ハロー！みなさん。
ルーシーパパこと、イワサキユキオです。
昨年7月15日、３びきの14歳の誕生日に、
ルーシーが亡くなったことを
ご報告させていただいて以来の手紙です。

みなさんもご存知の通り、
3月21日、ブイヨンが天国へ旅立ちました。
皮膚の病気で治療中だとはお聞きしていましたが、
その後、元気かな？どうしているかな？
と思っていた矢先の報せに、
ほんとうに驚き、悲しみでいっぱいの気持ちでした。

その後は、ブイヨンのことばかりを思い返していました。

2003年７月15日。無事に生まれてくれた喜び。
これは、まだサンコ・ヨンコがお腹の中にいて、
おっぱいを独り占めしていた時です。

生まれた翌朝、仮にニコと命名。

巣立っていくまでの３か月半、
いろんな表情を見せてくれました。

いちばんやんちゃで、甘えんぼだったニコ。

これは2003年10月11日。
ほぼ日＠六本木ヒルズ？でのひとコマです。

まだニコちゃんの時でしたが、
飼い主のボクから見ても嫉妬するくらい、
糸井さんに、なついていました。

そして、糸井家にもらわれて、ブイヨンという名前に。
あんなにやんちゃだったニコが、
おとなしい「いいこ」になったと聞き、
やはり、ニコの居場所は糸井家だったんだ、
と納得したのを憶えています。

その後のブイヨンは、糸井さんの気まぐれカメらで、
すっかりみんなの人気者になり、
ボクもいつも微笑ましい気持ちで
ブイヨンに「会って」いました。
糸井さん、人間のおかあさん、
そして、たくさんのほぼ日読者のみなさんに愛された、
幸せな犬だったと思います。

あの日以来、ルーシーの遺影の前に、
ブイヨンのフィギュアを置いて、
「ブイヨン、ありがとう。ルーシー、よろしくね」と
声をかけています。

そして今日は、もうひとつお知らせがあります。
昨年秋から準備を始め、
今年に入って本格的に作業を進めていた、
拙著『Hello Again またあうときの約束。』が
マガジンハウスより４月５日、発売になりました。

今は販売が終了し、
手にとっていただけない方、
初めて目にする方のために
「Say Hello! あのこによろしく。」を
短く再構成して収録しました。

帯には、ブイヨンのお父さん、
糸井さんから言葉をいただきました。
「犬がいてくれると、
　毎日が、ぜんぶ思い出になる。」

そう、なんでもない日々の暮らしの中にこそ、
犬がいることのよろこびや発見がある。
そんな思いで、17年間撮りためた中から写真を選び、
ルーシーがいた日々を振り返りつつ
「ちいさな物語」を綴りました。
この本のページをめくりながら、
みなさんそれぞれの「大切なあの子」のことを思い、
ちょっぴりあたたかい気持ちになっていただけたら、
これほどうれしいことはありません。

ちょうど、新しい生活が始まる人も多いこの季節。
ルーシーと３びきの子どもたちとボクも、新しい旅を始める。
そんな気分でいます。

お近くの本屋さんで、
『Hello Again またあうときの約束』を見かけた時は、
ぜひ、お手にとってご覧いただけたら幸いです。
また、アマゾンの販売ページはこちらになります。

どうぞよろしくお願いします。

イワサキユキオ