もくじ
第1回なぜ、5人も? 2017-05-16-Tue
第2回子どもが多いほど、気楽 2017-05-16-Tue
第3回これって、孫? 2017-05-16-Tue
第4回米は1ヶ月50キロ 2017-05-16-Tue
第5回小学校は18年間 2017-05-16-Tue

1981年生まれ。東京生まれ東京育ち、一時期京都、いま東京。

「5人きょうだい」の育児って</br>どんな感じ?

「5人きょうだい」の育児って
どんな感じ?

担当・大城和美

第3回 これって、孫?

大城
実は私、いま4人目と5人目が、
本当にもう、何しててもかわいいんですよ。
ふたり
(笑)
大城
4人目は2歳でイヤイヤ期の真っ盛りで、
何をするにもイヤだ!って言われるので
面倒ではあるんですけど、やっぱりかわいい(笑)。
上の3人のときは、あまりなかった感覚なんです。
もしかして孫ってこんな感じ?って思ってるんですけど。
夏目
うん、私も4人目からでしたね、
孫感(まごかん)があるの。
ふたり
「孫感」(笑)。
夏目
3人目のときに孫感がなかったから、
4人目がサプライズでやってきちゃったのかな(笑)。
あの、ひとりずつ育ち方や性格は違うんだけど、
成長するなかで絶対通る通過点みたいなもの
ってあるじゃないですか。
実は、そういうところについてはちょっと見飽きちゃって。
大城
あ、わかります。
立った!とか、歩いた!っていう感動は、
1人目よりも薄れるかも。
夏目
わぁー!やったー!ってところまでいかないですよね。
もちろん嬉しいし、感動もしてるんですけど‥‥。
もっとのんびりでいいよ、もっと落ち着いて、みたいな。
大城
慣れなのかな。
いや、でもこれがいわゆる「自然体の育児」って
やつじゃないですか。
夏目
あ、そうかも(笑)。
日根
でもそう考えると、
上の3人が4歳までの間にぎゅっといた時期は、
やっぱり大変だったなぁ。
まだ慣れていないし、
ひとつ支度するにも、長男も自分でまともにできないのに、
次男と長女も同時に見て、よくやってたなーとは思います。
でも、人間はうまいこと忘れるものですね。
大城
うちも3歳差のなかに3人いるので、
同じような感じだったかも。
日根
じゃあ、いまはラクになったでしょ?
「おにいちゃん、この子に靴下はかせて~」とか。
大城
手伝ってくれるというのはありがたいですね。
だから5人いても、絶対「大変さが5倍」にはならないなって。
日根
ならない、ならない。
「洗濯物とりあえずとりこんどいて!」
「できたら片づけも!」って感じで言っていると、
ちょっとずつちょっとずつ、
子どもたちのキャパシティも広がっていって。
大城
うんうん。
日根
気がついたら、
子どもたちも家のことをするのが当たり前で、
「なんか私めっちゃラクさせてもらってるーっ!」
ってことになっちゃってます。
会社の同僚には「もう日根ちゃん、子どもに押しつけすぎ」
って言われますけど(笑)。
夏目
うちもお手伝いは結構やってもらってます。
育児だけならそこまで負担が増えるわけではないんですけど、
やっぱり家事は人が増えると量も増えるので。
大城
洗濯物も増えるし、
すぐ散らかりますしね。
夏目
だから、5人目が生まれるにあたって、
もう大人だけでは回らないし、
ちょっとお手伝いしてほしい、って話をしました。
毎日のお風呂掃除と、玄関周りの整理。
あと、トイレ掃除も。
でもトイレは1週間に1回とか2回でいいよ、と。
大城
あ、おんなじ。
うちもお風呂掃除と、
あとゴミ捨ては小学生チームがやってます。
長男は料理に興味があるみたいで、
この間は肉じゃが作ってましたね。
夏目
すごーい!
大城
でも私が教えてあげるって言ってるのに、
信用ならないと思ったのか、わざわざレシピ本を持って来て、
これ見てやるからって(笑)。
日根
私は、もともと要領はいいほうだったと思います。
結婚前から、
「やらなきゃいけないことは効率よく短時間で片づけて、
あとはやりたいことをやる」
というスタンスだったので。
それは、家事育児でもまったく同じなんですよね。
要は段取りさえできればよくて。
うまく子どもたちに協力してもらえば、
むしろ手は増えてラクができちゃうんですよ(笑)。
大城
私もいつも二言目には言ってますよ。
「私は料理も洗濯も、みんなの分も一緒にやってるんだよ。
だから、君もみんなのためにできることをやってね」って。
ひとりで全部抱え込む必要はないんですよね。
ま、そもそも抱え込む気もないんですけど(笑)。
子どもたちだって、習慣になっちゃえば
「風呂掃除した?」「まだー!」って、
スタタタタッてやりに行きますしね。
第4回 米は1ヶ月50キロ