はじめての
志村ふくみ

HOBONICHIのTOBICHIで人間国宝の展覧会を。

展示販売会・インフォメーション

「はじめての志村ふくみ。 
  着物から小裂から。」

会期:2014年11月27日(木)〜30日(日)
時間:11:00〜19:00 
※ただし、30日(日)のみ18時終了
場所:TOBICHI 東京都港区南青山4-25-14
   (東京メトロ表参道駅徒歩約10分)
    ※アクセスは「住所」をクリック

紬織りの人間国宝による、着物たち。

たとえばこちらは、「花山吹」という着物。


花山吹/志村ふくみ
『しむらのいろ―志村ふくみ・志村洋子の染織』(求龍堂)より 写真:大石芳野

そしてこちらは、「光の湖」。


光の湖/志村ふくみ   東京国立博物館蔵
『つむぎ おり』(求龍堂/2015年春発売予定)より

志村ふくみさんの着物は、
植物染料で染めた
絹の紬糸(つむぎいと)で織られています。

決して広くはないHOBONICHIのTOBICHIですが、
この展覧会にも志村さんの着物はやってきます。
どんな着物が展示されるかは、
ご来場いただいてからのおたのしみ。

展示販売会ですので、着物の購入をご希望の方には
わかりやすいご相談とご案内をさせていただきます。

着物からこぼれた愛おしいかけら、小裂たち。

織物をはじめたころから志村ふくみさんは、
染めて織った布の端裂をたいせつにとっておきました。
それらを貼った、小裂(こぎれ)たち。

志村ふくみさんが染織作家として過ごした時間と、
それぞれの布への思いが、額縁の中に散りばめられています。

額縁に入れられた「小裂」をTOBICHIで展示することは、
糸井が京都の工房を訪ねたときに決まりました。

糸井
「絵というものの扱われ方には、
 いろんな時代がありましたよね。
 お金持ちが絵描きを雇って、
 自分のために描かせる時代もあった。
 それが美術館の登場で、
 絵は普遍的なものになりました。
 みんなが見られるものになった。
 額縁というのは、
 その美術館にあたる発明じゃないかと思うんです。
 みんなが見て、誰の所有物でもないのに
 『美がある』ってなったときに値段や価値も決まる。
 ですから、この小裂の見せ方はとてもいいですよね。
 布に美術館の役割りをさせているようにも思えます」

そんな小裂たちを、
様々な布の組み合わせで展示販売いたします。

 

2014-11-22-SAT

まえへ

 

動画でどうぞ
こんな工房の雰囲気が、飛んでくる。

今回のTOBICHIは、
志村ふくみさんと志村洋子さん(長女・染織家)が
染めと織りを繰り返す工房の「飛び地」です。
(ちいさな機織り機もやってくるそうですよ)
どんな雰囲気が、京都から青山へ飛んでくるのでしょう?
嵯峨野にある工房を訪ねました。
レポーターは糸井重里。
織る場所、染める場所、
藍染めの甕(かめ)などを動画でご覧ください。


「はじめての志村ふくみ。」が
どのような催しだったのかは、
こちらの「いまのTOBICHI」からご覧いただけます。