ネパールでぼくらは。

#84一同は、例のとんでもない山道を、
ナラヤンの駆る車で、
カトマンズへ向かっている。
‥‥というときに、ちょっと一息。
山田英季さんの「おいしいコラム」です。
今日の料理は何かな?

ネパールのおいしいコラム7ダルとバートと日本食

(山田英季)※コラム内の写真も撮影

コタン郡での日々はあっという間に終わり、
カトマンズに向かって山道を車で移動した。
休憩地点で車から降りると、
今回のコーディネーターである
ライ君の妹のサテがお店を探してくれた。

みんな、お腹が空いていたので、
ダルバート(ネパールの定食)と焼きそば、
豆の炒め物、ラーメン、モモ、
川魚の揚げ物などを頼んだ。

そういえば、ネパールの代表食である
「ダルバート」のことを書いていなかった。
一般的なダルバートは、
「ダル」という豆のスープ、「バート」はご飯、
「タルカリ」という野菜カレー、
「マス」というチキンやマトンなどの肉のカレー、
「サーグ」という青菜の炒め物、
「アツァール」という漬物で構成されている。
日本風に言えば「定食」だ。

ネパールの人たちは、これを1日に2回食べる。
僕もネパールにいる間は主にこれを食べている。
なぜか毎日食べても飽きない。
なんでだろうと考えてみると、あることに気がついた。
ダルは味噌汁、ご飯は品種の違いはあれど白米だし、
メインのおかずのカレーは
日本でいうと鮭の塩焼きや
豚のしょうが焼きといったところだろう。
サーグは青菜のおひたし、アツァールは漬物だ。

そう、醤油や味噌の代わりに
スパイスで味付けされているだけで、
ダルバートは日本の食事とあまり変わらない
バランスのとれた食事なのだ。

ただ日本と違うところもある。
ダルバートは基本おかわり自由で、
器に料理が少なくなってくると店員さんがやってきて、
わんこ蕎麦状態でおかわりがどんどん追加される。
これを止めるためには、
「プギョ=お腹いっぱいです」と伝えなければならない。
この旅で何度「プギョ」と口にしただろうか。
ああ、幸せな旅である。

明日につづきます。

2019-09-30-MON

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