若くして老舗の文芸誌『新潮』の編集長に
抜擢された矢野優さんは、
東浩紀さんの『存在論的、郵便的』をはじめ、
阿部和重さんの
『インディヴィジュアル・プロジェクション』、
平野啓一郎さんの『日蝕』など、
いくつもの、個人的に思い入れの深い作品の
担当編集者でもありました。
矢野さんのようなすぐれた編集者は、
輝く才能を、どうやって見極めているのか?
矢野さんにとって「物語」とは?
編集とは「選んで、綴じる」ことであり、
それは脳と肉体が一体化したな営みだ‥‥等々。
とにかく、刺激に満ちた2時間でした。
担当は「ほぼ日」奥野です。

>矢野優さんのプロフィール

矢野優(やの・ゆたか)

1965年生まれ。1989年、新潮社に入社。「ゼロサン」編集部、出版部(書籍編集)を経て、2003年より「新潮」編集長をつとめる。担当書籍に阿部和重「インディヴィジュアル・プロジェクション」、東浩紀「存在論的、郵便的」、平野啓一郎「日蝕」など。「新潮」では、大江健三郎「美しいアナベル・リイ」、柄谷行人「哲学の起源」、筒井康隆「モナドの領域」などを担当。

  • 応募総数2396篇!
    最新の『新潮』は新人賞発表

    矢野優さんが編集長をつとめる
    文芸誌『新潮』の最新号は、
    第53回を数える新潮新人賞発表号です。
    「小説の未来のために
    編集部の総力をあげて取り組んでおり、
    2396篇の応募作すべてを
    検討する作業は
    『業務』『損得』というよ
    『文学の営み』という感じです」
    (矢野さん)
    2396篇!
    物語が、全国から、そんなにも!
    いつもながら、表紙もかっこいいです。
    誌名を手がけたのは大竹伸朗さんです。
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