こんにちは、「ほぼ日」の奥野です。
かつて、読者のおだやかな日常に、
静かなつむじ風を巻き起こした
「巴山くんの蘇鉄」
というコンテンツがありました。
ウンともスンとも言わない蘇鉄の種に
数ヶ月も水をやり続けた青年が、
もの言わぬ蘇鉄の種に導かれるように、
人生を切り拓く‥‥そんな実話です。
あれから数年。
巴山くんから、連絡が来ました。
人生の転機が訪れているようすです。
そこで、取材とも決めず、
久しぶりに、会いに行ってきました。
思いもよらない展開が、
ぼくを待ち受けているとも知らずに。
巴山将来(はやま・まさき)
1985年生まれ。
和田ラヂヲ先生をはじめ
そうそうたるギャグ漫画家を集めた
「ギャグ漫画家大喜利バトル」
を開催してみたり、
尊敬するロビン西先生の
『ソウル・フラワー・トレイン』を
映画化すべく奔走したり、
線の細い見た目や
後ろへ後ろへと引き下がる物腰とは
うらはらに、
大変、思い切りのいいことをする人。
2015年、ハヤマックス名義で、
ギャグマンガ家として鮮烈デビュー。
ヤングアニマルで
「ハヤマックスのスキマックス」を
今でもスキマ連載中。