おとなの小論文教室。

受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した?
その後は、ナイスなテキストを書いていますか?
考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。
ありがたいことに、小論文というものを
考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた
カジュアルで優しい先生がいるんです。
さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。

Lesson1074
読者の声-「エモい」の果て

「感情を揺さぶられたくない」

という若者の存在を聞き、
私は、けっこうショックを受けて、
前回ここに書いた。

そういう若者は、「エモい」を
ちょっと違ったニュアンスでつかう。

心揺さぶられる何かに接した時、
いちはやく「エモい」という言葉でくくってしまうことで、
それ以上感情を揺さぶられないよう
歯止めをかけるという。

いわゆるZ世代には、
「タイパ」(=タイム・パフォーマンス)重視の人もいて、

「映画館で映画を見るのはタイパが悪い、
スキップや1.5倍速再生ができないから」

「対面授業はタイパが悪い、
1.5倍速できるオンデマンド授業に比べて」

なのだと聞き、

近年、「時短」という言葉はあったが、
「タイパ」という言葉は、
それよりグッと、人間の価値観に
食い込んでくる予感がして、
私は動揺を隠せなかった。

読者はどう感じたのか?

きょうは、前回の「エモいの果て」に寄せられた、
読者の声を紹介しよう。

……………………………………………………

<「それ」がなかった世代には>

感情を揺さぶられたくないZ世代が
エモいという言葉で感情を防御する、
ということを初めて知って、
私も衝撃を受けました。
少し哀しくもなりました。

でもミレニアル世代の私ですら、
働き始めた頃には
スマホ、ノートパソコンが1人1台配布され、
返事は数時間以内に返ってきて当たり前、
そのスピード感を
上司に理解してもらえなくて苦しい思いをしたのです。

生まれた時から
インターネットの海に放り出されたZ世代が
処理しなければならなかった情報量を、

それがなかった世代が理解することは
容易ではないですよね。

(S.N)

……………………………………………………

<毎日繰り返し聴く音楽は>

私が感情表現についてどう捉えているか、
一番身近で大好きな「音楽」から考えてみました。

音楽が好きで、ジャンルや新旧を問わず
毎日沢山の曲を聴いています。

歌詞が感情豊かで心揺さぶる歌は、
感動したり胸が痛くなったり
奮い立つような気持ちになったりして、
そうさせることのできる表現は素晴らしいと思います。

ただ、気づくと毎日繰り返し聴く歌は、
メッセージがさりげなかったり
一見ぶっきらぼうだったりするものが多く、
その程よい加減がありがたいと思うのです。

分かりやすく感情を揺さぶられることは
エネルギーを使い、
疲れるからなのかもしれません。

若者が「エモい」で自分の心を守る気持ちも
少しわかります。

エモーショナルでドラマチックな表現は
ステーキやお寿司みたいなもので、
日々そばで寄り添ってくれる表現は
味噌汁と白米のような感じでしょうか。

(M)

……………………………………………………

<放課後の静寂な空気が>

漫画を描いている素人ですが
いつも「登場人物の感情の揺れ動き」を
大事にしているので、
LESSON 1073「エモいの果て」の

「ストーリーより人物の感情」
「それはノスタルジーだ」
「潤いは人の感情からくる」

の文面はとても共感出来ました。

自分のオリジナル漫画から、
ひと場面を送ります。

あまり台詞を出さず、
放課後の静寂な空気。
琴線に触れる描写が、
とても描いてて心地良いのです。

山田ズーニーさんの連載は
これからも追っていきたいと思います。

(sun)

……………………………………………………

ズーニーです。

ひとつ言えるのは、

今後も、タイパを重視し、
必要以上に感情を揺さぶられたくない
という若者は増えるだろうということ。

私は、そういう若者たちを包んだカタチで、
コミュニケーションを図り、
表現教育の場をつくっていくのだ、ということ。

その時に、読者のこの言葉、

「生まれた時から
インターネットの海に放り出されたZ世代が
処理しなければならなかった情報量を、
それがなかった世代が理解することは
容易ではない。」

ここを大切に考えていけば、
通じ合う糸口は見つかる。

そんな希望が見えてきた。

今週も、「読者の声」に、ありがとう!

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………………………………………………………………………

「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
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TEL:0120-33-1791 Mail:nyushi@kinjo-u.ac.jp


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【満員御礼!】この講座は満席になりました。
キャンセル待ちも締め切りました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

宣伝会議 表現力養成コース

編集・ライター養成講座20周年記念講座

山田ズーニー専門クラス
——–伝わる・揺さぶる!文章を書く

山田ズーニーです。
私は、これまで北は北海道から南は鹿児島まで、
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幅広い層に、数えきれないほど表現講座を開いてきました。
その原型が生まれたのが、
宣伝会議の編集・ライター養成講座でした。
現在も講師をつとめており、毎回、
受講者に次のような声をいただき手ごたえを感じています。

 

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コミュニケ―ションが苦手だったが、
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(株)宣伝会議 教育事業部 担当:小林Tel.03-3475-3030まで
*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。


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会社を辞めた私がツラかったのは、まわりが
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かけがえなく必要とされたい。

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山田ズーニーワークショップ満員御礼!

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2017年6月開講したワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」
にたくさんのお申込みをありがとうございました。

大好評で即日満席、
2期、3期、4期と増設するも追いつかず、
1年待ちのウェイトリストのみ受け付けておりましたが、
現在までに12期分のお申込みがあり、
2年待ち以上の方が出てくる見込みが強くなりました。

責任を持って対応するため、
ここでいったんウェイトリストを締め切ります。

言葉の表現力をつけたいと
申し込んでくださった方々の想いを大切に
受け入れを進めてまいります。

 

●この講座に対するすべてのお問い合わせはこちらへ。

お問い合わせ先 
毎日文化センター東京 TEL03-3213-4768

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=699

2018年以降、東京開催、詳細未定、1年待ち。

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ワークショップ型実践講座
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山田ズーニーワークショップ型実践講座、
2017年6月東京で開講しました!


「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
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注:講演など仕事の依頼メールは、
上記アドレスに送らないでください。
山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)に
直接ご連絡いただくか、
山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をお問い合わせのうえで、
ご依頼くださいますようおねがいします。


★出演情報などお知らせのあるときは
 山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)にも掲載します。



『半年で職場の星になる!
 働くためのコミュニケーション力』
 ちくま文庫

あなたが職場の星になる!コミュニケーション術の決定版。
一発で信頼される「人の話を聞く技術」、
わかりやすい報告・説明・指示の仕方、
職場の文書を「読む技術」、社会人としてメールを「書く技術」。
「上司を説得」するチカラ、通じる「お詫び」、クレーム対応、
好感をもたれる自己紹介・自己アピールのやり方。
人を動かし現場でリーダーシップを発揮する表現力から、
やる気が湧き・上司もうなる目標の立て方まで。
この1冊で仕事のフィールドで通じ合い、チームで成果を出していける!
自由はここにある!


ラジオで、山田ズーニーが、
『おかんの昼ごはん』について話しました!

録音版をぜひお聞きください。
「ラジオ版学問ノススメ」(2012年12月30日~)
 インターネット環境があれば、だれでもどこからでも
無料で聴けます。
 聴取サイトは、http://www.jfn.co.jp/susume/
 (MP3ダウンロードのボタンをクリックしてください)
 または、iTunesからのダウンロードとなります。


ほんとうにおかげさまで本になりました!
ありがとうございます!


『おかんの昼ごはん』河出書房新社
「親の老い」への哀しみをどう表現していいかわからない
私のような人は多いと思います。
読者と表現しあったこの本は、思い切り泣けたあと、
胸の奥が温かくなり、自分の進む道が見えてきます。
この本が出来上がったとき、おもわず本におじぎをし、
想いがこみ上げいつまでもいつまでも本に頭をさげていました。
大切な人への愛から生まれ、その先へ歩き出すための一冊です。



『「働きたくない」というあなたへ』河出書房新社
「あなたは社会に必要だ!」
ネットで大反響を巻き起こした、おとなの本気の仕事論。
あなたの“へその緒”が社会とつながる!



『新人諸君、半年黙って仕事せよ』
―フレッシュマンのためのコミュニケーション講座(筑摩書房)
私は新人に、「だいじょうぶだ」と伝えたい。
「あなたには、コミュニケーション力がある」と。
            ――山田ズーニー。



『人とつながる表現教室。』河出書房新社
おかげさまで「おとなの小論文教室。II」が文庫化されました!
文庫のために、「理解という名の愛がほしい」から改題し、
文庫オリジナルのあとがきも掲載しています。
山田はこれまで出したすべての本の中でこの本が最も好きです。



『おとなの進路教室。』河出書房新社
「自分らしい選択をしたい」とき、
「自分はこれでいいのか」がよぎるとき、
自分の考えのありかに気づかせてくれる一冊。
「おとなの小論文教室。」で
7年にわたり読者と響きあうようにして書かれた連載から
自分らしい進路を切りひらくをテーマに
選りすぐって再編集!



▲文庫版でました!
 あなたの表現がここからはじまる!

『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)


ラジオ「おとなの進路教室。」
http://www.jfn.co.jp/otona/

おとなになっても進路に悩む。
就職、転職、結婚、退職……。
この番組では、
多彩なゲストを呼んで、「おとなの進路」を考える。
すでに成功してしまった人の
ありがたい話を聞くのではない。
まさに今、自分を生きようと
もがいている人の、現在進行形の悩み、
問題意識、ブレイクスルーの鍵を
聞くところに面白さがある。
インターネット、
ポッドキャスティングのラジオ番組です。



「依頼文」や「おわび状」も、就活の自己PRも
このシートを使えば言いたいことが書ける!
相手に通じる文章になる!

『考えるシート』文庫版、出ました。



『話すチカラをつくる本』
三笠書房

NHK教育テレビのテキストが文庫になりました!
いまさら聞けないコミュニケーションの基礎が
いちからわかるやさしい入門書。


『文庫版『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
ちくま文庫

自分の想いがうまく相手に伝わらないと悩むときに、
ワンコインで手にする「通じ合う歓び」のコミュニケーション術!


『17歳は2回くる―おとなの小論文教室。III』
河出書房新社


『理解という名の愛が欲しいーおとなの小論文教室。II』
河出書房新社


『おとなの小論文教室。』
河出書房新社


『考えるシート』講談社


『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
筑摩書房</small



『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
PHP新書

内容紹介(PHP新書リードより)
お願い、お詫び、議事録、志望理由など、
私たちは日々、文章を書いている。
どんな小さなメモにも、
読み手がいて、目指す結果がある。
どうしたら誤解されずに想いを伝え、
読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?
自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、
心を揺さぶる表現の技術。
(書き下ろし236ページ)



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