おとなの小論文教室。

受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した?
その後は、ナイスなテキストを書いていますか?
考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。
ありがたいことに、小論文というものを
考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた
カジュアルで優しい先生がいるんです。
さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。

Lesson1075
相談できる人は誰にもいる

「悩みは誰かに相談したほうがいいよ、
一人で抱え込んでると、
不安や恐怖がつのってどうにもならなくなるよ」

というようなことをよく言われる。

わかってるつもりだった。

なのに私は、誰にも相談せず、
一人で悩みを抱え込んでしまったことがある。

ほんとにツラい真っ最中って、
なかなか相談できないものだ。

気持ちの整理がつかない、「言葉にできない」。

家族など「大切な人を悲しませたくない」
というのもある。
自分がツラい目にあっていると知ると、
家族は自分以上に悲しむので。

疲弊して「相談する勇気など出ない」というのもある。

そんなこんなで私は、
結局、誰にも相談できずじまいだったけど、

時がたつにつれツラさは薄れ、
なんとなく立ち直ってきたので、いいぞ、と、
気が緩んできた、そのタイミングで、

耳にちょっとした違和感がおそってきた。

私はストレスが耳にくる。

ストレスで血流が悪くなる、
すると内耳がむくみ、聞こえが悪くなる、
過去に「ストレス性内耳機能低下」という症状に
なったことがある。

だから、耳のちょっとした違和感も、
「またあの時のように聞こえなくなったらどうしよう」
と不安で、恐い。

医者に行くほどではない、けど耳に違和感がある。

どうしよう、どうしよう、
とにかくストレスを減らさなきゃ、と、
ネットに「心配事、ストレス、軽減」などと入れて
情報をあさっていたら、やっぱり、

「誰かに相談しなさい」

「相談できた、それだけで、
たとえ解決しなくても随分ストレスは減る」

というようなとこに行きあたってしまう。

やっぱり一人で抱え込んできてしまったツケが、
ここへきて体にきてしまったんだな、

「よし! 誰かに相談しよう!」

と意を決したものの、いざとなったら、

「相談できる人が思いつかない」

やっぱり家族や友達など
親身になって聞いてくれそうな人は、
悲しませたくないし、
一緒に悲しんでくれても、よけいツラくなりそうだ。

かといって、ほどよく距離ある他人に、
かりに相談できたとしても、
他人だから反応が読めない。
反応によっては、
新たな煩わしさを抱えるかもしれない。

あの人はどうか、この人はどうか、
と次々に顔を思い浮かべるも、

悩みを抱え込んで
視野も狭くなっていたんだろう、しまいには、

「自分には相談できる人がいない」

とズーンと落ち込んできた。
よくよく追い詰められて、その果てに、
くるっ、と戸板返しに、

「そっか! 相談できる人はいる!」

「この方法なら、相談できる人は誰にも必ずいる。
もちろん私にもいる。」

と気づかされた。

現実的に、
いま私の最大の不安を、
的確に聞き取ってくれて、
適切な助言をくれる可能性大で、
口が堅く、相談しても
決してやっかいなことにはならない人。

それは、

耳鼻科のお医者さんだ。

なーんだそんなことか、と
思った人もいるかもしれないけど、

「プロに相談する」

というのは、私にとって、そこからの流れを変える
画期的な気づきだった。

耳に不調感があるから、
その元になっている悩みを誰かに相談しなきゃ、
じゃなくて、

耳の不調感のほうを、プロに相談するのだ。

医者に行くほどでもないのか違うのか、
ストレスによるものなのか違うのか、
不安がるべき違和感なのか違うのか、

「プロに相談すればいい。」

翌日、さっそく耳鼻科に行った。

聴力検査もしてもらい問題はないとのこと。
それだけ聞いて、ずいぶん不安から解放された。

「プロに相談する」

というと、身近に相談できる人がいない証拠で、
寂しいという人もいるだろう。

けど、たとえば体の不調など、
プロでなくてはいけないこと、
身近な素人ではどうにもできないこともある。

プロは訓練も受けている。
秘密も守ってくれる。
その分野の知識・経験・情報もたくさんある。

そこから私は、
不安を誰かに相談しなきゃという時、
必ず「プロを選択肢に入れる」ようになった。

たとえば、先日、転居したのだが、

退去、部屋探し、引っ越しには不安がいっぱいだ。

私は、過去に敷金を返してもらえなかったことがあり、
フリーランスなので入居審査も不安、
一人抱え込んでいると、
不安が不安を呼んで、大きなストレスになる。

そこで、「プロに相談だ」と、
不動産屋さんの、まず退去の担当者に、
オンラインミーティングを申し込んでみた。

すると、忙しい時期なのに、快く1時間とってくださり、
私が退去にあたって抱えている不安を、
全て聞いて、全てに具体的な回答をくださった。

プロに1時間相談しただけで、
退去への不安はほぼ解消した。

同様に、ひっこし先を見つけるときも、
その退去担当者から、部屋探しのプロを紹介してもらい、
相談にのってもらった。

退去と、部屋探しと、2人のプロに相談したことで、
プロ2人が連携してサポートしてくれ、
思うよりずっとスムーズな転居ができた。

「自分には相談できる人がいない」

そう思う時、
不安を何もかも一緒くたにして抱えていないか、
一人で抱え込んでしまっていないか。

不安を分解してみよう。

そこには、なにかしら、どこかしら、
「プロに相談すべきこと・プロしか相談にのれないこと」
がある。そこをプロに相談してみる、

これもりっぱに、悩みを人に相談することだ。

相談できた、それだけで、
暗雲立ち込める未来に陽が射してくる。

「相談できる人はいる」

誰にも必ずいる! と私は思う。

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「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
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お問い合せ 金城学院大学 入試広報部
TEL:0120-33-1791 Mail:nyushi@kinjo-u.ac.jp


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【満員御礼!】この講座は満席になりました。
キャンセル待ちも締め切りました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

宣伝会議 表現力養成コース

編集・ライター養成講座20周年記念講座

山田ズーニー専門クラス
——–伝わる・揺さぶる!文章を書く

山田ズーニーです。
私は、これまで北は北海道から南は鹿児島まで、
大学・高校生から
ビジネスマン・プロのライターから作家まで
幅広い層に、数えきれないほど表現講座を開いてきました。
その原型が生まれたのが、
宣伝会議の編集・ライター養成講座でした。
現在も講師をつとめており、毎回、
受講者に次のような声をいただき手ごたえを感じています。

 

・自分の想いの根幹を探るという経験を
こんなにじっくりと時間をかけてやったことはなかった、
得難い経験でした。

・終了したとき、この講義の意図が
身体にしみわたるように理解できた。
コミュニケ―ションが苦手だったが、
非常に楽しく有意義に受講できた。

・自己開示が苦手だったが、一気に開くことができた。

・現実の出来事を多角的に見て、表現のヒントを探すことは
全ての実務に活かせると思います。

・自分の可能性を信じようと思えた。
自分はつまらない人間ではない。

今回20周年を記念して、ご担当者の、
「この先を行く特別な講座をひらきたい。
表現力をつけたい気持ちはあるものの、
そもそも自分に伝えたいことはあるのか、
と悩む人も多く、その人たちに、
自分を貫くテーマを発見したり、
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2時間×12コマで、
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相手に伝わる表現、社会に説得力を持って書く、
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までを責任を持ってサポートします。
ひとりでは気づけない自分の潜在力も、
多彩な仲間とともに引き出しあえるから開花します!
表現を通して他の受講者と心底通じ合える
「感動」の授業です。
心を揺さぶる文章を書きに、ぜひ、来てください。

あなたには書く力がある。

●詳細・お申し込み・お問い合わせは、すべて
こちらのページから
(株)宣伝会議 教育事業部 担当:小林Tel.03-3475-3030まで
*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。


表現して人とつながる勇気のレッスン!



『理解という名の愛がほしい。』
河出文庫

会社を辞めた私がツラかったのは、まわりが
平日の昼間うろうろしている
無職のおばさんと見ることだった。

それまで仕事をがんばって経験を積んできた
他ならぬ私をわかってほしい。

この発想・考え・想い・感性が、
かけがえなく必要とされたい。

理解という名の愛がほしい。

「理解されたいなら、自分を表現しなきゃだめだ。」

やっとそう気づいた私は、
インターネットの大海原で
人生はじめての表現へ漕ぎ出した。


山田ズーニーワークショップ満員御礼!

いったんウェイトリストを締め切ります。

2017年6月開講したワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」
にたくさんのお申込みをありがとうございました。

大好評で即日満席、
2期、3期、4期と増設するも追いつかず、
1年待ちのウェイトリストのみ受け付けておりましたが、
現在までに12期分のお申込みがあり、
2年待ち以上の方が出てくる見込みが強くなりました。

責任を持って対応するため、
ここでいったんウェイトリストを締め切ります。

言葉の表現力をつけたいと
申し込んでくださった方々の想いを大切に
受け入れを進めてまいります。

 

●この講座に対するすべてのお問い合わせはこちらへ。

お問い合わせ先 
毎日文化センター東京 TEL03-3213-4768

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=699

2018年以降、東京開催、詳細未定、1年待ち。

*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。

 

ワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」

――3回で一生ものの書く力・話す力が育つ

書くことによって、人は考える。
自分の内面を言葉で深く正しく理解する。
そのことにより、納得のいく選択ができるようになり、
意志が芽生える。

さらに、

言いたいことを、相手に響くように伝えられるようになる。
インターネット時代に、広く社会に
説得力を持って自分の考えを発信できるようになる。

書く力=想い言葉で表現するチカラを鍛えれば、
自分を知り、自分を表現することができる。

自分の想う人生を、この現実に書いて創っていける。

あなたには表現力がある。

山田ズーニーワークショップ型実践講座、
2017年6月東京で開講しました!


「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.comまでメールでお送りくださいね。

注:講演など仕事の依頼メールは、
上記アドレスに送らないでください。
山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)に
直接ご連絡いただくか、
山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をお問い合わせのうえで、
ご依頼くださいますようおねがいします。


★出演情報などお知らせのあるときは
 山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)にも掲載します。



『半年で職場の星になる!
 働くためのコミュニケーション力』
 ちくま文庫

あなたが職場の星になる!コミュニケーション術の決定版。
一発で信頼される「人の話を聞く技術」、
わかりやすい報告・説明・指示の仕方、
職場の文書を「読む技術」、社会人としてメールを「書く技術」。
「上司を説得」するチカラ、通じる「お詫び」、クレーム対応、
好感をもたれる自己紹介・自己アピールのやり方。
人を動かし現場でリーダーシップを発揮する表現力から、
やる気が湧き・上司もうなる目標の立て方まで。
この1冊で仕事のフィールドで通じ合い、チームで成果を出していける!
自由はここにある!


ラジオで、山田ズーニーが、
『おかんの昼ごはん』について話しました!

録音版をぜひお聞きください。
「ラジオ版学問ノススメ」(2012年12月30日~)
 インターネット環境があれば、だれでもどこからでも
無料で聴けます。
 聴取サイトは、http://www.jfn.co.jp/susume/
 (MP3ダウンロードのボタンをクリックしてください)
 または、iTunesからのダウンロードとなります。


ほんとうにおかげさまで本になりました!
ありがとうございます!


『おかんの昼ごはん』河出書房新社
「親の老い」への哀しみをどう表現していいかわからない
私のような人は多いと思います。
読者と表現しあったこの本は、思い切り泣けたあと、
胸の奥が温かくなり、自分の進む道が見えてきます。
この本が出来上がったとき、おもわず本におじぎをし、
想いがこみ上げいつまでもいつまでも本に頭をさげていました。
大切な人への愛から生まれ、その先へ歩き出すための一冊です。



『「働きたくない」というあなたへ』河出書房新社
「あなたは社会に必要だ!」
ネットで大反響を巻き起こした、おとなの本気の仕事論。
あなたの“へその緒”が社会とつながる!



『新人諸君、半年黙って仕事せよ』
―フレッシュマンのためのコミュニケーション講座(筑摩書房)
私は新人に、「だいじょうぶだ」と伝えたい。
「あなたには、コミュニケーション力がある」と。
            ――山田ズーニー。



『人とつながる表現教室。』河出書房新社
おかげさまで「おとなの小論文教室。II」が文庫化されました!
文庫のために、「理解という名の愛がほしい」から改題し、
文庫オリジナルのあとがきも掲載しています。
山田はこれまで出したすべての本の中でこの本が最も好きです。



『おとなの進路教室。』河出書房新社
「自分らしい選択をしたい」とき、
「自分はこれでいいのか」がよぎるとき、
自分の考えのありかに気づかせてくれる一冊。
「おとなの小論文教室。」で
7年にわたり読者と響きあうようにして書かれた連載から
自分らしい進路を切りひらくをテーマに
選りすぐって再編集!



▲文庫版でました!
 あなたの表現がここからはじまる!

『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)


ラジオ「おとなの進路教室。」
http://www.jfn.co.jp/otona/

おとなになっても進路に悩む。
就職、転職、結婚、退職……。
この番組では、
多彩なゲストを呼んで、「おとなの進路」を考える。
すでに成功してしまった人の
ありがたい話を聞くのではない。
まさに今、自分を生きようと
もがいている人の、現在進行形の悩み、
問題意識、ブレイクスルーの鍵を
聞くところに面白さがある。
インターネット、
ポッドキャスティングのラジオ番組です。



「依頼文」や「おわび状」も、就活の自己PRも
このシートを使えば言いたいことが書ける!
相手に通じる文章になる!

『考えるシート』文庫版、出ました。



『話すチカラをつくる本』
三笠書房

NHK教育テレビのテキストが文庫になりました!
いまさら聞けないコミュニケーションの基礎が
いちからわかるやさしい入門書。


『文庫版『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
ちくま文庫

自分の想いがうまく相手に伝わらないと悩むときに、
ワンコインで手にする「通じ合う歓び」のコミュニケーション術!


『17歳は2回くる―おとなの小論文教室。III』
河出書房新社


『理解という名の愛が欲しいーおとなの小論文教室。II』
河出書房新社


『おとなの小論文教室。』
河出書房新社


『考えるシート』講談社


『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
筑摩書房</small



『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
PHP新書

内容紹介(PHP新書リードより)
お願い、お詫び、議事録、志望理由など、
私たちは日々、文章を書いている。
どんな小さなメモにも、
読み手がいて、目指す結果がある。
どうしたら誤解されずに想いを伝え、
読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?
自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、
心を揺さぶる表現の技術。
(書き下ろし236ページ)



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