- 番外編 感激団、舞台の制作発表に行く!
山下さん、質疑応答のとき、 手をあげたの? | |
せっかくなので。 |
|
男だと思いましたよ。 |
|
けっこう会場は緊張感あったし、 ちょっとあれは真似できないよね。 | |
ほらこれ、証拠写真。 | |
ほんとだ、マイクでしゃべってる。 |
|
この視線の先が、いのうえさんなのよ。 |
|
緊張でどうしても手が震えるので、 脇をしめて両手でマイクをもちました。 | |
で? なにを質問したの? |
|
山下さん、ちょっと再現して。 |
|
え? 再現? ‥‥はい、じゃあやります。 「こんにちは。 ほぼ日刊イトイ新聞の山下と申します。 いのうえさんに質問なんですけれども、 そもそもの、なぜ、 五右衛門でいこうと思われたのでしょう。 それはやっぱりその、 近年の古田さんの、かっぷくのよさから 五右衛門をイメージされたのでしょうか」 | |
かっぷくって‥‥ちょっと失礼じゃない? |
|
いやいやいや、大丈夫。 これでけっこう笑いがおきたのよ。 場の空気もやわらかくしたし。 | |
で? いのうえさんは、なんと? |
|
こんなふうに答えてました。 「古田新太のかっぷくがいいから 五右衛門にしたっていうのは‥‥ それはなかったですね(笑)。 まず、コマ劇場が決まったときに、 アウトローが活躍する話が いいなと思ったんです。 そのころ、 たまたま『黄金の日々』っていう 大河ドラマのことを思い出しまして、 そのドラマで、根津甚八さんが 石川五右衛門を演じられていたんです。 それがすごくかっこよくて。 よし、石川五右衛門でいこう! と。 タイトルは、シンプルに、 5、6ってことで『五右衛門ロック』に」 | |
5,6という語呂で、 『ごえもん、ろっく』だったんですか。 へえ〜。 | |
いい答えをいただいたじゃないですか。 |
|
なんか、いのうえさんさ、 こっちにグッと身を寄り出して 答えてくれてたよね。 | |
へえ〜、それはすごい。 そういう質疑応答で、制作発表は終了ですか。 | |
うん、あとは最後にフォトセッション。 |
|
フォトセッション? |
|
集合写真をとるんですよ、 雑誌などの媒体で掲載しやすいように。 | |
テーブルをどかして、 こんなふうに並ぶの。 | |
カメラマンが中央にわーっと集まって。 | |
うちのカメラマンは? |
|
このなかに、なんちゃんが入ってるんです。 |
|
これおもしろかったよー。 まずはスタッフとキャスト全員に、 右向いてくださーい。 | |
左向いてくださーい。 | |
正面お願いしまーす。 | |
へえええ、そうやるんだあ。 |
|
でね、続けて今度は、 出演者だけで同じことをやるの。 右向いてくださーい。 | |
左向いてくださーい。 | |
正面お願いしまーす。 | |
おお! この写真、 松雪さんと江口さんが、なんこをみてる! | |
ちなみにこのとき、 なんこは、ここにおります。 | |
がんばっとるねー。 |
|
みなさん、貴重な体験でしたね。 |
|
うん、ほんとうにおもしろかった。 とくに、女優さんの表情のすごさ! 会見の40分間、ぜんぜん隙がないんだよ。 | |
いつ写真を撮られても大丈夫っていうか、 絵になっちゃうんだね、女優さんは。 | |
ぼくはもう、北大路欣也さんが‥‥。 北大路欣也さんっていうのは、 つねに北大路欣也さんなんですよ! ‥‥なに言ってるのかわかんないですね。 でも、ほんとすごかったです。 | |
うん、間近だと、圧倒的なんでしょうね。 |
|
江口洋介さんのナチュラルな表情も 印象的だったし、 | |
古田さんは、どっしりと、古田さんだし。 | |
言い出したらきりがないです。 |
|
『五右衛門ロック』は‥‥ やっぱりおもしろいんでしょうね。 | |
幕があがらないことには わからないのが舞台というものですが、 それでも「鉄板」だと、ぼくは思います。 | |
うん、鉄板。 濱田マリさんが言ってたよね。 「新感線にハズレなし」って。 あたしも同感。 だからひとにもオススメしやすいんだよ。 | |
ぼくが新感線をはじめて観たのは モギちゃんに誘われてだもんね。 誘ってもらえて、すごく感謝しとるですよ。 | |
いやいやいやいや。 今回の『五右衛門ロック』も、 はじめて舞台観るひとにすごくいいと思うよ。 テレビに出ている人も多くいるでしょ? テレビの演技と舞台の演技をくらべるのも きっとすごくたのしいよね。 | |
役者さんの全身の動きを生で観られるのも 舞台の大きな魅力ですし。 | |
前知識なくても、ぜんぜんたのしめるよね。 |
|
ええ、むしろ、なにもしらないほうが‥‥ |
|
そうですね、そのほうがインパクト強いかも。 |
|
そうそうそう、 だから今回の「ほぼ日感激シート」も、 舞台を観たことがない人に、 ぜひ手に入れてもらいたいです。 | |
さいごに、ひとつ言っていい? |
|
どうぞー。 |
|
脚本の中島かずきさんが、 「ビアガーデンでビールを飲むように 演劇をたのしんでほしい」 というようなことを、 おっしゃってたじゃないですか。 なるほどー、と思いました。 わたし、新感線の舞台をいくつか観たけど、 ぜんぶ、スカッと気分よーく、 「おもしろかったー!」って言えるもん。 むずかしいことなんか、まったく抜きで、 とにっかく、スカッとする。 | |
しかも、これ、夏の公演だよ。 |
|
そう! まさしくですよ!! 個人的には、過去最高に、 スカッとするんじゃないかと思ってます。 | |
なるほど、夏の新感線、 たしかにスカッとするかも。 ‥‥言い残したことは、もうないですか? | |
えーと‥‥うん、たぶん大丈夫。 |
|
それでは、このあたりで、 番外編の感激団を終わろうと思います。 ありがとうございました。 ‥‥いやー、今回はいつにもまして モギちゃんが熱かったなぁ。 |
|
(番外編、おわります! こんどはいつもの感激団で お会いしましょー) |
|
2008-04-18-FRI | |