普通あるものがない
この黒潮町、
いちばんの「観光スポット」と言われているのが
砂浜美術館です。
グーグルで検索してみると、こんな所です。
さらに、映像に切り替えてみると。
何もないように見えます。
というか、完全に砂浜です。
おそらく初めていった人は、
何かの間違いかと思うかもしれません。
実は、この美術館には建物がないんです。
こちらが、わたしが実際に行った時、グーグルのポイントあたりの砂浜美術館の写真です。
そう、この砂浜が美術館。
ということなんです。
そういうわけで、展示物もピカソとか、そういうものが
砂浜に置いてあるわけではありません。
では、何が展示されているかというと、
きれいな貝殻や、鳥の足跡などが展示物です。
しょっちゅう展示がえが行われています。
Tシャツアート展
年に1度、ゴールデンウィークの時期に
特別展示があります。
「Tシャツアート展」といって、
この砂浜に1000枚近いTシャツをひらひらさせます。
Tシャツは、応募してきた人1人1人の写真やイラストがプリントされています。
Tシャツアート展は、始まってもう28年にもなります。
ゴールデンウィークにはそれこそ四万十川を超えるような人がやってきます
「Tシャツの美術館」は、本当に、何日いっても飽きない、
1日中見ていても、飽きません。
真っ青に抜けるような青空と白いTシャツ。
西日にあたったオレンジとのコントラスト。
この美術館は特に厳しい規則もないので、
寝転ぶのも自由。いろんな角度から見ることができます。
私が気に入っているのは昼間2時頃、少し離れたところから見ること。
風ではためくTシャツと、青い空、海をまるごと見られます。
空の青さをかみしめられるのが好きです。
Tシャツを見ているようで、風景まるごとを、楽しみます。
どんな景色をどう楽しむかは見る人にすべて任されています。
砂浜美術館
http://www.sunabi.com/