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取材、ひきうけてくださって
本当にありがとうございます!
本日はよろしくお願いします。
- はましゃか
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いえいえ、こちらこそありがとうございます。
よろしくお願いします。
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あの、
「かわいいと言われて吐き気がしたことがあります」の記事ではましゃかさんを知ったんですけれど、
もう、ほんとうに、他の文章もぜんぶ面白くて。
- はましゃか
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ありがとうございます!
うれしいなぁ。
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文章を書くことって、前からされてたんですか?
たとえば、日記をつけていたとか。
- はましゃか
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日記はずっとつけてましたね。
小学校5年生から、大学入学くらいまで。
「毎日書かなくてもいいけど、やめない」って
ルールを決めて、ノートに書いてましたね。
ぜんぶで20冊以上にはなってるかな。
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- そんなに長く!
- はましゃか
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あと、
友達に手紙とか書くの好きだったんですよ。
小学校3年生くらいから書いてたので、
日記をつけはじめるよりも前ですね。
文房具屋さんで売ってた、
かわいいメモパッドをつかって、
分厚く6枚とか書いてて。
そのうち、
相手に対する手紙というより、
自分語りみたいになっていったんです。
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- ほう、自分語り。
- はましゃか
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そうなると、
あげるのがもったいなくなっちゃって(笑)
頑張ってたくさん書いたし、
自分で読んでも面白いから、
また読み返したいなって。
でも、手紙は、
あげちゃったら読み返せないんですよ。
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- たしかに、たしかに。
- はましゃか
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いつでも読み返せる状態にしたいっていうのが、
きっと、あったんですよね。
だから、日記に力がはいるようになって。
もともとが手紙から始まってるので、
ただの記録じゃなくて、
自分にむけて書く手紙みたいな。
「自分を含めて、
読んだ人が面白いように書こう」っていう、
読み手への意識がずっとありました。
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はましゃかさんのブログを読んでいると、
ぜんぶの記事に、
読者への呼びかけがあるんですよね。
「この文章に出会った誰かの背中を、
ちょっとだけ押せることを願って。」みたいな。
それで、
「すごいサービス精神旺盛な方だな!」って思って。
- はましゃか
- あはははは(笑)
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今、自分も「ほぼ日の塾」で
文章を書くことと向き合ってるんですけど、
書いてる最中だと、
読み手の目線を持つのがほんとうに難しくて‥‥。
- はましゃか
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あぁ‥‥。
なんか、話も文章も、
長くて量が多くなりがちなんですね、わたし。
言いたいことが、たくさんあるんです。
そのぶん、
「受け取ってほしい、飽きられたくない」って
気持ちがあって。
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- うん、うん。
- はましゃか
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小学生のころから、
たとえば作文とか、
わたしは原稿用紙10枚書いても書き足りないけど、
周りは2枚くらいしか書かない。
で、それだけ書かないってことは、
それだけ読まないってことじゃないですか。
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- あっ、たしかに‥‥!
- はましゃか
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2枚しか書かない人は、10枚読まないんです。
そういう、
長文に慣れていない人に、
いかに読ませるか。
「読み手を飽きさせないぞ」って気持ちが
常にありました。
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- おぉ。
- はましゃか
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手紙も、
わたしが10枚書いて返信が2枚とか、
しょっちゅうありましたよ(笑)
それでもくじけずに、
読んでほしかったので、
工夫して書き続けてましたね。
(つづきます。)