ピーピーという鳴き声の
主を捜して軒下を見上げると
小さなクチバシがいくつか見える。
旅先でこの光景に出くわすと
ごはんが来るまで一緒に待ってしまう。
こちらを警戒して親鳥が
近寄れないかもしれないとも思うが
たいていの場合はすぐにやってくる。
みんな必死で “ごはんをおくれ!”
大きく口を開いてアピールする。
親鳥は与えたらすぐに飛び立ち
何度もごはんを運んでくるが
どの子にあげて どの子がまだ
ちゃんとわかっているのだろうか?
同じ子にばかり与えてはいないだろうか?
もらえない側に同情し
心の中でエールを送ってその場を去る。
クチバシを閉じたままの青い鳥は
どうやら ひとりっ子のようで
貪欲さに欠けている模様。
(横尾香央留)
*価格はすべて、税込・配送手数料別
巣で待つヒナにごはんを運んできた親鳥。
口元がゆるみ、満足そうな笑みを浮かべています。
幸せそうなひとコマ。
そんな2羽のマイホーム、ふわふわの巣は、
タオルのパイル地のような立体感が特徴です。
横尾さんの作品の質感を再現した、親鳥の羽にも注目です。
ざっくりした黄色い色の刺しゅうの上に、
少しランダムに、緑色のステッチを重ねました。
ワッペンとブローチ、
どちらにも金のタマゴのおまけパーツがつきます。
ゴールドの糸を使い、
縦横に細かく入ったステッチが美しいタマゴ。
これだけでつけるのも、おすすめです。
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