくれたそうです。
「ウチはどうなの???」
という息子の質問をはぐらかしつつ
「で、タイキくんは弟や妹にその話をしたの?」
と聞くとサンタを信じている弟や妹には話さず
息子にだけ伝えたとのこと!
タイキ君、エライ! それでこそお兄ちゃん!
でもってタイキ君の
お父さん(ダンナと同じ職場)へは
「プレゼントのレシート発見事件」
をダンナが伝えました。
全国のサンタさんへ
レシートの置き場所にも気を付けましょう‥‥。
(ハビ)
nagata
おお、レシートから。
sugano
探偵たちも、さるものやな。
うちには娘が二人います。
二人が小さい頃、クリスマスのプレゼントを
選んで用意するのは私の役目。
明け方二人の枕元に置くのは夫の役目でした。
セーラームーンのバトンや
秘密のあっこちゃんのコンパクトなど。
朝目を覚ました下の娘の満面の笑みと
ちょと困ったように照れている上の娘。
いつもそんな感じで、姉妹でも性格が
対照的だなぁと思っていました。
それから20年近い歳月が流れたある日、
上の娘とクリスマスプレゼントについて
話していたら、
「幼稚園のころお父さんが髪の毛ふむから
 痛くて目が覚めたけど我慢したよ」
と聞いて唖然。
そうかそうだったのか‥‥、苦労かけたね。
ホントごめんなさい、
不器用なお父さんには蹴り入れとくわ。
でも妹には黙っていてくれた貴方は
なかなかなもんです。
(ポカ)
nagata
‥‥‥‥。
sugano
泣かない、泣かないよ‥‥。
わたしが 小学校低学年のころ。
クリスマスの夜、ベッドの柵のところに 
小さい靴下をくくりつけて、
ドキドキしながら眠りました。
翌朝、靴下に何か入っています!
中には5000円札が!
「ガーン!」
母親に伝えると、明るく
「よかったね! なにか買えるね!」と‥‥。
『ほしいもの、書いたのに‥‥。
 サンタさんはいないんだ!』とションボリ。
いまとなってはわかります。
いそがしかった父は 買いにいくひまがなく、
それでも何かしてあげようと思ったんだよね、
ありがと。
(くりたろ)
nagata
「ある年のプレゼントがお金で
 サンタはいないと知った」っていうメール、
けっこう多かったですね。
sugano
お歳暮にも金券があるからね。
「なんでも、そらお金がいちばんや」
という呪文もあるからね!
私は小6までサンタさんを信じていたと、
家族は今も信じています。
でも実際は、
私が信じていたのは3年生までです。
4年生のクリスマスの朝、
枕元にプレゼントがありませんでした。
私は自分が悪い子だったのだとショックを受け、
泣きながら両親の部屋に言いに行ったところ、
両親は「そんなはずない」と
慌てて探しに来ました。
結局、プレゼントは私が
ベッドの下に落としていたのですが、
母の「おかしいな、どこいったんやろ」
という言葉に、
「あ、お母さんが置いたんだ」と、
じんわりと悟ったのです。
毎年、うちは煙突がないから
換気扇の下にいらっしゃいと言われ、
台所で大きな声で欲しい物を言わされていた事や
(煙突はサンタさんが入ってくるもので、
 言う方は関係ないと気付かなかった)
兄が自転車やグローブなど
高価なリクエストをするのに対し、
私がお絵かき帳など、つつましいお願いをすると
「良い子だ」と褒められた訳が、
その後だんだんと腑に落ちました。
その後も両親の夢を壊したくなくて、
小6まで換気扇の下で
リクエストを叫び続けました。
子供ながらに子供のフリをしているようで、
ちょっと恥ずかしかったです。
(もつ)
nagata
子どもたちのほうがわかっていた、という話も
たくさんある。ほほえましいです。
sugano
もちつもたれつ。
次のメールもそうかな?
歳の離れた末っ子女子という状況なので、
私、5歳の頃にはクリスマスプレゼントは
両親が用意していることを知り、
両親がクリスマスまで隠す場所を発見し、
毎年事前にこっそり確認していました。
でも、知ってる、って両親に言ったら
来年から貰えなくなるかも知れないと、
ずっとサンタさんを
信じているふりをしてました。
先日、そんなことを母に話してしまいました。
母は「えーっ! 
   あんたサンタさん信じてたやん!」と、
びっくりした数秒後に、
「納戸は危ないから入っちゃダメでしょ!」と、
20年越しで納戸に入ったことを怒られました。
(もうそんな歳じゃないのに)
nagata_sugano
わははははは。
むすめがやっと自分でサンタに
お手紙を書けるようになった頃。
鏡文字がいっぱい混ざったお手紙は
廊下にはってありました。
「りかちゃんに
 ながそでのおようふくをください」
‥‥さて、地方の我が家近辺には
そんなにお店はありません。
りかちゃん人形3人分の長袖を
こっそり近隣の町まで何度も探しに行きました。
そして当日。
まくらもとにあった包みを開けて
むすめが言いました。
「すごーい! サンタさん
 りかちゃんが3人いること知ってるんだ!」
よかったのかな? よくなかったのかな?
今でもどうかはわかりません。
それにしても、
いつもはぐずぐずとなかなか起きないのに
クリスマスの日にお布団の中で
「今日は何の日だっけ?」と聞くと
はっ! と飛び起きて、
にこにこご機嫌になるのは、
何回見てもかわいいです。
(ママ☆パンダ☆サンタ)
sugano
そうですね。もう、その姿が。
nagata
ぼくらへの最高のプレゼント。
クリスマスの朝は、プレゼントを開けて
「お腹いたいから幼稚園休む」
「休んでもいいけど、お腹いたいなら
 もらったおもちゃで遊んじゃだめだよ。
 寝てなさい」
「じゃあ行く」ということを、
毎年毎年、懲りもせず繰り返していました。
(ひろこ)
nagata
わははは、毎年。
sugano
遊びたいから、毎年。
nagata
いいね。
sugano
それでは、
「サンタの告白」コーナーにまいりましょう。
わたしはやっぱり、今年はこの手紙を出します。
プリントアウトして、クリスマスプレゼントに
そっと、しのばせるもよし‥‥。
nagata
メールをつかってるお子さんには
文面をコピーしてメールするもよし。
ちなみに、文面は2種類、
便せんは4種類、用意しました。
sugano
いちど見てみてくださいね。
nagata
「サンタクロースからの告白」を
利用してみようかなと思う方は、
下のボタンを押して、おすすみください。
nagata_sugano
ではー、メリークリスマース!

「こども ビームス」さんと、
母子手帳ケースとしてもつかえる、
あたらしいタイプのカバーをつくりました。
なまえは、「&こども」。
つかいやすく、しかもおしゃれでかわいいカバーです。

)くわしくはこちらをどうぞ

「ほぼ日ハラマキ あたためるもののお店」で
いま、子どもサイズのハラマキを販売しています。
これまで人気柄をピックアップしたり
人気のものを再生産して、WEBのお店に並べています。
おかあさんと子どもで、おそろいにもできますよ。
サイズがなくなってきているものもありますので、
欲しい柄があったらどうぞおはやめに。
この冬は、親子でしっかり、あたためよう!

)くわしくはこちらをどうぞ

2012-12-23-SUN