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荒井 | あと、触れてないのは‥‥ 『信長協奏曲』とか。 |
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あやや | ああ、そうですね、『信長協奏曲』。 |
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森下 | あれ? 乗り気じゃないね。 主演は、あややがかつて写真集まで買った 小栗旬さんだよ? |
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あやや | さすがにその熱は冷めました。 が、気にならないかというと、 たいへん気になるわけです。 なにしろ彼、出る作品にむらがあるもので、 もう、ハラハラしちゃって‥‥。 |
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荒井 | 元カレ状態じゃないですか。 |
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あやや | そう、一度は離れて、忘れようとしても、 まだ忘れられない元カレ、みたいな。 でも‥‥ごめんなさい、もう大丈夫! ご心配、おかけしました! |
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── | 誰になにを表明してるんだ。 |
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荒井 | それにしても、 小栗旬さんは、相変わらずの人気ですね。 『BORDER』、よかったなあ。 |
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森下 | 映画の『ルパン三世』も当たったみたいですし。 |
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あやや | しかし、どうも、小栗旬さんの作品は、 落ち着いて判断ができないんですよ。 なんというか、彼の場合、いつも、 なんらかのチャレンジが含まれるので。 |
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森下 | あー、そうか(笑)。 |
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あやや | 「ああ、それはふつうにおもしろそう!」 みたいな感じじゃない方向に突っ走るので。 今回の、この、『信長協奏曲』も‥‥ タイトルからして、アーバンでトレンディな ラブストーリーではあるまい。 |
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荒井 | タイトルに「信長」入ってますからね。 |
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森下 | でもこれ、原作の漫画好きだったよ、私。 |
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あやや | あ、漫画おもしろいんですか。 |
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森下 | かなりおもしろかった。 とくに序盤はぐいぐいと。 |
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あやや | 高校生が戦国時代に行くんですよね。 だから、つまり、それって、 そのぅ、あのぅ‥‥。 |
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森下 | 『JINー仁ー』と似た構造ですね。 |
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あやや | わあ、言っちゃった。 |
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荒井 | ていうか、まぁ、そのジャンルは 『JINー仁ー』に限らないですよ。 |
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森下 | そうそう、タイムスリップものって、 とくにここ2、3年、流行ってるような。 ほら、今度、映画で、堀部安兵衛が 現代にタイムスリップしてくるみたいだし。 |
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── | タイムスリップ時代劇ものは 定期的にありますよね。 古くは『戦国自衛隊』など。 |
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あやや | そっか、そっか、じゃあ、 「勉強が苦手で歴史に疎い男子高校生が 戦国時代にタイムスリップして 織田信長として天下統一を目指す物語」 といっても、そんなに特別じゃないというか、 ごくありふれたストーリー。 |
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森下 | ありふれてない! |
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荒井 | かなり特殊! |
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あやや | やっぱり? ああ、小栗旬さんはどうしていつも こういう特殊な作品にばかり出るんだろう? いや、でもね、弁解させてもらいますけどね、 小栗さん、じつは、作品選びは けっこうちゃんとやっているんですよ! |
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── | ひとりで言い合うなよ。 |
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あやや | いや、だから、『宇宙兄弟』にしても、 『ルパン三世』にしても、 原作のおもしろさを ちゃんと吟味してるわけですよ。 だから、この『信長協奏曲』も大丈夫! |
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荒井 | 女性のメインキャストは柴咲コウさん。 柴咲さんも出る作品を じっくり選ぶという話がありますから、 けっこう力の入ったドラマなんでしょうね。 |
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あやや | あと、山田孝之さんも出てますよ。 ヒゲの濃い、生き残るタイプの俳優さんです。 小栗くんとプライベートでも なかよしと言われてます。 |
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荒井 | 山田孝之さんも主役級ですから、 なかなかの豪華キャストですよね。 |
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あやや | 山田孝之さんって、トークさせても、 めちゃくちゃおもしろいですよね。 |
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森下 | あんまりしゃべんない人ですけど。 |
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あやや | そう、しゃべんないタイプなのに、 バラエティーとか出ると、 すごくいいコメントするじゃないですか。 なんとも深みがあって、 おもしろいことおっしゃるんですよ。 たぶん、私が思うに、彼も、 友だちがいないタイプじゃないかと。 |
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── | だから、 「ひとりの時間が多い」タイプだと! |
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荒井 | しかし、これ、ちょっと気になるのが、 テレビ雑誌のキャスト紹介が 「未定」だらけなんですよね。 |
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あやや | むっ! |
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森下 | あーー、それは、あやしいですね。 過去の私たちの経験則からいうと、 直前までメインキャストやスタッフが 決まってないドラマは、 わりと、いろいろばたばたしてて、 仕上がりが粗いこともあるという‥‥。 |
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あやや | えー、大丈夫ですか。 けっこうキャスト未定ですよー。 |
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荒井 | メインキャスト以外、ほとんど未定ですよ。 これ、月9ですよね? |
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あやや | 大丈夫かなあ。 |
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森下 | どうなんだろう。 プロデューサーさんに電話してみようか? |
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あやや | うん、お願いします。 |
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── | え? |
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荒井 | え? |
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あやや | え、なに、電話するんですか? |
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森下 | このドラマのプロデューサーの村瀬健くんって、 私のデビュー作の『平成夫婦茶碗』が 彼にとってもデビュー作だったんですよ。 だから、言ってみれば、同期なんです。 |
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あやや | へーーー。 |
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森下 | (電話中) どうもお忙しいところすいません。 |
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── | ほんとに電話しちゃった。 |
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森下 | (電話中) そうだよね、忙しいよね。 あのね、いま、ほぼ日刊イトイ新聞で つぎのシーズンの連ドラ、 どのドラマがおもしろいかというのを、 テレビ雑誌見ながら話してるんだけど、 『信長協奏曲』のキャストは未定が多すぎると。 で、企画が混乱してるんじゃないかという、 憶測をいま呼んでるわけですよ。 |
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あやや | ひー、そんな失礼な言い方してない。 |
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森下 | で、これ、ほんとに決まってないのか、 それともあえて伏せてるのか、 はっきりしてほしいと。 答えろと。ほぼ日の人が。 |
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あやや | 言ってない! |
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── | 言ってない! |
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森下 | ふん、ふん、ふん。 あー、そう。 あー、そうなんだ。 ちょっと待ってね。 ‥‥ぜんぶ決まってるって。 |
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あやや | あ、そうなんだ! よかった! え、じゃあ、なんで発表しないんですか。 |
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森下 | ちょっとかわりますね。 |
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あやや | ひーー、そんな、ちょっと急に、 ちょ、ムリムリムリムリ! (電話中) あ、お電話ぁかわりましたぁ! お忙しいところ申し訳ありません、 東京糸井重里事務所の 松本と申しますぅ。 |
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荒井 | モードが変わりましたね(笑)。 |
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── | 激変で恥ずかしい。 |
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あやや | はい、私、小栗旬さんのいちファンで このドラマ、たいへん期待してるんですけど、 メインキャストがことごとく未定で‥‥ あ、もう、発表してるんですか! そうですか、雑誌の締切に ぎりぎり間に合わなかっただけで、 ホームページでは発表してる? そうですか、ちなみに徳川家康の役は‥‥ あっ、濱田岳さん、いいですね! 竹中半兵衛の役は‥‥藤木直人さん。 柴田勝家は‥‥高嶋政宏さん、あらま。 女優陣は‥‥ああ、夏帆さん。 そうですか、たいへん、失礼しました。 ホームページを見ればよかったんですね。 |
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森下 | 電話する前に調べればよかったねぇ(笑)。 |
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あやや | つい先週、発表したんですか。 そうですかそうですかそうですか。 すみません、たいへん失礼しましたー。 ありがとうございましたー。 森下さんとかわりますぅー。 |
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森下 | どうもありがとうございます。 忙しいところ、すいませんでしたー。 (ガチャ) ‥‥ということでしたね。 ちなみに発表が遅れたのは、 メインキャストをひとりずつ発表する、 という演出をやってたからだそうです。 |
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荒井 | じゃあ、まあ、準備もばっちりできてると。 月9の時代劇って、はじめてかな? けっこう期待していいんじゃないでしょうか。 |
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あやや | ていうか! プロデューサーの方に電話して聞くって すごくないですか! ああ、ドラマファンとして、 禁断の一歩を踏み出してしまった気がする! |
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── | 落ち着いて、落ち着いて。 |
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あやや | これも、話題っちゃ話題ですね、 『地獄先生ぬ〜べ〜』。 |
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荒井 | 話題ですね、たしかに。 |
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森下 | さあ、どうなんだろう。 |
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── | そういえば、こういうの少なくなりましたね。 昔、人気だった漫画とかアニメを、 多少ムリ目でもドラマ化するっていうやつ。 |
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あやや | あー、そうですね、多いときは、 1クール3本くらいあった感じでしたから。 ちなみに主演は丸山隆平さん。 土曜日のこの枠は、ジャニーズの人が 主演することが多いですね。 |
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森下 | 家族で観られる枠。 |
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荒井 | ちなみにドラマの原作は、ずいぶん前の 週刊少年ジャンプの連載漫画なんですけど、 たしか、原作は、小学生でしたよね? |
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あやや | え、小学生が描いたんですか? にくだんご先生みたいに。 |
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荒井 | ‥‥‥‥え。 |
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森下 | ‥‥‥‥?? |
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── | まず‥‥小学生は描いてない‥‥ で‥‥なに‥‥? 「にくだんご」って言った? |
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あやや | にくだんご先生。 あの、ほら、キン肉マンの? |
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荒井 | ゆ、ゆでたまご先生! |
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あやや | あっ、そうだ、ゆでたまご先生だ! |
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森下 | ひゃーーー! |
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荒井 | はっはっはっ! ひどい! |
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── | またもう、これ、ムリだわ。 そのまま書くと 「つくったにしてはおもしろくない」 みたいなエピソードになっちゃう。 |
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あやや | ミス、ミス、ちょっとしたミステイク。 わざとじゃないんです。 |
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── | しかも、どういう文脈で ゆでたまご先生が出てくるの? |
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あやや | え? 『ぬ〜べ〜』って、 小学生の漫画家が描いたって 言いませんでした? |
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荒井 | いえ、ちょっとことばが足りなかったですね。 原作では、小学校が舞台だった、と。 それがドラマでは高校が舞台に なったことを言おうとしてたんですが。 |
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あやや | あああー、そうなんですか! 早とちり、すみません。 私、漫画家さんが小学生だったのかと思って、 だったら、にくだんご先生‥‥じゃなくて、 ゆでたまご先生と同じだなと思って。 ほら、ゆでたまご先生って、 『キン肉マン』描いたとき、 中学生くらいだったんですよね? |
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荒井 | そ、そうなんですか? |
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── | あやちゃんは妙なところに ピンポイントで詳しかったりしますから そうなのかもしれません。 (※調べたところ、『キン肉マン』は 高校時代に描かれたものでした) |
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森下 | つまり、「原作の舞台が小学校」を 「原作者が小学生」と勘違いして、 そこで同じ十代の漫画家として 「ゆでたまご先生」のことを 言おうとしたんだけど、 なぜかそれを「にくだんご先生」と。 |
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あやや | そうそうそう。 |
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── | ああ、もう、どうすればいいんだ。 |
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あやや | ま、よくある勘違い。 |
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荒井 | ないだろう。 |
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森下 | でも私も『クライング・フリーマン』の ことがあるからなぁ‥‥。 |
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── | なにがなんだか。 |
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あやや | 気を取り直して、ドラマの話をしましょう。 私的な注目としては、 まず、速水もこみちさん! MOCO’Sキッチン! |
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森下 | そうそう、もこみちさん、 家庭科の先生の役なんだよ。 オリーブオイルいっぱい使っちゃうよー? |
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── | あ、それはオレも知ってるぞ。 速水もこみちさんがやってる 朝の情報番組の料理コーナーだ。 |
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荒井 | けっこう、観てる人、多いですよね。 |
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── | 朝ドラはじまるまえに観ちゃう。 |
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あやや | あれ、どこまで狙ってるんだろう? 「今日のテーマは女子会の集まりです」 とか言っておきながら、 「ひとり鍋」つくっちゃったりするんですよ。 「子どもが食べれるレシピ」とか言って、 「激辛チゲ」つくったり。 |
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森下 | あはははは。 |
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荒井 | キャストの話に戻ると、 このドラマ、若手の出演者が目立ってますけど、 高橋英樹さんがいたり、 坂上忍さんがいたり、 マキタスポーツさんがいたり、 脇役がけっこう豪華ですね。 |
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あやや | 坂上忍さん、すごい格好してますね! うわあ、高橋英樹さんもすごい。 |
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荒井 | まあ、そういう漫画ですからねぇ。 |
||||
あやや | ヒロインは桐谷美玲さんですね。 桐谷美玲さんについて、 1コだけ言わせていただくと、 『荒川アンダーザブリッジ』と 『女帝 薫子』を観た人と観てない人とでは、 桐谷美玲さんという人に対する 受け入れ方がまったくちがうと思います。 |
||||
── | 観てないと、どうなるの? |
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あやや | 桐谷美玲ちゃんを、 どう見ればいいのかわからなくて、 最初はポカーンとしちゃうと思います。 |
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荒井 | つまり、『荒川アンダーザブリッジ』と 『女帝 薫子』に出てたときの 桐谷さんがよかった、と。 |
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あやや | そうです、そうです。 |
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森下 | あと、桐谷さん、体重39キロらしいです。 |
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── | ひゃあ。 |
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荒井 | 折れそうというか、強い風に 飛ばされちゃいそうに見えますよね。 |
||||
あやや | と、いうふうに、俳優さんについては あれこれ言えますけど、 ドラマとしてはこれ、どうでしょう。 |
||||
森下 | 話題にはしやすいですよね。 ただ、まあ、なんというか、 この手のドラマは、はじまってみないと なにも言えないなって、バクチ感が‥‥。 |
||||
あやや | そうですね。 まえに杏ちゃんがやった妖怪のやつも、 キワモノっぽかったけど、 観てみたら、けっこうよかったし。 |
||||
荒井 | 『妖怪人間ベム』。 |
||||
あやや | そうそう。あのドラマは、 わりと深みがありましたよ。 |
||||
森下 | あれは子ども向けと見せつつ、 わりと大人っぽいつくりだったなぁ。 これは、そういうふうには、 たぶんしないんじゃないかな。 どっちかというと 『怪物くん』みたいな感じじゃないですか。 |
||||
あやや | じゃあ、子どもがたのしめて、 親もなんとなく観る、みたいな。 |
||||
森下 | そうそうそう。 |
||||
── | いま、妖怪ブームだしね。 |
||||
あやや | 『妖怪ウォッチ』だ。 あれ、いま、すごいんでしょ。 ほら、あの歌とか、 ♪なんとか、なんとか、 なんとか、なんとか‥‥。 |
||||
── | ぜんぶ「なんとか」だ! | ||||
森下 | ♪ヨーでる、ヨーでる、 ヨーでる、ヨーでる、 ようかいでるけん、でられんけん |
||||
あやや | それそれそれ! すごい、歌えるんですね! |
||||
森下 | ええ。ほっとくと 子どもが舞い踊りますから‥‥。 |
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── | ていうか「なんとかなんとか」って‥‥。 |
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荒井 | 「ヨーでる」をぜんぶ 「なんとか」で歌うし‥‥ 「ゆでたまご先生」は 「にくだんご先生」だし‥‥。 |
||||
── | あのね、ときどき、 このコンテンツを読んだ 他のメディアの方から、 「御社のあややさんをドラマの座談会に」って 声がかかったりしてるんですけど、 この人の怖さを知らなすぎですよ。 |
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荒井 | いやあ、すごいです。 |
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あやや | さぁ、あとはなんでしょうねー。 これ、どうですか、月8。 『SAKURA〜事件を聞く女〜』 |
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荒井 | 仲間由紀恵さん、月8なんだ。 |
||||
あやや | まずは、仲間由紀恵さん、 ご結婚おめでとうございます! |
||||
一同 | おめでとうございます! |
||||
森下 | そんな話題の仲間由紀恵さんが。 |
||||
荒井 | 刑事をやります。 |
||||
あやや | 「この事件、桜が聞きました!」 |
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── | なにそれ。 |
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森下 | 番宣。 |
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荒井 | そういう番宣をたくさんやってるんです。 |
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あやや | 「この事件、桜が聞きました!」 |
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── | 「聞く」っていうのがポイントなんですね。 |
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荒井 | そうみたいですね。紹介文には、 「独自の『聞く力』を持ち、 人の心の奥底に埋もれた声を 聞き取る女性刑事が、 極秘潜入捜査で事件の謎を解き明かす!」 とあります。 |
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あやや | DJもやってるんですね。 |
||||
森下 | 地元FM局のパーソナリティだって。 |
||||
あやや | 「DJこころ」。 |
||||
荒井 | 刑事なのにDJもやってるんですか。 ディージェーデカ? |
||||
あやや | かつてニューヨークでカウンセラーをしていて、 いまは地味な警察官。 |
||||
荒井 | 夜は小料理屋で馴染客から情報を得る。 かなり、思いがけない設定ですね。 |
||||
あやや | 新しい、といえば、新しいけど‥‥。 |
||||
森下 | 私、この枠、月曜ミステリーシアターって けっこう好きなんですけどね。 なんというか、ドラマらしいドラマの枠。 |
||||
あやや | もともとは水戸黄門の枠ですからね。 最近だと、宮部みゆきさん原作の 『ペテロの葬列』、おもしろかったぁ! |
||||
荒井 | あれはおもしろかったですね。 観た人、けっこうみんなほめてました。 |
||||
森下 | おもしろかったですよねぇ。 |
||||
荒井 | 長塚京三さん、渋い大人の魅力ですけど、 老人扱いされてて、ショックだったなぁ。 「おい、じいさんよォ!」とか言われてて。 |
||||
あやや | そんな月曜ミステリーシアターですが、 今回の『SAKURA』は、どうですかね。 |
||||
荒井 | うーん、見るかぎり、 『ペテロの葬列』的なものではなさそうですね。 |
||||
あやや | そうですよねぇ。 月曜ミステリーシアターを、 TBSさんはどうしたいんでしょう。 |
||||
森下 | 基本的には、 刑事ものとか事件ものの枠に したいんじゃないでしょうか。 |
||||
荒井 | たしかに刑事ものは多いです。 『隠蔽捜査』もここでしたよね。 |
||||
あやや | 『隠蔽捜査』、期待したんだよなあ! 杉本哲太さんと古田新太さんだもん。 でも、期待しすぎちゃったかもしれない。 |
||||
荒井 | あのふたりが出るんだから、 もっとおもしろそうなんだけど‥‥ っていう感じでしたよね。 |
||||
森下 | たぶん、定番だけど、ちょっと毛色が違う、 みたいなことに挑戦したい枠なんでしょうね。 だから、まぁ、ボタンをかけ違えることもある。 |
||||
あやや | この『SAKURA』はどうなるでしょうか。 |
||||
荒井 | キャストを見ていくと、 駿河太郎さん、出ますね。 鶴瓶さんの息子さんです。 |
||||
あやや | あと、佐藤隆太さんが出るんでしょ。 |
||||
森下 | めっちゃ話を聞く仲間由紀恵さんと、 ぜんぜん聞かない佐藤隆太さんという 両極端なふたりのコンビなんですね。 |
||||
荒井 | コメディなんですかね、どっちかというと。 |
||||
森下 | 刑事ものとして観たほうがいいのか、 それとも、気楽に観ていいB級なのか、 そこの判断が悩むところですね。 |
||||
あやや | ‥‥わかりました。 私は、この手のドラマに対する 自分の態度を決めています。 |
||||
── | 教えてください。 |
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あやや | ‥‥とりあえず、第1話を観てみる! |
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森下 | それだ。 |
||||
荒井 | それですね。 |
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── | さぁ、それでは、いよいよ、 おすすめのドラマを選んでいきましょう! |
||||
あやや | ひゃあ、どうししょう! |
||||
荒井 | まず、どうするんでしたっけ? |
||||
森下 | 個人的に選ぶんだよね? |
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── | はい、まずは、おすすめというよりも、 「自分は確実にこれを観るな」というドラマを 3本、挙げてください。 |
||||
あやや | 3本! うわぁ、どうしよう、3本! うーーーん、どうしよう! たのしい! |
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── | おしずかに。他の方のご迷惑ですよ。 |
||||
森下 | うーーん、どうしようかな。 個人的な好みでいいんだよね‥‥。 |
||||
荒井 | むーー‥‥。 |
||||
あやや | ハイ! 決まりました! |
||||
── | あやちゃん、お願いします。 |
||||
あやや | 『ごめんね青春!』。 あと2つは同じ時間の裏表なんですけど、 『さよなら私』、『素敵な選TAXI』。 |
||||
── | どっちか録画決定ということですね。 |
||||
あやや | そうですね。 |
||||
── | 荒井先生、お願いします。 |
||||
荒井 | うーん‥‥はい、決めました。 『Nのために』、 『すべてがFになる』、 『素敵な選TAXI』。 |
||||
あやや | 「N」と「F」を両方行きましたね! |
||||
森下 | ははははは。 |
||||
── | 森下さん、決めましたか? |
||||
森下 | 私は『ごめんね青春!』、 あと、『Nのために』。 あと1本、どうしようかなぁ‥‥。 ふたりは『選TAXI』を入れてるんですよね。 |
||||
── | 自分の好みでどうぞ。 |
||||
森下 | うーーん、電話もしたしなぁー、 『信長協奏曲』にします! |
||||
── | はい、3本ずつ出ました。 確認しましょう。 あやちゃんが『ごめんね青春!』、 『さよなら私』、『素敵な選TAXI』。 荒井先生が、『Nのために』。 『すべてがFになる』、『素敵な選TAXI』。 森下さんが、『ごめんね青春!』、 『Nのために』、『信長協奏曲』。 |
||||
あやや | ということは? |
||||
── | 重なっているのが、 『ごめんね青春!』と 『選TAXI』と 『Nのために』。 |
||||
森下 | 3本とも2票ずつだね。 |
||||
あやや | みごとに三つ巴ですね。 じぶんが入れた3つのなかで、 ほんとにいちばん観たいのはどれですか。 |
||||
森下 | けっこう拮抗してるんだよなー。 『信長』は、漫画を読んじゃって 結末を知ってるからなー。 うーーん、『Nのために』かなぁ。 |
||||
あやや | わたしは絶対、クドカン。 『ごめんね青春!』です。 |
||||
── | クドカンさんのドラマは、 みんな観るに決まってるんだから、 ここではあえて選ばないようにしよう、 っていうことが、前にありましたね。 |
||||
森下 | じゃ、今回もクドカン作品は別枠にする? |
||||
荒井 | 殿堂入りですか。 |
||||
あやや | 宮藤官九郎さんは殿堂入り。 だって、絶対おもしろいもん! |
||||
森下 | そうなんだよね。 |
||||
荒井 | とくに、我々3人にとっては、 好みが重なってますからね。 |
||||
── | 『さよなら青春!』を別枠にすると、 『Nのために』か『選TAXI』。 |
||||
あやや | うーん‥‥どうだろう‥‥。 『Nのために』もいいんだけど‥‥。 |
||||
── | あやちゃんは入れてないね、 『Nのために』。 |
||||
あやや | なんで『Nのために』に入れてないかというと、 ちょっとこの枠、重いんですよ、自分にとって。 『夜行観覧車』とか、『家族狩り』とか、 おもしろいし、ほんとに質がいいドラマだし、 リスペクトしてるんですけど‥‥ なんかちょっと、観るのがツライ。 |
||||
森下 | ああ、わかる。まして、子育て中だしねぇ。 |
||||
荒井 | 『家族狩り』はキツかったですね。 かなり過激でした。 |
||||
あやや | すいません、私、 この枠に偏見がある気がします。 |
||||
── | じゃ、『選TAXI』はどうですか。 | ||||
あやや | チャレンジですよね。 |
||||
荒井 | ただ、どう転ぶかが、あまりに未知数。 |
||||
あやや | 『さよなら私』も、きっといいですよね。 こころに響きそうなセリフとかがあって。 |
||||
森下 | うん。きっといいドラマなんだろうな、 という予感はします。 |
||||
荒井 | ああ、『さよなら私』を選ぶ っていうのも、なかなか渋いかもしれない。 |
||||
あやや | でも、2票入ってるんだし、 『Nのために』にしましょうか? |
||||
森下 | 脚本の奥寺佐渡子さん、 すごいかっちり書く方だから、 まちがいはないと思うんですよね。 |
||||
荒井 | うーーーん‥‥迷いますね。 |
||||
── | スッと決まるときは決まるんだけど。 |
||||
あやや | 今回は、意外に難航。 |
||||
森下 | 『選TAXI』にしようか? はははは、決まらないね。 |
||||
あやや | ちょっと意外性がほしいんですよね。 |
||||
森下 | そう、起爆剤的な。 |
||||
あやや | まえに『鈴木先生』を選んだときって、 「いま、これを選ぼう!」っていう 手応えがあったじゃないですか。 |
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荒井 | そうでしたね。 |
||||
森下 | じゃ、いっそ『黒服物語』にする? |
||||
── | 最初の3本では、誰も選んでないのに(笑)。 | ||||
あやや | うーーーん‥‥ ほんとにほんとのことを、正直に言えば、 いちばん観たいのは 『ごめんね青春!』なんですけど。 |
||||
荒井 | まあ、そうですけどね。 |
||||
森下 | じゃ、そうしようよ、『ごめんね青春!』。 |
||||
── | ぐるっとまわって、 殿堂入りから、現役復帰? |
||||
あやや | でも、それがいいかもしれない。 ムリヤリ意外なのを選ぶより。 |
||||
荒井 | そうですね。 |
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── | じゃあ、そうしましょう! 3人が選ぶ、今季のオススメドラマは、 『ごめんね青春!』に決定! |
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一同 | (拍手) |
||||
あやや | ありがとうございますーーー! ああー、すっきりした。 |
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── | このクールというのは、 全体的には、どうなんですか。 |
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あやや | けっこう豊作だと思います。 どのドラマも力入ってますね。 ちょっと前、停滞ムードあったじゃないですか。 やたら続編があったり。 |
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森下 | 冬の時代と言われたり‥‥。 |
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あやや | でも、ここのところ、 ドラマ、盛り返してきましたよね。 新しい企画でやろうという、 チャレンジ精神も感じます。 個人的には、とくに、 テレ東とテレビ朝日の作品に、 隠れた傑作が多いと思います。 |
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森下 | B級かな、と思って気楽に観てみたら、 じつはおもしろかった、みたいな感じでね。 |
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荒井 | テレ朝は、新規と安定路線の バランスがとてもいいですよね。 |
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── | じゃあ、そういったところで、 「秋の連ドラチェック2014」、 お開きにしたいと思います。 今回も長時間、ありがとうございました! |
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あやや | ありがとうございます! |
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森下 | ありがとうございましたー。 |
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荒井 | ありがとうございました。 |
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あやや | あああああ、たのしかったっ! またお願いしますね、またぜひぜひっ! |
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(お し ま い) |
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