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ずっと遊べるゲーム
今回、みんなで遊んだ
『とびだせ どうぶつの森』というソフトは
2012年11月に発売されました。
つまり、いまから2年以上前です。
にもかかわらず、
いくぶんのんびりとではありますが、
ぼくらはそれを日々、たのしく遊びました。
ゲームに限らず、
世の中に出ていく作品というものは、
長い年月をかけてつくられながらも、
「出たよ!」と華やかにアナウンスされるのは
不条理なくらいに短い期間です。
たとえば、物理的な賞味期限があったり、
ある旬な季節に合わせて
つくられたものであればまだしも、
多くの作品は「長くたのしまれるように」という
コンセプトのもとに製作されていると思います。
なんだか、もったいないなぁ、と思います。
ゲームに限らず、多くの作品において、
世の中の仕組みがそういうふうに回ることが
当たり前になってしまっていることが。
『みんなでとびだせ どうぶつの森』日記
というコンテンツを久々にはじめるにあたり、
そういう仕組みからちょっと外れることをしたい、
ということも、動機のひとつとしてありました。
そう、とりわけ『どうぶつの森』シリーズは、
長く、ずーっと遊んでもらうための工夫が
ゲームのなかにぎっしりと
詰め込まれているソフトだから。
実際、うちの乗組員のりかさんとか、岡村とか、
やえちゃんのお母さんとかは、
『どうぶつの森』シリーズをふつうに何年も、
それこそ日常的に遊んだことがあるそうです。
ほかにも、そういう方はたくさんいると思います。
もしも、久々にゲームがやりたくなって
3DSを買ったという知り合いから
「おすすめのゲームは?」と訊かれたら、
ぼくは候補の1本として当たり前に
『とびだせ どうぶつの森』を挙げると思います。
だって、発売から2年以上経っても、
いいおとなたちがこんなにたのしく
遊ぶことができるソフトなのだから。
思えば、ニンテンドウ64で発売されて以降、
どのプラットフォームにおいても
『どうぶつの森』シリーズは、ぼくにとって、
「誰かにおすすめゲームを訊かれたときに
名前を挙げるソフト」です。
それは、いつの時代においても、
長く、深く、浅く、広く遊べるように
おもしろさを幾重にも丁寧に層にして
パッケージされているからです。
いってみれば、どう遊んでも、
『どうぶつの森』シリーズはたのしいのです。
また、新しいシリーズが出たら、
みんなでわいわいと遊びたいと思います。
それでは、そのときまで、ひとまず中締め。
どうも、ありがとうございました! -
たびのおわり。
みつぼし村に行かなくなったのは
旅行に行く当日の朝のことでした。
その日からおそい夏休み(すごい遅い!)を
とる予定だったぼくは
早朝やっとできあがったパッキングのなかに
3DSを入れようかどうしようか、
かなり迷いました。
持っていけばきっと飛行機の中でも楽しめるし、
ちょっとした時間にもみんなに会える。
それから、異国の地での「すれちがい」も、
きっと、あることでしょう。
考えてみると「たのしいだろうなあ」と
いうことばかり浮かぶのですけれど、
ぼくはけっきょく「やっぱり、やめよう」と思いました。
ぼくのいつもの旅のスタイルで、
今回の夏休みも、知らない場所に行って
(まあ、なじみになっちゃった場所もあるけれど、
今回は国も都市もはじめてでした)
市場に買い物に行き、自炊をして過ごす、
という、みじかい暮らしを楽しむつもりでした。
いつもの暮らしなら、いつものように
どうぶつたちも連れて行っていいのかもと、
もういちど迷ったりもしたのですけれど、
それでもけっきょく
「やっぱり、やめよう」と決めたのでした。
みんなに会っておしゃべりしたり、
ものを売り買いしたり、いっしょに遊んだり、
ときどきなんだかよくわからない
ひどい目に遭ったりするのも、
それはそれで(つまり、心の動きとしては)
ちゃんとした「経験」だと思うのです。
それを否定するつもりはないんですけれど、
毎回、ぎりっぎりまで自分を追い込むように楽しむ
ぼくの旅のスタイルには、
日本のテレビ番組が不要だということと同じように、
また、せっかく持っていった小説ですら
まるで読まずに戻ってきたりするように、
「きっと、はんぱなつきあいになっちゃうだろうな」
と思ったのでした。
といって電源をぶちっと切ってしまうのはしのびなく、
ぼくは、自宅の(みつぼし村の、です)
2階にある寝室に行き、
いくつかある電灯を消して、
ベッドのうえにごろんと横になりました。
そうすると、すぐに「シェフくん」は
目をつぶってすうすうと寝息をたてはじめました。
布団くらいかけたらいいのに、
と思うんだけれど、
彼はいつもめいっぱい遊び回っているので、
ベッドに横になったとたん、
こんなふうにバタンと眠ってしまうのです。
ぼくが(ぼくって誰だ?)起こさない限り、
目をさますことはありません。
そうして、USBのコードをパソコンにつなぎ、
充電が切れないようにした状態で、
ぼくは旅に出たのでした。
あ、思い出した。
せっかく育てた交配種のきれいな花々が
枯れてしまうのはもったいないと、
せっせ、せっせと摘んで、
ロッカーにしまったのでした。
ロッカーは散水機能つきの
温室みたいなものなのでしょう、
ここに入れておくと枯れないんです。
いろいろ謎なんだけれど。
旅に出ているあいだは、
すっかりみつぼし村のことを忘れていました。
「みんなを連れてきたほうがよかったなあ」
とも思わなかったし、
「ああ、こんな暇な時間があるんなら
みつぼし村に行きたいなあ」
と思うこともありませんでした。
それくらい、いつものように旅は慌ただしく、
あたらしいものばかりが目や口に入ってきました。
東京に戻ってきて、部屋の電気をつけ、
荷物を片づけて風呂に入ったあと、
3DSを何気なく開いてみました。
たのしみにしていた、というよりも、
ほんとうに何気なく。
あいかわらず「シェフくん」はベッドのうえで
すうすうと寝息を立てていました。
村に出てみると、いつもの顔があって、
「久しぶりじゃねえか!」
「どこ行ってたのよ」
というふうに、みんなが心配をしてくれました。
それはとてもうれしいことでした。
そんなに「かくも長き不在」ではなかったのですが
あちこちに雑草が生えていて、
摘んでおかなかった花は枯れたり、
あるいは誰かが水をやってくれたのかな、
元気に咲いていたりもしました。
なにかちょっと違うかもと思って気がついたのは
不在のあいだに順々に
紅葉がはじまっていたことくらいでした。
ちょっと心配だったのは
村いちばんのともだちの「ボルシチ」が
引っ越してやいないかな?
ということだったのですが、
彼はちゃんと、橋を渡った一件目の、
海を見晴らす崖の上の一軒家に住んでいました。
ひととおり村をまわって、みんなに挨拶をし、
ちょっと海で遊んだりして
(崖から飛び込むのが好きなのです)、
夜になって戻ってくると、
ぼくはまた自宅の2階にあがって、
ベッドに横になって、目を閉じました。
そして3DSをぱたんと閉じました。
これがぼくの今回の「おわりかた」でした。
きっとまた、ふと開けることがあるとは思います。
なにしろずっと机の上に出しっぱなし、
みつぼし村はそのあいだも、
刻々と時間が過ぎているのですから。
ボルシチもたいへいたも、
あいかわらずたのしく過ごしているはずです。
みんなより遅く(途中参加でした)始めて
遅く終えたわけですけれど、
どの村にもおなじように時間が流れている、
ということを考えるだけで、
「だいじょうぶ」って思えます。
これは、旅から戻ってきて、
つい数日前までいた場所のことを
思い返すのに、とてもよく似ています。
そっか、みつぼし村に行くのは
ちっちゃな旅立ったのかもしれません。
ちなみに「ハッピーホームデザイナー」のほうは、
急(せ)いて事業を進めたので、いちおうの
「エンディング」を見ることができました。
最後に、よく知っている名前が出てきたとき、
ずいぶんとあたたかな気持ちになったことを
よくおぼえています。
たぶんそのとき、ぼくの
「ハッピーホームデザイナー」は
はっきりと終わったのだと思いますが、
これはこれで「終わらない世界」なので、
またひょいと遊びに行こうかなと思っています。 -
ギリシャ村からのごあいさつ
なんとなんと本日で中締めということに
なりました。
さみしい‥‥。
最初から投稿を読み返してみました。
わー、私、DSにタッチペンが
付いていることさえも知らなかったんだ‥‥。
それくらい、ゲームとは無縁の
人生を送ってきましたが、
それでもこんなにたのしめるものなんですね。
改めてどうぶつの森という
ゲームのすごさを感じました。
うちのギリシャ村には、
喫茶店もなければ交番もなく、
スーパーはデパートになるどころか、
ちいさなスーパーのままで品揃えもわるく、
博物館も閑古鳥がないていて、
村中に雑草が生えまくりで、
したがってレイジもよく気絶していて、
なにひとつ、発展していません。
だけど、住民たちは、
みんなのびのび暮らしています。
引っ越して行った
メルボルンもアセロラもツバクロも、
ときどきこの村を懐かしんで、
商店街に帰ってきてくれます。
このまま発展しなくても、
日々いいお天気で、みんなが仲良くて、
もう、それで充分な気がします。
ほかの森の村長たちとも、
たくさん遊んでもらいました。
みんなを驚かすために
サプライズもやったっけ。
副業としてはじめた
インテリアコーディネーターの仕事も、
おもしろかったなぁ。
最初に作った本に囲まれた部屋をみて、
みんなから
「あれはない」と突っ込まれたっけ。
いろいろな格好ができるのも、
たのしかったなぁ。
野球のユニフォームを作ってもらったり、
突然おばあさん役を演じたりもしたなぁ。
いろいろやり残したことはあります。
サモトラケのニケもまだ見つけてないし
‥‥なんて言ってたら、
永遠に遊びつづけてしまいそうだなぁ。
いや、遊びつづけよう。
最後は、この村の正装である
「ふなのり帽子とギリシャな服」を着て
締めくくりたいと思います。
最後にかっぺいの船に乗ったら、
このタイミングにぴったりな歌を
うたってくれました。
読んでいただいたみなさま、
ありがとうございました。
メールもいただきうれしかったです。
これからもギリシャ村は、
平和でしあわせな場所でありつづけます。 -
ただいま、またね!
夏あたりから少しバタバタして
長い間、ぶるっくりん村から
すっかりはなれていたんですが、
中締めの今日、久しぶりに
3DSを開くと、村の風景が、
ずいぶん秋色に変わっていました。
「タックンは、まだいるかな?」
うちの隣りに住んでる、
息子と同じ名前のタックンが、
イヤになって村を出てないかなあ、
と、心配してたんだけど、
うちを出たら、すぐ、
ドアの前に立っていました。
「ずっと…待っていたよ」
なんて言われて、なんだか、
長期の単身赴任から
帰ってきたパパのような気分に。
村の中を歩くと、おなじみの顔に
たくさん出会えて、心配されたり、
前と変わらず声をかけられたり、
みんなすっと受け入れてくれるのが
うれしいです。
ほんとに久しぶりの、里帰りのよう!
でも、自分のボサボサあたま同様、
ほったらかしていた村は、
あちこち雑草だらけ。
村民のレイジくんに会ったら、
いきなり雑草を抜く係を頼まれて、
全部で71箇所の雑草を抜くことに。
22分以上かけて、村の、69箇所の
雑草はがんばって抜いたんだけど、
あと2箇所がどうしても見つからず、
思わず、半月を見上げてしまった。
そして、苦笑いをしつつ、
ああ、村に帰ってきたんだなあ、って。
中締めにはなったけど、
これからも、自分のペースで、
また、ぶるっくりん村のみんなと
おつきあいしていきたいと思います。
タックン、みんな、またあそぼうね。 -
季節は巡る。
ひさしぶりに村へ帰ったら、
しずえの雰囲気が
いままでとなんかちょっとちがうような・・・
以前の投稿と比べてみたら、
あー、なるほど!
きいろいジャケットを羽織ったんだ。
衣替えをしたんですねえ。
家の外にでてみても、
(一瞬、つけている仮面に
なんじゃこりゃとおどろきましたが
これはギリシャ横断ウルトラクイズで
熱戦を繰り広げた際の名残りでした)
すっかり秋めいている〜。わ〜。
柿やりんごは春先から
しっかり実っていたけれど、
この時期だと、
特に美味しそうに見えますねえ。
実りの秋だー。
そうこうしていたら、
わたしのだいすきなどぐろうが
とことこ歩いてきました。
何ヶ月ぶりの再開だろう・・・。
マドレーヌ3つの存在感に
負けた気がしないでもないですが、
かわいいやつめと思いました。
これから秋も深まって、
冬がやってきたら
どんな風に村がかわっていくのかなあ。
すごくたのしみです。
ハッピーホームもあわせて、
これからも
のんびりつづけていきたいと思います。 -
まだまだ
このところ、
「ハッピーホームデザイナー」ばかりやっている気がしますが、
「とびだせ どうぶつの森」もちょっとですが毎日やっています。
そもそも、
ぜんぶまるごとなくなってしまった「おか村」を
また復活させようという決意で参加したのですが、
まだ青いバラは咲きません。
それでも、村の環境はサイコーになり、
きんのオノも、きんのジョウロももらって、
化石もあとひといきでぜんぶ揃うし、
釣り大会のトロフィーももらって、
ハッピーホームアカデミーにも高評価をもらいました。
だんだんと、
もとのおか村に近づいている気はしますが、
これだけやってもやっぱり前の時とはちがう村。
同じ所はほとんどありません。
すこし寂しい気もしますが、
これがどうぶつの森のいいところだと思います。
毎日やっても何かしらの変化があって、
しばらくサボっても、こころよく迎えてくれます。
(しずえにはこっぴどく叱られますけど…)
ほぼ日の乗組員みんなで同じ
「どうぶつの森」というゲームをしているはずなのに、
ひとりひとり全部が違う村、ちがう住人、
遊び方もひとそれぞれで、
全部ちがうゲームのように感じます。
ゲームというジャンルでひとくくりにするには、
なんだかムリがあるなぁと、
今回あらためて思いました。
いつまで続けるかはわかりませんが、
まだまだしばらくは
どうぶつの森での生活を続けようかなと思います。
もちろん、
インテリアコーディネーターの仕事も続けます!
ありがとうございました! -
またあう日まで。
正直、ここ2カ月ぐらい
「どうぶつの森」をひらいていなかったのです。
最初の1カ月すこし忙しくて、
遠ざかっていたのですが、
そのうち、お気に入りのどうぶつたちが、
引っ越しちゃったりしてないか、と
怖くてひらけなくなっておりました。
いよいよ、中締めということで、
思い切って開いてみました。
ウィルスミス村もすっかり秋でした。
そして、村民のみんなはこんな私を
あたたかくむかえてくれるではないですか。
みんな2カ月、2カ月って、
会えなかった日々をカウントしてくれてる…。
ひさびさに再開しても、
違和感なくすっと戻れるこの感じ、
とてもここちよいです。
またのんびりと村ですごしていこうと思います。
それでは、また会う日まで。 -
ひさびさのたら村
だいぶご無沙汰してしまった村へ
おそるおそる遊びに行ってみました。
なにせ3ヶ月ぶり。
みんなに怒られたりするのかなぁ…
植物とか枯れまくってたりして…
家にヤツがいたらどうしよう…
と、いろいろどきどきしていたのですが、
わが村の住人たちは
みんなやさしい子たちばっかり!
心配かけてごめんね!
自分探ししてたわけじゃないんだよー
忙しかったんだよー!(言い訳)
植物も村のみんなが
きれいにしてくれていたみたいで、
きれいなままでした。
こわごわと家にも入りましたが、
ヤツもいませんでした…!
わーーーい!
秋の森もいいですねぇ。
調子に乗ってハロウィンの家具やら
コスプレやら買い込んじゃったりして。
あれ?こんな髪型だったっけ?
いまさらですが、ライブハウスの署名が
やっと集まったので、
フィーバーしたいと思います。
ひさびさにやるとたのしいなぁ…
またいつかお会いするときには、
パワーアップした
たら村をお見せできるよう
のんびり続けていこうと思います。 -
続・友人と再会
先日、香川に住む友人と森で再会し、
ギリシャ村に来てもらったのですが、
その続き。
こんどは友人の村へ行くことになりました。
待ち合わせ時間を決め、
友人が村長を務める
「ごろり村」へ向かいます。
♪チリンチリーン(電車の音)
おぉ!香川まで1分で着いた!
(という気分になるんです、ほんとに)
友人が迎えにきてくれました。
あっ、イメチェンしている。
高校時代の髪型とメガネになってる!
持ってきたセーラー服を渡します。
20年前の我々は、
優等生の友人と、
学年一落ちこぼれの私という
変な組み合わせでしたが、
なぜかとても気が合い、
朝から晩まで一緒にいました。
制服を着ると、そのころに
タイムスリップしたような気分になります。
(ちなみに母校はセーラー服ではなく
ブレザーでしたが、まぁそこは雰囲気で)
友人から
「うちは全然たいしたことない村やで」
と言われていたのですが、
行ってびっくり、
全くそんなことありません。
村には薔薇が咲きほこり、
家の前には薔薇のアーチまでありました。
すごくかわいいです。
そして室内へ。
かわいいリビング、
機能的なキッチン、
夜景のみえるモダンな寝室、
楽器がひととおり揃った部屋、
書斎に広いお風呂‥‥
つまり、豪邸です。
「‥‥素敵すぎる!!」
私は感動しました。
そういえば友人は、
昔から、インテリアショップと
住宅展示場めぐりが趣味で、
いつか自分がデザインした家に住みたい、
というのが口ぐせでした。
私が東京に出てからも、
帰省の際のお土産は何がいいかたずねると、決まって
「(某インテリアショップの)カタログ!」と
答えていたっけ‥‥。
友人は、森のなかで夢を叶えていた!
私はそのことにとても感動しました。
(ちなみに、いまは、
もっと細やかなデザインができる
ハッピーホームデザイナーに
はまっているそうです)
お宅訪問のあとは、南の島でツアー三昧。
楽しくて、笑いっぱなしで、
あっという間にお別れの時間。
ギリシャ村に帰ってからも、
さっきまでの
キラキラした時間を思い出し、
なんだかさみしい気持ちになりました。