- 夏目
-
それにしても、育児ってやっぱり長いですよね。
私、そろそろ自分の時間がほしい‥‥!
- 大城
-
たしかに。
この間数えたら、
私は送り迎えで保育園に14年通うことになるんですよね。
長いなぁって。
- 夏目
-
私も末っ子が育休明けで保育園にはいれたら‥‥16年か。
うわっ、長い!(笑)
- 日根
-
私なんて、小学校は途切れなく18年間ですよ。
でも、私は相当自分の時間も楽しんでると思います。
やりたいことはやってるし、子育てが生活の100%じゃないし。
たとえば「ママの読書タイムだけは邪魔しないで」って、
夜は一人でお風呂にはいって本を読んでますよ。
- 夏目
- そうか、徐々に自分の時間もできてくるのかな。
- 日根
-
できると思います。
子どもたちのどうしてもやらなきゃいけないことはやりつつ、
隙間に自分のやりたいことをいかにうまく入れていくか。
家族の負担は少なくね。
もしかしたら、育児放棄って言われるかもしれないけど(笑)、
でも、いい意味で、手放して。
- 大城
- なるほど。
- 日根
-
私もそれが完璧にできてるわけじゃないけど、
よくばりながら「ここは絶対!なんとしても!」って
思える部分は、大事にしたいです。
- 大城
-
時間がない、余裕がないって言うだけじゃなくて、
自分でつくっていきたいですよね。
でもそれはやっぱり、
自分だけでやろうとしてたら無理かなぁ。
あの、だんなさんは、
自分から手を動かしてくれるタイプですか?
- 日根
-
うん、それはもう。
子ども好き?って聞かれたら、
大好き!って即答するような人ですし。
家事も、時間の許す限りはしてくれますね。
その辺は役割分担できてると思います。
- 夏目
-
うちの場合は、2人目か3人目が生まれてからは、
ずっとキッチンに立ってくれてますね。
朝ごはんもつくるし、
夜も早く帰って来れたらつくってくれたりとか。
- 大城
- うちも朝は全部夫なんです。私のお弁当も含め。
- 夏目
-
あ、そうですか。
もう料理だけでもしてくれたら、かなりラクかなって。
- 大城
-
料理って買い物とかの下準備から後の片づけまで、
結構大変ですもんね。
- 夏目
-
片づけは何も考えなくても片づけられるんですよ。
でも料理は毎日毎日ちゃんと考えないといけないから‥‥。
もう私は料理から離れすぎちゃって。
いま育休中なのでやってますけど、ほんとに戸惑う。
- 大城
-
私も戸惑うくらい料理から離れたいです(笑)。
やっぱり、自分ひとりでは限界がありますもんねー。
だから、なんとなく
おふたりとも夫婦で協力してるんだろうな、
とは思ってました。
- 日根
-
でも、夫のほうが葛藤は大きいかもしれませんね。
年齢的にも働き盛りだけれど、
仕事だけやるわけにはいかないわけだから。
- 大城
-
たしかに。
父親には父親の思いがありそうですね。
今度は夫のみなさんにも話を聞いてみたいです。
- 夏目
- 子どもたちにもちょっと聞いてみたいかも。
- 大城
-
あ、それも気になりますね。
またの機会にぜひ聞かせてください!
今日はありがとうございました。
※ ※ ※ ※
ここまでで、母たちのおしゃべりは終わりです。
子どもの年齢で考えると、私にとっては、
5人育児の先輩とほぼ同期、というおふたりでした。
お話ししながら、
はじめて言葉にできた感覚に自分でも驚いたり、
共感に何度も大きくうなずいたり、
楽しくもめまぐるしい時間を過ごしました。
会話のなかではあまり触れませんでしたが、
子どもたちと向き合っていると、
面倒だったり、イライラしてしまうこともよくあります。
(あまりにもそれが当たり前なので、
3人ともあえて話さなかったのかもしれません)
でも今回、
少し前の過去を振り返り、少し先の未来に目を向けることで、
「いま」という時間の楽しさや貴重さに
改めて気づくことができたように思います。
日々の生活は、どうしても目の前のことで
精いっぱいになってしまうのですが、
少し立ち止まってみると、
また違う景色が見えてくるんですね。
これからも、今日という日を(なるべく)楽しみたい、
そう思いました。
(おわります)