2015-04-13-

ちいさな田んぼキット
「檜のいいカバーコース」の檜カバーは
福島県本宮市に本社と工場を構える
光大産業さんに、制作を依頼しました。


東北新幹線の郡山駅から東北本線に乗り換え、
本宮という、明るく長閑な駅で下車。

周囲を、低くなだらかな山、田んぼと畑、
そして何より
木材の良い香りに囲まれた場所に
光大産業の本社はあります。こんなところ。


先の大震災では、工場の天井が落ちるなど
本社工場・第2工場ともに
たいへん大きな被害を受けた光大産業さん。

震災当時、出張に出ていた根本昌明社長が
何日も本宮市に帰れない中、
地震翌日から
出社できる社員さんが片付け作業をはじめ
数日後には、生産を再開していたそうです。


根本社長は、ご自身が不在の中、
工場の再建に取り組んでくれた社員さんたちを
本当に誇りに思う、と話していました。

40年以上にわたって誠実な仕事を続け、
顧客との信頼を築き上げてきた、光大産業さん。

今回「檜のいいカバー」をつくるにあたっては
そんな会社に、お願いすることにしました。


材料に用いたのは、茨城と福島を流れる
八溝山系・久慈川沿いでとれた檜です。

根本社長によれば
半年以上、屋外に置いておくものなので
耐水性にすぐれた「檜」以外に、
材料は、考えられなかったとのこと。

「久慈川沿いの檜は、とても品質が高い。
 わたしは、檜といえば有名な木曽の檜にも
 勝るとも劣らない、
 そういう素材だと思っています」

そんな地元自慢の素材を、熟練の職人さんが
ひとつひとつ丁寧に組み立てていきます。


さらに、カバーには4色の塗料を塗って、
ベランダや庭先に置いたとき、
ちょっとうれしくなるようなデザインに。

ブラウン・ベージュ・赤・チャコールグレー。

塗料自体も防腐性なので、
もともと檜がもっている防水性能と相まって、
「日光や雨にさらされた状態でも、
 数年は、問題なく使えると思いますよ」
と根本社長。


「時間が経つにつれて徐々に色がなじみ、
 風合いが出てくると思います。
 木製品ならではの、その表情の変化を、
 楽しんでほしいですね」

檜の品質感、耐久性、そしてデザイン性。

みなさんのところに
自信を持ってお届けできる「いいカバー」を
つくってくださいました。



ちいさな田んぼキットの檜のいいカバーコース、
残りの数が少なくなってきましたが
もしよろしければ、ぜひ。

稲の栽培が終わったあとも、
鉢植えカバーとして活用できますよ。