「ほぼ日」はワールドカップに |
<鈴木慶一さんのワールドカップ観戦記3
darlingとスペイン代表イエロが似ているシリーズに続いて こんなメールが届きました。 ::::::::::::::::::::::::::: 韓国チームで、 「なべやかん」にそっくりな人が いるんです。 ちょっと茶髪で、顔は「なべやかん」 気になるなぁ! (クッキーさん) ::::::::::::::::::::::::::: 選手名鑑をめくってみると、 確かに似ている人がいましたっ! そこで、 ●韓国の国歌斉唱の時にはイ・チョンスを探せ! かなり、なべやかんさんに似ているんですよ。 国歌斉唱の時は選手の顔がアップになりますから この時にしっかりチェックしましょう。 ちなみにイ・チョンス選手はフォワードから ミッドフィルダーとしてトップ下までをこなす (中田英寿選手が一番得意とするポジション) 韓国攻撃陣の要の一人であります。
「いやいや、まいったね」 開口いちばん、こうつぶやく もはやベッカム頭はどこに行ったの?の、 ムーンライダーズの鈴木慶一さんです。 「もう、ボー然としちゃってさ、 今日着てるTシャツは、その証拠。 ボー然としたTシャツ。略してボーT」 ボーTって・・・。おお、フランス大会のときの Tシャツを着ていらっしゃいます。 あまりのショックに98年ワールドカップのTシャツを 着てきた慶一さんです。 いったいどんなことにボー然とされているのでしょうか? そのあたりからちょっとお話をうかがってみましょう。 -------------------------------------- 今回の大会のキャッチフレーズは決まったよ。 「不確実性の2002年」だね。 ──強豪がたくさんつまずいていますし。 何よりも、18日の韓国VSイタリア戦だよ。 おれ、試合が終わった瞬間、 片手に持ってたビールのコップが約10分間、 動かなかったもん。 ──同じ日に日本VSトルコ戦がありましたが、 それよりも、ですか? 韓国戦のインパクトのほうが強かったんですね。 大インパクトだね。だって、ありえないことだもの。 サッカーの歴史の中で、 ワールドカップでイタリアにアジアの国が勝つ、 っていうこと自体がたいへんなことなんだ。 日本戦は「負けるかもしれないし、 勝つかもしれない」って思ってたから。 ──うっすら「勝つかもね」って思ってたけど。 ドーハの悲劇のときよりも、びっくりしたね。 ドーハの悲劇は 「あぁ、入っちゃった・・・」てなかんじだったけど。 ──そうか。そんなに韓国が勝ったことは すごいことなんですか。 すごいことだよ、あれ。 「イタリアいなくなっちゃうの?」 っていう気持ちになって、動けなかった。 選手のあんな大量流血もはじめて見たよ。 おれはもう、韓国応援するけどね。 今日で気持ち切り替えて、 なぁんて、サッカー選手みたい。 でも明日になるとわからない。 それほど混乱してるんだ、いま。 ──わたしはスペインを応援しようかな。 スペインもね、あぶないぜ。 あのね、ああいうラテン系のチームは ガツガツとしたプレーを するチームに対して怒っちゃうんだよ。 だから、みんな負けてってる。 ──ガツガツしたプレーって、どんなことですか? 今回のワールドカップってさ、 「うわ、こんなのが入ったよ」とかいうスーパープレーが 全部殺されちゃってんだよね。 ガツガツしてるってのはね、体力とスピードで 中盤のゲームメーカーを殺しにくるんだ、3人くらいで。 つまり 「ゲームメーカーをつぶす」。 ゲームメーカーがしっかりしているチームがあると、 そこから華麗なるパスが出てゴールを狙う。 そういうチームがほとんど敗退してる。 ──美しいサッカーをするチームが負けていってる。 そう。つまんなくなってるとも言える。 ゲームメーカーにマーカーがいっぱいつくからね。 「ここをつぶせばなんとかなる」って、 多いときは3人もつくわけだから。 だから、フィジカル面の強さをもっている、 組織で抑えていくチームが勝っている。 これ、組織的っていう新しい面もあるけどさー、 古い、むかーしのスタイルなんだよね、どちらかというと。 優勝候補といわれた「華麗なるサッカー」をするチームが ことごとく負けてんだよ。 メキシコのブランコ、ポルトガルのフィーゴ、 イタリアのトッティもおさえられちゃったからね。 トッティはしかも、退場にまでなって。 いまはちょっと変わってきてるんだけど、 ゲームメーカーの背番号はたいてい10だったんだけど、 これは 「10番の完全なる終焉」だな。 21世紀になって、今度のワールドカップで 変わっていかざるを得ない。 ──そうするとほんとに、体力的に強い民族が 有利になってきますね。 アメリカやセネガルがそうだよね。 「ばてない」っていう。 ──パスがきれいで、スーッといくのが見たいのに。 おれも見たいよ。でもそういうチームが ほっとんどいなくなっちゃったからね。 それが現実ですね。これはねー、 ルール変えればいいんだよ。 ──ルールを。(ぱちくり) うん。NBAとかのバスケットのルールって、 ゾーン禁止だったかな、マンツーマン禁止だったかな、 とにかく禁止のルールがあったりしたの。 だからサッカーも10番つけている人には 2人以上マークをつけちゃいけないとか(笑)。 そうしないと「華麗なるサッカー」は見れなくなる。 今後、みんなゲームメーカーをつぶしていく スタイルになると思うよ。 ──つまんないっすねぇ。 でも、その反対の考えとして 「ゲームメーカーを作らない」っていう手もある。 中盤の選手がみんなゲームメーカーである、とかさ。 ──ああ、そうするとパスをつなぐ人がでてくるから、 おもしろそうですね。 ゲームメーカーをつぶされると、 惜しいプレーが続くんだよ。 ──テレビで、スローモンションでじっくり見たりすると、 「ちょっと角度が違ったら、 こっちにボールが曲がってて、入ったのになあ〜」 ってことが山ほどありますね。 日本戦では、西澤のヘディングもそうだったけど、 鈴木のシュートが惜しかったよね。。 鈴木ねぇ・・・。 パーンと入れたのがシューッと上に行っちゃった。 なーんてね、終わったことは言えるんだけどね、 い・く・ら・で・も(笑)。 ところでさ、ワールドカップに出てる選手には 乙女座や蟹座が多いんだねえ。 おれヤンカーと同じ誕生日なんだよ。 (慶一さんは8月28日生まれ、乙女座でいらっしゃいます。) ──ヤンカー。あ、ドイツの選手ですね。 ババヤロは1日違いで8月29日。 ブラジルのジュニオールは、31日で3日違い。 ──慶一さん、いったい何を調べてるんですか。 いやおれ、星座上はミュージシャンじゃなくて サッカー選手になりゃよかったのかな、 なんてすぐ考えちゃうんだなぁ。 ──・・・なるほど。 イタリア、ポルトガル、アルゼンチンがすべて敗退。 優勝はどこにしましょうか? ランキングで1位から10位までのがほとんど いなくなってるでしょ。メキシコもダメでしょう? 優勝はね、韓国かアメリカだ! (編集部註:このインタビューはアメリカvsドイツ戦の前に行われました。) ──韓国かアメリカ! 韓国はありえるよ。 ブラジルが負ければね。 意外とセネガルあたりがきちゃったりしてね。 なんでも、黒魔術師を呼んでるっていうし(笑)。 そう、ムリッド教団ていう、 アラーを崇拝しないイスラムの新興宗教があるんだよ。 点をとった後のダンスは関係あるのかなあ、なんてね。 ユッスー・ンドゥールもセネガルか。 ──こうなると、もうわかんないですからね。 こっからトトカルチョをするんだったら、 セネガルに賭けるな、おれは。 イングランドは ユリ・ゲラーが 念を送ってるらしいけどさ(笑)。 ──韓国の試合は、わたしはイタリア戦よりも ポルトガル戦のほうが心に残ったな。 ポルトガルとは引き分けていても 決勝トーナメントには行けたのに。 ポルトガルは最後、「パスをまわそう」っていう サインを出してましたよね。 これ以上ゲームを動かさずに、 一緒に決勝トーナメントへ行こうと。 うん。「同点で行こうよ」っていう。 メキシコVSイタリアが最後の4分ぐらい パスの回し合いをしてたでしょ。あんなかんじで、 ポルトガルもおなじように、サイン出してたのに。 ──「ここでやめようぜ」っていう。 ポルトガルに勝てば選手は兵役免除だったらしいからね。 それに、ああいう時間かせぎの行為そのものに アジアのチームは慣れてないからかもしれないね。 アメリカとの関係をよくしておこう、っていう考えも 働いたのかもしれない。 おれも、個人的にいちばん好きなサッカーのスタイルは ポルトガルだけど。 ──ところで、先日宮城まで見に行かれた スウェーデンVSアルゼンチン戦はいかがでした? うーん。 過去のことどんどん遠い昔のことになってゆくよ(笑)。 韓国VSイタリア戦のインパクトが強すぎて。 ──でも、あの試合はアルゼンチンの行方を決定する 大切な試合だったんですよね。 引き分けで、アルゼンチンは決勝に出られなくなった。 そうだね。あれが3試合目の、最後の試合だったもんね。 いちおうおれはスウェーデンサポーターとして 3試合見てるのね(観戦記1、観戦記2を参照してね)。 スウェーデンサポーターの着ている服がさあ、 かっこいいのよ。 ──ユニフォームですか? いや、ブルーに黄色の王冠のこまかい模様のものTシャツ。 色が反転したバージョンももある。 すげぇ欲しくなったのが、このぼうし。 みんな被ってんのよ、スウェーデン人が。 ──スウェーデン本国では いっぱい売られてるんでしょうね。 ガソリンスタンドとかで配ってたりするんじゃないかなぁ。 おれ、欲しくて欲しくてじろじろ見ちゃって(笑)。 あと、バス待ってたときに前に並んでた女の子が 「SWE」って書いたTシャツ着てんの。 ──スウェ! かっこよくてさあ! 青に黄色なんだけど(ウットリ)。 いいんだよね、みんな。北欧色なんだよな〜。 ──あ、このTシャツは? これは、94年のアメリカ大会のときの スウェーデンのユニフォーム。 当時はブローリンっていう選手がいたの。そのシャツ。 たまたまスウェーデンに行ったから買ったんだけどね。 ──スウェーデン人のサポーターは たくさん来ていたんですか? うん、来てたよ。みんな新幹線はグリーン車でね。 ──リッチですね〜。 おなじくグリーン車に アルゼンチンサポーターも乗ってんだけど。 ──そうなんですか! もちろん普通車に乗ってる人たちもいるんだけどね。 アルゼンチンサポーターには金持ちっぽい人と 貧乏っぽい人が思いっきりわかれてるよ。 アルゼンチンには、90、94年にも出てた カニージャっていう選手がいたでしょ。 カニージャはさ、ベンチにいたんだけど 退場になったんだよ。 ──え! ベンチにいるのに。 何か言ったんだよ、審判に。 ベンチにいて、退場になって、 カニージャがビジョンに映ったんだよ。 「おお、カニージャ! 相変わらず長髪ぅ」〜。 ・・・あいつ、アピールしたくて わざと退場になったんだよ。 ──ハハハ。ビジョンに映りたくて。 そうしなきゃカニージャ、 1回も登場せずに終わったわけだ。 よっぽどのこと言ったんだと思うんだよね。 ・・・主審はアラブ首長国連邦か。 何語で言ったんだろうな。 審判がつかつかつかとベンチに行って レッドカード出したんだもん。 すっげえおもしろかったんだけど、 ピッチにも影響与えんだよね。 ──カニージャ、何がしたかったんでしょうね。 おれはカニージャだって言いたかったのか とにかくあの試合は 「こんな試合見れて幸せだ」 っていう試合だったよ! ──あ、そうなんですか! 思い出してきましたね〜。 うん。両チームとも必死だしね。 引き分けたらアルゼンチンは決勝に行けない。 これは「フラット3トップ」だったね。 ──フラット3トップ(笑)! 常に真ん中にバティステゥータがいて、 左側にクラウディオ・ロペスがいて、右にオルテガがいて。 もう、ずーっと3人前に出てるんだもん、攻撃んとき。 ──かっこいいですね。 あの3人を攻撃にさいておきつつ、ディフェンスもしてる。 それに対してスウェーデンの守り。 センターバックのミャルビー。あいつが要なんだな。 ミャルビーとバティステゥータのやり合い見てるだけで、 おもしろかった。 ボールのないとこでもいろいろやってるわけだよ。 これ、スタジアムで見る醍醐味だね。 あと、ソリンっていうアルゼンチンの選手がいて、 こいつぁ、恐ろしかったよ。 ──ソリン! 名前からしてこわい。 こいつがね、どっからともなく 出てくんだよ。 ──そんなわけないと思いますけど(笑)。 「フラット3トップ」が何かやってるときに 後ろから出てきてね。きわどいシュート打つんだよ。 それをまた、4バックのスウェーデンがよく防いでたよ。 ──どうやって守ってたんですか? その、強烈なフラット3トップとソリンを・・・。 バティにはとにかくマークをつけてるんですよね。 いや、マンマークではないな。ゾーンで守ってたね。 ボールが来たら行く、来たら行くってかんじで。 バティはすっと消えるからマンマークしきれないし。 ──ああ、見たくなってきちゃった。 試合がおわったらさ 「いい試合だったんですって?」 という電話が、いろんな人から携帯に入って。 そのあと、知り合いのピーターパンっていう ロック・カフェに行ったら みんな集まってきちゃった。 そこでフランコさんがもらってきたっていう アズーリのサインをみせてもらったりした。 しかし、いい試合だったね。 いいものを見せてもらった(しみじみ)。 バティ泣いてんだもん。クレスポも。 おれも試合終わった瞬間は、 「ああ・・・終わっちゃったよ」って脱力感があったね。 でも、すぐ席を立ってスタジアムを出たけど。 何しろこわいし! ──小心者としては。 うん! 死のグループFだったからね。早く現場から去らないと。 イングランド、スウェーデン、アルゼンチンの 3チームが決勝に行ってほしいくらいでしたよ。 ──アルゼンチンはあんなに攻めるチームなのに、 どうして点が入らなかったんですかね? 惜しいプレーのせいなんだよ。 「惜しい、惜しい」が続くと チームがだんだん沈んでくんだよ。 たとえば野球だと、 ホームランばりの惜しいファールを打って、 そのあと凡退したとしても、 次の打席で何かをやればいいや、って思える。 サッカーはそうじゃない。連続してるからさ。 90分の間に「惜しい」が続くと、それがどんどん 体にきいてきちゃうのね。 また野球に例えると、守備において、 ペタジーニが3回続けてエラーするようなものだ。 ──ボディブローですね。 ちなみに慶一さんはヤクルトファンです! そのうち審判のせいにしたりしてさ。 ──イライラし出しちゃうんですね。 サッカーって、失敗は自分がいちばんよくわかるんだよ。 だから、失敗が響くんだよね。 「惜しいから次は入るだろう」っていう ポジティブな気持ちにはなりにくいもんなんだよ。 「あ、惜しい」「惜しい」がだんだん チームにも浸透していって。 ──見てるほうは「いつか入るんじゃないか」って 期待して見てるんですけど。 100発打てば、そのうちの1発、とかね。 でも、やってるほうは「惜しい」が続くと どんどん落ちてっちゃう。 次々に敵がせまってくる、 距離の近いところでのスポーツだから、 瞬間の判断をマイナスに考えるようになっちゃうんだと 思うんだよね。 ──いやー、微妙なところですね。 日本もイタリアも 「決まってもおかしくないシュート」がたくさんあって、 それが全体の雰囲気をクラーくしていったんだね。 ──ウッソー、負けるの、ウッソーって。 時間もなくなってくるしね。 その「ウッソー」っていう気持ち がよけい点に結びつかないんだよね。 クラーい顔がわかりやすい選手がいるね、 スペインのイエロとか、 イングランドのキャンベル、イタリアだとココ、 この辺がクラーくなってくるともうだめ、負ける。 「クラーくなると負ける顔特集」したら? 異論もあるだろうし。 ──日本VSトルコ戦はどうでしたか? その日はスタジオにいたから、 テレビで音出さないで見てたんだけどね。 まあ、負けるかなあ、勝つかなあって、 どっちもあるよな、っていう気分だったんだけどね。 ──試合おわったあと、みんな淡々としてましたよね。 選手もサポーターも。 もっと欲望を上げるんだったら、 中3日で戦うのはきつかったかもね。 いったん目標に達しているから。トルコは中4日。 そのへんは原因のひとつだと思うよ。 選手の顔もちがったね。 「落ち着けよー」ってかんじでしょ。 コンビネーションも悪いし、惜しいこともいっぱいあった。 でもトルコ、うまかったね。 ──もしかしたら先発メンバーがちがったら 何かが変わってたかなって思っちゃうんですが。 うん。日本もイタリアも 監督が先発選手を変えてきたでしょ。 イタリアはトッティとデル・ピエーロを 一緒に先発に出した。結果は裏目。 延長にデル・ピエーロがいたらなあ、って何度も思ったよ。 日本もリーグ戦でいい調子だったんだから、 普通、2トップは柳沢と鈴木でいくよね。 でもそれを変えてきた。 三都主はなんで最初から入ってたんだろうね。 あいつは途中から出てきて 「アレ、日本人じゃない」 っておどかす役なのに(笑)。 ──ハハハ。 あれは、トルシエの勝負なんだろうな。 ちがうメンバーにしてモチベーション上げるとか。 ただ、すごいとまどってたよね、最初のうち。 バタバタしてるあいだに点を取られた。 これまでとメンバーを変えたから、 つながり出すまでに時間がかかった。 これ、あと5分試合が長かったら、わかんなかったよ。 いまさらいってもしょうがないけど。 ──韓国の試合と順序が逆だったら、 もうすこしヒートアップできたかも。 まあ、昼と夜のちがいはあるし、雨だったしね。 でも、相手も同じ条件だから。 韓国は実力の200%を出し切り、 プラス審判もサポーターもうまく機能し 日本は100%を出し切ったってこと。 でもね、東アジアはこれまでの ワールドカップの歴史どおりの順位になってるんだよ。 韓国は日本よりも上に行き、 日本は予選を突破したけどベスト16で負け、 中国は1勝もできず。ちゃんとできてる。 なかなか世の中甘くない。 ──日本は予選を突破したことで 満足した空気が流れていませんでした? あれはね、日本人のいいとこであり悪いとこであり。 ──ホッとしてましたよね。 おれもホッとすんの好きだけどね(笑)。 韓国には「次に行く謎の力」がある。 ──タフでしたよね、韓国。サポーターもね。 サポーターは審判を左右するからね。 ワーッと反応するから 「おおこれはまずいぞ、こわいぞ」と、笛を吹くんだから。 韓国はスペインに勝って スッと決勝に行くような気がする。 (編集部註:このインタビューはスペインvs韓国戦の前に行われました。) なんだか「強豪が必死になる」っていうのが 今回のパターンだね。 やっぱり魔物がいるのか、 サッカーのスタイルが変わりつつあるんだね。 初戦でセネガルがフランスに勝ったっていうのが 波瀾の2002年ワールドカップのスタート ってかんじじゃなですかね。 まさにそれが続いてるわけだよ。 ──今回のワールドカップを見ててわかりましたけど、 サッカー見るとくたびれますね。 あのアドレナリンの出方は何なんでしょう。 うん。常に動いてるし、いつ点が入るのかわからないし、 1点勝負だし。 ──4年後のドイツも楽しみですね。 4年後っていってもすぐ、 2年くらいで予選がはじまりますからね。 ──セリエAも見に行きたくなっちゃった。 あのスタジアムの雰囲気がいいよね。 日本にいても「Jリーグは見ないけど」って人も 日本代表戦は観れる機会があればぜひ、 観たほうがいいと思うよ〜! おれ、ナショナリズムゼロだけど、 サッカ−のときくらいはね、持ってもいいかなって。 でもすぐゼロに戻るけどね。 -------------------------------------- サッカーのゲームをくりかえしテレビで見ているだけで、 すばらしいプレーがどんどんわかるようになってきました。 慶一さんのお話を伺うにつけ、 こんどはぜひ生で見なくちゃ!と、鼻息荒くなりますネッ。
そこがカニぃんジャ。 もっとウエジャ。もちっとシタジャ。 日本代表ディフェンダー松田選手の あの「長髪」と「ヒモ」のモデルはこの人。 クラウディオ・カニージャ(アルゼンチン) 生年月日:1967年1月9日 身長:175cm 体重:70kg ポジション:FW 現所属クラブ:グラスゴー・レンジャーズ(スコットランド)
●ワールドカップに関する疑問やルールについての質問は
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2002-06-25-TUE
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