岡田 |
全国のみなさん、こんばんは。
脚本家の岡田惠和です。
『岡田惠和 今宵、ロックバーで
〜ドラマな人々の音楽談義〜』
この番組は、わたくし岡田惠和が
俳優さんやクリエイターの方々を
ゲストにお迎えして、それぞれの青春を彩った
洋楽ロックや、日本のポップスなどを
思い出と共に自由に語り合うという番組です。
いまから50分間、お付き合いよろしくお願いいたします。
今日お迎えするゲストの方は、
『おひさま』の出演者ではなく、
出演者のかたのご家族と、
その会社のかたということで‥‥。
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一同 |
(笑)
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岡田 |
いつもとちょっと違う
ふたりのゲストをお招きしています。
それはご紹介いたします。
えー、職業がよくわからないんですけども、
『おひさま』に出演していただいている、
樋口可南子さんの旦那さんとして紹介します。
糸井重里さんです。
こんばんは。
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糸井 |
こんばんは(笑)。
旦那さんって肩書きでラジオに出たのって、
生まれてはじめてです。
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岡田 |
あ、そうですか(笑)。
あのー、糸井さんは、
自分を紹介するときには、
職業をなんて言うんですか。
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糸井 |
かつては相手が言いたいほうに任せてたんで、
「コピーライター」っていう言い方が
一番多かったんですけど、
「どう言いましょうか?」って
あらためて訊かれたときには、
「ほぼ日刊イトイ新聞を主宰して」みたいな。
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岡田 |
なるほど、なるほど。
で、その糸井重里さんのお隣りには、
もう一人のゲストの方に
いらっしゃっていただいております。
糸井さんの事務所の、松本あやこさん。
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あやや |
どうもすいません。
なぜかここにおります。
どうぞ、よろしくお願いします。
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岡田 |
あのー、糸井さんは、
奥さまの樋口可南子さんの
出られるものっていうのは、
けっこう観るものなんですか。
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糸井 |
えー、観ないです。
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岡田 |
あ、そうなんですね。
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糸井 |
ええ。ぼくが観るのは、
まったくやぶさかでないんですけど
どうも、ご本人がね、いつも、
あんまり観てほしくない
っていう雰囲気なんですよ。
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岡田 |
ああー、そうなんですか。
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糸井 |
なんていうんだろう、やっぱり、
ふだんぼくには見せない部分が
見えるわけだから。
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岡田 |
はいはい、はいはい。
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糸井 |
言わば、ファンタジーだし、
彼女にとっては仕事ですよね。
それを家の中に持ち込むと、
ちょっとややこしくなるんじゃないか
と思うんですよね。
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岡田 |
ああー。
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糸井 |
ぼくなんかでも、やっぱり仕事のことで、
あんまり言われたくないってところはあるし。
だから、家の中では、ただの夫と妻です、
っていうことからすると、
観ないでくれっていう気持ちが
けっこうあるんじゃないかな、と。
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岡田 |
あー、なるほどね。
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糸井 |
ただ、たまーに、どうもこれは、
観てもいいんじゃないかな
っていうときがあって。
それは、どうやらちょっと
観せたいみたいだぞ、みたいな。
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岡田 |
ああー。
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糸井 |
今回の『おひさま』は、
まさにそういうケースで、
だから、途中からですけど見始めましたね。
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岡田 |
あ、ほんとですか。
あの、NHKの朝ドラを
ふだん観る習慣とかは。
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糸井 |
ずいぶん、なかったですね。
見てたのは、ええと、
『おはなはん』(1966年)とか。
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岡田 |
それは‥‥すいません。
さすがにぼくも記憶がないんですけど。
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あやや |
樫山文枝さんですよね。
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糸井 |
そうです。
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あやや |
樫山文枝さんは、
綿引勝彦さんの奥さんですね。
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岡田 |
‥‥すごいですね。
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糸井 |
このように。
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岡田 |
このような感じなわけですね。
へぇー。 |