なんだろう、ゆるゆるなのに
どんどん引き込まれていってしまって、
そこが「あぁ漫画だなぁ」と感じるのですが、
気づけば体が小刻みに揺れてしまうような、
研二がリコーダーを吹けば
一緒に口が突き出ちゃうような、
ベースとドラムがお腹の底から
ドドドドドドと響いてくるような、
息つく間もなく気づけばフィナーレという、
なんだか音楽体験のようなスピード感でした。
普段漫画は読まないのですが、
「こういう漫画が読みたかったのよ!」と思えるほど
私は好きでした!
漫画でもこんなに音楽が聞こえてくるのに、
映画はどんな体験になるんだろうと、
早く観てみたいです。
巻末にはあとがきとして
大橋さん自らが『音楽』を書いていた頃の話が載っているので
そこも必読かと!
大橋さんの初期作品
『ラーメン』『山』『漫画』も
収録されています!