底がまんまるの、バケツのようなかたち。
タンピコの代名詞のようなこのバッグは、
「ガーデン」という名前のとおり、そもそもは、
庭仕事のとき、園芸道具を入れるためのもの。
広い庭を持つニコルさんたちの暮らしに欠かせない、
「生活の道具」のひとつです。
庭で使うバッグを、
あえて街で持つのがかっこいい、と、
人気のデザインです。
これまでにも、大きさや素材のちがう、
いろいろなタイプをご紹介してきました。
今シーズンは、「ガーデン」のポイントでもある、
外側をぐるりと囲むポケットを、
グレーのウールでつくりました。
本体のストーンウォッシュコットンのモダンさと、
ラフなブランケットのようなウール素材の
コントラストがおしゃれです。
この組み合わせは、タンピコを紹介してくださる
吉川さんからのリクエストで実現したもの。
夏のイメージが強いタンピコが、
ウールの質感で冬になじむバッグになりました。
ウールの生地は、約300年の歴史がある、
南仏のウールメーカーの製品です。
よい素材を、手をかけ過ぎずに、
気取らず、ラフに使うところに、
タンピコのセンスが感じられますね。
持ち手はレザー。
大きく開く入れ口の真ん中にも、
レザーの留め具がついています。
ほんの少しのことなのですが、
このアレンジで、バッグそのものが
ぐっとエレガントに見えるんです。
そして、部屋の中で使えば、
収納の道具としてもカッコよく。
ブランケットや雑誌をざっくりと。
おもちゃの片付けもはかどりそうです。
べんりな家の道具としても、
いろいろな用途をくふうしてみてくださいね。
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