1984年に任天堂株式会社より
スーパーファミコン用ソフトとして発売された
『MOTHER2 ギーグの逆襲』。
2024年8月に「ほぼ日曜日」で開催された
『MOTHER2のひみつ。』展では、
当時の開発資料やつくり手たちが手書きした資料、
開発の記録がはじめて公開されました。
イメージをふくらませるために書かれた
開発初期のメモとたくさんのラフスケッチ。
キーワードが記された物語の断片とストーリーの構成。
手描きのメッセージと、完成に向けた修正事項のリスト。
そこにはさまざまなアイデアと
いろいろな工夫がありました。
つくり手が込めた想いと熱量が
その記録と資料にはあふれんばかりに
込められていたのです。
私たちが手に取るゲームソフトはあくまで完成品。
その完成品にたどり着くまでの紆余曲折の道のりは、
これまで明らかになっていませんでした。
今回の展示によって、
『MOTHER 2』のつくり手たちは
長い時間をかけて試行錯誤と選択を重ねていることが
ようやくわかってきました。
そして、その歩みもすんなりとは進まず、
その道のりが平坦ではなかったことも
明らかになったのです。
この展覧会の資料に、あらたな資料を加えた
書籍『MOTHER2のひみつ。』が発売されます。
開発初期のアイデアスケッチから、
『MOTHER 2』プロジェクトの立ち上げ資料、
ストーリーやフローチャート。
キャラクターデザインの
大山功一によるラフスケッチや
ドット絵などが掲載されているギャラリー、
糸井重里が記したゲーム中のセリフ集など、
貴重な資料が満載です。
さらに、糸井重里や開発スタッフの
インタビューを交えて、
320ページの大ボリュームな書籍となっています。
書籍「『MOTHER2』のひみつ。」の発売を記念して、
「ほぼ日MOTHERプロジェクト」では、
本におさまらなかった糸井重里のインタビューや
開発スタッフの大山功一さん、戸田昭吾さん、
丸田康司さんの座談会のこぼれ話をお届けします。
ぜひ、本と合わせて、お読みください。