ネパールでぼくらは。

#98思えば、たった一週間の旅だった。
それを長く振り返っている。
でも、いよいよ終わりに向かうよ。
最終日、みんなが荷物をまとめた。

鴨さんとのお別れ。

(古賀史健)

ホテルに戻り、
チェックアウトをすませ、
空港へと向かうトヨタ・ハイエースに乗り込む。
夜の便で帰る鴨さんとは、ここでお別れだ。

「どうして同じ便で帰らないの?」

そういう質問は、鴨さんには不要だ。
浅生鴨というひとは、
ひとりの時間が必要なひとなのだ。
団体行動が苦手とか、
ひとに指図されるのが嫌いとか、
そういうことじゃなくて、
喉の渇きを潤すようにしてただ、
ひとりになる時間が必要なひとなのだ。

じゃあね、鴨さん。
鴨さんがなにを考えているのかは
ぜんぜんわからないままなんだけれど、
なにを感じているのかについては、
最近少しずつわかってきた気がするよ。

次回の更新は10月21日(月)です。

2019-10-18-FRI

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